iPhoneとiPadは同期しないほうがいい?メリット・デメリットを解説

iPhoneとiPadを同じApple Accountで使い始めると、写真、メモ、Safari、連絡先、メッセージ、アプリのデータまで自然につながります。便利な反面、「iPadにiPhoneの写真が全部出てきた」「子どもに貸したiPadにLINE通知っぽいものが出て焦った」「仕事用のメモまで共有されてしまった」という場面もあります。

ロロメディア編集部でも、打ち合わせ用にiPadを開いた瞬間、個人用の写真やSafari履歴が出てきて、画面共有前にかなり焦ったことがあります。同期は便利です。でも、何も考えずに全部オンにすると、プライバシー、容量、通知、仕事と私用の切り分けで困ります。

結論から言うと、iPhoneとiPadは「全部同期しない」よりも、「同期する項目としない項目を分ける」のが一番現実的です。写真やメッセージは慎重に、メモやカレンダーは用途次第、SafariやiCloud Driveは仕事効率を上げたい人には便利です。

目次

iPhoneとiPadは同期しないほうがいいのかの結論

iPhoneとiPadは同期しないほうがいいのかの結論

iPhoneとiPadを同期しないほうがいいかは、使い方で変わります。仕事用と私用を分けたい人、家族にiPadを貸す人、ストレージ容量が少ない人は、全部同期しないほうが安全です。

一方で、iPhoneで撮った写真をiPadで編集したい人、メモやカレンダーを両方で確認したい人、外出先と自宅で作業をつなげたい人は、同期したほうが便利になります。問題は同期そのものではなく、「何が同期されているか分からない状態」で使うことです。

たとえば、iPadを家族共用にしているのに写真やSafari履歴まで同期していると、見せるつもりのない情報が出ます。逆に、仕事用iPadでメモやカレンダーを同期していないと、会議前に必要な情報が見つからず、iPhoneを探すことになります。

全部同期ではなく項目別に分けるのが正解

iPhoneとiPadの同期は、オンかオフの二択で考えないほうがいいです。Appleの設定では、写真、Drive、メモ、Safari、連絡先などを個別に同期できます。

たとえば、仕事効率を上げたいならカレンダー、メモ、iCloud Driveは同期してもよいでしょう。反対に、プライバシーを守りたいなら写真、メッセージ、Safari履歴は慎重に判断した方が安全です。

実務で考えるなら、「iPadを誰が見る可能性があるか」で決めると迷いません。自分だけが使うなら同期項目を増やしてもよいですが、家族、同僚、取引先の前で開くなら、見られて困る項目は切るべきです。

同期しないほうがいい人の特徴

iPhoneとiPadを完全に近い形で同期しないほうがいい人は、用途が明確に分かれている人です。たとえば、iPhoneは私用、iPadは仕事用という使い方なら、全部つなげると情報が混ざります。

特に注意したいのは、子ども用や家族共用のiPadです。写真、メッセージ、Safari、連絡先が同期されると、自分の個人情報がそのまま表示される可能性があります。

次のような人は、最初に同期項目を見直してください。

  • iPadを家族や子どもに貸す
  • iPadを仕事の画面共有に使う
  • 写真や動画の容量が多い
  • iPhoneとiPadで用途を分けたい
  • 通知が増えるのがストレス
  • Safari履歴や検索内容を共有したくない

この条件に当てはまるなら、初期設定のまま使わない方がよいです。使い始める前に、iCloudの同期項目を一つずつ確認しましょう。

iPhoneとiPadを同期するメリット

iPhoneとiPadを同期するメリット

iPhoneとiPadを同期する最大のメリットは、作業が途切れないことです。iPhoneでメモした内容をiPadで開く、iPhoneで撮った写真をiPadで編集する、iPadで作った資料をiPhoneで確認する。これが自然にできるのは、かなり便利です。

たとえば、外出先でiPhoneに打ち合わせメモを入れておき、帰宅後にiPadで整理する場面があります。このとき同期していれば、データを送る必要がありません。メール添付やAirDropを使わなくても、同じ情報が手元にあります。

仕事でもプライベートでも、「あのデータ、どっちに入れたっけ?」という探す時間が減ります。これは地味ですが、毎日使う人ほど効果を感じます。

写真や動画をiPadの大画面で確認できる

iPhoneで撮った写真をiPadで見ると、確認しやすさがまったく違います。旅行写真、商品写真、資料用のスクリーンショット、手書きメモの撮影などは、大きな画面で見るだけで整理しやすくなります。

