Gmail CCの入れ方!パソコンとスマホで迷わない操作手順

「あれ、CCの入力欄どこにいった?」久しぶりにパソコンでメールを送ろうとしたり、急いでスマホから返信しようとしたりした時に、肝心の宛先追加ボタンが見つからなくて焦った経験はありませんか。ビジネスメールでは必須の「CC」機能ですが、Gmailの画面はシンプルすぎて、時々どこを押せばいいのか迷子になってしまうことがありますよね。特にスマホアプリ版は、初期状態だと隠れていることもあり、初見では戸惑う方も多いかもしれません。

この記事では、パソコンとスマホそれぞれの画面で、迷わずスムーズにCCを追加する操作手順を、図解を見るようにわかりやすく解説します。また、意外と知らない「BCC」との正しい使い分けや、うっかりミスを防ぐための確認方法、そして「勝手にCCが入ってしまう」という謎現象の正体まで、Gmailを仕事で使いこなすための知識を網羅しました。これを読めば、もう宛先設定でイライラすることはなくなりますよ。

目次

パソコン版GmailでCCを入れてメール送信する方法

オフィスのデスクでじっくりメールを作成する際、パソコン版のGmailは非常に使いやすいツールです。しかし、シンプルさを追求したデザインゆえに、初めて使う方や久しぶりの方にとっては「CC」や「BCC」のボタンが少し見つけにくい場所に配置されていることがあります。ここでは、基本のマウス操作から、仕事ができる人が使っている便利なショートカットキーまで、パソコンでCCを追加するための手順を徹底的に深掘りしていきます。

新規メール作成画面から宛先を追加する基本手順

まずは、最も基本的なマウス操作による追加方法から見ていきましょう。これさえ覚えておけば、どんな状況でも確実にCCを設定できます。

パソコンでGmailを開き、画面左上の「作成」ボタンをクリックすると、右下に新規メッセージの作成ウィンドウが立ち上がりますよね。この時、一番上には「To(宛先)」の入力欄だけが表示されていて、CCの欄が見当たらないことがよくあります。ここで慌ててはいけません。

「To」の入力欄の右端をよく見てみてください。「Cc」と「Bcc」という小さな文字リンクが表示されているはずです。この「Cc」という文字をクリックすると、Toの下に新しく「Cc」という入力欄が展開されます。ここに共有したい相手のメールアドレスを入力すれば完了です。

一度CC欄が表示されれば、あとは普段通りにアドレスを入力するだけですが、ここで一つポイントがあります。Gmailにはオートコンプリート機能(予測入力)が備わっているため、過去にやり取りしたことがある相手なら、名前やアドレスの最初の数文字を打つだけで候補が表示されます。クリック一つで入力できるので、手打ちによるスペルミスを防ぐためにも、この候補選択を積極的に使っていきましょう。

ショートカットキーを使って一瞬でCC欄を表示する技

マウスでカーソルを合わせてクリックする、という動作は数秒で済みますが、毎日何十通もメールを送るビジネスパーソンにとっては、その数秒が積み重なって大きなロスになります。そこで活用したいのが、キーボードだけで操作を完結させる「ショートカットキー」です。

新規メール作成画面が開いている状態で、キーボードの「Ctrl」キーと「Shift」キーを押しながら、「C」キーを押してみてください(Macの場合は「Command」+「Shift」+「C」です)。

すると、マウスを一切動かすことなく、一瞬でCCの入力欄が開き、カーソルも自動的にCC欄に移動します。そのまま相手のアドレスを打ち込み始められるので、思考を止めることなくスムーズに宛先設定が完了します。ちなみに、BCCを開きたい場合は最後のキーを「B」に変えるだけです。

このショートカットは、Gmailの設定で「キーボードショートカット」をONにしていなくても使える標準的な機能ですので、今日からすぐに実践できます。「Ctrl + Shift + C(CCのC)」と覚えておけば、メール作成のスピードが劇的に向上すること間違いなしですよ。

