ChatGPTを有料プランで使っている方の中には、「領収書をどこで発行するの?」「スマホでもできる?」「経費に使えるの?」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
実はChatGPTの領収書は、発行手順を知っていれば誰でも簡単にダウンロードできます。この記事では、スマホ・PC別の領収書発行手順から、日本円換算の方法、解約後の取得、経費処理のコツまでをわかりやすく解説します。
読み終えるころには、請求書や経費精算に困ることなく、スムーズに領収書を扱えるようになりますよ。
ChatGPTの領収書を発行する方法【PC・スマホ対応】
ChatGPTの領収書は、**OpenAIの請求管理ページ(Billingページ)**からダウンロードできます。発行できるのは、有料プラン(ChatGPT Plus/Teamなど)に加入しているユーザーのみです。
ここでは、PC・スマホ別に具体的な手順を説明します。
PCでChatGPTの領収書をダウンロードする手順
- ChatGPT(https://chat.openai.com/)にアクセス
- 左下の自分のプロフィールアイコンをクリック
- 「My Plan(マイプラン)」を選択
- 「Manage my subscription(サブスクリプションを管理)」をクリック
- Stripe(決済代行サービス)の請求管理ページに移動
- 「Billing history(請求履歴)」から、任意の月を選択
- 「Download invoice(請求書をダウンロード)」または「Download receipt(領収書をダウンロード)」をクリック
これで、PDF形式の領収書を取得できます。
領収書には支払い日・請求金額(ドル建て)・OpenAIの住所・支払方法などが記載されています。
注意点
- ChatGPTの領収書はドル表記です。日本円での明細は後述する方法で換算しましょう。
- 複数月分を一括ダウンロードする機能はないため、毎月個別に取得する必要があります。
スマホでChatGPTの領収書を取得する手順
スマホでも領収書は発行可能です。
ただし、SafariやChromeなどのブラウザ経由でアクセスしないと正しく表示されない場合があります。
- スマホでChatGPTのサイトにアクセス(アプリではなくブラウザ)
- ログイン後、左上のメニューから「My Plan」を選択
- 「Manage my subscription」をタップ
- Stripeページの「Billing history」から領収書を選ぶ
- 「Download receipt」をタップしてPDFを保存
Androidの場合はChrome、iPhoneの場合はSafariを利用するのが安定です。
アプリからでは領収書画面が開かない場合があるため、ブラウザ版で操作するのが確実です。
ChatGPTの領収書が出ない・表示されないときの対処法
「領収書を探しても出てこない」「ダウンロードボタンが表示されない」というトラブルも多くあります。
その場合は、次のような原因と解決策をチェックしてみましょう。
Stripeアカウントにアクセスできていない
ChatGPTの決済は**Stripe(ストライプ)**という外部サービスで処理されています。
もし「Manage my subscription」から請求ページが開かない場合は、以下を試してください。
- 別のブラウザでアクセスする(特にSafari・Chromeがおすすめ)
- ログイン中のChatGPTアカウントが有料プランであることを確認
- Cookieブロックを解除して再読み込み
Stripe側にアクセスできないと領収書が表示されません。ネットワーク設定やVPNの影響もチェックしましょう。
解約済みアカウントの領収書を取得したい場合
ChatGPTを解約したあとでも、過去に支払った分の領収書は発行可能です。
ただし、解約時点でログイン情報を削除していると再取得が難しくなるため、以下の手順で早めにダウンロードしておきましょう。
- ChatGPTログイン →「My Plan」
- 「Manage my subscription」をクリック
- Stripeページの「Billing history」で過去の請求を確認
- 「Download receipt」でPDFを保存
アカウント削除後はStripeの履歴も消えるため、解約前に必ず領収書を保存することが大切です。
領収書がメールで届かない場合
ChatGPTの領収書は自動メール送信されません。
そのため、毎月自分でStripeページから取得する必要があります。
経費処理に必要な場合は、月初に自動リマインダーを設定しておくと便利ですよ。
ChatGPTの領収書を日本円で確認する方法と注意点
ChatGPTの支払いは**米ドル(USD)**で行われるため、領収書にもドル建てで金額が表示されます。
経費精算や確定申告で日本円換算が必要な場合は、為替レートを考慮して処理しましょう。
日本円への換算方法
日本円への換算には、支払日当日の為替レートを使うのが基本です。
例として、支払いが「2025年2月10日」で、1ドル=147円だった場合:
20ドル(ChatGPT Plusの料金) × 147円 = 2,940円
このように円換算して会計処理します。
会計ソフト(freeeやマネーフォワードなど)を利用している場合は、自動で為替レートを取得してくれる機能もあります。
日本円での領収書を発行する方法はある?