仕事で写真を使う人にも便利です。現場でiPhone撮影し、移動中にiPadで選別する。SNS投稿、ブログ記事、資料作成をしている人なら、この流れはかなり効率的でしょう。

ただし、写真同期は便利な反面、容量を圧迫しやすい項目です。iCloud写真をオンにすると、写真や動画がiCloudに保存され、複数デバイスで見られるようになりますが、iCloudストレージの残量には注意が必要です。

メモやカレンダーをどちらでも確認できる

メモとカレンダーの同期は、多くの人にとってメリットが大きいです。iPhoneで急いで入れた予定をiPadで確認できるだけで、スケジュール管理がかなり楽になります。

たとえば、打ち合わせ中にiPadでメモを取り、帰り道にiPhoneで内容を見返す。逆に、移動中にiPhoneで思いついた案をメモして、あとでiPadのキーボードで文章化する。こういう流れは、同期していないと毎回データ移動が必要になります。

メモやカレンダーは、写真ほど人に見られるリスクが低い場合もあります。ただし、仕事の機密情報や個人の予定が入るなら、iPadを誰かに貸す前に表示内容を確認してください。

Safariやブックマークを共有できる

Safariを同期すると、ブックマーク、リーディングリスト、タブなどを複数デバイスで使いやすくなります。iPhoneで見ていたページをiPadで読み直せるため、調べ物が多い人には便利です。

たとえば、iPhoneで検索して見つけた資料を、iPadの大画面で読み込む。ブログや資料作成をしている人なら、この使い方はかなり実務的です。

一方で、Safari同期はプライバシー面の注意が必要です。検索履歴や開いているタブを見られたくない場合、家族共用iPadではオフにした方が安心でしょう。

iPhoneとiPadを同期するデメリット

iPhoneとiPadを同期するデメリット

同期のデメリットは、便利さの裏側にあります。自分では「つながって便利」と思っていても、別の場面では「見られたくない情報が出る」「通知が増える」「容量が足りない」という問題になります。

特にiPadは、iPhoneより人に見せる機会が多い端末です。資料を見せる、動画を見せる、子どもに渡す、会議で画面共有する。そういうタイミングで個人情報が出ると、かなり焦ります。

同期は目に見えにくい設定です。オンにした記憶がなくても、同じApple Accountでサインインした時点で一部のデータが連携されていることがあります。

写真が勝手に表示されるように感じる

iPhoneとiPadを同期して困る代表例が写真です。iPhoneで撮った写真がiPadにも出てくると、「勝手に移った」と感じる人がいます。

実際には、iCloud写真がオンになっていることで、同じApple Accountの端末から写真ライブラリにアクセスできる状態になっています。便利な機能ですが、家族にiPadを貸す人にはかなり注意が必要です。

たとえば、子どもに動画を見せようとしてiPadを渡したら、写真アプリに仕事のスクリーンショットやプライベート写真が並んでいた。これは実務でも家庭でも避けたい場面です。見られたくない写真があるなら、iPad側の写真同期はオフにするか、共有用端末として別のApple Accountを使うことも検討しましょう。

通知が両方に来て集中しにくくなる

同期や連携を進めると、通知も複数端末に届きやすくなります。iPhoneにもiPadにも同じ通知が来ると、作業中に気が散ります。

特に仕事中、iPadで資料を読んでいるときに私用の通知が出ると、集中が途切れます。逆に、家でiPadを使っているときに仕事の通知が出ると、休み時間まで仕事に引っ張られる感覚になります。

通知は、同期とは別にアプリごとに見直す必要があります。iPadでは仕事用アプリだけ通知を許可し、私用アプリはオフにする。こうした調整をすると、同期の便利さを残しながらストレスを減らせます。

iCloudストレージがすぐいっぱいになる

写真、動画、バックアップ、iCloud Driveを同期すると、iCloudストレージが早く埋まります。無料容量のまま使っている人ほど、この問題にぶつかりやすいです。

「iCloudストレージがいっぱいです」と表示されると、バックアップが止まったり、写真同期がうまく進まなかったりします。仕事で使う人にとっては、かなり困る状態です。