連絡先リストからアドレスを選択して挿入する流れ

相手のメールアドレスを暗記していない、あるいは予測変換に出てこない相手にCCを送りたい場合、わざわざ名刺を探したり別のメールからコピペしたりするのは面倒ですよね。そんな時は、「Googleコンタクト(連絡先)」と連携した入力方法が便利です。

CC欄を表示させた状態で、入力ボックスの左側にある「Cc」という文字自体がボタンになっていることに気づいているでしょうか。ここをクリックすると、「連絡先の選択」という別ウィンドウがポップアップします。

このウィンドウには、あなたがGoogleコンタクトに登録している連絡先一覧が表示されます。ここから、CCに入れたい相手をチェックボックスで選択し、右下の「挿入」ボタンを押すだけで、複数のアドレスを一括でCC欄に放り込むことができます。

特に、プロジェクトメンバー全員に送りたい時などは、一人ひとり手打ちするよりも、このリストからポチポチと選択していく方が圧倒的に早く、しかも入力漏れのリスクが減ります。もし連絡先が整理されていない場合は、この機会にGoogleコンタクトのグループ分けなどを見直しておくと、今後のメール業務がさらに快適になりますよ。

スマホアプリ版GmailでCCを入れる手順と表示の出し方

移動中や出張先など、スマホでササッとメールを返信したい場面は多いものです。しかし、スマホアプリ版のGmailは画面スペースが限られているため、パソコン版以上に機能が隠されて(省略されて)います。「スマホでCCの入れ方がわからない!」「表示されない!」と焦って検索したことがある方も多いのではないでしょうか。ここでは、iPhoneやAndroidでの具体的な操作手順と、表示されない時の対処法を解説します。

iPhoneやAndroidで隠れているCC欄を展開するタップ操作

スマホアプリで新規作成ボタン(+マークやペンのアイコン)をタップすると、パソコン版と同様に、最初は「To」の欄しか表示されていません。しかも、パソコン版のように「Cc」という文字リンクが見当たらないこともあります。これが混乱の元凶です。

スマホ版では、「To」欄の右端にある「V」のような形をした小さな下矢印マーク(プルダウンアイコン)が、隠された扉を開く鍵になります。

この「V」マークをタップしてみてください。すると、Toの欄の下に「Cc」と「Bcc」の入力欄がスルスルと展開されます。一度タップして開いてしまえば、あとはパソコンと同じようにアドレスを入力するだけです。

また、宛先を入力している最中に、キーボードの上部や予測変換のあたりに宛先候補が表示されることがあります。これをタップすると自動的に入力されますが、初期状態では「To」に入ってしまうことが多いので、必ず「Cc」欄にカーソルが点滅していることを確認してから入力するようにしましょう。スマホの小さな画面では、指が太くて誤タップしやすいので、送信ボタンを押す前の最終確認はいつも以上に慎重に行うことをおすすめします。

外出先でもミスなくアドレスを入力するための予測変換活用

スマホでの文字入力、特にアルファベットのメールアドレス入力は、フリック入力やソフトウェアキーボードでは打ち間違いが起きやすく、ストレスが溜まりますよね。外出先で歩きながら入力していたら、「.(ドット)」と「,(カンマ)」を打ち間違えてエラーで戻ってきた、なんて経験はありませんか。

スマホアプリ版Gmailでも、パソコン版と同様に強力な予測変換機能が働きます。CC欄に相手の名前(漢字やカタカナでもOK)の一部を入力すると、連絡先に登録されている候補がリストアップされます。

例えば、「佐藤」と入力すれば、登録されている「佐藤さん」のアドレスが候補に出ます。この機能をフル活用しましょう。アドレスを直接打つのではなく、「名前で検索して候補から選ぶ」というスタイルに変えるだけで、誤送信のリスクは激減します。

