個人ブログはオワコンと言われる5つの理由と対策!市場の変化を見極め、撤退せずチャンスに変える思考法

「ブログはもうオワコンだ」 「今から始めても稼げない」

最近、SNSやYouTubeでこんな言葉を見かけて、ドキッとしたことはありませんか。「せっかく副業として頑張ろうと思っていたのに…」と、出鼻をくじかれたような気持ちになった方もいるかもしれません。2025年を目前に控え、AIの爆発的な進化やGoogle検索の変動など、ブログを取り巻く環境が激変しているのは事実です。

でも、結論からお伝えしますね。ブログという「手段」そのものは決して終わっていません。終わったのは「過去の楽な稼ぎ方」だけです。

むしろ、多くの人が「オワコンだ」と諦めて撤退していく今こそ、正しい戦略を知っている人にとってはライバル不在のチャンスになり得ます。この記事では、なぜ個人ブログがオワコンと言われるのか、その5つの残酷な理由を直視した上で、これからの時代に個人が生き残り、収益を上げ続けるための具体的な生存戦略を徹底解説します。不安を確信に変え、あなたのブログを「資産」に変えるためのヒントを持ち帰ってください。

目次

個人ブログや雑記ブログが「オワコン」と言われる5つの本当の理由

火のない所に煙は立たないと言いますが、「ブログオワコン説」がこれほどまでに囁かれるのには、明確な根拠があります。まずは敵を知ることから始めましょう。なぜ今、個人ブログ、特になんでもありの雑記ブログが厳しい状況に置かれているのか。その背景にある5つの構造的な変化を解説します。これを理解せずして、対策を立てることはできません。

企業サイトのSEO独占とドメインパワーの格差拡大

数年前までは、個人が書いた記事でも、キーワード選定さえしっかりしていればGoogle検索の上位に表示させることが比較的容易でした。しかし、今は状況が全く異なります。検索結果を見てみてください。上位を占めているのは、大手企業のメディア、公的機関のサイト、あるいは超強力なドメインパワーを持つ老舗サイトばかりではありませんか。

これは、Googleが「E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)」を極めて重視するようになったためです。残念ながら、どこの誰ともわからない個人が書いた「おすすめのクレジットカード」の記事よりも、金融機関や上場企業が監修した記事の方が、Googleにとっては「信頼できる情報」と判断されやすいのです。

特に、ドメインパワー(Webサイトとしての基礎体力のようなもの)の格差は広がる一方です。企業が莫大な予算を投じてライターを雇い、高品質な記事を量産する中で、個人が太刀打ちするのは「竹槍で戦車に挑む」ような状態になりつつあります。これが、「個人ブログはもう無理だ」と言われる最大の理由の一つです。

AIによる検索体験の変化と「答え」の即時提供

ChatGPTやPerplexity、そしてGoogle自身のAI概要(SGE)の登場により、私たちの「検索行動」そのものが変わり始めています。これまでは、検索窓にキーワードを入れて、いくつかのブログを読み比べ、自分で答えを探していましたよね。

しかし今は、AIに質問すれば、ほんの数秒で要約された「答え」が返ってきます。「東京から大阪への行き方」を知りたければ、AIが最適なルートと料金を即座に教えてくれるのです。わざわざ個人のブログにアクセスして、長い前置きを読み、広告をかいくぐって情報を探す必要がなくなってしまいました。

単純な「事実」や「正解」を知るための検索クエリ(検索キーワード)においては、ブログの出番は激減しています。AIが答えを直接提示してしまうため、ブログへのアクセス数(クリック率)そのものが物理的に減っているのです。

動画コンテンツへのユーザー時間の流出

「何かを調べたいとき、まずはYouTubeやTikTokを見る」という人が増えています。特に若い世代ほどこの傾向は顕著ですが、ビジネスパーソンであっても、通勤中に音声学習をしたり、動画でツールの使い方を確認したりすることが日常化しています。

テキスト(文字)を読むには能動的なエネルギーが必要ですが、動画は受動的に眺めているだけで情報が入ってきます。可処分時間(自由に使える時間)の奪い合いにおいて、ブログは動画プラットフォームに押されているのが現状です。「文字を読むのが面倒くさい」というユーザー心理の変化も、ブログのPV(ページビュー)が伸び悩む大きな要因となっています。

雑記ブログの収益化が難しくなった専門性の欠如

かつては、日々の出来事や買ったものの感想を徒然なるままに書く「雑記ブログ」でも、数打ちゃ当たる戦法でアクセスを集め、アドセンス広告で稼ぐことができました。しかし、現在のアルゴリズムでは、テーマがバラバラなサイトは「何屋さんなのか分からない」と判断され、評価されにくくなっています。

