「Braveブラウザって本当に安全なの?広告が出ないって怪しくない?」
最近、Braveというブラウザが注目を集めていますが、一部では「怪しい」「危険性がある」といった声も聞かれます。特にYouTubeの広告が消える仕組みや、報酬がもらえる仕組みに不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、Braveブラウザの仕組みや運営国、ウイルス・違法性の懸念、メリット・デメリット、そして安全性について、第三者視点でわかりやすく解説します。
Braveブラウザとは?基本の仕組みと開発元
Braveはどこの国の企業が運営している?
Braveブラウザは、アメリカの「Brave Software, Inc.」という企業が開発しています。
同社のCEOは、元Mozilla(Firefoxの開発元)に所属していたブレンダン・アイク氏。JavaScriptの生みの親でもあり、技術者としては世界的にも著名です。
このように、Braveは信頼性の高い技術者が率いる米国企業によって開発・運営されています。
Braveブラウザはなぜ「怪しい」と言われるのか?
広告が勝手にブロックされる仕組み
Braveは独自の広告ブロック機能を搭載しており、Webページに表示される広告を自動で非表示にする仕様です。特にYouTubeなどの動画広告も消えることから、違法なのでは?と疑問を抱く人も多いようです。
報酬がもらえる仕組みに違和感?
Braveでは広告を閲覧すると仮想通貨「BAT(Basic Attention Token)」で報酬を得られる機能もあります。
「広告を見て仮想通貨がもらえる=怪しい」と感じるのは自然ですが、これはユーザーの注目度に報酬を与える革新的な広告モデルであり、合法的かつユーザー主導の仕組みです。
Braveブラウザの安全性は?ウイルスや情報漏洩のリスクは?
Braveにウイルスは含まれているのか?
Braveブラウザ自体にはウイルスやマルウェアは含まれていません。
Google Playストアや公式サイトからのダウンロードであれば、危険なプログラムが含まれている可能性は極めて低いです。
情報漏洩のリスクは?
Braveはプライバシー重視の設計が特徴で、次のような機能を搭載しています:
- トラッキング防止(ユーザー行動の追跡をブロック)
- HTTPS強制化(通信の暗号化)
- Cookieの管理・遮断
これらの機能により、個人情報の漏洩リスクは他ブラウザと比べても低い水準に保たれています。
Braveブラウザは違法なのか?
YouTubeの広告ブロックは合法?
一部のユーザーが気にしている「YouTube広告がブロックされる=違法では?」という疑問ですが、現状では違法とはされていません。
Braveはユーザーの端末内で動作する広告ブロッカーであり、「広告を見るかどうかはユーザーの自由」という立場です。
ただし、YouTubeの利用規約に違反する可能性はあるため、今後の仕様変更には注意が必要です。
仮想通貨BATの報酬は合法?
仮想通貨BATの受け取りは、Braveユーザー自身が「Brave Ads」を有効にして初めて発生します。
報酬は法定通貨への換金も可能ですが、これは取引所を経由した合法的なプロセスで行われます。つまり、Braveの報酬システム自体に違法性はありません。
Braveブラウザのメリットとデメリット
メリット(Pros)
- 広告が自動で非表示:ページ表示が高速化し、読みやすくなる
- 仮想通貨で報酬がもらえる:広告を見たらBATが付与される
- プライバシー保護に優れている:トラッカー遮断・HTTPS強制
- オープンソースで安心:透明性のある開発体制
デメリット(Cons)
- 一部サイトが正しく表示されないことがある
- YouTube Premiumなどとの相性が微妙
- 仮想通貨の管理が面倒と感じる人もいる
- 報酬を得るには設定が必要で初心者にはやや難しい
BraveブラウザとYouTube広告の関係とは?
BraveブラウザでYouTubeを見ると、広告が自動的にブロックされるケースがあります。
これはBraveの「Shields」機能によるもので、ユーザーの選択でON/OFFが可能です。
ただし、最近ではYouTube側が広告ブロック対策を強化しており、Braveでも広告が表示される場面が増えてきています。
そのため、「完全に広告を非表示にしたい」という目的なら、状況に応じた使い分けが必要です。
Braveはスマホアプリでも安全に使える?
Android版Braveアプリの安全性
BraveはGoogle Playからインストール可能で、セキュリティチェックも通過しています。
広告ブロック機能も搭載しており、パフォーマンス・安全性ともに非常に高評価です。
iOS版の注意点
iOS版BraveもApp Storeにて提供されており、安全性は高いですが、一部機能(特に広告報酬関連)が制限されているため注意が必要です。
Braveブラウザの今後と使うべき人
Braveは既存の広告モデルを壊す、革新的なブラウザです。
今後も法的な枠組みや広告業界の動向により、仕様や報酬の仕組みが変わる可能性があります。
Braveが向いている人
- プライバシー重視の人
- 広告を極力見たくない人
- 仮想通貨やブロックチェーンに興味がある人
まとめ|Braveは「怪しい」ではなく「新しい」
Braveブラウザは、広告や追跡を避けたいユーザーにとって非常に魅力的な選択肢です。
「怪しい」「危険性がある」といった声は、Braveが従来のブラウザとまったく違う仕組みを持っているために生まれる誤解とも言えるでしょう。
正しく理解すれば、Braveは安全性の高い革新的なブラウザであり、ユーザー主体の新しいインターネット体験を提供してくれます。
まずは一度、自分のスマホやPCにインストールして、その違いを体験してみてはいかがでしょうか?