モニターアームを壁ギリギリに設置する方法|壁寄せ・奥行き不足・隙間問題を完全解決ガイド

モニターアームをデスク周りに導入するとき、できる限り壁ギリギリまで寄せてスッキリ配置したいと考える方は多いでしょう。しかし実際には「壁寄せできない」「奥行きが足りない」「モニターが後ろに出ない」といった問題に直面するケースが少なくありません。本記事では、モニターアームを壁ギリギリに設置するための具体的な方法と、失敗しないための選び方・設置テクニックを徹底解説します。デスク環境の最適化を目指すビジネスパーソン必見の完全ガイドです。

目次

壁ギリギリ設置できるモニターアーム」条件について

普通のモニターアームでは、可動部分や支柱の厚みでどうしても壁とモニターの間に5〜10cm程度の隙間が空いてしまいます。
これを解決するには、

  • アーム自体がスリムな設計
  • ベースマウント(支柱の根本)が小型
  • モニター背面とVESA規格位置が壁寄せに向いている

といった条件が必要です。

これらをクリアしているアームだけが、**「ガチの壁寄せアーム」**と呼べる存在です。

モニターアームを壁ギリギリに設置するための必須チェックポイント

  • ベースマウント(支柱部分)がコンパクト設計か
  • モニター取付面が可動しないロック式か
  • アームの可動機構がスリムか
  • 設置する壁面の水平・垂直が取れているか

これらを満たしていないと、壁寄せは理論上できても、実際には「微妙な隙間」が残ります。


なぜモニターアームを壁ギリギリに設置したいのか?

デスク周りを整える目的だけではなく、以下のようなビジネス面のメリットが存在します。

  • スペースの有効活用
  • デスクワーク中の姿勢改善
  • ケーブルマネジメントがしやすくなる
  • 作業効率の向上と集中力アップ
  • Web会議やプレゼン映えする背景作り

「壁ギリギリ設置」は見た目だけでなく、業務パフォーマンスにも直結する重要なポイントです。

そもそもなぜ壁ギリギリ設置が難しいのか?

一般的なモニターアームには、

  • 支柱(クランプベース)の厚み
  • アームとアームを繋ぐジョイント部の出っ張り
  • モニター背面の厚み

といった要素があり、これらが「壁との隙間」を生みます。

つまり、製品選びを間違えると、そもそも壁寄せできないわけです。
壁ギリギリ設置を目指すなら、
「アーム構造」「可動域」「支柱設計」の3つを要チェック!


壁寄せに失敗しやすい理由と課題

奥行きが足りない問題

一般的なモニターアームは、支柱とアームのジョイント部分があるため、完全に壁に密着させることが難しい設計になっています。

モニターアームの形状による制約

  • Z型アーム:後ろにスペースを必要とする
  • ガススプリング式アーム:しなやかな可動域だが奥行きが必要
  • ポール固定式アーム:比較的壁寄せしやすいが可動域は狭い

壁との隙間ができる理由

  • アームの可動機構が壁と干渉する
  • 壁面に設置してもモニター背面にスタンド分の厚みが残る
  • 壁自体の平滑度が悪い(特に賃貸物件に多い)


壁ギリギリ設置に強いおすすめモニターアーム

【王道】エルゴトロン LX デスクマウントアーム

モニターアーム市場で圧倒的な信頼を誇る「エルゴトロン」。
特に以下のモデルは、壁ギリギリ設置を前提に作られています。

  • エルゴトロン LX デスクマウントアーム
  • エルゴトロン HX デスクモニターアーム

圧倒的人気・安定の壁寄せ性能

エルゴトロンは、プロユースでも愛用者が多い定番中の定番ブランド。
その中でも「LX デスクマウントアーム」は、壁ギリギリ設置に特化した設計です。

  • 支柱クランプが小型で壁に密着
  • アームの可動がスムーズで、モニター位置の微調整が簡単
  • モニター背面もスリムに設置できる

▶ 実際に使った感想
壁との距離2〜3cm程度まで寄せられ、デスク後ろの圧迫感ゼロ。
可動域も広く、細かい角度調整がストレスなし!

デスク環境を真剣に整えたい人は、まずこれを候補に。

特徴:

  • アーム機構が非常にスリム
  • ベース部分が小型で壁寄せしやすい
  • ガススプリング機構で高さ微調整もできる

※注意点として、設置後の「可動域」は少し制限されるため、動かしながら作業したい方は用途を検討しましょう。

Amazonベーシック モニターアーム(シングル ディスプレイ マウント)

エルゴトロンと同じ設計思想を持つ、Amazonのプライベートブランド製品。
実はこのモデル、中身はエルゴトロンLXのOEM版(製造元エルゴトロン)です。

✅ 特徴

  • エルゴトロン同様、ベースがコンパクト
  • ガススプリング式で柔軟に高さ調整できる
  • LXより安価でコスパ抜群
  • デスククランプ部もスリム設計

→「エルゴトロン高すぎる」と感じる人には間違いない選択肢。


グリーンハウス GH-AMCD01

デュアルモニター対応で、かつ壁寄せに強い国産モデル。

✅ 特徴

  • 支柱式でモニターをぴったり横並びに固定できる
  • VESAマウント間の調整幅が広い
  • クランプ取り付け部分が極薄で壁寄せ可能
  • 日本人向けデスク環境に最適化されている設計

