インスタで送信取り消しすると通知や履歴は残る?相手側の見え方を徹底検証

つい指が滑って、送る相手を間違えてしまったり、感情に任せて送ったメッセージを後悔したりすることはありませんか。仕事の連絡手段としても定着しつつあるインスタグラムのDMですが、一度送信ボタンを押してしまった後の冷や汗は、誰しも経験があるものです。

でも、焦らなくて大丈夫ですよ。インスタグラムの「送信取り消し」機能は、実は他のSNSと比べても非常に優秀で、痕跡を残さずに消せる可能性が高いのです。

この記事では、送信取り消しをした際に「相手に通知が行くのか」「履歴や証拠は残るのか」という疑問を、実際の検証結果をもとに徹底的に解説します。相手側の画面がどうなるのかを正しく理解して、万が一のミスもスマートにカバーしていきましょう。

目次

インスタDMの送信取り消し機能とは?通知が相手にいくのかの真実

まず結論からお伝えすると、インスタグラムでDM(ダイレクトメッセージ)の送信を取り消した場合、相手に「メッセージの送信を取り消しました」という通知が届くことはありません。LINEのようにトークルーム内に「送信を取り消しました」という無機質な履歴が残ることもないのです。これは、誤送信をしてしまった側にとっては非常にありがたい仕様ですよね。

しかし、完全に「なかったこと」にできるかどうかは、送信を取り消すまでの「スピード」と「相手の状況」に大きく左右されます。ここでは、通知に関する細かい挙動について見ていきましょう。

ロック画面の通知バッジは消える?残る?

スマホのロック画面に表示されるプッシュ通知。これが一番の懸念点かもしれませんね。実は、あなたが送信取り消し操作を行うと、基本的には相手のロック画面にある通知も連動して消える仕組みになっています。

例えば、あなたがメッセージを送ると相手のスマホにポンと通知が出ます。しかし、相手がその通知を開く前にあなたが素早く送信取り消しを行えば、相手のロック画面からその通知がフッと消滅するのです。まるで最初から何も届かなかったかのように消えるため、相手がスマホを見ていないタイミングであれば、完全犯罪のように履歴を消すことが可能です。

ただし、これには例外もあります。相手の通信環境が悪かったり、端末のOSバージョンが古かったりすると、データ同期にタイムラグが生じ、通知だけがしばらく画面に残ってしまうケースがあるのです。あくまで「基本的には消える」と考えておき、過信は禁物ですよ。

相手が既にインスタを開いていた場合の挙動

もし相手がインスタグラムのアプリを開いていて、DMの一覧画面を見ていたとしたらどうなるでしょうか。

この場合、あなたがメッセージを送った瞬間に「太字」で新着メッセージとして表示されますが、取り消しを行うと即座にその太字が消え、最新のメッセージ表示が一つ前のものに戻ります。リアルタイムで画面を見つめられていない限りは、何かが一瞬表示されて消えた、という程度の認識で済むことが多いでしょう。

しかし、相手が既にあなたとのトークルーム(チャット画面)を開きっぱなしにしていた場合は要注意です。この状況では、送信されたメッセージが既読になる前に消したとしても、相手の目の前でフキダシがパッと消えるアニメーションを目撃されてしまいます。「あ、今何か書いて消したな」ということはバレてしまいますが、それでも内容は消滅します。

送信取り消し後の「履歴」や「痕跡」はどこまで残る?

LINEなどの他アプリと大きく違うのが、この「痕跡」の扱いです。ビジネスで利用している方や、関係性を壊したくない方にとって、一番気になるのがここではないでしょうか。

トーク画面に「送信を取り消しました」の文字は出ない

ここがインスタグラムの素晴らしい点なのですが、送信を取り消しても、トーク画面上には「メッセージの送信を取り消しました」というシステムメッセージは一切表示されません。

相手がチャットを開いたとしても、そこには空白があるわけではなく、単純にそのメッセージが存在しなかった状態になります。つまり、前後の会話が自然に繋がっていれば、相手はメッセージが削除された事実に気づくことさえありません。この仕様のおかげで、誤字脱字をこっそり直して再送するといったテクニックも使いやすいのです。

送信取り消しに「期限(いつまで)」はあるのか

LINEの送信取り消し機能には「送信後24時間以内」といった時間制限がありますが、インスタグラムのDMには、現時点でそのような時間制限(期限)は設けられていません。

極端な話、昨日送ったメッセージでも、1年前のメッセージでも、さかのぼって取り消すことが可能です。過去のやり取りを見返していて、「この発言はちょっと恥ずかしいな」とか「今の状況にはそぐわないな」と思ったものを、後から整理できるのは便利ですよね。

ただし、時間が経てば経つほど相手が既にそのメッセージを読んでいる(既読がついている)可能性は高くなりますし、相手の記憶には残っています。「言った言わない」のトラブルを避けるためにも、あまりにも古い重要なやり取りを無断で消すのは避けたほうが賢明かもしれませんね。

送信取り消しが「できない」ケースと対処法

「あれ?送信取り消しができない!」と焦る場面に遭遇することもあるかもしれません。メニューが出てこなかったり、エラーが出たりする場合の原因と対策を確認しておきましょう。