例えば、ある日は「ラーメンの感想」、次の日は「プログラミングの勉強法」、その次は「子育て日記」…。これでは、読者も「この人は何の専門家なんだろう?」と疑問に思いますし、Googleもどのキーワードで順位を上げていいか迷ってしまいます。専門特化サイトが乱立する中で、個人の雑記ブログは埋没しやすくなっているのです。

2025年に向けた広告単価の変動とアフィリエイトの厳格化

ブログ収益の柱である「広告」にも逆風が吹いています。景気の変動に伴い、企業が広告費を削減する動きがあるほか、Googleアドセンスの単価もジャンルによっては下落傾向にあります。また、アフィリエイト(成果報酬型広告)の規制も年々厳しくなっています。

以前のように「これを使えば痩せます!」といった過激な表現で商品を売ることは、法規制(薬機法や景品表示法)だけでなく、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)の規約でも厳しく禁じられています。コンプライアンスを守りつつ、読者に商品を魅力的に伝えるライティングスキルがなければ、以前と同じように稼ぐことは難しくなっています。

有名ブロガーのマナブさんたちが発信する「ブログオワコン説」の真意とは

ブログ界隈で有名なインフルエンサー、例えばマナブさんやイケハヤさんなどが「ブログはオワコン」「これからはYouTubeだ」「次はAIだ」と発言しているのを見たことがあるかもしれません。彼らの言葉は影響力が大きく、それを真に受けて「やっぱりダメなんだ」と辞めてしまう人も多いです。しかし、彼らの発言の「真意」を読み解く必要があります。言葉の表面だけを掬い取っていては、本質を見誤りますよ。

インフルエンサーが撤退やピボットをする背景にある戦略

彼らが「オワコン」と言うとき、それは「(彼らのレベルで、以前のような爆発的な労力対効果で稼ぐには)効率が悪くなった」という意味を含んでいることが多いです。すでに億単位の資産を築いた彼らにとって、月に数万〜数十万円をコツコツ積み上げるブログアフィリエイトは、時間対効果(ROI)が見合わなくなっているのです。

彼らは常に「先行者利益」が得られる新しい市場(Crypto、AI、動画など)へ移動し続ける必要があります。つまり、彼らのポジションと、これから副業で月5万円を目指すあなたのポジションでは、戦うべきフィールドもルールも全く違うのです。彼らが撤退したからといって、その市場自体が消滅したわけではありません。むしろ、巨人が去った後の市場には、個人が拾える果実が残っていることも多いのです。

「稼ぎやすい時代」が終わっただけで「稼げない」わけではない

「オワコン」の正体は、「イージーモードの終了」です。適当に記事を書いてリンクを貼れば飛ぶように売れた、いわゆる「ブログバブル」の時代は確かに終わりました。しかし、それは市場が成熟し、健全化したとも言えます。

飲食店で例えるなら、タピオカブームの時は誰でも店を出せば行列ができましたが、ブームが去れば、本当に美味しい店や接客の良い店だけが残りますよね。ブログも同じです。ブームではなく「実業」として、読者の役に立つコンテンツを丁寧に作れる人にとっては、今でも十分に収益化可能なビジネスモデルなのです。

ポジショントークに惑わされず自分のフェーズを見極める

インフルエンサーの発信には、必ず「ポジショントーク」が含まれます。「ブログはオワコンだ、次はこれだ!」と言って、自分の新しい教材やコミュニティに誘導するのはマーケティングの常套手段です。

彼らの言葉を鵜呑みにするのではなく、「今の自分のフェーズ(段階)にとって、ブログは有効か?」を冷静に判断しましょう。特に、ライティングスキル、マーケティング思考、Webサイト構築の知識を「低リスク」で学べるブログは、ビジネス初心者にとってこれ以上ない練習場であり、資産構築の第一歩です。ここをスキップしていきなり上級者の真似をしても、大怪我をするだけかもしれません。

AI時代の到来でブログは本当にオワコン化するのか?2025年の生存戦略

AIの進化は脅威ですが、同時に最強の武器でもあります。「AIに仕事を奪われる」と嘆くか、「AIを使い倒して楽をする」と企むか。このマインドセットの違いが、2025年以降のブロガーの明暗を分けます。AIと共存し、むしろ追い風にするための戦略を具体的に見ていきましょう。

