業務が終わったあとの「報告メール」は、単なる作業連絡ではなく、信頼や効率を高めるビジネススキルの一つです。特に在宅勤務やプロジェクト型業務では、見えない働き方だからこそ、確実な報告が求められます。本記事では、社内・社外・在宅勤務などさまざまなシーンに対応した業務終了報告メールの例文を紹介し、使いやすくアレンジしやすいポイントをわかりやすく解説します。
目次
業務終了報告メールを送る意味と効果
なぜ業務完了報告が必要なのか
- 作業の透明性を確保し、確認・承認の流れをスムーズにする
- 自己完結ではなく、上司や関係者との連携を明確にする
- 在宅勤務など非対面環境での信頼構築になる
報告メールがもたらす業務効率
- 報告の定型化で、日報やタスク管理の手間を削減
- 報告タイミングが整うことで、次の業務指示や承認が迅速になる
報告メールに共通する基本構成
構成の流れ
- 宛先・あいさつ
- 終了報告(業務名/作業内容)
- 補足情報(成果物・ファイル添付・次回作業など)
- 結びの言葉(今後の連絡や感謝)
社内向け|作業・業務終了報告メールの例文
シンプルな業務完了報告例
お疲れ様です。
本日担当していた〇〇業務を完了しましたのでご報告いたします。
内容:〇〇資料の作成
完了ファイル:社内共有ドライブにアップ済
ご確認よろしくお願いいたします。
定型化した日報的報告(在宅勤務向け)
お疲れ様です。本日の業務報告です。
■対応内容:
・A社提案書修正(完了)
・社内資料更新(継続)
■本日の業務終了時刻:18:00
ご確認事項などございましたらご連絡ください。
社外向け|作業・業務完了の報告メール例文
ビジネスパートナー・クライアント向け例文
株式会社〇〇
〇〇様
お世話になっております。
ご依頼いただいた〇〇業務について、予定通り作業が完了いたしました。
完了内容:〇〇システムの設定作業一式
納品物:添付ファイルにてお送りします
ご確認いただき、問題等ございましたらご連絡ください。
今後ともよろしくお願いいたします。
案件単位での終了報告例(軽め)
〇〇様
お世話になっております。
〇〇案件の作業がすべて完了いたしました。
本日〇時に最終納品が完了しておりますので、
お手すきの際にご確認をお願いいたします。
何卒よろしくお願いいたします。
在宅勤務時|業務終了報告メールの書き方と例文
通常終業時の終了メール(業務報告+挨拶)
お疲れ様です。
在宅勤務の本日分の業務を終了いたしましたのでご報告します。
■業務内容:
・〇〇社向けメール文案作成
・〇〇ミーティング出席
本日の業務は17:30に終了いたしました。
明日以降の対応について、ご指示等ございましたらお願いいたします。
短文・簡易バージョン(日常ルーチン用)
本日の業務を終了いたします。
明日もよろしくお願いいたします。
業務報告メールで使える便利な言い回し
成果物付き報告時のフレーズ
- 「ファイルを添付しておりますので、ご確認をお願いいたします」
- 「〇〇フォルダにアップロード済です」
- 「成果物の内容にご不明点があればお知らせください」
丁寧な締めの一言
- 「引き続きよろしくお願いいたします」
- 「明日以降もどうぞよろしくお願いいたします」
- 「何卒よろしくお願いいたします」
業務終了メールでよくあるNGと注意点
曖昧な表現に注意
- 「たぶん終わったと思います」「一応完了しています」など自信のない表現は避ける
- 「また明日」で終わると内容が伝わらず確認されないリスクがある
メールタイミングと報告義務
- 社外向けは完了直後が鉄則
- 社内は日報形式 or 終業時間帯を見極める
まとめ
業務終了・作業完了メールは、ビジネスにおける“見えない信頼構築”の一手です。 社内外を問わず、端的で誠実な報告は、周囲からの評価や仕事の効率に直結します。
今回紹介した例文やフレーズを、業務スタイルに合わせて活用することで、あなたの仕事力は確実に伝わるはずです。
丁寧な報告で、信頼されるビジネスパーソンへ。