caps lock以外で大文字になるケース解説!Windows・Mac別に直し方を解説

仕事中に突然キーボードの入力がすべて大文字になってしまい、「caps lockはオフなのに……」と困った経験はないでしょうか。メール文面やパワーポイント資料での誤入力は、ビジネスの信頼性にも関わる問題です。本記事では、caps lockを解除しても大文字入力が続く場合に考えられる原因と、その対処方法をWindows11・Macそれぞれの環境別に解説します。直らないときの応急処置や、実務への影響を抑える設定方法も紹介します。

目次

キーボードが大文字になるのにcaps lock以外の原因とは

実はcaps lock以外でも大文字になることがある

「Caps Lockが原因だと思っていたけどオフになっている」というケースは意外と多く、他にもいくつかの設定や不具合が大文字入力を引き起こしている可能性があります。特にWindowsやMacでは、ショートカットキーやアクセシビリティ機能、キーボードの言語設定などが影響している場合があります。

よくあるユーザーの声(知恵袋など)

Q&Aサイトでは「caps lockを解除しても大文字になる」「どこを見ても原因が分からない」「特定のソフトだけで起こる」などの相談が多く投稿されています。このような声を参考にしながら、具体的なケースに即した解決策を見ていきましょう。

Windowsでcaps lock以外で大文字になる原因と対処法

Windows11での原因と対処法

Windows11では、以下のような要因が大文字固定の入力を引き起こすことがあります。

1. シフトキーが物理的に押されたままになっている

外付けキーボードやノートPCの内蔵キーボードで、シフトキーが接触不良や物理的な引っかかりで常に押されている状態になると、アルファベットがすべて大文字で入力されてしまいます。

対処法:キーボードを物理的に確認し、問題がなければUSBを抜き差しして動作を確認します。可能であれば別のキーボードで同様の操作を試すと切り分けがしやすくなります。

2. フィルターキー設定がONになっている

Windowsのアクセシビリティ機能の1つである「フィルターキー」設定がオンになっていると、入力の挙動が変わることがあります。

対処法:

  1. 設定 > アクセシビリティ > キーボード を開く
  2. 「フィルターキー」のトグルをオフにする

3. キーボードレイアウト・言語設定の誤認識

日本語キーボードのつもりで英語キーボードが設定されていたり、別の入力方式がアクティブになっていたりすると、入力結果に違いが出ることがあります。

対処法:

  1. 設定 > 時刻と言語 > 言語と地域
  2. 使用しているキーボードの種類が「日本語キーボード(106/109)」になっているか確認

4. 特定ソフト(PowerPointなど)での表示上の問題

PowerPointでは、フォントのオプション設定によって、入力文字が自動で大文字に変換されてしまうことがあります。

対処法:

  1. 該当テキストボックスを選択
  2. 「ホーム」タブ > フォント設定を開く
  3. 「すべて大文字」のチェックが入っていないか確認し、外す

Windows10で解除しても大文字のままになるケース

Windows10でも、Windows11とほぼ同様の原因が考えられます。加えて、古いドライバの影響や一時的なバグが原因で、Caps Lockが正しくオフになっていても大文字が入力されてしまうことがあります。

対処法:

  • PCを再起動する
  • デバイスマネージャーからキーボードのドライバを更新

Macでcaps lock以外で大文字になるケースと直し方

Mac特有の設定が原因になることもある

macOSには、独自のキーボード補助設定やフォントレンダリング処理があり、それが入力文字に影響する場合があります。

1. キーのリピートや修飾キー設定の誤作動

システム環境設定 > キーボード > 修飾キーで、Caps Lockキーの機能が変更されていないか確認します。

2. テキスト入力補助のオートコレクト

macOSでは、入力中のテキストが自動的に文法修正されることがあります。英単語の先頭文字が勝手に大文字になるのはこの設定が影響している可能性があります。

対処法:

  1. システム環境設定 > キーボード > テキスト
  2. 「文の先頭を大文字にする」などのオートコレクト機能をオフにする

3. 特定アプリ(WordやKeynoteなど)での書式設定

Mac上で特定アプリを使っていると、スタイル設定やテンプレートにより、自動で大文字に変換されることがあります。

対処法:アプリ内のフォント・テキストスタイル設定を確認し、「すべて大文字」などのオプションを解除する

キーボードが治らないときの対処法

ハードウェア不良の可能性

何をしても症状が改善しない場合、ハードウェア(キーボード)自体に問題があるケースもあります。特に古いノートPCや長期間使用している外付けキーボードは、キーの劣化や物理的な故障が起きている可能性があります。

対処法:

  • 他のキーボードと交換して症状を確認
  • BluetoothまたはUSB接続方式の違う入力デバイスでテスト

ソフトウェア干渉の可能性

常駐ソフトや外部ユーティリティが入力をフックして、大文字固定にしている場合もあります。特にキーボード制御系のアプリ(例:キーリマップツール、入力支援ソフト)は一時停止して検証しましょう。

まとめ:caps lock以外の大文字化は冷静に原因を見極めて対処を

Caps Lockキーがオフになっているのに文字が大文字になる現象には、さまざまな原因が潜んでいます。WindowsでもMacでも、設定やソフトの影響によるものから、物理的なトラブルまで多岐にわたります。パワーポイントやWordなどのアプリごとに表示が異なる場合もあるため、必ずアプリとOSの両方の設定を見直すことが重要です。大事なビジネス文書での入力ミスを防ぐためにも、早めのチェックと対応を心がけましょう。

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