AirPodsはそのコンパクトさゆえに、ついうっかりどこかに置き忘れたり、片方だけ落としてしまったりすることがよくあります。ビジネスシーンでの移動中やオフィス内でも、AirPodsが見つからずに業務に支障をきたすことも。さらに「探す」アプリに表示されない、音が鳴らない、位置情報が更新されないなど、機能がうまく働かない状況も発生しがちです。
この記事では、AirPodsをなくした際の探し方から、ケースごと紛失したときの対応、表示されない・登録できない・音が鳴らないなどのトラブル時の対処法、さらに事前にやっておくべき設定や対策までを網羅的に解説します。
AirPodsをなくしたときにまず確認すべきこと
AirPodsを紛失したと気づいたとき、まず冷静に以下のポイントをチェックしましょう。
- 最後に使用した場所と時間を思い出す
- 片方だけなのか、両方なのか、ケースごとなのかを把握する
- iPhoneで「探す」アプリを開いて位置情報を確認
AirPodsは一定時間が経過するとバッテリー切れで「探す」に表示されなくなるため、なるべく早めの行動が重要です。
「探す」でAirPodsが表示されないときの原因と対処法
AirPodsが「探す」に表示されない主な理由は以下の通りです。
表示されない主な原因
- AirPodsがペアリングされていない、またはサインインしていないApple IDで使用されている
- ケースの中に収納されていて、Bluetooth接続が切れている
- バッテリー残量がゼロで、現在位置を送信できていない
対処法
- AirPodsを最後に使った場所をGoogleマップなどで思い出し、手動で探索する
- iPhoneの「探す」アプリ内、「デバイスを探す」で位置履歴を確認
- 家族共有を設定していれば、別のiPhoneやiPadから探す
ケースごとAirPodsをなくしたときの対応方法
AirPodsをケースごと紛失した場合、「探す」アプリでは位置情報が取得できないことがあります。ケースに収納中はBluetooth接続が切れているからです。
対応策
- 直前まで使用していた場所を中心に探す(駅・カフェ・デスクなど)
- ケース自体は音を鳴らす機能がないため、視覚的な探索が基本
- AppleCare+ for Headphonesに加入していれば、低価格で交換可能
家の中でAirPodsを探すときのコツ
家の中にあるはずなのに見つからない場合、以下の方法が効果的です。
室内探索のポイント
- 「探す」アプリでAirPodsを選び「サウンドを再生」で音を鳴らす(片方ずつ指定可能)
- 音が鳴らない場合、ソファやベッドの隙間などを丁寧に確認
- ケースから出ている状態で、バッテリー残量があれば音が鳴ります
片方だけなくした場合の探し方
AirPodsは左右別々に識別・管理されています。片方だけ失くしても「探す」機能で場所を確認できます。
探し方の手順
- iPhoneの「探す」アプリを開き、AirPodsを選択
- 「サウンドを再生」で片耳だけ鳴らす(Bluetooth圏内であることが条件)
- 片方が見つかった後、もう片方を個別に探す
紛失した片方だけをApple公式で購入することも可能です。
「音が鳴らない」場合の原因と対応策
AirPodsを探す際に「サウンドを再生」しても音が鳴らないことがあります。
音が鳴らない主な原因
- バッテリー切れ
- ケース内に収納されていてBluetoothが切断されている
- すでにiPhoneとの接続が解除されている
対策
- 探す前に充電状況を確認しておく
- 一時的に別のiPhoneやiPadでBluetooth接続できるか試す
- 一定時間経過後は「最後に確認された場所」を頼りにする
位置情報が更新されないときの確認項目
AirPodsの位置情報が古いままで更新されない場合、以下の要素をチェックしてください。
- デバイスがオフライン状態になっていないか?
- AirPodsとペアリングされたiPhoneの位置情報サービスがオンか?
- Apple IDが正しく紐づいているか?
位置情報の更新はリアルタイムではなく、Bluetooth接続されたときに更新されるため、実際の位置とずれがあることも想定しておきましょう。
AirPodsが「探す」に登録できないときの原因と対処法
登録できない場合は、設定または接続に問題がある可能性があります。
登録できない主な理由
- AirPodsがペアリングされていない
- iCloudにサインインしていない
- 「探す」機能が有効になっていない
対処手順
- iPhoneの「設定」>「自分の名前」>「探す」で、デバイスがオンになっているか確認
- BluetoothでAirPodsが正しく接続されているか確認
- AirPodsを一度削除して再ペアリングし、再登録を試みる
紛失防止のためにやっておくべき事前対策
AirPodsを失くさないためには、事前の設定と習慣がカギです。
事前対策チェックリスト
- 「探す」アプリでAirPodsが登録されているか事前に確認
- ケースにネームタグやAirTagをつけておく
- オフィスや自宅では専用の定位置を作る
- AirPods Proは「正確な場所を探す」機能を活用する
まとめ|AirPodsをなくしたときに慌てないために
AirPodsは便利で高性能な反面、紛失しやすいデバイスでもあります。「探す」機能を活用すれば多くの場合は見つかりますが、表示されない・音が鳴らない・登録できないなどのトラブルにも備えておくことが大切です。
事前の設定、探す機能の理解、そしていざというときの行動手順を知っておけば、万が一の紛失にも落ち着いて対応できます。ビジネスパーソンにとっても、イヤホンの紛失で業務に支障が出ることは避けたいところ。今一度、AirPodsの設定と使い方を見直してみてください。