もし、頻繁にやり取りする相手なのに候補に出てこない場合は、一度その相手からのメールを開き、アイコンをタップして「連絡先に追加」を行っておきましょう。このひと手間をかけておくだけで、次回のメール作成時に劇的に楽になります。スマホこそ、手入力を減らす工夫が効率化の鍵ですよ。

表示されない時に確認すべきアプリ設定とアップデート

「Vマークを押しても反応がない」「そもそもVマークが見当たらない」というトラブルも稀に発生します。急いでいる時にこうなるとパニックになりますが、原因の多くはアプリの一時的な不具合か、バージョンが古すぎることです。

まず試してほしいのは、Gmailアプリの再起動です。バックグラウンドで起動しているアプリ一覧からGmailを一度上にスワイプして終了させ、もう一度立ち上げ直してみてください。これだけで表示が復活することがよくあります。

それでもダメな場合は、アプリストア(App StoreやGoogle Playストア)を確認し、Gmailアプリのアップデートが来ていないかチェックしましょう。古いバージョンのままだと、OSのアップデートに伴って表示崩れが起きたり、機能が制限されたりすることがあります。常に最新版にしておくことは、セキュリティの観点からも重要です。

もしアップデートしても直らない場合は、スマホ本体の「文字サイズ設定」が影響しているかもしれません。文字サイズを極端に大きく設定していると、レイアウトが崩れてCC展開ボタンが画面外に追いやられてしまうことがあるのです。一度設定から文字サイズを標準に戻して確認してみてください。

CCとBCCの違いを理解してビジネスで使い分けるコツ

操作方法がわかったところで、今度は「中身」の話をしましょう。CCと似た機能に「BCC」がありますが、この2つを混同して使っていると、ビジネスにおいては致命的なマナー違反や、最悪の場合は情報漏洩事故につながる可能性があります。「なんとなく使っている」という状態から卒業し、プロとして自信を持って使い分けられるようになりましょう。

TO・CC・BCCそれぞれの役割と送信相手への見え方

メールの宛先には3つの種類があり、それぞれ明確な役割と「相手への見え方」が異なります。これを舞台の配役に例えるとわかりやすいかもしれません。

  • To(宛先):このメールの「主役」です。「あなたに用事があります」「あなたからの返事が欲しいです」という意思表示です。受信した人は「自分宛てのメールだ」と認識し、返信する義務が生じます。他の受信者からも、誰がToなのかは完全に見えます。
  • CC(カーボン・コピー):いわば「観客」や「証人」です。「参考までに見ておいてください」「念のため共有します」という意味合いで使われます。Toの人とのやり取りを共有しておきたい上司や、プロジェクトメンバーを入れます。ここが重要なのですが、CCに入れた人のアドレスは、Toの人にも、他のCCの人にも丸見えになります。
  • BCC(ブラインド・カーボン・コピー):「舞台裏の黒子」や「透明人間」です。BCCに入れた人にメールは届きますが、**Toの人やCCの人からは、BCCに誰が入っているのか全く見えません。**また、BCCで受信した人同士もお互いを知ることはできません。

この「見え方」の違いを理解していないと、「取引先のAさんに送るメールを、上司にこっそり共有したかったのに、間違えてCCに入れてしまい、上司のアドレスがAさんにバレてしまった(しかも上司が見ていることがバレた)」という気まずい事態になりかねません。送信ボタンを押す前に、「このアドレスは全員に見えてもいいものか?」を一瞬考える癖をつけましょう。

一斉送信時にBCCを使うべき理由と情報漏洩リスク

ビジネスでよくある失敗の一つに、面識のない複数の相手への一斉送信でCCを使ってしまうケースがあります。例えば、イベントの案内メールを参加者50人に送る場合などです。

もしこれをCCで送ってしまうと、参加者50人全員のメールアドレスが、受信者全員に公開されてしまいます。「あ、あの会社の人も参加するんだ」と知られてしまうだけでなく、個人情報の漏洩として謝罪問題に発展することもあります。