ChatGPTやPerplexityに奪われる検索クエリと残るクエリ

まず、AIが得意な領域と苦手な領域を理解しましょう。AIは「一般論の要約」や「既存情報の整理」は大得意です。「相対性理論とは何か?」「カレーの作り方は?」といった、答えが決まっている質問(Knowクエリ)については、ブログはAIに勝てません。ここは潔く譲りましょう。

一方で、AIが絶対に書けないものがあります。それは**「個人の主観に基づいた一次情報」「感情を伴う体験談」**です。

  • AI:「この掃除機は吸引力が強くておすすめです(スペック情報の要約)」
  • あなた:「この掃除機、吸引力はすごいけど音がうるさすぎて猫が逃げ出した話(実体験)」

読者が本当に知りたいのは、カタログスペックではなく、こうした「生の声」です。「で、実際どうなの?」「失敗したくない」という読者の不安に寄り添えるのは、人間だけです。これからのブログは、単なる情報サイトではなく、書き手の「人格」や「物語」が見えるメディアへと進化する必要があります。

AIには書けない「一次情報」と「体験談」の価値が暴騰する

ネット上に似たような情報が溢れるこれからの時代、情報の「希少性」は「誰が言っているか」「どんな経験に基づいているか」にシフトします。

例えば、「転職エージェントのおすすめランキング」という記事は、すでに企業サイトが上位を独占しています。ここで戦うのは無謀です。しかし、「35歳未経験で異業界に転職した私が、面接で聞かれて冷や汗をかいた質問5選と、エージェントA社に助けられた話」であればどうでしょうか。

これなら、同じような境遇にいる読者に強烈に刺さります。AIは「冷や汗」をかけませんし、「助けられた」という感謝の感情も持ちません。あなただけの体験、失敗談、独自の視点。これらを記事に盛り込むことが、最強のSEO対策になります。これからのSEOは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」だけでなく、「Search Experience Optimization(検索体験最適化)」、つまり「この人の記事を読んでよかった」と思わせる体験作りが鍵となるのです。

効率化ツールとしてAIを使いこなし執筆スピードを倍増させる方法

AIを「ライバル」ではなく「優秀な助手」として雇いましょう。ブログ執筆で最も時間がかかるのは、構成案の作成や、言葉選び、タイトルの検討などではないでしょうか。これらはAIの得意分野です。

  • 構成案の作成: 「〇〇というキーワードで記事を書きたい。読者の悩みは××だと想定して、H2、H3の構成案を5つ出して」
  • タイトルの案出し: 「クリックしたくなる記事タイトルを20個考えて」
  • 本文の肉付け: 「この見出しに対する具体的な事例を3つ挙げて」

このようにAIに指示を出し、出てきた素材をあなたが「編集長」としてチェックし、自分の体験談や感情(スパイス)を加えて仕上げる。この「AI×人間」のハイブリッド執筆なら、これまでの半分の時間で、倍のクオリティの記事を作成できます。業務効率化の観点からも、AIツールを使わない手はありません。

副業ブログで失敗する人の共通点と「オワコン」を脱却するジャンル選定

「よし、まだチャンスはある!」と思っていただけたでしょうか。では、実際にどのようなブログを作ればいいのか。ここで多くの人が最初に躓くのが「ジャンル選び」です。失敗する人には共通のパターンがあります。無駄な努力をしないために、絶対に避けるべき道と、進むべき道を明確にしておきましょう。

YMYL領域など個人が戦ってはいけないレッドオーシャン

ブログには、個人がどれだけ良い記事を書いても絶対に勝てない「立ち入り禁止区域」が存在します。それが**YMYL(Your Money or Your Life)**と呼ばれるジャンルです。

これは「人のお金」や「健康・生命」に直結する分野のこと。具体的には、医療、病気、薬、投資、法律、金融などが該当します。Googleはこれらの分野において、情報の正確性を何よりも重視するため、医師や弁護士、公的機関などのサイト以外を上位表示させないようにアルゴリズムを調整しています。

「健康に良いサプリ」や「絶対に儲かる株」などの記事を個人が一生懸命書いても、検索結果の1ページ目に表示されることはほぼありません。ここを知らずに攻め続けて、「ブログは稼げない」と挫折する人が後を絶ちません。まずは、自分の書きたいテーマがYMYLに含まれていないか、必ず確認しましょう。

「好き」だけでは稼げない?市場ニーズと掛け合わせるコツ

「好きなことを書けばいい」というアドバイスもよく聞きますが、ビジネスとしてやるなら半分正解で半分間違いです。あなたが「近所の公園の石ころ」についてどれだけ熱く語っても、それを検索する人がいなければアクセスはゼロですし、そこに売る商品がなければ収益もゼロです。

