ビジネスの現場では「どうしても間に合わない」「やむを得ない事情で提出が遅れる」など、締切延長をお願いしなければならない場面があります。しかし、このときの言い回しや配慮が足りないと、信頼を損ねる結果にもなりかねません。この記事では、締切延長を丁寧かつスマートに依頼するためのメール例文を、社内外・大学・英語対応など状況別に紹介します。相手への負担を抑え、誠実な印象を与えるメール表現を身につけましょう。
目次
締切延長をお願いする際に押さえる3つの基本
1. 期限の前に連絡することが前提
- 可能な限り提出期限前に連絡を入れることが最重要
- ギリギリや期限後の連絡は、印象を悪くする要因に
2. 延長の理由は簡潔かつ正直に
- 「体調不良」「確認作業に時間を要する」など、必要以上に詳しくせず、納得感のある理由で伝える
3. 誠実さ+代替案(いつまでに提出するか)を明記
- 延長希望日や代替スケジュールを提示することで、相手の判断材料が明確になる
締め切り延長 メールの基本構成
- 冒頭あいさつと要件の提示(結論先行)
- 延長を希望する理由(簡潔に)
- 代替案・新たな提出予定日
- お詫びと協力への感謝
提出期限 延長 メール ビジネス|社外向け例文
〇〇株式会社 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
現在ご依頼いただいております件につきまして、誠に恐縮ながら、提出期限の延長をご相談させていただきたくご連絡差し上げました。
資料の一部に追加確認が必要となり、〇月〇日までのお時間を頂戴できればと存じます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
提出期限 延長 メール 社内向け例文
〇〇部長
お疲れ様です。△△部の□□です。
今週末に提出予定の〇〇資料についてですが、一部確認事項に遅れが生じており、締切を〇日延ばしていただくことは可能でしょうか。
できる限り早く仕上げるよう努めますが、ご調整いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答期限 延長 メール(調整依頼)
〇〇様
お世話になっております。
ご提示いただきましたご回答期限につきまして、社内調整に少し時間を要しており、誠に恐縮ながら〇月〇日までの延長をお願いできますでしょうか。
ご無理を申し上げますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
提出期限 延長 メール 大学向け例文
〇〇先生
お世話になっております。〇〇学部の□□です。
〇〇のレポート提出に関して、体調不良のため予定通りの提出が難しい状況です。
可能であれば、〇日まで延長していただけますと大変ありがたく存じます。
ご検討いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
提出期限 延長 メール 返信例(承諾時)
〇〇様
ご連絡ありがとうございます。
ご事情、承知いたしました。
提出期限は〇月〇日まで延長いただいて問題ございません。
ご無理のないようご対応ください。
提出遅れ お詫びメールの例文
〇〇様
このたびは提出期限を過ぎてしまい、誠に申し訳ございません。
確認作業が長引き、事前にご連絡できなかったこと、深くお詫び申し上げます。
ただいま最終確認中で、〇日中にはご提出できる予定です。
何卒ご容赦いただけますようお願い申し上げます。
締切 延長 お願い メール 英語での依頼例
Subject: Request for Extension of Deadline
Dear [Name],
I hope this message finds you well.
I am writing to kindly request an extension of the submission deadline for the [Project/Document Name]. Due to [brief reason, e.g., internal review delays], I would appreciate it if the deadline could be extended until [proposed date].
I apologize for the inconvenience and thank you very much for your consideration.
Best regards,
[Your Name]
締切延長をお願いする際のチェックポイント
- 原因は責任逃れにならず、納得できるか?
- 提出遅れのお詫び+今後の対応がセットになっているか?
- 相手が再調整しやすい具体的な代替日を提示しているか?
まとめ
締切延長をお願いするメールは、誠実な姿勢と配慮が伝わるかどうかがすべてです。
相手の立場や都合を思いやった表現と、具体的かつ前向きな代替案を提示することで、信頼を損なわずに延長の了承を得ることができます。
本記事で紹介した文例を参考に、実際の状況に合わせて丁寧なメール文面を整えてみてください。