ビジネスメールで大きなファイルや複数資料を送る場面は意外と多く、「容量が大きいため、2つに分けて送ります」と伝える場面に直面することも。特に上司や社外へのメールでは、分割送信が失礼に見えないように、丁寧な表現とわかりやすい構成が求められます。この記事では、実務で使えるメール文例をはじめ、添付時の注意点、報告書提出やURL添付に応用できるマナーまで、わかりやすく整理してお届けします。
添付ファイルを分けて送る必要がある場面とは
容量が大きいため、2つに分けて送りますの背景事情
ファイルのサイズ制限(例:10MB以上)や、複数のファイルを同時に添付するとメールエラーが出る環境では、分割送信が不可欠です。特にPPTや画像、PDFの報告書類などは容量が膨らみやすく、社内のセキュリティ設定によっては1通で送れないこともあります。
添付ファイル 複数送信時の基本マナー
複数に分ける場合、何をどこに含めたのかを明記しておくことが重要です。例えば「本メールには資料A・Bを添付、次のメールで資料Cを送付いたします」のように、受け取り側が混乱しない工夫が求められます。
分割送信時のメール例文集
社内向け・定型的な文例
いつもお世話になっております。 資料の容量が大きいため、2通に分けて送信させていただきます。 本メールには「●●資料(前半)」を添付しております。続けて後半資料をお送りいたしますので、よろしくお願いいたします。
上司向け・丁寧さ重視のメール文例
お疲れ様です。●●課の○○です。 添付ファイルの容量が大きいため、やむを得ず2通に分けて送付させていただきます。 こちらのメールには「会議資料前半」を添付しております。追って後半もお送りしますので、何卒よろしくお願いいたします。
社外向け・取引先対応の例文
株式会社◯◯ ◯◯様 お世話になっております。株式会社●●の○○です。 ご依頼いただいた資料ですが、容量の都合上、2通に分けて送信させていただいております。 本メールにはファイル①、次のメールでファイル②をお送りいたします。ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。
添付ファイル メール 例文に使える表現フレーズ集
- 「容量が大きいため、2回に分けて送付いたします」
- 「続けて別メールにて後半資料をお送りいたします」
- 「先に一部のみ送信させていただきます」
- 「ファイルが複数に分かれておりますので、順番にお送りします」
- 「添付ファイルにて資料をお送り申し上げます」
添付ファイルにてお送りいたします メールの丁寧な使い方
フォーマルな文面での一例
資料をご確認いただきたく、添付ファイルにてお送りいたします。 ご多忙のところ恐れ入りますが、ご査収くださいますようお願い申し上げます。
上司への送信時に気をつけたいポイント
・ファイル名は「日付_内容_氏名」などで統一する ・件名に「添付資料の送付(1/2)」などの番号をつける ・送信後、口頭やチャットでの補足連絡も丁寧な印象につながる
URLや報告書提出に応用できる文例
URLを添付する場合の例文
以下のURLよりご確認いただけますよう、お願い申し上げます。 (URL) なお、念のためPDF版を別途添付しております。
報告書 提出 メール 例文
お世話になっております。 ご依頼いただきました月次報告書を添付ファイルにて送付いたします。 内容ご確認のうえ、ご不明点等ございましたらご連絡くださいませ。
添付に関する社内メールの文例と注意点
- 社内では簡潔かつ明確に(例:「本メールに資料Aを添付、続いて資料Bを送ります」)
- 複数送信時は順番を明記(例:「資料①:●●、資料②:●●」)
- 添付忘れ防止のため、送信前のチェックリスト活用もおすすめ
ファイルを分けて送るときのよくあるミスと回避策
- 添付忘れ→送信前チェックで再確認
- 件名が曖昧→「【1/2】資料送付の件」などで明示
- 順番ミス→送信する前にファイル名や番号を確認
まとめ|“分けて送る”ときこそ丁寧さが信頼をつくる
資料の容量や件数によっては、どうしても「1通にまとめて送れない」場面が出てきます。そんなときこそ、相手にわかりやすく、丁寧に伝える姿勢が信頼につながります。文面ひとつで「気配りができる人」という印象を与えることも。今回紹介したメール例文やマナーを活用して、円滑なコミュニケーションを築いていきましょう。