スプレッドシートで予定表や勤怠表、タスク管理表などを作っていると「日付と曜日を自動で表示したい」「曜日ごとに色分けして見やすくしたい」と思うことはありませんか?
本記事では、曜日を自動で表示する方法から、関数・色分け・連続入力のやり方までを、初心者にもわかりやすく解説します。
パソコンはもちろん、スマホでの操作方法やエラー時の対処法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
スプレッドシートで曜日を自動表示する基本的な方法
曜日を自動表示するには「TEXT関数」を使う
スプレッドシートで日付に対応する曜日を自動的に表示したい場合、TEXT関数が最もシンプルで便利です。
たとえば、セルA1に日付が入っている場合、以下のように入力します。
excelコピーする編集する=TEXT(A1, "dddd")
この関数を使うと、A1の値に応じて「月曜日」「火曜日」などの曜日が表示されます。
表示形式の違いで以下のような出力が可能です。
書式 | 出力例 |
---|---|
"ddd" | 月 |
"dddd" | 月曜日 |
"aaa" | Mon(英語3文字) |
"aaaa" | Monday(英語) |
TEXT関数の便利な使い方とフォーマット指定
aaaやddddの違いとは?
TEXT関数で曜日表示の形式をカスタマイズできます。
"aaa"
:英語で略称(例:Mon, Tue)"dddd"
:日本語のフル表記(例:月曜日)"ddd"
:日本語の略称(例:月)"dddd"
+ カスタム書式:和暦や年号と組み合わせも可能
英語表記に切り替えるには?
スプレッドシートは日本語表記が初期設定になっていますが、スプレッドシートの言語設定を英語に変えると、TEXT関数の出力も英語になります。
手順:
- ファイル → 設定
- 「一般」タブで「ロケール」を「アメリカ合衆国」など英語圏に変更
- TEXT関数で
"dddd"
を使うと Monday, Tuesday… と表示される
曜日ごとに自動で色分けする方法
条件付き書式を使って曜日に色をつける
スプレッドシートでは、「月〜日」の曜日に応じて自動で色分けすることが可能です。条件付き書式を活用しましょう。
設定手順
- 曜日が表示されている列を選択
- メニューの「表示形式」→「条件付き書式」
- 「カスタム数式」を選択
- 例)月曜日を色付けする場合:
excelコピーする編集する=TEXT(A1,"ddd")="月"
- 色を選択 → 「完了」
同様の要領で火〜日までルールを追加することで、カレンダーのように視覚的にわかりやすくなります。
曜日と日付を連続入力する方法
自動で連続した日付と曜日を作成するには?
たとえばA列に日付、B列に曜日を入れたい場合は以下の手順でOKです。
ステップ1:日付を連続入力
- セルA1に開始日(例:2025/4/1)を入力
- A1セルを選択 → セル右下の「■」をドラッグ
- 日付が自動で連続します
ステップ2:曜日を表示
B列に以下を入力:
excelコピーする編集する=TEXT(A1, "dddd")
これで、日付が変わるたびに曜日も自動更新されるリストが完成します。
スマホで曜日を自動表示するには?
Googleスプレッドシートはスマホアプリでも利用可能です。関数はPCと同様に使えます。
手順(iPhone/Android共通):
- スプレッドシートアプリを開く
- 日付を入力
- 隣のセルに
=TEXT(A1, "dddd")
と入力 - スマホでも曜日が反映されます
文字入力がしづらい場合は、関数の候補一覧から選ぶとスムーズです。
曜日表示でよくあるエラーと対処法
「#VALUE!」エラーになる場合
TEXT関数を使っていてエラーが出る主な理由は以下の通りです。
エラー原因 | 対処法 |
---|---|
対象セルに日付が入っていない | 日付形式を確認、手入力で「2025/04/01」など明示的に入力 |
セルが空白または文字列が入っている | 関数が文字列を解釈できない → 日付形式に修正 |
TEXTの書式が間違っている | "ddd" や "dddd" の綴りを見直す |
応用テクニック:土日だけ色を変えるカレンダー表の作成
業務でよく使う「土日だけ色を変えたい」「祝日は特別色をつけたい」という要望にも対応可能です。
土日だけを色分けする数式(条件付き書式)
excelコピーする編集する=WEEKDAY(A1,2)>5
WEEKDAY関数を使うことで、土曜(6)・日曜(7)に対応可能です。
祝日との組み合わせ
Googleカレンダー連携や祝日一覧を用意してMATCH関数やIF関数を組み合わせれば、祝日も条件に加えられます。
よくある質問(FAQ)
Q. スプレッドシートの曜日が英語で表示されてしまうのはなぜ?
→ スプレッドシートの「ロケール設定」が英語圏になっている可能性があります。
「ファイル」→「設定」→「ロケール」を「日本」に変更してください。
まとめ|スプレッドシートで曜日を扱うのは意外と簡単!
スプレッドシートでは、関数や条件付き書式を活用することで「曜日表示」「自動色分け」「連続入力」などが簡単にできます。
特にTEXT関数は覚えておくと、予定表や出勤表などで非常に重宝します。
実務で使いやすいように、「エラーが出た場合の対処法」や「スマホ対応」まで紹介しましたので、日常業務でもすぐに応用できるはずです。
ぜひこの記事をブックマークして、あなたのスプレッドシート活用に役立ててください!