特に「デュアルモニターで壁ギリギリ設置したい人」には非常におすすめ。


NB North Bayou F80 モニターアーム

中国・深セン発のグローバルブランド「NB」。
業務用でも採用されているほど耐久性が高いにもかかわらず、価格が圧倒的に安い。

✅ 特徴

  • ガススプリング式ながら非常にスリム
  • 奥行きが小さく、壁からの最小距離が短い
  • クランプ+グロメット両対応で設置自由度が高い
  • 公式で耐荷重テストデータあり(安心)

「とにかくコスパ重視で壁ギリギリ設置をしたい」というニーズにベストマッチ。

グリーンハウス GH-AMCD01

デュアルモニターでも壁ギリギリOK

国産ブランド・グリーンハウスの人気モデル。

  • デュアルモニター対応
  • 支柱式でモニターの横幅管理がしやすい
  • 壁寄せ専用ではないが、設置次第でギリギリ配置可能

▶ 使った感想
デュアルモニターを並べたい人に特におすすめ。
モニター同士の間隔も自由に調整できるので、壁寄せ+省スペース運用ができました!


Fleximounts M13 モニターアーム

Fleximountsは天吊り収納ラックなども手掛ける、スペース効率を徹底追求したブランド。

✅ 特徴

  • 壁との隙間を最小限に抑えるためのスリム構造
  • アームの可動範囲が広く、微調整がしやすい
  • デスク面積を最大限に活かせる設計
  • 割と軽めのモニター(27インチ以下)向き

「軽量モニターをスタイリッシュに壁寄せしたい」という用途にぴったりです。


まとめ|壁ギリギリ設置に強いモニターアームを選ぶポイント

【比較まとめ】壁ギリギリ設置向きモニターアームおすすめ表

商品名壁ギリギリ性能特徴価格帯
エルゴトロン LX★★★★★業界最高クラスの可動性能約22,000円
Amazonベーシック モニターアーム★★★★☆コスパで選ぶなら最強約11,000円
NB North Bayou F80★★★★☆とにかく安く壁寄せしたい人向け約7,000円
グリーンハウス GH-AMCD01★★★★デュアルモニター対応約13,000円
Fleximounts M13★★★★軽量・コンパクト運用向き約9,000円


ビジネス環境で使うなら

  • 長時間利用 → 耐久性優先
  • フル壁寄せしたい → アーム支点の位置と可動域チェック
  • モニター2台並べたい → デュアル専用アーム選択

このあたりを意識すると失敗しません。


デュアルモニターでも壁ギリギリを実現するには

ポイントは「VESAマウント間距離」と「横並び設置」

デュアルモニターの場合、壁寄せをするためには

  • モニター同士の間隔を最小限にする
  • 左右にアームが大きく広がらない設計を選ぶ

が絶対条件になります。
おすすめは「デュアル専用アーム」を使うか、シングルアーム×2本で調整するスタイルです。


実際に知恵袋でよくある「壁ギリギリ設置」の質問と対策

  • Q:「モニターアームで壁ギリギリに寄せられない」
    → アームの型式、可動域、モニターサイズ、壁材質すべて確認不足。
  • Q:「デュアルにしたら壁に当たってしまった」
    → 2枚のモニターサイズ合計がアームスペックを超えていることが原因。
  • Q:「モニターが後ろに出ない」
    → 支柱部分の突起(クランプ)を見落としているパターンが多い。

→ 【対策】設置スペースの事前実測+設置イメージ作成は必須。


モニターアーム壁寄せ設置の実践手順

ステップ1:壁面とデスク位置を完全固定する

モニターアームを設置する前に、デスクを壁に完全密着させ、左右水平・奥行きのズレをゼロにしておきます。

ステップ2:設置ベースの最適位置を確認する

支柱ベースの厚みと、壁からの距離を実測。壁側ギリギリ配置をするため、モニターアームの支点ができる限り後方にくるように調整します。

ステップ3:モニター背面寸法をチェックする

モニター裏のVESAマウント位置が中央付近か、やや上部にある場合は壁寄せしやすいです。モニター本体が厚いと、それ自体で壁からの距離が伸びるため、薄型モニターを選ぶとさらに効果的。


モニターアームを後ろに下げたい場合の注意点

  • アームの伸縮機能を使って下げるとき、可動部に負荷が集中する
  • デスク奥行きが狭すぎるとアームが支えきれないことがある
  • 長期間、伸縮を繰り返すと、ネジの緩みや軋み音が発生するリスク

長期的な利用を考えるなら、設置時に負荷分散パッドなどを使って補強しておくと安心です。


まとめ|壁ギリギリ設置は「計画7割、作業3割」

モニターアームを壁ギリギリに設置するには、単なる「スペック選び」だけでなく、
設置環境・モニターサイズ・可動域・取り付け角度までトータルで設計することが欠かせません。

特にビジネス用途では、

  • 見栄えの良いデスク環境
  • 長時間使用でも疲れにくいモニター位置
  • ケーブル配線のスマートさ

といった要素がパフォーマンスに直結します。
エルゴトロンは間違いなく安心ですが、
それ以外にも高コスパな選択肢がいろいろあります。

  • 本気のビジネスデスク → エルゴトロン
  • コスパ重視 → Amazonベーシック or NB
  • デュアルモニター派 → グリーンハウス
  • スタイリッシュ重視 → Fleximounts

あなたのデスクにぴったり合う、最高のモニターアームを選んでください!

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