チラシ作成におすすめのフォント20選|無料・商用可・おしゃれで読みやすい書体を厳選紹介

集客効果の高いチラシを作成するうえで、フォント選びは非常に重要です。見出しで注目を集め、本文で情報を的確に伝えるには、読みやすさとデザイン性を両立した書体が欠かせません。この記事では、チラシ制作に最適なフォントを厳選して紹介するとともに、無料で商用利用できるもの、パワーポイントやAdobeソフトとの相性がよいものなど、目的別に解説していきます。初めてチラシを作る方でも選びやすいよう、具体例とともにわかりやすく紹介します。

目次

フォントがチラシの印象を左右する理由

フォントは、単なる文字の形ではありません。見る人の印象や感情に大きな影響を与え、チラシ全体の雰囲気やメッセージ性を高める重要な要素です。例えば、ゴシック体を使うと力強くはっきりとした印象に、明朝体を使うと上品で落ち着いた雰囲気を演出できます。

特に商業用チラシでは、ターゲット層に応じた書体の選定が売上に直結します。子ども向けのイベントなら丸みのあるポップなフォント、ビジネスセミナーなら知的で信頼感のあるフォントが求められるでしょう。フォントを誤ると、内容が正しく伝わらなかったり、チラシ自体が安っぽく見えたりすることもあるため注意が必要です。

無料かつ商用利用可能なおすすめフォント

チラシに使える無料フォントは多数存在しますが、その中でも商用利用可能なものは限られています。以下に紹介するフォントは、デザイン性と実用性を兼ね備えたものばかりです。

1. Noto Sans Japanese

Googleが提供するNotoシリーズの日本語版で、クセのないスマートなゴシック体。業種を問わず使用でき、可読性も非常に高い点が特徴です。特に情報量が多いチラシやBtoB向けの案内資料に最適です。

2. しっぽり明朝

クラシックで優雅な印象を与える明朝体フォント。女性向けのフェアや、美容・教育関係のチラシでよく用いられます。細部のディテールも美しく、やや感情的なニュアンスを伝えたいときに有効です。

3. はんなり明朝

京都を思わせる和風の明朝体フォントで、上品かつ柔らかい印象。観光地や和食レストラン、文化イベントなどとの親和性が高く、伝統的で落ち着いた雰囲気を演出できます。

4. 源ノ角ゴシック(源ノ角ゴ)

AdobeとGoogleが共同開発した高品質なオープンソースフォント。チラシだけでなく、WEBデザインにも使われるなど、非常に汎用性が高く、紙媒体との相性も良好です。

おしゃれでデザイン性の高いフォント

情報を伝えるだけでなく、見た目のインパクトを重視したい方には、個性的でおしゃれなフォントがおすすめです。ただし、装飾が強すぎると読みづらくなるため、見出しやキャッチコピーに限定して使うのが理想です。

5. やさしさゴシック

丸みを帯びたゴシック体で、親しみやすさと柔らかさを兼ね備えた書体。子ども向けイベント、保育施設の案内、地域密着型の告知などに最適です。

6. はれのそら明朝

手書きのようなニュアンスを持ちつつも読みやすさを保った明朝体。季節イベントの告知チラシや、ナチュラル志向のカフェなどと相性が良く、やさしい印象を残せます。

7. たぬき油性マジック

まるでマジックペンで書いたような手書き風フォント。親しみと温かさがあり、商店街のイベントやローカルビジネスのチラシに適しています。

8. チェックポイントフォント

線の太さや角の形状が独特で、視線を集める力があるデザインフォント。キャンペーン告知や数量限定商品など「目立たせたい」情報を訴求する際に有効です。

パワーポイント・Adobeソフトで使いやすいフォント

チラシ作成にパワーポイントやIllustratorなどのソフトを使用する場合、互換性やレイアウトの崩れにくさが重要になります。ここではビジネスシーンで多く使われているソフトとの相性がよいフォントを紹介します。

9. 游ゴシック(Yu Gothic)

Windowsに標準搭載されているフォントで、PowerPointでも広く使われている定番書体。太字にするとしっかり目立ち、細字は品よくまとまります。フォーマルな雰囲気を出したいチラシにもおすすめです。

10. メイリオ

視認性が高く、やや横に広がった文字バランスが特徴のゴシック体。パワーポイントでチラシを作る際、レイアウトの安定性や読みやすさに優れており、老若男女問わず好印象を与えます。

11. 小塚ゴシック/小塚明朝(Adobe Fonts)

Adobe Creative Cloudユーザーなら、IllustratorやInDesignで標準使用できる小塚フォントシリーズもおすすめです。可読性、信頼性ともに高く、洗練されたプロ向けデザインに最適です。

チラシに統一感を持たせるフォント選びのコツ

チラシ制作では、フォントの種類を増やしすぎないことが基本です。一般的には2〜3種類に抑えることで、視認性と統一感が保たれ、読みやすくプロっぽい仕上がりになります。

例えば、見出しにインパクトのあるフォント(やさしさゴシックなど)を使い、本文には読みやすいゴシック体(Noto Sansや游ゴシック)を使うとバランスがよくなります。また、強調したい部分には異なるウエイト(太さ)を使い分けるだけでも十分なメリハリをつけることができます。

さらに、紙のサイズや用途に応じてフォントサイズや行間を調整することも忘れないようにしましょう。

ゴシック体と明朝体の使い分け方

フォントを選ぶうえで多くの人が迷うのが、「ゴシック体」と「明朝体」の使い分けです。どちらにも特徴があり、目的に応じた選定が必要です。

ゴシック体は、文字の線が均一で力強く、視認性が高いという利点があります。チラシの中でも「目を引きたい」「ハッキリ見せたい」内容にはゴシック体を使うのが効果的です。

一方、明朝体は縦線が太く横線が細いデザインで、落ち着いた雰囲気を醸し出します。文化系イベントや学術的な案内、高級感のあるサービスには明朝体が適しています。どちらか一方に偏るのではなく、役割ごとに使い分けることで、より洗練されたチラシに仕上がります。

フォント選びに迷ったときのチェックポイント

初心者がフォントを選ぶ際に陥りがちな落とし穴は、「おしゃれすぎて読みにくいフォント」を選んでしまうことです。フォントはまず「読まれること」が最優先で、デザイン性はその次と考えましょう。

もし迷った場合は、以下の点をチェックしてみてください。

  • 商用利用が可能か?
  • 文字サイズを変えても読みやすいか?
  • 同じフォントに複数のウエイト(太さ)があるか?
  • 日本語・英語どちらでもバランスがとれるか?

また、実際に印刷してみて雰囲気を確認するのも効果的です。画面上では読みやすく見えても、紙に出力するとバランスが悪く感じられることもあります。

まとめ

チラシ作成におけるフォント選びは、デザインやレイアウトと同じくらい重要な要素です。伝えたい内容やターゲット層に応じて、書体を正しく選ぶことで、チラシの完成度は大きく変わります。

無料で商用利用できるものから、Adobeやパワーポイント向けのフォントまで、用途に応じた選択肢は多彩です。まずはベーシックなゴシック体や明朝体を使いこなし、必要に応じておしゃれな装飾フォントを取り入れてみてください。フォントの「見せ方」を意識することで、チラシは単なる情報伝達ツールから、記憶に残るプロモーションツールへと進化します。

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