特に動画を多く撮る人は注意してください。iPhoneで撮った動画がiCloudに入り、iPadからも見られるようになる一方で、ストレージ容量は一気に減ります。必要なものだけ同期する設計にしないと、後から整理が大変になります。

同期したほうがいい項目としないほうがいい項目

同期したほうがいい項目としないほうがいい項目

iPhoneとiPadの同期は、項目ごとに判断するのが現実的です。全部オフにすると便利さがなくなりますし、全部オンにすると情報が混ざります。

おすすめは、仕事効率に関わる項目は同期し、プライバシーや容量に関わる項目は慎重にすることです。これだけで、かなり使いやすくなります。

次の表を基準にすると、迷いにくくなります。

項目同期おすすめ度判断ポイント
メモ高い両方で作業するなら便利
カレンダー高い予定管理が楽になる
連絡先仕事用と私用が混ざるなら注意
写真低〜中容量とプライバシーに注意
Safari履歴を見られたくないならオフ
iCloud Drive高いファイル共有に便利
メッセージ家族共用iPadでは特に注意
アプリデータゲームや仕事アプリで判断

この表はあくまで基本です。大切なのは、自分のiPadが「自分専用」なのか「誰かに見せる端末」なのかを決めることです。

仕事で使うならメモ・カレンダー・Driveは同期しやすい

仕事用にiPadを使うなら、メモ、カレンダー、iCloud Driveは同期しておくと便利です。資料確認、予定管理、簡単なメモの共有がスムーズになります。

たとえば、iPhoneで受けた電話メモをiPadで整理する。iPadで作った議事メモをiPhoneで移動中に見返す。この流れはかなり自然です。

ただし、仕事用と私用が混ざる場合はフォルダ分けが必要です。メモアプリでも、仕事用フォルダと個人用フォルダを分けておくと、画面共有時に焦りにくくなります。

家族共用なら写真・メッセージ・Safariは切るほうが安全

家族や子どもが使うiPadでは、写真、メッセージ、Safariの同期は慎重にした方がよいです。理由は単純で、見られて困る情報が出やすいからです。

写真アプリには個人的な画像が並びます。Safariには検索履歴や開いているタブが出る場合があります。メッセージは、認証コードや個人的なやり取りに関係するため、共用端末では特に避けたい項目です。

iPadを家族に渡す前に、「設定」からiCloud同期項目を確認しましょう。共有用に使うなら、同期を減らすほうが安心です。

iPhoneとiPadの同期を確認する方法

iPhoneとiPadの同期を確認する方法

同期の状態を確認したいときは、まずiCloud設定を見ます。ここで、どのアプリや機能が同期されているか確認できます。

操作前にありがちなのが、「写真だけ止めたいのに、Apple Accountからサインアウトしようとする」ことです。これはやりすぎです。同期は項目別に切れるので、いきなりサインアウトする必要はありません。

基本の確認手順は次の通りです。

  1. iPhoneまたはiPadで設定アプリを開く
  2. 画面上部の自分の名前をタップする
  3. iCloudをタップする
  4. iCloudに保存、またはすべてを表示を開く
  5. 同期したい項目だけオンにする
  6. 同期したくない項目はオフにする

この流れで、写真、Drive、メモ、Safariなどを確認できます。表示名はOSのバージョンによって少し変わることがありますが、基本的には自分の名前からiCloudへ進みます。

写真同期を止めたい場合

写真同期を止めたい場合は、写真のiCloud同期をオフにします。iPhone側の写真を残しつつ、iPadでは見せたくないという人は、iPad側で写真同期を切るのが現実的です。

操作は、設定アプリから自分の名前、iCloud、写真へ進みます。そこで「このiPadを同期」または同じ意味の項目をオフにします。

ここで注意したいのは、iCloud写真をオフにしたときに、端末内の写真をどう扱うか確認が出る場合があることです。表示内容を読まずに進めると、必要な写真が端末から消えたように見えて焦ります。削除ではなく、iCloud上に残るケースもありますが、心配なら事前にバックアップしてから操作しましょう。

Safari同期を止めたい場合

Safari同期を止めると、ブックマーク、履歴、開いているタブなどが端末間で共有されにくくなります。家族共用iPadや仕事の画面共有に使うiPadでは、切っておくと安心です。

