Google Oneのバックアップは必要か?メリットからどこに保存されるのか解説

2025年9月11日

スマホの機種変更やデータトラブルに備えて、Google Oneのバックアップを使うべきか迷っていませんか。Google Oneは写真や連絡先、アプリ情報などを自動で保存してくれる便利なサービスですが、「本当に必要なのか」「料金はかかるのか」「どこに保存されるのか」など疑問を持つ人は多いです。この記事では、Google Oneバックアップの仕組みやメリット、注意点まで詳しく解説します。読んだあとには、あなたがバックアップを取るべきかどうか判断できるようになりますよ。

Google Oneのバックアップは必要かしないとどうなるのか

Google Oneのバックアップが必要かどうかは、利用シーンやスマホの使い方によって変わります。特に業務でスマホを使う人や写真を大量に保存している人にとっては、もしものときの備えとして非常に役立ちます。

バックアップをしないと起こり得るリスク

スマホを落としたり、突然壊れたりするのは誰にでも起こり得ることです。そのときバックアップを取っていなければ、これまでの連絡先や写真、業務用アプリの設定が一瞬で消えてしまいます。
たとえば、取引先とのやり取りをLINEやGmailでしていた場合、それらが復元できないと業務がストップしてしまいますよね。

連絡先が消えて取引先に連絡できなくなる
写真や資料が失われてプレゼンに支障が出る
アプリの設定が消えて再構築に時間がかかる

こうした事態を防ぐために、Google Oneのバックアップは「安心の保険」として機能します。

Google Oneのバックアップが必要な人の特徴

次のような人はバックアップを設定しておくべきです。

仕事でスマホを多用している
写真や動画を頻繁に撮影して保存している
機種変更を予定している
データが消えたときに復元できないと困る

逆に、クラウドを全く使わず、重要なデータを別の方法で管理している人には必須ではないかもしれません。ですが、多くの人にとっては「必要」と言えるでしょう。

Google Oneバックアップはどこに保存されるのか

バックアップがどこに保存されるのか気になる人も多いはずです。Google Oneのバックアップデータは、Googleのクラウドストレージ「Google Drive」に保存されます。つまりインターネット上の安全な領域に保管されるということです。

保存されるデータの種類

Google Oneで保存できるのは以下のようなデータです。

アプリとそのデータ
通話履歴や連絡先
SMSやMMSなどのメッセージ
写真と動画（Googleフォト連携）
デバイスの設定情報

これらが自動でクラウドに保存されるので、機種変更や故障時に新しい端末へ簡単に復元できます。

保存先の確認方法

Google Driveアプリを開き、「バックアップ」タブを選ぶと、自分の端末ごとのバックアップ状況が確認できます。どのデータが保存されているか一覧で確認できるので安心です。
仕事で複数台のスマホを使っている場合でも、端末ごとに管理されるため見分けやすいですよ。

Google Oneバックアップが勝手に作成される仕組み

「気づいたらGoogle Oneで勝手にバックアップされていた」という声もよく聞きます。これはAndroidの設定で自動バックアップがオンになっている場合に起こります。

自動バックアップの仕組み

GoogleアカウントをAndroidスマホに登録すると、標準で「Googleバックアップ」が有効になっていることが多いです。Wi-Fi接続時や充電中など、スマホに余裕があるときに自動でクラウドにデータをアップロードしてくれる仕組みです。

Wi-Fi接続時にデータがアップロードされる
バッテリー残量が十分なときに動作する
新しいアプリを入れると自動的に対象に加わる

つまり「勝手に保存される」のは、ユーザーに負担をかけずに安全を確保するための仕組みというわけです。

勝手に保存されるのが不安なときの対処

とはいえ、「勝手に保存されるのは気持ち悪い」と感じる人もいるでしょう。その場合は設定からオフにすることが可能です。方法は以下の通りです。

設定アプリを開く
「Google」→「バックアップ」を選択
「Google Oneバックアップ」をオフにする

これで自動保存は止まります。ただし、その場合は手動でバックアップを取る必要があるので注意してください。

Google Oneバックアップをオフにするとどうなるか

バックアップ機能をオフにすると、スマホに保存されているデータはクラウドに自動で保存されなくなります。つまり、端末が壊れたり紛失したときに復元できるデータがなくなってしまうのです。

オフにしたときの影響

機種変更時にアプリの設定や履歴を引き継げない
連絡先や通話履歴が消える可能性がある
写真や動画はGoogleフォトと連携していなければ失われる
万一スマホを紛失しても、データ復元ができない

特にビジネスでスマホを利用している場合、連絡先や業務アプリの再設定に膨大な時間がかかります。オフにする場合は、別のバックアップ手段を用意しておくことが必須ですよ。

オフにしても良いケース

とはいえ、常にバックアップが必要なわけではありません。たとえば以下のような人はオフにしても大きな問題はないかもしれません。

すでに独自のバックアップサービス（DropboxやOneDriveなど）を使っている
写真や動画は全て外付けHDDに保存している
データを消しても業務や生活に支障がない

要は「復元が必要ない環境を整えている人」であれば、オフにしても安心ということです。

Google Oneバックアップと機種変更の関係

機種変更時にGoogle Oneバックアップがどれほど役立つかは、多くの人が実際に経験しているはずです。特にAndroidスマホからAndroidスマホへ移行する場合、その威力は絶大です。

機種変更で引き継げるデータ

Google Oneバックアップを有効にしていると、新しい端末にGoogleアカウントでログインするだけで以下が復元されます。

アプリとそのログイン情報
ホーム画面のレイアウト
連絡先や通話履歴
Wi-Fi設定やBluetooth接続履歴
写真や動画（Googleフォト連携時）

これにより、まるで「昨日まで使っていたスマホ」がそのまま新しい端末に移ったように感じられるのです。

バックアップを使わない場合の大変さ

もしバックアップを使わずに機種変更をすると、手作業で一つひとつ設定をやり直す必要があります。アプリの再ダウンロードやログイン、Wi-Fi設定の入力、LINEの引き継ぎなどを一から行うのは、業務用のスマホであれば数時間、場合によっては半日以上の作業になることもあります。
その時間を節約する意味でも、バックアップは非常に価値がありますよ。