ネットワークエラーやアプリの不具合

一番多いのは、電波状況が悪い場所にいるケースです。送信取り消しはサーバー上のデータを削除するリクエストを送る作業なので、インターネットに繋がっていないと実行できません。「ネットワークリクエストに失敗しました」と表示される場合は、一度Wi-Fiを切ってモバイルデータ通信に切り替えるなど、通信環境を見直してみましょう。

また、アプリ自体のバグで操作が反映されないことも稀にあります。その場合は、アプリを再起動するか、最新バージョンにアップデートされているかを確認してみてくださいね。

消せるのは「自分のメッセージ」だけ

当たり前のことかもしれませんが、送信取り消しができるのは「自分が送ったメッセージ」のみです。相手から送られてきたメッセージを自分の画面から消すことはできますが、それはあくまで自分の端末上の表示を削除するだけで、相手の画面には残ったままになります。

相手の画面からも消したい場合は、必ず自分のメッセージを長押しして、赤文字の「送信を取り消す」を選択する必要があります。「削除」という項目と混同しないように注意しましょう。

相手に送信取り消しされたメッセージを見る方法はある?

ここまでは「消す側」の視点で解説してきましたが、逆に「相手に消されたメッセージを見たい」と思うこともあるでしょう。「通知 いく」の検索と同様に、「見る方法」を探している方も多いようです。

基本的には復元・確認は不可能

残念ながら(あるいは幸いなことに)、一度送信取り消しされたメッセージを公式の機能で復元したり、後から内容を確認したりする方法はありません。インスタグラムのサーバーからデータごと削除される仕組みになっているためです。

通知ログを保存する外部アプリや、Androidの一部機種にある「通知履歴」機能を使っていれば、通知として届いたテキストの一部を確認できる可能性はゼロではありません。しかし、画像や動画、スタンプなどは通知には詳細が表示されないため、内容を知ることはほぼ不可能です。

外部アプリの使用はリスクが高いので推奨しません

ネット上には「削除されたメッセージを見るアプリ」といった怪しいツールが出回ることがありますが、これらを使用するのはセキュリティ上非常に危険です。インスタグラムのログイン情報を盗まれたり、アカウントが乗っ取られたりするリスクがあります。

好奇心でそういったツールに手を出してしまうと、取り返しのつかないことになるかもしれません。ビジネスのアカウントであれば尚更、公式アプリ以外の利用は避けるのが鉄則ですよ。

ビジネスシーンでの送信取り消しマナーと注意点

仕事の連絡や、大切なクライアントとのやり取りでインスタグラムを使っている場合、送信取り消し機能の使いどころは非常に繊細です。「バレないから大丈夫」と安易に使うのは、実は信頼を損なう原因になるかもしれません。

既読がついた後の取り消しは慎重に

相手がまだ見ていない(既読がついていない)状態であれば、誤字の訂正などで送信取り消しを使うのは問題ありません。しかし、相手が既にメッセージを読んでいる(既読がついている)状態で、無言で送信を取り消すのは避けたほうが良いでしょう。

相手は「あれ?さっき重要なことが書いてあったはずなのに消えている」と不審に思いますし、証拠隠滅を図ったように見えてしまうこともあります。もし既読後に内容の誤りに気づいた場合は、コソコソ消すのではなく、「先ほどのメッセージに誤りがありました、申し訳ありません」と訂正の連絡を入れるのが、誠実な大人の対応です。

「言った言わない」を防ぐためのスクリーンショット

逆に、相手が頻繁にメッセージを送っては消すタイプの場合、重要な約束事や契約に関わる内容は、こまめにスクリーンショットを撮って保存しておく自衛策も必要かもしれません。

ただし、消えるメッセージモード(閲覧後自動で消えるDM)や、一度しか見られない写真のスクショを撮ると、相手に「スクリーンショットを撮影しました」という通知がいってしまいます。通常のテキストチャットであればスクショ通知はされませんが、仕様は予告なく変更されることもあるため、常に最新の情報をキャッチアップしておきましょう。

まとめ:送信取り消しは「スピード」が命!冷静に対処しよう

インスタグラムの送信取り消し機能について、相手への通知や見え方を中心に解説してきました。要点を整理しましょう。

  1. 送信取り消しをしても、相手に通知は行かず、トークルームに痕跡も残らない。
  2. 相手のロック画面にある通知も、基本的には連動して消える(スピード勝負)。
  3. 取り消しに時間の期限はなく、過去のメッセージも削除可能。
  4. 一度取り消されたメッセージを復元して見る方法は、公式には存在しない。
  5. ビジネスでは既読後の無断削除は避け、誠実な訂正を心がける。

誤送信をしてしまったときは、心臓が止まるかと思うほど焦るものですが、インスタグラムはユーザーのプライバシーに配慮した設計になっています。まずは落ち着いて、素早く「送信を取り消す」をタップしましょう。相手がまだスマホを見ていなければ、あなたのミスは誰にも知られずに済みます。

この機能を正しく理解して、プライベートでもビジネスでも、より安心してインスタグラムを活用してくださいね。もし今、誤送信をしてしまってこの記事に辿り着いたのなら、まずは深呼吸をして、対処してみましょう。大丈夫、きっとうまくいきますよ。

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