お互いに面識がない、あるいはメールアドレスを公開する承諾を得ていない相手に一斉送信する場合は、必ず「BCC」を使います。Toには自分のアドレスを入力し、BCCに送信したい50人のアドレスを入れるのが一般的なマナーです。こうすれば、受信者は「自分宛てに来た」ことしかわからず、他の49人の情報は一切見えません。

「Gmail cc bcc」と検索する方の多くは、この使い分けに不安を感じているはずです。迷ったら「相手同士が知り合いでなければBCC」と覚えておけば、大きな事故は防げますよ。

共有範囲を間違えないための送信前チェックリスト

メール作成の最後に、宛先欄を指差し確認する習慣を持ちましょう。特にスマホの場合は画面が狭く、CCとBCCの欄が接近しているため、指が滑って誤入力してしまうリスクが高いです。

簡単なチェックリストを作ってみました。送信ボタンを押す前の3秒間、これを確認するだけで信頼を守れます。

  1. Toの人は合っているか?(同姓同名の別人に送っていないか)
  2. CCの人は「関係者」か?(アドレスが全員に公開されても問題ない相手か)
  3. BCCを使うべき場面ではないか?(外部の一斉送信や、こっそり共有したい場合か)
  4. 添付ファイルは正しいか?(社外秘の資料をCCの人にも送って大丈夫か)

Gmailには「送信取り消し機能」もありますが、猶予は最大で30秒程度です。送ってしまってから「あっ!」とならないよう、事前のチェックを徹底することが、デキるビジネスパーソンの条件と言えるでしょう。

受信したメールのCCを確認する方法と返信マナー

ここまでは「送る側」の視点で解説してきましたが、仕事では「CCに入ったメールを受け取る」機会も多いですよね。自分はToなのかCCなのか、他には誰がCCに入っているのか。これを確認せずに返信してしまうと、思わぬコミュニケーションの齟齬を生むことがあります。受信時の確認方法と、スマートな返信マナーについて見ていきましょう。

自分以外に誰がCCに入っているか詳細情報を開く手順

届いたメールを開いた時、パッと見では差出人と自分(受信者)の名前くらいしか表示されていないことがあります。特にスマホアプリ版では、画面をすっきりさせるために宛先情報が省略されがちです。「Gmail CC 確認」の方法を知らないと、重要な共有メンバーを見落としてしまうかもしれません。

詳細を確認するには、メールの差出人名の下あたりにある「To 自分」や「詳細を表示」といった小さな矢印やテキストをクリック(タップ)します。スマホアプリなら、差出人アイコンの横にある下向きの矢印がそれにあたります。

ここを展開すると、「From(差出人)」「To(宛先)」「Cc」「日時」といったヘッダー情報がすべて表示されます。ここで初めて「あ、部長もCCに入っているんだ」「プロジェクトメンバー全員に送られているんだ」ということが判明します。

メールを受け取ったら、本文を読む前にまずこの詳細を開く癖をつけると良いでしょう。誰に見られているメールなのかを把握することで、返信のトーンや内容、そして返信範囲を適切に判断できるようになります。

「全員に返信」と「返信」を使い分ける判断基準

Gmailの返信ボタンを押そうとすると、「返信」と「全員に返信」の2つがあることに気づくはずです(設定によってはアイコンが並んでいることもあります)。この使い分けは、ビジネスメールにおいて非常に重要です。

  • 返信:差出人(From)だけに返します。CCに入っている人には届きません。個人的な日程調整や、他の人には関係のない内容、あるいはCCの人に見せる必要のない内容の場合はこちらを選びます。
  • 全員に返信:差出人だけでなく、ToやCCに入っていた全員に返信を送ります。プロジェクトの進捗報告や、全員での議論、情報の共有が必要な場合はこちらが基本です。

