「シール貼りバイトは危ない」と言われる理由｜在宅ワーク詐欺・給料未払いの実例と安全対策

2025年10月25日

「家でできる簡単な作業」として人気のシール貼りバイト。しかし、実際には“危ない”“闇がある”“詐欺に遭った”という声も後を絶ちません。SNSや知恵袋でも、「内職のはずが給料がもらえなかった」「商品だけ届いて仕事が始まらない」といったトラブルが多発しています。
この記事では、シール貼りバイトの危険な実態と、安全に働ける会社の見極め方、在宅ワークとして成り立つ条件を徹底解説します。
「在宅で稼げると思って始めたのに、トラブルに巻き込まれた…」という失敗を防ぎたい方は、ぜひ最後まで読んでください。

シール貼りバイトが「危ない」と言われる理由

シール貼りバイトは、商品やパッケージにラベルを貼るだけの単純作業です。
一見、誰にでもできそうな仕事に見えますが、「危ない」と言われるのには明確な理由があります。
主な原因は次の3つです。

1. 在宅シール貼りの詐欺・給料未払いトラブルが多い

ネット上で「内職シール貼り自宅に届く」「在宅ワークシール貼り」と検索すると、個人情報を入力させるサイトが多くヒットします。
これらの中には、仕事を紹介するふりをして個人情報を収集したり、「登録料」「研修費」「資材費」などの名目でお金を取る詐欺が存在します。

典型的なケースは次の通りです。

登録後に「最初に資材費1万円が必要」と言われる
作業を送っても「検品で不良が多かった」と報酬が支払われない
指定の口座に送金した後、会社と連絡が取れなくなる

知恵袋などでは、「封筒詰め・シール貼りの在宅バイトで商品が届かない」「納品後に音信不通になった」という相談が数多く見られます。
この手の業者は“誰でもできる”という甘い言葉で誘ってきますが、実際は在宅詐欺ビジネスの典型パターンです。

2. 「時給が高い」案件の多くは裏がある

「シール貼り時給高いなぜ？」と検索されるように、SNSや求人広告で「在宅で時給2,000円」「1日3時間で1万円」といった募集を見かけることがあります。
しかし、冷静に考えれば、単純作業に高時給がつくのは不自然です。

その裏には、次のような仕組みがあります。

実際は出来高制で、作業効率を考えると時給換算では400〜600円程度になる
発送や検品などの“無給時間”が多く、想定より稼げない
高時給に見せかけて、後から「初期費用」を請求する

つまり、“高時給”をうたうシール貼りバイトほど、実際には非効率または詐欺の温床になっているケースが多いのです。
本当に時給が高い仕事は、企業倉庫や物流センターなどでの現地作業であり、在宅で簡単に高収入を得られるわけではありません。

3. 「闇バイト」と混同されるケースもある

検索キーワードに「シール貼りバイト闇」とあるように、軽作業バイトの一部が違法ビジネスの隠れ蓑に使われることもあります。
特に、「荷物を受け取って貼るだけ」「発送代行を頼みたい」などの求人は要注意です。
実際には詐欺グループの“荷受け係”や“送付役”にされるケースがあり、犯罪の片棒を担がされるリスクもあります。

警察庁も2024年の注意喚起で、在宅軽作業を装った特殊詐欺の共犯化リスクを警告しています。
「怪しいと思ったら、依頼内容・報酬・契約書を必ず確認する」。この意識が自分を守る第一歩です。