スマートフォンに「+295」から始まる知らない番号から着信があり、つい出てしまった経験はありませんか？その後、不安になって検索した人も多いでしょう。+295のような国際番号は、普段あまり見ることがないため、詐欺やトラブルを連想してしまうのも無理はありません。本記事では、+295がどこの国の番号か、なぜ着信があるのか、出てしまった場合のリスクや対処法まで、わかりやすく解説します。
+295から始まる電話番号はどこの国？
正体は「エリトリア国」の国際電話番号
「+295」は、東アフリカに位置する**エリトリア国（Eritrea）**の国際電話コードです。日本では馴染みのない国のため、「どこ？」と感じる方も多いでしょう。
- 国名：エリトリア（Eritrea）
- 国際電話コード：+295
- 時差：日本より6時間遅れ（サマータイムなし）
なぜ日本に電話をかけてくるの？
多くのケースでは、以下のような目的で発信されていると考えられます：
- 国際ワン切り詐欺（折り返しを狙う）
- 迷惑広告・自動発信ツール
- 乗っ取り端末やボットによる大量発信
- ごく稀に正当な国際連絡（※知人・国際取引先がある場合）
+295からの電話に出てしまったらどうなる？
単純に「出ただけ」で被害はある？
現時点で、+295の着信に出ただけで通話料が発生することは通常ありません。
しかし、以下のようなリスクが伴う場合があります。
- 話を引き延ばされて通話時間が長くなり、通話料が加算される
- 相手に「接続された番号」と認識され、他の詐欺電話リストに追加される
- 話すことで個人情報を引き出される可能性も（名前・所在・銀行口座など）
話の内容によっては詐欺誘導も
相手が英語や聞き取りづらい言語で話し、「〇〇を確認したい」「料金が発生している」といった話をしてきた場合は、詐欺の可能性が極めて高いと判断してください。
危険な番号の具体例と報告が多いパターン
2950・2954・2955などの番号が急増中
「+295」の後に続く番号が、以下のような形になっているものが報告されています：
- +2950-XXXX-XXXX
- +2954-XXXX-XXXX
- +2955-XXXX-XXXX
これらの着信はいずれも**短時間で切れる「ワン切り」**や、無言着信・留守電に録音されるだけというパターンが多く報告されています。
よくある報告内容
- 留守電に無音や雑音のみが残っていた
- 出たらすぐ切れた、または誰も話さなかった
- 折り返したら高額通話料が請求されたという噂を見た
※折り返し発信は非常に危険なので絶対に避けましょう。
折り返してしまったらどうなる？
通話料が高額請求される可能性あり
+295への国際発信は、日本の大手キャリア（NTTドコモ、au、ソフトバンク）でも数百円／分単位で料金が発生するケースがあります。
例：ドコモ国際通話料金（参考）
- エリトリア（+295）通話：1分あたり最大250〜400円
- 留守電などの自動音声に接続されるだけでもカウントされる可能性あり
不審な請求が来たときの対処法
- 通話履歴を確認し、発信した時間をチェック
- 契約キャリアに問い合わせる（発信履歴・料金確認）
- 必要に応じてキャリアでの通話制限設定や国際発信停止設定を行う
今後の対策：知らない国際番号への対処法
出ない・折り返さないが鉄則
- 電話番号の冒頭が「+295」や「+285」など見慣れない番号の場合は即時拒否または無視
- 国際番号の可能性を意識して、「知らない番号に出ない」ことが最も有効な防御策です
スマホの設定で国際電話をブロックする
Androidの場合（機種により異なる）
- 「電話」アプリ → 設定 → 拒否リスト／通話制限 → 国際番号をブロック
iPhoneの場合
- 「設定」→「スクリーンタイム」→「通信の制限」→ 国際通話制限をカスタマイズ
- サードパーティーの迷惑電話ブロックアプリ（Truecallerなど）も有効
よくあるQ&A：+295関連の不安を解消
Q：+295の留守番電話に録音が残っていた。これは危険？
→ 通常、無音や雑音であれば問題ありませんが、折り返さない・内容を真に受けないことが大切です。
Q：+295だけでなく、+285も最近増えているのはなぜ？
→ 詐欺グループが使用する国際番号は複数の国や地域から変化しながら発信される傾向があります。+285（アンゴラ）もその一例です。
Q：出てしまったら料金が発生する？
→ 出ただけでは発生しませんが、通話が数十秒続くと料金が発生する可能性があるため注意。
まとめ：+295からの着信に出てしまっても慌てず冷静に対応を
「+295」はエリトリアの国際電話番号であり、日本に関係のない着信である可能性が高いです。多くは詐欺的な目的を持ったワン切りや無言通話であり、出てしまっても落ち着いて対処することが重要です。
- 出てしまった＝即被害ではない
- 折り返し・会話の継続が被害につながるリスク
- 今後の着信防止策や通話制限の設定を行う
知らない番号には反応しない。これだけで、大きなリスクを未然に防ぐことができます。