操作は、設定アプリから自分の名前、iCloud、すべてを表示、Safariへ進みます。Safariをオフにすれば、その端末での同期を止められます。

ただし、Safari同期を切ると、iPhoneで保存したブックマークをiPadですぐ開く便利さは減ります。調べ物をよくする人は、仕事用ブラウザと私用ブラウザを分ける運用も検討するとよいでしょう。

メッセージ同期を止めたい場合

メッセージは、個人情報が出やすい項目です。家族共用iPadでは、まず確認してほしい設定です。

認証コード、配送通知、金融系の通知、仕事関係の連絡など、メッセージには想像以上に大事な情報が入ります。iPadを誰かに貸す可能性があるなら、同期しないほうが安全です。

設定アプリから自分の名前、iCloud、すべてを表示、メッセージの順に確認します。使わない端末ではオフにしておくと、不要な表示を避けやすくなります。

iPhoneとiPadの同期を切るとどうなるのか

iPhoneとiPadの同期を切るとどうなるのか

同期を切ると、すぐに全部が消えると思って不安になる人がいます。ここは少し落ち着いて考えましょう。

同期を切るというのは、その端末とiCloudの連携を止めることです。項目によっては、端末にデータを残すか削除するかを選ぶ画面が出ます。ここで適当に進めると、必要なデータが見えなくなって焦ります。

たとえば、iPad側で写真同期を切ると、iCloud上の写真をiPadに表示しない状態にできます。ただし、iPhone側やiCloudに写真が残っているかどうかは、設定や選択によって変わります。

同期を切ってもiPhone側のデータが必ず消えるわけではない

多くの人が不安になるのは、「iPadで同期を切ったらiPhoneのデータも消えるのでは」という点です。基本的には、iPad側で同期をオフにしても、iPhone側のデータまで即座に消えるわけではありません。

ただし、削除操作と同期オフは別です。写真アプリで写真を削除すると、iCloud写真を使っている場合、他のデバイスにも影響する可能性があります。ここを混同すると危険です。

「表示したくない」なら同期をオフ。「もう不要」なら削除。この違いを意識してください。特に写真とメモは、削除前に本当に消してよいか確認した方が安全です。

同期を切る前にバックアップを確認する

設定を触る前に、バックアップを確認しておくと安心です。iCloudバックアップやパソコンへのバックアップがあれば、万が一のときに戻せる可能性が高くなります。

特に、写真、メモ、仕事資料、連絡先は失うと困ります。同期を切るだけのつもりでも、操作中に削除を選んでしまうことがあります。

心配なら、重要な写真やファイルを別の場所に保存してから設定を変えましょう。面倒に見えますが、後で復旧に時間を使うよりずっと楽です。

iPhoneとiPadを同期しない設定にしたほうがいいケース

iPhoneとiPadを同期しない設定にしたほうがいいケース

同期しない設定が向いているのは、端末の役割がはっきり違うケースです。iPhoneは個人用、iPadは仕事用。iPadは子ども用。iPadは会議やプレゼン用。こういう使い方なら、全部同期は避けた方がよいです。

特にビジネスでは、iPadを人前で開く機会があります。会議室で画面共有する直前に、個人写真や私用の検索履歴が見えると、かなり気まずいですよね。提出前の資料を見せるつもりが、別の情報まで出て焦る。こういう失敗は、設定で防げます。

同期は便利ですが、見せる端末には向き不向きがあります。

家族や子どもにiPadを貸す場合

子どもに動画を見せる、家族がレシピを見る、リビング用端末として使う。こういうiPadでは、写真やメッセージの同期を切る方が安全です。

子どもは悪気なく写真アプリを開きます。Safariの履歴から別のページへ移動することもあります。こちらが想定していない操作をするため、見られて困る情報は最初から出ないようにしておくべきです。

家族共用なら、別のApple Accountを使う、ファミリー共有を使う、同期項目を絞るなどの方法があります。自分のiPhoneとまったく同じ状態にする必要はありません。

仕事用iPadとして使う場合

仕事用iPadでは、プライベート情報を出さないことが大切です。特に営業、打ち合わせ、セミナー、画面共有、現地説明で使うなら、同期項目はかなり絞った方が安心でしょう。

