SNSでの情報発信が日常となった今、X(旧Twitter)への動画投稿は、個人だけでなく企業や広報担当にとっても重要な手段となりました。しかし、「投稿できない」「投稿の条件がわからない」といったトラブルに直面する人も多く、業務効率を下げる原因になることも。
本記事では、Xへの動画投稿方法の基本から、投稿できない原因・対処法、投稿時間の仕様や注意点までを、スマホ・PCの両方に対応した形で詳しく解説します。
目次
動画をXに投稿する方法(スマホ・PC共通)
基本の投稿ステップ
- 投稿画面を開く(スマホなら「+」ボタン、PCならテキスト欄)
- メディアアイコンをタップまたはクリック
- 端末内の動画ファイルを選択
- コメントを入力(任意)
- 投稿ボタンを押す
操作自体はシンプルですが、動画形式・容量・長さなどに制限があるため、投稿に失敗するケースも多く見られます。
Xに投稿できる動画の仕様と条件
動画形式とファイルサイズの制限
- 対応形式:MP4(推奨)、MOV(iOSのみ対応)
- コーデック:H264形式 + AACオーディオ
- 最大ファイルサイズ:
- モバイルアプリ:512MBまで
- ブラウザ版(PC):最大512MBまたは2分20秒以内
動画の長さと解像度
- 投稿可能な長さ:最大2分20秒(140秒)
- 解像度の推奨範囲:32×32〜1920×1200(16:9または1:1が推奨)
- アスペクト比:16:9が最も安定して表示されやすい
動画投稿に関する誤解も多い
特にiPhoneユーザーで.movファイルをそのままアップした場合や、高解像度すぎる動画は、エラーになることがあります。
投稿できない原因と対処法まとめ
投稿できない時のチェックポイント
形式・サイズが対応外
.avi
や.mkv
など、非対応形式のままアップロードしている- 動画が512MBを超えている
- 音声コーデックが非対応
→ 対処:動画をMP4+H264形式に変換し、2分20秒以内に編集
通信環境が不安定
- アップロード中にWi-Fi切断や通信制限に引っかかっている
→ 対処:安定した通信環境(Wi-Fi推奨)で再試行
アプリの不具合やキャッシュ問題
- アップデートしていない旧バージョンのXアプリ
- キャッシュが破損してアップロード処理が止まっている
→ 対処:アプリの再起動・アップデート・キャッシュ削除
投稿できないのはiPhone特有の問題?
iPhoneユーザーでよくある症状
- 動画撮影後、何の編集もせず投稿しようとすると「投稿できませんでした」と表示される
- 動画が再エンコードされないまま.mov形式で処理されている
有効な対策
- 「iMovie」などで動画を一度保存し直してMP4形式に変換
- または、「写真」アプリからではなく、Xアプリから直接投稿すると成功しやすい
YouTube動画はどう投稿する?その注意点
TwitterにYouTubeの動画を“投稿”する方法
厳密には、YouTubeの動画をXに投稿するというよりは「リンクを貼る」ことになります。
- YouTubeで共有リンクをコピー
- Xの投稿欄に貼り付けてツイート
- 自動でサムネイル+リンクカードとして表示される
YouTube動画の活用で注意すべき点
- YouTubeに飛ばさずX上で再生される「ネイティブ投稿」とは異なるため、エンゲージメントが分散しやすい
- プレゼンやプロモ用途では、切り抜き動画や短尺ティザー動画をXにネイティブ投稿→本編はYouTube誘導のハイブリッド運用がおすすめ
投稿に時間がかかる場合の原因と対策
なぜ投稿処理に時間がかかるのか?
- 高画質動画(1080p以上)の場合、X側での自動エンコード処理に時間がかかる
- 通信速度が遅いと、アップロード完了前にタイムアウトする
対処法
- フルHD動画を軽く編集して720pに再圧縮
- 通信速度10Mbps以上のWi-Fi環境を確保する
- 長い動画はカット編集で2分20秒以内に調整
スマホとPC、どちらが安定して投稿できる?
スマホのメリット・デメリット
- 撮影〜投稿までがスムーズ
- キャリア回線依存で、通信不安定な場合も
PCのメリット・デメリット
- 高画質素材や編集済み動画をそのまま投稿できる
- ファイルサイズを超えるとエラーになりやすい
最もおすすめの方法は?
- スマホで動画を撮影→PCで編集+圧縮→ブラウザ版Xから投稿
という流れが、画質と安定性のバランスが良いです。
ビジネスで活用する際の注意点とテクニック
投稿の目的を明確にする
- 商品紹介動画 → 15秒〜30秒の短尺で興味喚起
- プレゼン補足動画 → 資料+音声で構成し、1分以内に収める
- 採用やブランディング → 社内の雰囲気やメッセージを印象的に伝える構成が有効
時間帯・再生数の最適化
- 平日昼12時台/夜21時台が高反応
- 動画投稿直後の「最初の1時間」で再生数が伸びるかが重要
まとめ:Xに動画投稿する際は「仕様・環境・目的」を揃えることが鍵
X(旧Twitter)への動画投稿は、個人の発信から企業アカウントのプロモーションまで、幅広く活用されています。ただし、形式や時間、端末によって細かな制限があるため、仕様を正しく理解し、環境を整えたうえで投稿することが大切です。
最終チェックリスト
- 動画はMP4/H264+AACで用意する
- 長さは2分20秒以内、サイズは512MB以下に圧縮
- アプリやOSは最新状態に更新しておく
- 通信環境はWi-Fi推奨(10Mbps以上)
- 投稿目的に応じて尺や構成を調整する
これらを意識すれば、「投稿できない」状態を回避し、効果的な動画発信が可能になります。