「忘れられていたらどうしよう」「催促っぽくならないように伝えたい」——そんなときに活用されるのが“リマインドメール”です。予定の確認や依頼事項の再通知など、あらゆるビジネスシーンで必要となるリマインドメールですが、表現次第で印象が大きく変わります。この記事では、社内・社外・イベント前日などのシーン別に使える丁寧なリマインドメールの例文を紹介し、行き違いや気まずさを回避するメール作成のポイントを解説します。
リマインドメールとは?基本の役割と注意点
リマインドメールの目的
リマインドメールは、相手に「予定やタスクを思い出してもらうためのやさしい通知」です。催促ではなく、確認・共有・配慮を示すコミュニケーションとして重要です。
送るタイミングの目安
- イベントや会議:1週間前+前日
- 回答・提出物:締切の1〜2日前
- 応答がない場合:最初のメールから3〜5日後
社内向けのリマインドメール例文
社内会議・資料提出のやんわりリマインド
件名:明日の会議についてのご確認
お疲れ様です。 ◯◯部の△△です。
明日10時より予定しているチーム会議について、念のためお知らせいたします。 会議室は第1会議室、資料は下記フォルダにてご確認いただけます。
お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。
社内依頼の行き違いを避ける丁寧な再送信
件名:【再送】◯◯依頼についてのご確認
お疲れ様です。 以前お送りした件について、念のため再度ご連絡いたします。
行き違いがあったかもしれないため、失礼ながら再度送信させていただきました。 ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
社外向けのリマインドメール例文
打ち合わせ前日のやんわり確認
件名:明日のご訪問についてのご確認
株式会社◯◯ ◯◯様
いつも大変お世話になっております。 ロロント株式会社の△△です。
明日◯月◯日(◯)の打ち合わせについて、予定通り10:00より貴社に伺わせていただきます。 お手数ではございますが、何か変更等がございましたらご連絡いただけますと幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
回答がないときの丁寧な再確認
件名:【ご確認】お送りしたご提案について
株式会社◯◯ ◯◯様
お世話になっております。 ロロント株式会社の△△です。
先日ご提案させていただきました内容について、何かご不明点などございましたらお気軽にご連絡ください。 お忙しいところ恐れ入りますが、念のためご確認のほどお願い申し上げます。
イベント向けリマインドメールの例文
イベント前日の案内メール
件名:【明日開催】◯◯セミナーのご案内
◯◯様
いつもお世話になっております。 明日開催予定の「◯◯セミナー」について、改めてご案内申し上げます。
▼日時:◯月◯日(◯)14:00〜15:30 ▼会場:◯◯ビル 3階セミナールーム ▼持ち物:筆記用具・名刺
当日はお気をつけてお越しくださいませ。
オンラインイベントのURL再送メール
件名:【再送】◯◯ウェビナー参加用URLのご案内
◯◯様
明日ご参加予定の◯◯ウェビナーについて、念のため参加用URLを再送いたします。
▼Zoomリンク:https://zoom.us/◯◯◯ 開始時間の5分前にはアクセスいただけるとスムーズです。
ご不明点がございましたらご連絡ください。
リマインドメールの返信例文
参加確認の返信
件名:Re: ◯◯セミナーのご案内
△△様
いつもお世話になっております。 ご連絡いただきありがとうございます。
明日のセミナー、予定通り参加させていただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。
出席できない場合のやんわり断り
件名:Re: ◯◯セミナーのご案内
△△様
お世話になっております。 ご案内いただきありがとうございます。
あいにく所用があり、今回のセミナーには参加できなくなってしまいました。 次の機会がありましたら、ぜひ改めてご案内いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
ビジネスで好印象なリマインドメールのポイント
丁寧な言い回しを心がける
「念のため」「失礼ながら」「お手数ですが」などの緩衝語を使うことで、催促感が和らぎます。
件名はシンプルに、かつ用件が明確に伝わるように
件名で「再送」「ご確認」「明日開催」など、読み手がすぐに内容を理解できるようにしましょう。
読みやすいレイアウトを意識
長文になりすぎず、1行空けなどを使って可読性を確保します。
まとめ|シーンに応じたリマインドメールで信頼感UP
- 社内向けはカジュアルさを残しつつ丁寧に
- 社外向けは敬意と配慮を忘れずに
- イベント案内では日時・場所・参加方法を明確に
- 返信にもやんわり感謝を伝えることが大切
催促せずに伝える——それがリマインドメールの本質です。場面ごとに適切な表現を使い分けることで、相手との信頼関係も深まり、業務の効率化にもつながります。