Slackでメンバーを削除する方法とできない時の対処法｜PC・スマホ別完全ガイド

2025年8月16日

Slackはビジネスチャットツールとして広く使われていますが、プロジェクトやチーム編成の変更に伴い「メンバーを削除したい」という場面は意外と多いです。しかし、チャンネルの種類や権限設定によって削除できない場合や、PCとスマホで操作方法が異なるケースもあります。本記事では、PC・スマホ別の削除手順から、削除できないときの原因と対処法、通知の有無、ビジネスでの運用のコツまで、実例を交えて徹底解説します。

メンバー削除時に通知は届くのか

Slackで「slack チャンネルからメンバーを外す通知」が気になる人は多いです。
結論から言うと、Slackは削除された本人に「○○さんがあなたを削除しました」という直接的な通知は送りません。しかし、チャンネルのメンバー一覧から自分の名前が消えるため、相手が後で確認すれば気づく可能性は高いです。

実務での影響

ある営業部の社内事例では、成約後に外部パートナーをプロジェクトチャンネルから削除しました。数日後、そのパートナーが「チャンネルが見られなくなった」と問い合わせてきたケースがあります。直接的な通知がなくても、業務の中で必ず気づかれるため、削除前に一言伝えておく方が無難です。

ビジネスでのマナー

削除前にDMやメールで理由を説明する
プロジェクト終了や契約満了の場合は事前告知を行う
チーム内にも削除の理由を共有し、不要な誤解を避ける

こうした一手間で、関係性を良好に保ちながらメンバー整理ができます。

DMからメンバーを削除する方法と注意点

「Slack DM メンバー削除」というキーワードが示す通り、ダイレクトメッセージ（DM）にも削除に関する制限があります。

1対1のDMの場合

Slackでは1対1のDMを削除して相手との接続を解除することはできません。やり取りを終了したい場合は、DMを非表示にするだけです。

DM画面を開く
右上の「詳細」メニューをクリック
「会話を非表示」を選択

これにより自分の画面からは消えますが、相手の画面には残ります。

複数人DMの場合

複数人のDM（グループDM）では、作成者でも特定のメンバーだけを削除することはできません。一度グループDMを作ってしまうと、途中でメンバーを入れ替えられない仕様です。

解決策

新しいグループDMを作り直す
必要に応じて専用のプライベートチャンネルを作成する

Slackアカウントを削除する方法と影響

「Slackアカウント削除」は、個人が自分のSlackアカウント自体を消す操作です。これを行うと、すべてのワークスペースから同時にアクセスできなくなります。

アカウント削除の手順

ブラウザでSlackにログイン
右上のプロフィールアイコンをクリックし、「アカウント設定」へ
下にスクロールして「アカウントを削除」を選択
パスワードを入力して確定

注意点

過去のメッセージはワークスペース上に残ります
再度利用するには新規登録が必要です
ワークスペース単位での退会とは異なるため、混同しないこと

実際に、退職者が誤って全体のアカウント削除をしてしまい、他の外部ワークスペースへのアクセスも同時に失うというトラブルが発生した例もあります。
ワークスペースだけを抜けたい場合は「ワークスペースを退会する」を選ぶべきです。

メンバー削除で失敗しないためのビジネスマナーと運用ルール

メンバー削除は単なる技術的操作ではなく、社内外の信頼関係に関わる行為です。特にSlackのようなビジネスチャットでは、感情的な受け止め方をされることもあります。

削除前に確認すべきこと

削除する理由は正当か
本人に事前に説明したか
他の関係者にも情報共有したか

削除後に行うべきこと

業務に必要な情報は別の共有手段で引き継ぐ
チームメンバーに作業影響がないか確認する
誤削除の場合の復帰手順を把握しておく

失敗事例

あるベンチャー企業では、新しいチャンネル構成に移行する際、プロジェクトに関わっていた外部デザイナーを事前連絡なしに削除しました。結果、納品直前の修正依頼が届かず、納期が遅延。原因は削除のタイミングと連絡不足でした。

海外企業のSlack運用との比較

海外の大手企業では、Slackのメンバー削除に明確なポリシーが存在します。例えば、プロジェクト終了から24時間以内に該当メンバーを削除し、その記録を人事部とIT部門で共有するルールを徹底しています。
日本企業では、このあたりのルールが曖昧なことが多く、「なんとなく削除」「誰がやったかわからない」という状態になりがちです。結果的に情報漏洩や混乱を招くケースもあります。