「ご連絡の件、承知しました」の正しいメール例文!使い方と返信の例文集を解説

ビジネスメールのやり取りにおいて、「ご連絡の件、承知しました」というフレーズは、もっともよく使われる定型文の一つです。しかし、形式や相手との関係性によっては、丁寧さが足りないと感じられたり、逆に堅苦しすぎると受け取られることもあります。本記事では、「ご連絡の件、承知しました」という表現の正しい使い方やバリエーション、就活・社内外のビジネスシーン別の例文を紹介し、メール返信の質を上げるヒントを解説します。

目次

「ご連絡の件、承知しました」の基本的な意味と使い方

このフレーズは、相手の連絡内容を理解し、把握したことを伝えるための表現です。ビジネスメールでは「内容を確認しました」「問題ありません」といった意思表示として非常に汎用性があります。

丁寧さのバランス

「承知しました」は敬語ではありますが、より丁寧な言い方として「承知いたしました」「拝受いたしました」などの言い換えが可能です。相手の立場や重要度に応じて使い分けるのが望ましいです。

シンプルな使用例

  • ご連絡の件、承知しました。ありがとうございました。
  • 〇〇の件、承知いたしました。引き続きよろしくお願いいたします。

そもそも「ご連絡の件、承知しました」は問題ない文章?

「ご連絡の件、承知しました」という表現は ビジネスメールにおいて広く使われており、文法的にも問題はありません。ただし、以下の点を押さえると、より自然で丁寧な表現に調整できます。

「ご連絡の件、承知しました」の評価

「ご連絡の件、承知しました」は「ご連絡いただいた内容について、把握・理解いたしました」という意味で、正しい敬語表現です。


少し気をつけたい点(改善提案)

1. 丁寧さをもう一段階上げるなら:

  • 「ご連絡の件、承知いたしました」のほうがより丁寧でフォーマル

2. 「件」表現の堅さに配慮するなら:

  • 柔らかくしたい場合は「ご連絡内容、承知いたしました」
  • 就活や取引先との初メールなどでは「ご連絡いただき、誠にありがとうございます。内容は承知いたしました。」のようにワンクッション入れると印象が良いです

よくある使用シーン別|適切な表現と例文

以下では、就職活動中のやり取りや社内外のやり取りなど、実際のビジネスシーンに即した表現例を紹介します。

就活でのメール例

就活では、企業担当者に対して非常に丁寧な印象を与えることが重要です。

  • ご連絡いただいた件、承知いたしました。ご案内いただき、誠にありがとうございます。
  • 面接日時の件、承知いたしました。当日は何卒よろしくお願い申し上げます。

社内向けのメール例

同僚や上司とのやり取りでは、簡潔かつ適度な丁寧さが求められます。

  • ○○の件、承知しました。資料については本日中に提出いたします。
  • 本件、承知しております。対応が完了次第、ご報告いたします。

社外向けのビジネスメール例

取引先や顧客には、フォーマルな言い回しが望まれます。

  • ご連絡の件、承知いたしました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
  • ご案内いただいた内容につきまして、承知いたしました。詳細のご共有、誠にありがとうございます。

使用シーン別アドバイス

シーン推奨表現
社内メールご連絡の件、承知しました。(OK)
社外・クライアントご連絡いただき、誠にありがとうございます。内容は承知いたしました。
フォーマルな返信ご連絡の件、承知いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。

「承知しました」の言い換え・敬語表現とその違い

より丁寧な言い換え

  • 承知いたしました(丁寧度アップ)
  • 拝受いたしました(主に資料や案内を受け取った場合)
  • かしこまりました(サービス業・接客業でも使用される)

フランクすぎるNG例

  • わかりました(口語表現でビジネスメールには不適)
  • OKです(カジュアルすぎて失礼な印象を与える)

返信メールでの注意点と書き方のコツ

返信タイミング

メールはできるだけ早く返信するのが望ましく、「承知しました」だけでなく一言添えることで印象が良くなります。

  • ご連絡ありがとうございます。内容、確かに承知いたしました。
  • 本件、迅速に対応いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

誤解されやすい表現の回避

「承知しました」だけで終わってしまうと、そっけない印象になる場合があります。文脈に応じて理由や一言を添えることで、冷たさを回避できます。

「の件、承知しました」だけで終わらせない文例集

  • お問い合わせの件、承知いたしました。確認が取れ次第、改めてご連絡差し上げます。
  • ご依頼の件、承知いたしました。現在準備を進めております。
  • 変更の件、承知しました。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。

関連表現との違いと使い分け

「内容につき、承知いたしました」

より丁寧に内容を確認したことを伝える定型句。特に社外向けメールで好まれる表現です。

「ご連絡の件、承知いたしました」

語調が柔らかく、就活やフォーマルな場面でも違和感なく使える万能フレーズ。

「ご案内ありがとうございます」+「承知しました」

二文構成にすることで、感謝と受領の意を分けて伝えられ、丁寧さが増します。

まとめ:承知の意を丁寧に伝えることで印象が変わる

「ご連絡の件、承知しました」はビジネスメールにおける基本フレーズでありながら、その言い回し一つで印象が大きく変わります。状況や相手に応じて適切に言い換えたり、一言添えることで、ビジネスコミュニケーションの質が格段に向上します。

ロロント株式会社では、こうしたメール表現の工夫や文書対応マナーを踏まえた業務効率化の支援も行っております。社内外の印象を左右する「伝え方」を見直したい方は、ぜひご相談ください。

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