X(旧Twitter)を使っていると、「認証済みのフォロワー」という表示を目にすることがあります。青いチェックマークのついたアカウントが自分をフォローしていると通知されたり、「認証済みのフォロワーがフォロー中」といった文言が投稿の下に表示されたりします。
この機能はXの仕様変更とともに表示の仕方や対象者が変化しており、特にビジネスアカウントの運用担当者やSNSマーケティングに関わる人にとっては、表示の意味や制御方法を正しく理解しておく必要があります。
本記事では、「認証済みのフォロワー」とは何か、その表示ロジック、表示されない・消えない原因、消し方、ブロックとの関係性まで、最新の仕様をもとに詳しく解説します。
認証済みのフォロワーとは?
「認証済みのフォロワー」とは、X上で公式に認証マーク(青いバッジ)を持っているアカウントが、自分または他人のアカウントをフォローしている状態を指します。この認証マークは以前は著名人・企業・公共機関などに限られていましたが、現在はX Premium(有料)に加入しているユーザーにも付与されるようになりました。
このため、「認証済みのフォロワー」という表示は、単に信頼性の高い人物というよりも「認証バッジを保持しているフォロワーがいる」という情報として表示されています。
表示の仕組みとロジック
どこに表示されるのか?
- 投稿の下部に「認証済みのフォロワーがフォロー中」と表示される
- プロフィール画面で「認証済みのフォロワーにフォローされています」などが確認できることもある
表示の条件
- 該当アカウントが認証済み(青バッジ所持)であること
- 自分のアカウント、または表示対象の投稿をフォローしていること
- フォロワーの表示順は非公開アルゴリズムにより変動するため、明確な法則はなし
認証済みのフォロワー数の確認方法
手動で確認する手順
- 自分のアカウントの「フォロワー」リストを開く
- アイコン横に青いチェックマークが付いたアカウントを探す
- 一覧で数えることでおおよその人数がわかる
X上では「認証済みフォロワー数」を明確に数値で表示する機能はありません。そのため、正確な人数は手動で調べる必要があります。
表示されない・見えない理由
表示されない可能性のあるケース
- 認証済みアカウントが非公開(鍵付き)にしている
- 一時的にフォローを解除している
- 対象アカウントがフォロワーリストを制限している(API経由の制限など)
また、Xのアルゴリズムによって投稿に自動で表示される「認証済みのフォロワーがフォロー中」という表示も、リアルタイムに反映されるとは限らず、表示されないこともあります。
認証済みのフォロワーが消えない理由
ブロックしても表示が残る?
認証済みフォロワーをブロックしても、ブロック前の表示履歴が一部キャッシュに残っていたり、「認証済みフォロワーがフォロー中」という文言がすぐに消えないケースがあります。
- 表示はアプリ側のキャッシュで残ることがある
- 数時間〜1日程度で更新される場合が多い
- ブラウザ版とアプリ版で表示が異なることもある
認証済みフォロワーの消し方(直接操作は不可)
「認証済みのフォロワー」という表示そのものを消す設定は、Xには用意されていません。表示は自動生成されるため、明示的な削除や非表示はできない仕様となっています。
間接的に非表示にする方法
- 該当の認証済みアカウントをブロックまたはフォロー解除させる(相手次第)
- 非公開アカウントに切り替えることで表示の抑制は可能
- 別アカウントに切り替えて管理する(運用レベルでの対応)
企業アカウントで表示させたくない相手がいる場合は、DMなどでフォロー解除を依頼する方法もありますが、強制的な制御はできません。
認証済みフォロワーの順番は何で決まるのか?
認証済みフォロワーの表示順については、X公式から明確な説明はされていません。ただし以下のような要素が影響している可能性があります。
- フォローされた時期の新しさ
- 相互フォローやリプライ履歴などのエンゲージメント
- フォロワー数・認証アカウントの影響度
このため、どの認証済みアカウントが表示されるかは状況によって異なり、表示順を変更することはできません。
認証済みフォロワーとブロックの関係性
ブロックした相手は自分をフォローできなくなりますが、ブロック前に発生した表示は一時的に残る可能性があります。
- ブロックした瞬間に完全に表示が消えるわけではない
- 一定期間後に反映される(非表示になる)ことが多い
- フォロー関係を整理したい場合は「ミュート」よりも「ブロック」の方が効果的
ビジネスアカウント運用者向けの注意点
認証済みフォロワーの表示が及ぼす影響は、以下のようなケースで考慮が必要です。
- 過去に関係があった企業・人物の名前が投稿下に出ることで誤解を招く
- ブランドイメージとの整合性を崩す可能性がある
- 社内でのSNS運用ルールに基づいて非表示化が求められる
対応策としては、社内ポリシーでブロック対象や表示制限の基準をあらかじめ定めておくことが効果的です。
まとめ|認証済みフォロワーの表示は制御できないが対処は可能
「認証済みのフォロワー」はXの仕様によって自動で表示されるものであり、ユーザー側が任意に非表示・削除することはできません。しかし、表示される仕組みや影響範囲を理解し、運用上の工夫やブロック対応を行うことで、意図しない表示を減らすことは可能です。
ビジネスアカウントとしてSNSを運用する場合は、見られ方を含めた細部の管理が求められます。認証済みのフォロワー表示も、その一部として捉え、意識的に対処していきましょう。