同期してよいのは、仕事に必要なカレンダー、メモ、ファイル程度です。写真も仕事用だけにしたいなら、個人の写真ライブラリとは分けた方がよいです。

ロロメディア編集部でも、クライアントとの打ち合わせに使う端末では、Safari履歴や写真同期は極力絞ります。便利さより、見せたときの安全性を優先する場面です。

ストレージ容量が少ない場合

容量が少ないiPadでは、写真や動画の同期は慎重にした方がよいです。64GBや128GBの端末で大量の写真、動画、アプリを同期すると、すぐに容量不足になります。

容量不足になると、アプリ更新が止まったり、資料保存ができなくなったりします。仕事中に「空き容量がありません」と出ると、かなりストレスです。

写真や動画をiPadで見る必要がないなら、同期を切る。必要なファイルだけiCloud Driveや共有フォルダで扱う。この方が端末を軽く保てます。

iPhoneとiPadを同期したほうがいいケース

iPhoneとiPadを同期したほうがいいケース

同期したほうがいい人もいます。特に、iPadを自分専用で使い、iPhoneと作業をつなげたい人にはかなり便利です。

たとえば、iPhoneで撮影した写真をiPadで編集する人、iPadでメモを書いてiPhoneで確認する人、外出先と自宅で資料を行き来する人。こういう使い方では、同期を切りすぎると不便になります。

大切なのは、同期を怖がりすぎないことです。見られて困る項目だけ切れば、便利な部分は残せます。

クリエイティブ作業をする人

写真編集、動画編集、イラスト、SNS投稿、ブログ運営をする人は、iPhoneとiPadの同期が役立ちます。iPhoneは撮影に強く、iPadは編集や確認に向いているからです。

たとえば、iPhoneで撮った写真をiPadで選別し、Apple Pencilでメモを入れ、記事や投稿に使う。こういう流れは、同期しているとかなりスムーズです。

ただし、全写真を同期する必要があるかは別です。仕事用素材だけを共有フォルダに入れる運用でも十分な場合があります。用途に合わせて、写真同期かDrive共有かを選びましょう。

予定やメモを一元管理したい人

予定やメモをiPhoneとiPadで分けると、どちらが最新か分からなくなることがあります。タスク管理が苦手な人ほど、同期した方が楽です。

会議メモ、買い物リスト、アイデア、予定表などは、複数端末で同じ内容を見られる方が便利です。iPhoneで入力し、iPadで整理する使い方にも合います。

ただし、見られたくないメモがあるなら、フォルダ分けやロック機能の活用も考えましょう。同期することと、丸見えにすることは同じではありません。

iPhoneとiPadを同期しないための実務的な設定手順

iPhoneとiPadを同期しないための実務的な設定手順

同期を止めたいときは、まず「どの項目を止めたいか」を決めます。全部を切る必要はありません。

操作でつまずく人は、「同期を止めたい」と思った瞬間にApple Accountからサインアウトしようとします。でも、それをするとApp Store、iCloud、探す、バックアップなどにも影響が出るため、最初にやる操作としては重いです。

まずは項目別にオフにしましょう。

iCloud同期を項目別にオフにする

基本は、設定アプリから自分の名前、iCloudへ進みます。その中で、写真、Drive、メモ、Safari、連絡先などを選びます。

「このiPhoneを同期」「このiPadを同期」「このデバイスで使用」などの表示があれば、端末ごとにオンオフできます。表示名はOSによって多少違いますが、考え方は同じです。

たとえば、iPadだけ写真を同期したくないなら、iPad側で写真同期をオフにします。iPhone側までオフにする必要はありません。

アプリの自動ダウンロードを見直す

iPhoneで入れたアプリがiPadにも入ってくる場合、App Storeの自動ダウンロード設定が関係していることがあります。これがオンだと、同じApple Accountで購入したアプリが別端末にも入りやすくなります。

仕事用iPadにゲームや私用アプリが増えると、画面が散らかります。逆に、iPadで使いたいアプリだけ入れたい人は、自動ダウンロードをオフにしておくと管理しやすいです。

設定アプリからApp Storeへ進み、自動ダウンロード関連の項目を確認します。アプリを端末ごとに分けたい人は、ここも見ておきましょう。

通知設定を端末ごとに分ける

同期を完全に切らなくても、通知を分けるだけでかなり快適になります。iPadでは通知を少なくし、iPhoneでだけ受け取る形です。

たとえば、iPadではカレンダーと仕事用チャットだけ通知を許可し、SNSや買い物アプリはオフにします。これだけで、作業端末としてかなり使いやすくなります。

設定アプリから通知へ進み、アプリごとにオンオフを確認してください。同期より通知がストレスの原因になっているケースも多いです。

iPhoneとiPadの同期でよくある勘違い

iPhoneとiPadの同期でよくある勘違い

iPhoneとiPadの同期で混乱する原因は、「同期」「バックアップ」「共有」「サインイン」がごちゃごちゃになることです。言葉が似ているので、ここでつまずく人はかなり多いです。

