idp.genericとは?誤検出かウイルスかを見分ける判断基準と削除・対処法を徹底解説

「idp.genericという脅威が検出されました」
AvastやAVGなどのウイルス対策ソフトで突如このような警告が表示され、驚いた方も多いのではないでしょうか。
これはマルウェアなのか?それとも誤検出なのか?放置して大丈夫なのか?
本記事では、idp.genericの正体や危険性、削除すべきかどうかの判断ポイント、企業・個人での対処方法をわかりやすく解説します。


目次

idp.genericとは何か?正体を簡潔に解説

IDP=Identity Protection(個人情報保護)

まず「idp.generic」という用語を分解すると、IDPは「Identity Protection」の略で、ユーザーのアカウント情報やパスワードといった個人情報を保護するための機能に関連する検出カテゴリです。

generic=一般的な・特定されていない脅威

「generic」は“汎用的”という意味を持ちます。つまり、「idp.generic」は、特定のウイルス名が判別できていないが、何らかの怪しい挙動があったファイルに対して検出された警告という位置付けです。

結論:idp.genericとは、“疑わしい可能性のあるプログラム”であり、ウイルスとは限らないが、放置は危険な可能性があるということ。


idp.genericが表示される主なケース

セキュリティソフトがAI・ヒューリスティック検知を行ったとき

最近のアンチウイルスソフトは、既知のウイルス定義ファイルにない挙動でも、AIによる“ふるまい検知”でマルウェアを検出しようとします。これにより、まだ定義されていない新種ウイルスや、改ざんファイルも検知できる一方で、誤検出の可能性も増加しています。

正常なアプリやドライバが誤って検出されることもある

実際に、以下のようなプログラムでidp.genericが検出される例があります。

  • ゲームランチャー(例:Steam、Origin)
  • 外部デバイスのドライバ(例:USB機器)
  • Officeマクロ付きファイル
  • 内部システム開発された.exeファイル

企業内では、社内システムやカスタムソフトが誤検出されるケースもあるため、正確な分析と判断が重要です


idp.genericがウイルスかどうかを見極める判断ポイント

1. 検出されたファイルのパスを確認する

検出されたファイルの場所が明確である場合、以下のような判断が可能です。

検出パス判断例
C:\Windows\System32\…OSの重要ファイル → 誤検出の可能性あり
C:\Users\...\AppData\Local\Temp\…一時ファイル → ウイルスの可能性あり
Program Files\アプリ名正常ソフトの可能性大、要検証

2. ファイルのデジタル署名を確認する

右クリック → プロパティ → 「デジタル署名」が確認できる場合は、信頼性のある開発元の可能性が高いです。

3. VirusTotalなどで複数エンジンによる診断を実施

VirusTotal(https://www.virustotal.com/)にファイルをアップロードすれば、70以上のセキュリティエンジンによるスキャンが可能。**1〜2社のみが警告している場合は誤検出の可能性が高い**と判断できます。


idp.genericが表示されたときの正しい対処法

個人ユーザー向けの対応手順

  1. セキュリティソフトで検出されたファイルを**「隔離」**する
  2. 隔離状態でPC動作に支障がなければそのまま様子を見る
  3. VirusTotalでファイル診断を行い、明確な脅威があれば削除
  4. 心配であれば、信頼できるセキュリティソフトで再スキャン(複数導入は避ける)

企業・管理者向けの対応指針

  • 誤検出の可能性がある場合は影響範囲を最小限に抑えるため、ネットワーク分離を検討
  • 社内のCSIRT(セキュリティ対応チーム)がある場合は即時連携
  • ファイルの出所やタイムスタンプから改ざんの可能性を調査
  • パターンファイルの更新状況を確認し、誤検知報告の有無をベンダーに問い合わせ

idp.genericを削除すべきか?判断フロー

pgsqlコピーする編集する↓ idp.genericが表示された
↓
□ 正体不明の.exeやTempフォルダ配下? → 削除推奨
□ 信頼できるアプリ? → 一時的に隔離・様子見
↓
VirusTotalでチェック(複数検出→危険)
↓
複数エンジンが警告:削除  
1〜2社のみ:誤検知の可能性高、除外設定検討

よくある質問(FAQ)

Q. idp.genericは放置しても大丈夫?

放置は非推奨です。たとえ誤検出であっても、ウイルスである可能性を残したままでは、情報漏洩やデバイス感染リスクを抱えることになります。

Q. 無料のセキュリティソフトでも対応できる?

はい、可能です。ただし無料版ではリアルタイム監視や隔離後の分析機能が制限されることも多く、特に業務用PCでは有料版を推奨します。

Q. idp.genericの警告が頻発する場合は?

  • セキュリティソフトの再インストール
  • ウイルス定義ファイルの更新
  • OS・ソフトウェアのアップデート これらを試しても解決しない場合は、別のウイルス対策ソフトの導入を検討してもよいでしょう。

セキュリティリスクがビジネスに与える影響とは?

なぜ“誤検出かもしれない”では済まないのか

情報漏洩は一度起きると、信用・売上・ブランド価値の全てに影響します。特に中小企業やスタートアップでは、セキュリティ被害が命取りになることもあります。

「idp.generic=軽視してもいい警告」とは考えず、組織のリスクマネジメントの一部として対応策を講じる必要があります。


まとめ:idp.genericが出たら、まず“冷静に調べる”ことが最善策

「idp.generic」は、必ずしもウイルスとは限りません。しかし、放置すれば重大な被害につながるケースもあるため、正しい判断フローと適切なツールの活用が鍵となります。

  • 不審なファイルなら削除を優先
  • 確信がない場合は隔離+VirusTotalチェック
  • 組織の場合は速やかに担当者へエスカレーション

こうした基本対応を押さえたうえで、セキュリティソフトやエンドポイント対策の導入を検討することで、より堅牢な体制が構築できます。

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