IF関数とは?初心者でもすぐに理解できる使い方と具体例を解説!

IF関数とは?初心者でもすぐに理解できる使い方と具体例を解説!

ExcelやGoogleスプレッドシートを使う際、条件によって異なる結果を表示させたい場面があります。そんなときに便利なのが「IF関数」です。

IF関数は、「もし〇〇なら△△、そうでなければ□□」という条件分岐を行う関数で、例えば「点数が80以上なら合格、それ未満なら不合格」などの判定を自動化できます。

しかし、IF関数の使い方に慣れていないと、どこでエラーが出るのか分かりにくく、「思ったように動かない」と困ることもあるでしょう。

この記事では、IF関数の基本的な使い方から応用例、複数条件の設定方法、計算式の組み込み方までを初心者にもわかりやすく解説します。実際に使える具体例も豊富に紹介しているので、ぜひ参考にして、業務の効率化やデータ管理に役立ててください。


目次

IF関数の基本的な使い方

IF関数の構文

IF関数の基本的な構文は以下のようになります。

=IF(条件, 真の場合, 偽の場合)

例えば、ある学生の点数が60点以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示する場合、以下のように記述します。

=IF(A1>=60, "合格", "不合格")

A1セルの値が60以上であれば「合格」、それ未満なら「不合格」と表示されます。

なぜIF関数が便利なのか?

  • 数値の条件判定が簡単にできる
  • 文字列の判定も可能
  • 他の関数と組み合わせて高度な計算ができる

例えば、売上データを集計するとき、一定の売上を超えた場合に「達成」、未達成なら「未達成」と表示するといった応用も可能です。

さらに、IF関数は顧客管理や売上データの分析、在庫管理など、多くの業務で使われています。


IF関数の具体例

例1:合格・不合格の判定

=IF(B2>=80, "合格", "不合格")

B2の値が80以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示します。

例2:値に応じたランク付け

=IF(B2>=90, "A", IF(B2>=70, "B", "C"))

B2の値が90以上なら「A」、70以上なら「B」、それ未満なら「C」と表示します。

例3:数値の比較と計算

=IF(A1>B1, A1-B1, B1-A1)

A1の値がB1より大きい場合はA1-B1、小さい場合はB1-A1を計算します。

例4:給与の計算(ボーナスの有無)

=IF(B2>=100000, B2*1.1, B2)

B2が100,000以上なら10%のボーナスを加算、それ未満ならそのままとなります。


IF関数で複数条件を扱う方法

AND関数を使った複数条件

IF関数はAND関数と組み合わせることで、複数の条件をすべて満たした場合に結果を返すことができます。

=IF(AND(A1>=50, B1>=50), "合格", "不合格")

A1とB1の両方が50以上であれば「合格」、そうでなければ「不合格」となります。

OR関数を使った複数条件

OR関数を使うことで、いずれか1つの条件が満たされた場合に結果を返すことができます。

=IF(OR(A1>=50, B1>=50), "追試", "不合格")

A1またはB1のどちらかが50以上であれば「追試」、どちらも50未満なら「不合格」となります。


IF関数の応用例

1. 文字が入っていたら処理を行う

=IF(A1<>"", "入力済", "未入力")

A1に文字が入っていれば「入力済」、空白なら「未入力」となります。

2. 計算式をIF関数に入れる

=IF(A1>=100, A1*0.9, A1)

A1が100以上なら10%割引、それ未満ならそのままの値を返します。

3. 在庫管理への活用

=IF(A2<=10, "在庫少", "在庫あり")

A2の値が10以下なら「在庫少」、それ以上なら「在庫あり」と表示します。


IF関数の覚え方とコツ

1. まずは基本形を覚える

IF関数の基本形は「=IF(条件, 真の場合, 偽の場合)」とシンプルです。

2. 小さな例で試す

実際にExcelやGoogleスプレッドシートでサンプルを作成して試してみましょう。

3. ネスト(入れ子構造)を活用する

複数のIF関数を組み合わせることで、より高度な条件分岐が可能になります。

4. 他の関数と組み合わせる

SUM、COUNT、VLOOKUPなどの関数と組み合わせることで、より便利なデータ処理ができます。


まとめ

IF関数は、データ分析や業務の効率化に欠かせない重要な関数です。本記事では、基本の使い方から応用例、複数条件の処理、文字列の判定、計算式の入れ方まで詳しく解説しました。

初心者の方は、まずシンプルなIF関数の使い方を試し、徐々に複雑な条件にも挑戦してみましょう。

これをマスターすれば、ExcelやGoogleスプレッドシートでの作業が格段にスムーズになります。

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