現時点(2025年)では、OpenAIは日本円での領収書発行に対応していません。
ただし、会計処理上は円換算した金額をメモとして記載することで、問題なく経費計上できます。
法人の場合は、税理士や経理担当と相談のうえ、ドル建ての領収書に日本円メモを添付するとよいでしょう。
為替レートの確認方法
為替レートは、以下のような方法で確認できます。
- Yahoo!ファイナンスの「為替レート履歴」
- Googleで「ドル 円 2025年2月10日」と検索
- 会計ソフト内の自動レート機能
為替の変動で数十円単位の誤差が出る場合もありますが、税務上はおおむね正しいレートであれば問題ありません。
ChatGPTの領収書を経費として処理する方法
ChatGPTを業務目的で利用している場合、月額費用は経費計上が可能です。
ここでは、経理・会計処理での扱い方を具体的に解説します。
ChatGPTの経費区分
ChatGPTは利用目的によって、経費区分が変わります。
- マーケティング・ライティング用途:通信費・業務委託費
- 開発・AI活用業務:ソフトウェア使用料・研究開発費
- コンサル・事務サポート用途:情報処理費・雑費
領収書には「OpenAI」と記載されるため、利用内容を明細にメモしておくとスムーズです。
経費処理で気をつけるポイント
- 支払通貨(ドル)を日本円換算して記載
- 領収書PDFを経理書類と一緒に保管
- 個人利用分を明確に区分する(プライベートと混在しない)
- ChatGPT Plus/Teamのプラン名を明記する
特に法人では、税務調査で「業務関連性」を確認されることがあります。
業務日誌や利用ログを軽く残しておくと安心です。
経費精算アプリでの読み取り活用
freee、マネーフォワード、SmartHRなどの経費精算アプリを利用している場合、PDF領収書をアップロードすれば自動読み取りが可能です。
AIが「支払日」「金額」「発行元」を自動判定してくれるため、入力作業の手間が減ります。
OCR精度を上げたい場合は、領収書を英語のままアップロードする方が認識率が高い傾向があります。
日本語訳をつけるときは、コメント欄や備考欄にメモを残しておくとよいでしょう。
ChatGPTの領収書をGoogleドライブで管理・共有するコツ
毎月の領収書を溜めていくと、探すのが面倒になります。
Googleドライブやスプレッドシートを使うと、領収書を一元管理できて便利です。
管理のステップ
- Googleドライブに「ChatGPT領収書」フォルダを作成
- 各月のPDFファイルをアップロード(例:2025-02_ChatGPT.pdf)
- Googleスプレッドシートで「支払日・金額・円換算・メモ」を一覧化
- 経理担当と共有設定(閲覧のみ)
こうしておくと、月次決算や確定申告のときに慌てず対応できます。
ファイル名に年月を入れるルールを決めると、後で検索しやすいですよ。
ChatGPTの領収書を読み取りできないときの原因と解決法
経費アプリにアップロードしたのに、「文字化け」「日付が認識されない」などのトラブルが発生することもあります。
主な原因は次のとおりです。
- PDF形式が画像化されている(テキスト認識できない)
- 英語表記に対応していないOCRツールを使用している
- 解像度が低くスキャン品質が悪い
対策としては、Adobe AcrobatやGoogleドライブのOCR機能を使って文字を抽出する方法があります。
また、英語フォーマットのまま処理してくれる「freee」「マネーフォワード」は比較的安定しています。
ChatGPTの領収書を管理する際にやっておきたい習慣
最後に、領収書管理を効率化するためのおすすめ習慣を紹介します。
- 月初にStripeページへアクセスして前月分を必ずダウンロード
- Googleドライブに自動バックアップ
- 経理アプリに領収書をアップロードし、円換算メモを追加
- 領収書メール配信機能が追加された場合に備えて通知をONに設定
業務を効率化したいなら、これらをルーチン化することが大切です。
経理担当が複数いる企業では、ChatGPT Teamプランの導入も検討するとよいでしょう。
まとめ|ChatGPTの領収書は自動で届かないからこそ、正しく管理しよう
ChatGPTの領収書は自動配信されないため、自分でダウンロード・管理することが基本です。
PC・スマホのどちらでも発行できますが、ブラウザからアクセスすることを忘れずに。
ドル建てで発行されるため、日本円換算を行い、経費処理アプリで読み取っておくと後がスムーズです。
毎月の領収書を整えておくことで、確定申告や決算の手間が格段に減ります。
ChatGPTを「使う」だけでなく、「経費として正しく扱う」ことが、AI時代の新しいビジネスマナーですよ。




