稼げるブログの方程式は、**「自分の好き・得意」×「市場の需要(検索ボリューム)」×「売る商品がある(広告案件)」**です。この3つの円が重なる部分を見つけることが最重要です。

例えば、「キャンプが好き」だとします。

  • × 日記:「今日キャンプに行きました。楽しかったです。」(需要なし・商品なし)
  • △ 紹介:「おすすめのキャンプ場10選」(競合強め・単価安め)
  • 〇 悩み解決:「冬キャンプで寒くて眠れなかった私が、朝まで快眠できた最強の寝袋と防寒テクニック」(悩み深い・商品が売れやすい)

このように、自分の「好き」を、読者の「悩み解決」に変換し、そこに具体的な「解決策(商品)」を提示する。この視点を持つだけで、収益性は劇的に変わります。

雑記ブログから特化ブログへ移行して専門性を高める手順

もし今、雑記ブログを運営していて伸び悩んでいるなら、徐々に「特化ブログ」へシフトチェンジすることをおすすめします。完全に作り直す必要はありません。

  1. アクセスの解析: 雑記ブログの中で、比較的アクセスがある記事や、書いていて楽しいジャンルを見つけます。
  2. カテゴリの集中: そのジャンルの記事を集中的に増やし、内部リンクで繋いでいきます。
  3. 不要な記事の整理: 全くアクセスのない、テーマと無関係な記事(今日のお昼ご飯など)は、非公開にするか削除して、サイト全体のテーマ性を高めます。

例えば、「ガジェット」「料理」「旅行」を書いていたブログなら、一番反応の良い「ガジェット」に絞り込み、「30代会社員のデスクワークを快適にするガジェットブログ」というコンセプトに再定義するのです。専門性を高めることで、Googleからの評価も上がり、読者からも「このジャンルならこの人」と認知されやすくなります。

無料ブログサービス終了の波から学ぶプラットフォーム依存のリスク

「無料で始められるから」という理由で、アメブロやライブドアブログ、あるいはnoteなどを利用している方も多いでしょう。手軽さは魅力ですが、ビジネスとして長く続けるつもりなら、そこには大きな落とし穴があります。最近の「サービス終了」のニュースは、私たちに重要な教訓を与えてくれています。

最近終了したブログサービス一覧とそこから見える傾向

ここ数年、多くのブログサービスやWebメディアがひっそりと幕を閉じています。

  • Yahoo!ブログ: 2019年12月終了
  • LINE BLOG: 2023年6月終了
  • GMOの「JUGEM」: 一部有料プランなどの統廃合やサービス縮小の動き
  • その他、中小規模のブログサービスも多数閉鎖

これらのサービス終了は、運営企業の収益構造の変化や、SNSへのユーザー流出が原因です。恐ろしいのは、サービスが終了すれば、あなたが何年もかけて書き溜めた記事や、積み上げた読者との繋がりが、一夜にして消滅してしまうリスクがあるということです(移行ツールが用意されることもありますが、SEOの評価はリセットされることが多いです)。

「無料」であるということは、あなたは「顧客」ではなく「商品の一部」であることを意味します。プラットフォームの都合でアカウントを凍結されたり、勝手に広告を貼られたりしても、文句は言えません。これが「借家」でビジネスをするリスクです。

はてなブログやnoteはオワコン?ビジネス利用でのメリットと限界

「はてなブログ」や「note」は、コミュニティ機能が強く、初期からアクセスを集めやすいというメリットがあります。特にnoteは、記事を有料販売できる機能もあり、クリエイターには人気です。これらが完全に「オワコン」かと言えば、そうではありません。

しかし、SEO(検索エンジン集客)の観点では、独自ドメインに比べてカスタマイズの自由度が低く、収益化の制限も多いのが現実です。例えば、noteではアフィリエイトリンクの掲載に厳しい制限がありますし、デザインを自由に変えて成約率(CVR)を高めるような施策も打ちにくいです。

集客の入り口や、ファンとの交流の場としてこれらを使うのはアリですが、収益のメインとなる「母艦」をここに置くのは、ビジネスの拡張性を考えると少し心許ないと言わざるを得ません。

資産として残すならWordPress一択である理由とその構築法

これからの時代、自分のメディアを「資産」として残したいなら、「WordPress(ワードプレス)」一択です。これは、自分でサーバーを借り、ドメイン(住所)を取得して家を建てる「持ち家」のようなものです。

  • 所有権: 完全に自分のものです。突然削除される心配はありません。
  • 収益性: どんな広告を貼ろうが、どんな商品を売ろうが自由です。
  • 資産性: サイト自体に価値がつけば、将来的にサイトM&Aで数百万〜数千万円で売却することも可能です。

