メールの宛名を会社名のみで送る場合の例文!失礼じゃない？御中・部署別の正しい書き方

2025年6月10日

メールの宛名を書くとき、「相手の名前がわからない」「部署名しか分からない」といった状況に直面したことはありませんか？特にビジネスメールでは、宛名の書き方ひとつで印象が大きく変わることがあります。本記事では、会社名のみで宛名を記載する場合に失礼にならない書き方や、部署別の敬称の正しい使い方、また混同しがちな「御中」と「ご担当者様」の併用の是非まで、具体的な例文を交えながら詳しく解説していきます。

メールの宛名に会社名だけを使うのは失礼？

メールの宛名に会社名だけを記載する場合、そのままではややぶっきらぼうな印象を与えてしまう恐れがあります。適切な敬称を添えることで、形式としては十分に丁寧なものになります。

「株式会社○○ 御中」は一般的な書き方

「御中」は組織宛てに使う敬称で、会社名だけしか分からない場合の標準的な宛名表現です。「メール宛名会社名のみ例文」として以下のように使います。

株式会社ロロント 御中

この形であれば、ビジネスシーンにおいても失礼にはあたりません。

宛名に部署だけを記載する場合の正しい書き方

「メール宛名部署のみ」の場合でも、敬称「御中」を加えることで形式的な失礼を避けられます。

例文：部署宛ての表記

ロロント株式会社　人事部 御中

部署が分かっている場合は、会社名＋部署名の構成がより丁寧で信頼性が高まります。

「御中」と「ご担当者様」の併用はNG？

「メール御中ご担当者様」のような表現は、一見丁寧に見えますが、敬称の重複というマナー上のミスになります。

併用は避けるのが基本

「御中」と「様」は敬称として役割が重複してしまうため、どちらか一方にすべきです。

名前がわからない場合：部署名＋御中
担当者の名前がわかる場合：氏名＋様
担当者が不明な場合：「ご担当者様」の単独使用は許容範囲

「会社名様」は文中ならOK？

「会社名様メール文中」に関しては、件名や冒頭の宛名としてはNGですが、メール本文中での使用は比較的許容されています。

文中例

このたびはロロント株式会社様よりご依頼をいただき、誠にありがとうございます。

本文では読みやすさを重視するため、「株式会社様」などの形での表現も実務上許容されています。

メールの宛名で名前がわからない場合の対応

「メール宛名名前がわからない」場合は、誰宛かが曖昧にならないように以下のパターンを使うと効果的です。

代表的なパターン

「株式会社〇〇御中」
「〇〇株式会社人事部御中」
「〇〇株式会社ご担当者様」

どれも相手を特定できない場合に使える、失礼のない表現です。

「人事部名前なし」でも適切な敬称はある？

「メール人事部名前なし」の場合でも、「御中」を使えば丁寧な表現になります。採用関連や問い合わせなど、幅広く使える表現です。

人事部宛ての例

ロロント株式会社 人事部 御中

相手の立場に敬意を示す表現として、企業文化に関わらず通用します。

メール本文での会社名の扱い方にも注意

メール文中に会社名を入れる際も、敬称の使い方に気をつけるべきです。宛名ではなくても、相手を立てる表現がビジネスマナーとして評価されます。

敬称の付け方のポイント

件名や冒頭の宛名：御中や様を正確に使う
本文中の記述：読みやすさを重視し「様」を添えても問題なし

実際のメール宛名と本文の例文

以下にビジネスメールの典型的な冒頭を示します。

宛名が会社名のみの場合の例文

株式会社ロロント 御中

お世話になっております。株式会社○○の山田と申します。
このたびはお問い合わせいただき誠にありがとうございます。

宛名が部署名までわかる場合の例文

ロロント株式会社　営業部 御中

お世話になっております。
株式会社○○の山田と申します。貴社営業部宛てにご案内申し上げます。

よくある間違いとその改善ポイント

意外と多いのが「株式会社○○様」や「○○部様」といった誤用です。会社や部署は人ではないため「様」をつけるのはマナー違反となります。

改善すべき誤用

× 株式会社ロロント様 → ○ 株式会社ロロント御中
× 人事部様 → ○ 人事部御中

細かい点ですが、ビジネスメールではこうした基本が印象に直結します。

まとめ：会社名のみの宛名も敬称を使えば失礼にならない

メールの宛名に会社名だけを使うこと自体はマナー違反ではありません。ただし、「御中」や「部署名」などの正しい敬称を添えることが不可欠です。「御中」「ご担当者様」「様」の使い分けや、名前がわからないときの対処方法を理解することで、より信頼されるビジネスメールを送ることができます。ロロメディアでは、今後も実務に即したマナーの知識を発信していきます。