ビジネスシーンでは、情報共有の観点から「全員に返信」を使うのがデフォルトのマナーとされているケースが多いです。CCに入っている人は「経緯を知っておきたい」と思っているはずだからです。しかし、内容によっては注意が必要です。例えば、「了解しました」の一言だけを役員を含む全員に送る必要があるのか、あるいは個人的な質問を全員に送ってノイズにならないか。状況に応じて使い分ける配慮ができると素敵ですね。

途中でCCから特定の人を外す際のエチケット

メールのラリーが続く中で、「この話題はもう部長には関係ないな」「現場だけで詰めればいい話だな」となることがあります。その際、CCから特定の人物を外して返信することになりますが、ここにもちょっとしたマナーがあります。

何も言わずに勝手にCCから外すと、外された側は「あれ?あの件どうなった?」と心配になったり、メールが届かなくなったことを不審に思ったりするかもしれません。また、残されたメンバーも「あれ、部長が外れてるけどいいのかな?」と不安になります。

特定の人を外す場合は、メールの冒頭で一言添えるのがスマートです。 「(〇〇様はCCから外させていただきました)」 「内容が実務的な詳細になりますので、宛先を絞らせていただきます」 このように断りを入れることで、意図的に外したことが伝わり、全員が安心してやり取りを続けられます。逆に、途中から誰かをCCに追加する場合も、「〇〇さんをCCに追加しました」と一言添えるのが親切ですよ。

複数の宛先を効率よくCCに追加して管理するテクニック

プロジェクトの規模が大きくなると、CCに入れる人数も増えてきます。毎回5人も10人も手入力していては日が暮れてしまいますし、誰か一人を入れ忘れる「CC漏れ」のリスクも高まります。「Gmail CC 複数」の入力を劇的に効率化するテクニックを使って、ミスのないスマートなメール業務を実現しましょう。

連絡先グループ(ラベル)を作成して一括送信する

いつも同じメンバー(例えば「Aプロジェクトチーム」「営業部リーダー陣」など)にメールを送るなら、Googleコンタクトで「ラベル(グループ)」を作っておくのが最強の時短術です。

Googleコンタクトの画面を開き、グループ化したいメンバーを選択して「ラベルを作成」をクリックします。例えば「Aプロジェクト」というラベル名を付けて保存しておきます。

すると、GmailのCC欄で「A」と入力するだけで、候補に「Aプロジェクト(ラベル)」が表示されます。これを選択するだけで、登録されているメンバー全員のアドレスがズラッと一瞬でCCに入力されます。 これなら、「あ、田中さんを入れるの忘れてた!」というミスは絶対に起こりませんし、メンバーの増減があった場合も、Googleコンタクト側のラベルを修正するだけで済むので管理がとても楽になります。

アドレスをカンマ区切りで貼り付けて一気に入力する方法

Excelの名簿や、過去のメールの宛先欄からコピーした複数のアドレスを、GmailのCC欄に貼り付けたい場合もありますよね。Gmailは賢いので、基本的にはそのままペーストすれば自動的に個々のアドレスとして認識してくれます。

ただし、テキストファイルなどでアドレスを管理している場合は、アドレスとアドレスの間を「半角カンマ(,)」で区切っておくのがルールです。「aaa@example.com, bbb@example.com」のようにしておけば、コピー&ペースト一発で綺麗に分割されて入力されます。

もし区切り文字が全角スペースや改行になっているとうまく認識されないことがあるので、貼り付けた後は必ずアドレスが個別のチップ(枠で囲まれた状態)になっているか確認しましょう。赤字で表示されていたり、一つの長い文字列になっていたりする場合はエラーですので、手動で修正が必要です。

よく使うCCセットをテンプレート化して呼び出す

「毎日の日報で、課長と部長とメンターをCCに入れる」といったルーティンワークがあるなら、Gmailの「テンプレート機能」を使いましょう。

まずは新規メールを作成し、宛先やCC、件名、本文などをいつもの形に入力します。その状態で、右下の「その他のオプション(3点リーダー)」→「テンプレート」→「下書きをテンプレートとして保存」を選択します。

