バーチャルオフィスを利用する際、「来客対応はどこまで可能なのか?」という疑問を持つ人は多いでしょう。バーチャルオフィスは基本的に物理的なオフィスを持たず、住所貸しや郵便受取などが中心のサービスですが、中には来客対応を提供しているバーチャルオフィスもあります。
特にクライアントとの打ち合わせや、ビジネスパートナーとの会議が必要な場合、「バーチャルオフィスだと信用を損ねないか?」「受付スタッフが対応してくれるのか?」と不安になることもあるでしょう。
本記事では、バーチャルオフィスの来客対応サービスの実態や、来客対応が可能なおすすめのバーチャルオフィスを紹介します。具体的なサービス内容や、選ぶ際のポイントも詳しく解説するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
- 1. バーチャルオフィスの来客対応はどこまで可能?
- 2. 来客対応が可能なおすすめのバーチャルオフィス
- 2.1 レゾナンス
- 2.2 DMMバーチャルオフィス
- 2.3 METSバーチャルオフィス
- 2.4 ワンストップビジネスセンター
- 2.5 ユナイテッドオフィス
- 2.6 Karigo(カリゴ)
- 3. バーチャルオフィスの来客対応を利用する際の注意点
- 3.1 事前予約が必要な場合が多い
- 3.2 受付対応の範囲を確認する
- 3.3 コストとサービス内容を比較する
- 4. まとめ
バーチャルオフィスの来客対応はどこまで可能?
バーチャルオフィスの基本的な役割
バーチャルオフィスは、主に以下のサービスを提供しています。
- 法人登記用の住所貸し
- 郵便物の受取・転送サービス
- 電話番号貸与・電話転送
- 会議室・コワーキングスペースの利用
基本的に常駐スタッフがいないため、来客対応は標準サービスには含まれていないことが多いです。しかし、最近では企業のニーズに応じて、受付サービスを提供するバーチャルオフィスも増えてきました。
バーチャルオフィスでできる来客対応の種類
受付スタッフによる来客対応
一部のバーチャルオフィスでは、受付スタッフが常駐し、来客対応を行ってくれます。これにより、オフィスを訪れたクライアントや取引先がスムーズに案内され、企業としての信頼感を維持できます。
できること
- 来客の受付・案内
- 指定の会議室へ案内
- 書類や荷物の受取対応
できないこと
- 企業の専属スタッフとしての対応
- 詳細な業務説明
- 個別の商談対応
会議室・ミーティングスペースの貸し出し
ほとんどのバーチャルオフィスでは、会議室やミーティングスペースの貸し出しサービスを提供しています。クライアントとの打ち合わせや商談の際に、プロフェッショナルな環境を確保できます。
できること
- 事前予約制で会議室を利用可能
- クライアントとの打ち合わせ
- プレゼンテーションや採用面接
できないこと
- 常時専用のオフィススペースの確保
- 長時間のオフィス利用(レンタルオフィスとは異なる)
電話代行・受付代行サービス
来客対応と合わせて、電話対応をアウトソーシングするサービスを利用できる場合があります。オフィスの代表電話番号を取得し、専任スタッフが企業名で対応することで、信頼性を向上できます。
できること
- 企業名での電話応対
- 簡単な問い合わせの受け答え
- 伝言メモの送信
できないこと
- 専門的なカスタマーサポート対応
- 企業の詳細な業務説明
来客対応が可能なおすすめのバーチャルオフィス
サービス名 | 来客対応 | 受付スタッフ | 会議室利用 | 拠点数 | 月額料金(税込) |
---|---|---|---|---|---|
GMOオフィスサポート | ✖ 非対応 | なし | なし | なし | 660円~ |
レゾナンス | ◎ 可能 | ○ 受付対応あり | ○ 利用可 | 12拠点 | 990円~ |
DMMバーチャルオフィス | ◎ 可能 | ○ 受付対応あり | ○ 利用可 | 3拠点 | 660円~ |
METSバーチャルオフィス | ◎ 可能 | ○ 受付対応あり | ○ 利用可 | 2拠点 | 270円~ |
ワンストップビジネスセンター | ◎ 可能 | ◎ 専属受付スタッフ | ◎ 高品質会議室 | 9拠点 | 5,280円~ |
ユナイテッドオフィス | ◎ 可能 | ○ 受付対応あり | ○ 利用可 | 3拠点 | 2,310円〜 |
Karigo | ◎ 可能 | ○ 受付対応あり | ○ 利用可 | 23拠点 | 3,300円~ |

レゾナンス
特徴
- 都心部を中心に12拠点展開
- 受付スタッフによる来客対応あり
- 低コストで法人向けサービスを提供
対応サービス
- 受付対応:あり
- 会議室利用:あり(事前予約制)
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 990円~
DMMバーチャルオフィス
特徴
- 銀座・横浜・名古屋に拠点
- 受付スタッフが来客対応を実施
- コストを抑えつつ信頼性を確保
対応サービス
- 受付対応:あり
- 会議室利用:あり(事前予約制)
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 660円~
METSバーチャルオフィス
特徴
- 受付対応サービスを低コストで提供
- 新宿・日本橋兜町に拠点を持つ
- フリーランスや小規模法人向け
対応サービス
- 受付対応:あり
- 会議室利用:あり(事前予約制)
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 270円~
ワンストップビジネスセンター
特徴
- 全国主要都市に拠点展開
- 受付スタッフが常駐し、来客対応が充実
- 高品質な会議室を提供
対応サービス
- 受付対応:専属スタッフ対応
- 会議室利用:高品質な会議室を提供
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 5,280円~
ユナイテッドオフィス
特徴
- 銀座・日本橋の一等地に拠点
- 来客対応や会議室利用が可能
- コストとサービスのバランスが良い
対応サービス
- 受付対応:あり
- 会議室利用:あり(事前予約制)
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 2,310円〜
Karigo(カリゴ)
特徴
- 全国23拠点に展開し、利便性が高い
- 受付対応・会議室利用が可能
- フリーランスから法人まで利用可能
対応サービス
- 受付対応:あり
- 会議室利用:あり(事前予約制)
- 法人登記・郵便転送:可能
月額料金
- 3,300円~
バーチャルオフィスの来客対応を利用する際の注意点
事前予約が必要な場合が多い
バーチャルオフィスの来客対応や会議室利用は、多くの場合事前予約制になっています。クライアントとの打ち合わせ予定が決まったら、早めに予約を入れましょう。
受付対応の範囲を確認する
受付対応が可能なバーチャルオフィスでも、どこまでの業務を代行してくれるかはオフィスごとに異なります。想定している対応ができるか、契約前に確認しましょう。
コストとサービス内容を比較する
バーチャルオフィスごとに料金プランが異なるため、利用頻度やサービス内容に見合ったコストかどうかを比較検討することが重要です。
まとめ
バーチャルオフィスの来客対応は、提供するサービスによって異なります。基本的に常駐スタッフはおらず、必要なときに受付・会議室を利用する形式が一般的です。しかし、受付スタッフが対応してくれるバーチャルオフィスを選べば、クライアントとの信頼関係を構築しやすくなります。
来客対応を重視する場合は、「受付サービスの有無」「会議室の利用条件」「コストとサービスのバランス」を考慮して、適切なバーチャルオフィスを選びましょう。