同期は、複数端末で同じデータを最新状態に近づけることです。バックアップは、万が一に備えてデータを保存しておくことです。共有は、家族や他人と一部情報を渡すこと。サインインは、Apple Accountで端末を使える状態にすることです。

この違いが分からないまま設定を触ると、必要以上に怖くなります。逆に理解できると、どこを触ればいいか見えてきます。

同期を切ることと削除は違う

同期を切ることは、基本的に「その端末で連携しない」設定です。削除は、データそのものを消す操作です。

写真アプリで削除するのと、iCloud写真をオフにするのは意味が違います。ここを間違えると、残したかった写真まで消したつもりになって焦ります。

操作画面に「削除」「保持」「ダウンロード」などの選択肢が出たら、必ず内容を読んでください。急いでタップしないことが一番大事です。

同じApple Accountでも全部が完全に同じになるわけではない

同じApple Accountでサインインしても、すべてが完全に同じになるわけではありません。項目ごとの設定、アプリ側の設定、端末の保存状態によって変わります。

たとえば、写真は同期されているのに、アプリのログイン状態は別ということがあります。逆に、メモは同じでも通知は端末ごとに違う場合があります。

「同じアカウントだから全部同じ」と思い込むと、設定確認が雑になります。気になる項目は一つずつ見てください。

iPhoneとiPadを同期するか迷ったときの判断基準

iPhoneとiPadを同期するか迷ったときの判断基準

最後に、同期するか迷ったときの判断基準を整理します。細かい設定に入る前に、まず用途を決めることが大切です。

iPadを自分専用の作業端末として使うなら、同期はかなり便利です。家族共用や仕事の画面共有に使うなら、同期項目を絞りましょう。

判断基準はシンプルです。

「その情報がiPadに出ても困らないか」
「その情報をiPadで使う必要があるか」
「容量を圧迫しても同期する価値があるか」

この3つに全部イエスなら同期してよいです。一つでも不安があるなら、オフにするか別の共有方法を使いましょう。

迷ったら写真とメッセージはオフから始める

迷ったら、まず写真とメッセージはオフ寄りで考えるのがおすすめです。この2つはプライバシー性が高く、見られたときのダメージが大きいからです。

必要になったら後からオンにできます。最初から全部オンにして、見られて困ってから切るより安全です。

一方で、メモ、カレンダー、iCloud Driveは便利さが勝つ人も多いです。仕事用と私用を整理できるなら、同期してもよいでしょう。

自分専用なら便利さを優先してよい

iPadを完全に自分だけが使うなら、同期のメリットは大きいです。写真、メモ、Safari、Driveがつながることで、iPhoneとiPadを一つの作業環境として使えます。

ただし、自分専用でも容量問題は残ります。特に写真や動画が多い人は、iCloudストレージの残量を見ながら運用してください。

同期は悪いものではありません。使い方に合っていれば、かなり強力な仕組みです。

まとめ

まとめ

iPhoneとiPadは、必ずしも同期しないほうがいいわけではありません。ただし、全部同期するのが正解でもありません。

自分専用で使うなら、メモ、カレンダー、iCloud Drive、Safariなどを同期すると便利です。写真編集や資料作成をする人にとっては、iPhoneで集めた情報をiPadで扱えるのは大きなメリットになります。

一方で、家族共用、子ども用、仕事の画面共有用としてiPadを使うなら、写真、メッセージ、Safari履歴は慎重に扱うべきです。見られて困る情報があるなら、同期しない設定にした方が安心できます。

一番おすすめなのは、「全部同期しない」ではなく「必要なものだけ同期する」ことです。メモやカレンダーは同期する。写真やメッセージは切る。通知は端末ごとに分ける。このくらいの設計が、実務でも家庭でも使いやすいですよ。

同期は便利です。でも、便利さは管理できてこそ意味があります。iPadを開いた瞬間に焦らないためにも、今日一度だけ、iCloudの同期項目を確認してみてください。

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