「難しそう」と思われるかもしれませんが、最近はレンタルサーバー(ConoHa WINGやXserverなど)の「簡単セットアップ機能」を使えば、PCスキルがない人でも10分程度で開設できます。月額1,000円程度の維持費はかかりますが、ビジネスの必要経費と考えれば安いものです。無料ブログでリスクを背負うより、最初からWordPressで自分の城を築くことが、遠回りのようで一番の近道ですよ。

これからの個人ブログで月5万円の収益を確実に作るためのロードマップ

ここまでの話を踏まえて、これから個人がブログで月5万円という現実的なラインを確実に達成するための具体的なロードマップを描いてみましょう。夢物語ではなく、地に足の着いた戦略が必要です。

SEOだけに頼らないSNS(Instagram・X)との掛け合わせ集客

「記事を書いてGoogle検索からの流入を待つ」。これだけでは、今のSEO難易度では成果が出るまでに1年以上かかってしまうこともザラです。そこで必須となるのが、**SNSとの掛け合わせ(クロス集客)**です。

  • X(旧Twitter): 記事の要約や、執筆の裏話を投稿し、ブログへ誘導する。拡散力があり、Googleの評価がつく前の記事にもアクセスを流せます。
  • Instagram: ストーリーズのリンク機能や、ハイライトを使って視覚的に商品を訴求する。特に美容、暮らし、ガジェット系とは相性抜群です。
  • Pinterest: 画像検索エンジンとして、ブログのアイキャッチ画像をピンして流入を狙う。意外な穴場です。

検索エンジン(Google)という一本足打法ではなく、SNSという別の入り口を作ることで、Googleのアップデートで順位が落ちても、アクセスがゼロになるリスクを防げます。「SEO × SNS」は、もはやセットで運用するのが常識になりつつあります。

Googleアドセンスよりアフィリエイト報酬を狙うべき理由

月5万円を目指すなら、Googleアドセンス(クリック型広告)に依存するのはやめましょう。アドセンスの平均クリック単価は数十円。月5万円稼ぐには、単純計算で10万〜20万PV(ページビュー)ものアクセスが必要です。個人ブログでこの数字を集めるのは至難の業です。

一方、アフィリエイト(成果報酬型広告)なら、1件成約で3,000円〜5,000円という案件も珍しくありません。

  • アドセンス:1クリック30円 × 1,666回 = 5万円
  • アフィリエイト:1件5,000円 × 10件 = 5万円

月にたった10人に商品を届ければいいと考えれば、ハードルはぐっと下がりませんか? 少ないアクセスでも、濃い読者を集めて、適切な商品を提案する。これが個人の戦い方です。ASP(A8.net、もしもアフィリエイトなど)に登録して、自分のジャンルに合った高単価な案件がないか、まずは探してみましょう。

読者の信頼を獲得して「指名検索」されるメディアに育てる

最終的に目指すべきゴールは、検索キーワードではなく「あなたのブログ名」や「あなたの名前」で検索されるようになることです。これを**「指名検索」**と呼びます。

「家電のことなら、あの人のブログを見に行こう」 「転職で悩んだら、とりあえずあのサイトをチェックしよう」

こうなれば、Googleのアルゴリズム変動も、AIの台頭も関係ありません。読者はあなたを求めてやってくるからです。そのためには、嘘をつかないこと、読者の利益を最優先すること、そしてあなた自身の「人間味」を隠さずに発信し続けることです。

まとめ:変化を恐れず、2025年の「新しいブログ運営」を楽しもう

「ブログはオワコン」。この言葉は、変化に対応しようとしない人にとっての事実であり、変化を受け入れて進化する人にとっては単なるノイズです。

  1. 企業と戦わず、個人の「体験」と「感情」で勝負する
  2. AIを敵ではなく「有能な助手」として使い倒す
  3. YMYLを避け、得意×需要×商品が重なるジャンルを選ぶ
  4. 無料ブログを卒業し、WordPressで資産を築く
  5. SEOだけでなく、SNSと掛け合わせて集客ルートを確保する

この5つを実践すれば、ブログはまだ十分に可能性のあるビジネスです。むしろ、多くの人が撤退している今こそ、ライバルが減り、本気で取り組む人にとっては追い風が吹いています。

今日が一番若い日です。オワコンという言葉に惑わされず、あなただけのメディアを作り始めてみませんか? 正しい方向に積み上げた努力は、必ずあなたの資産となって返ってきますよ。

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