次回からは、新規作成画面で同じメニューから「テンプレートを挿入」を選ぶだけで、保存しておいたCCの設定ごと呼び出すことができます。定型業務の宛先入力時間をゼロにできるこの機能、使わない手はありません。

GmailでCCが勝手に追加される原因と設定の見直し

「何もしていないのに、返信画面を開くと勝手に知らないアドレスがCCに入っている!」「CCに入れた覚えがないのに送信されていた」…そんなホラーのような現象に悩まされている方はいませんか? 「Gmail cc 勝手 に 追加」という検索ワードも多いこの問題、実はバグではなく、設定や仕様によるものがほとんどです。原因を特定してスッキリ解消しましょう。

「全員に返信」をデフォルトにしている場合のリスク

一番多い原因は、Gmailの設定で「返信時のデフォルト動作」が「全員に返信」になっているケースです。 通常は「返信(差出人のみ)」がデフォルトですが、設定を変更していると、返信ボタンを押した瞬間に、元のメールに含まれていたToやCCの全員が自動的に宛先に入ってしまいます。

確認方法は、PC版Gmailの右上の歯車アイコンから「すべての設定を表示」→「全般」タブの中に「返信時のデフォルトの動作」という項目があります。ここが「全員に返信」になっていたら、「返信」に戻しておきましょう。 意図しない巻き込み事故を防ぐためにも、必要な時だけ手動で「全員に返信」を選ぶ運用の方が安全です。

拡張機能やフィルタ設定が影響している可能性

PCブラウザでGmailを使っている場合、便利な機能を追加する「拡張機能(アドオン)」を入れている方もいるでしょう。中には「自動で上司をCCに入れる」「特定のキーワードがあったらCCを追加する」といった機能を持つものがあります。これらが意図せず作動している可能性があります。

一度、怪しい拡張機能を無効にして現象が収まるか確認してみてください。また、Gmailの「フィルタとブロック中のアドレス」設定で、特定の条件のメールを転送したりする設定が残っていないかも要チェックです。過去の自分が設定したルールが、今の自分を苦しめているかもしれません。

誤送信を防ぐための送信取り消し機能の設定

万が一、意図しないCCが入ったまま送信ボタンを押してしまった時のために、最後の命綱である「送信取り消し機能」の時間を延ばしておきましょう。

Gmailの「設定」→「全般」→「送信取り消し」の項目で、取り消せる時間を「5秒」から最大「30秒」まで変更できます。 たった30秒ですが、送信ボタンを押した直後の「あっ、間違えた!」という瞬間に「取り消し」をクリックできれば、メールは送信されずに下書きに戻ります。この機能に救われたビジネスパーソンは数知れず。まだ設定していない方は、今すぐ30秒に変更することを強くおすすめします。

まとめ

GmailでのCC操作は、知ってしまえばとてもシンプルですが、その奥にはビジネスコミュニケーションの基本が詰まっています。

パソコンでは**「Ctrl + Shift + C」のショートカットを、スマホでは「V」マークのタップ**を覚えるだけで、迷わず素早くCCを追加できるようになります。そして、BCCとの使い分けや、グループ機能を活用した一括入力、テンプレート化などのテクニックを駆使すれば、メール業務の効率は格段に上がります。

たかがCC、されどCC。正しい宛先設定は、情報の共有漏れを防ぎ、チームの信頼関係を守る第一歩です。今日から自信を持って「CC」を使いこなし、スマートなメールコミュニケーションを実践していきましょう。

【次にあなたがすべきこと】

まずは今すぐ、PCのGmail設定画面を開き、「送信取り消し機能」の時間を30秒に設定してください。そして、試しに自分宛てにメールを作成し、「Ctrl + Shift + C」のショートカットを一回試してみましょう。この2つのアクションだけで、あなたのメール業務の安全性とスピードは確実にレベルアップしますよ。

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