急な体調不良で予定を変更せざるを得なくなったとき、社外の相手への連絡は特に気を遣うものです。ビジネスでは信頼関係がすべて。だからこそ、体調不良を理由とした欠席・リスケメールでも、誠意とマナーのある対応が求められます。この記事では、体調不良による欠席・予定変更に際して使えるビジネスメール例文を、状況別に紹介。社外対応において失礼なく、かつ誠意が伝わる文章のポイントをまとめました。
社外メールで体調不良を理由に予定を変更するのはアリ?
体調不良は避けようのない事情の一つ。とはいえ社外とのやり取りでは、伝え方によって「信用を損なう」可能性もあるため注意が必要です。
ビジネスの常識:体調不良は正直に伝えてOK
嘘や曖昧な理由を述べるより、体調不良と率直に伝える方が誠実な印象につながります。具体的な病状を詳細に述べる必要はなく、「体調不良のため」程度の簡潔な表現で十分です。
重要なのは「配慮」「謝罪」「代替案」
- 相手へのご迷惑をお詫びする
- 体調不良の内容は簡潔に述べる
- 新たな日程の提案や今後の対応に言及 これらのポイントを押さえることで、信頼関係を損なわずにリスケ・欠席が可能です。
メールの構成要素と件名の基本パターン
件名の例
- 【お詫びとご連絡】本日の打ち合わせについて
- 急なご連絡となり恐縮ですが(○○より)
- 日程変更のお願い(体調不良により)
メール本文の構成
- 宛名と挨拶
- 予定変更の謝罪
- 体調不良の簡潔な説明
- 代替案や今後の対応
- 締めの言葉
パターン別|体調不良による社外メールの例文集
1. 当日の欠席連絡(取引先への例文)
件名:本日の打ち合わせ欠席のご連絡
株式会社〇〇 営業部 ○○様
いつもお世話になっております。株式会社△△の□□です。
本日予定しておりました打ち合わせにつきまして、急な体調不良により出席が難しい状況となりました。
直前のご連絡となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
大変恐縮ではございますが、日程を改めてご相談させていただけますと幸いです。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名)
2. リスケのお願いメール(訪問・面談)
件名:お打ち合わせ日程の再調整のお願い
株式会社〇〇 人事部 ○○様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
体調不良により、予定しておりました◯月◯日(◯)のご訪問が難しい状況となりました。
誠に恐縮ですが、以下日程で再調整をお願いできますでしょうか。
【候補日】 ・◯月◯日(◯) 午前 ・◯月◯日(◯) 午後
突然のお願いとなり申し訳ございませんが、ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
(署名)
3. イベント・セミナーなどの欠席連絡
件名:セミナー欠席のご連絡(○○より)
〇〇主催事務局様
お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは貴重なご案内をいただきありがとうございます。
大変恐縮ながら、当日予定しておりました貴セミナーへの参加につきまして、体調不良により欠席させていただくこととなりました。
ご迷惑をおかけし大変申し訳ございませんが、また別の機会に参加させていただければと存じます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
(署名)
社外対応で気をつけたいポイントまとめ
「謝罪」よりも「誠意」が大事
「ご迷惑をおかけし申し訳ございません」は定番ですが、心がこもっていないと形式的に見えます。本文内で、誠意を伝える具体的な一文(代替案・お詫びの表現)を入れましょう。
件名・冒頭で相手の時間を奪わない
件名に【お詫び】【日程変更】などを入れると、相手も事情を一目で把握できます。冒頭から謝罪を簡潔に述べることで、ビジネスライクな印象に。
ビジネスメール お詫び 体調不良 社外 返信の実例
件名:先日のご面談について(ご挨拶とお詫び)
株式会社〇〇 採用担当 ◯◯様
お世話になっております。△△です。
先日は、当日の急な体調不良により面談を欠席することとなり、大変失礼いたしました。
ご多忙のなかお時間を確保いただいていたにも関わらず、直前のご連絡となりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。
体調が回復いたしましたら、改めてご連絡のうえ再度お時間をいただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
(署名)
お詫び+代替案のテンプレート
体調不良による欠席時のビジネスメールは「お詫び+代替案」のセットが基本です。以下のようなテンプレートを活用しましょう。
・直前のご連絡となり申し訳ございません ・ご迷惑をおかけし恐縮ですが ・代替日として以下の日程をご提案させていただきます ・ご検討のうえ、ご都合のよろしい日程をご教示いただけますと幸いです
まとめ|体調不良時の社外メールは「誠実な対応」がすべて
体調不良によるリスケや欠席は、誰にでも起こり得ることです。そのときに大切なのは、誠意をもって相手に接する姿勢と、ビジネスマナーを守った言葉遣い。信頼を損なうどころか、誠実な印象を残すこともできます。例文を参考に、状況に合わせた適切な対応を心がけましょう。