サーバーにはさまざまな種類がありますが、「IAサーバ」という言葉に触れたことがあっても、明確に意味を説明できる方は少ないかもしれません。IAサーバは、PCベースの汎用的なサーバーとして、多くの企業や官公庁で導入されており、コストパフォーマンスと柔軟性の高さが特徴です。本記事では、IAサーバの定義から、UNIXサーバーやWindowsサーバーとの違い、代表的メーカー(富士通)やOS・用途別の特徴まで、実務に役立つ視点でわかりやすく解説していきます。
目次
IAサーバとは何か?
IAの意味と由来
- IAとは「Intel Architecture(インテル・アーキテクチャ)」の略称
- 主にx86系CPU(Intel、AMDなど)を搭載した汎用サーバーを指す
- 個人向けPCに使われている技術をベースにしたサーバーであることが特徴
IAサーバの定義
- PCと同等のハード構成をベースにしつつ、サーバー向けに最適化された機器
- 高価な専用ハードではなく、市販のパーツやOSを活用
- 中小〜大企業まで幅広く利用されている汎用サーバー
導入の主なメリット
- 初期コスト・運用コストが低い
- 拡張性・柔軟性が高く、カスタマイズしやすい
- WindowsやLinuxなど多様なOSに対応
UNIXサーバーとの違い
UNIXサーバーの概要
- UNIX OS(Solaris、AIX、HP-UXなど)を搭載した専用ハードウェアのサーバー
- 大型基幹システムなどで長年利用されている
IAサーバとUNIXサーバの違い
比較項目 | IAサーバ | UNIXサーバ |
---|---|---|
ハード構成 | x86ベースの汎用機器 | 専用ハードウェア |
OS | Windows / Linux | UNIX系OS(Solaris等) |
コスト | 安価 | 高価(保守費用も含む) |
柔軟性 | 高い | 制約あり |
導入先 | 中小企業〜大企業 | 金融・官公庁などの基幹系システム |
なぜIAサーバに置き換えが進んでいる?
- コスト削減の圧力とクラウド普及により、UNIXサーバーからIAサーバ(Linux)への移行が加速中
Windowsサーバーとの関係
IAサーバはWindowsサーバーとどう関係する?
- Windows Serverは、IAサーバにインストールできるOSのひとつ
- ハードウェア=IAサーバ、ソフトウェア(OS)=Windows Server という関係性
Windowsサーバーを使ったシステム例
- Active Directory(認証管理)
- ファイルサーバー・プリントサーバー
- IISによるWebサービス運用
PCサーバーとの違い
PCサーバーとは?
- PC用パーツを流用してサーバー構築する廉価版のサーバー
- 小規模オフィスや個人でのサーバー検証などに利用される
IAサーバとの違い
- IAサーバはサーバー用途に最適化された構造(耐久性・電源冗長性など)
- PCサーバは耐久性や信頼性にやや劣るが、低コストで導入可能
FTサーバーとの違い(富士通)
FTサーバーとは?
- 富士通が提供する「Fault Tolerant(耐障害)サーバー」
- ハードウェアの冗長構成により、1つのパーツが壊れてもシステム継続
IAサーバとの違い
特徴 | IAサーバ | FTサーバ |
耐障害性 | 標準レベル | 極めて高い(無停止設計) |
コスト | 比較的安価 | 高価(特定用途向け) |
用途 | 汎用業務サーバー | ミッションクリティカルな業務向け(金融、医療など) |
富士通製IAサーバの特徴
PRIMERGYシリーズとは?
- 富士通の代表的IAサーバブランド
- 小規模から大規模まで幅広く対応
- Windows・Linux・VMwareなど多彩なOS/仮想化環境に対応
特徴・メリット
- 日本国内でのサポート力が強い
- 冗長電源、ホットスワップ対応など堅牢な設計
- クラウド連携(Azure/AWS)にも対応可能
IAサーバのOS構成について
対応OSの種類
- Windows Server:GUI操作に慣れた現場向け
- Linux(CentOS / Ubuntu / RHELなど):コマンドベースの高安定OS
- VMware ESXi:仮想化基盤として人気
選定ポイント
- 社内のITスキルに合わせてOS選定
- 管理ツールの有無、トラブル対応スピードも考慮
IAサーバ以外の選択肢
クラウドへの移行
- オンプレミス(自社運用)からAWS、Azureなどのクラウドに置き換えるケースが増加中
- ハードの保守・更新コストを削減可能
専用アプライアンス
- セキュリティ用途、ネットワーク機器などでは専用ハードを選ぶケースも
- システム全体の冗長性を考慮して選定する必要あり
LinuxとIAサーバの関係性
なぜLinuxとの相性がいいのか?
- x86アーキテクチャ上で安定動作
- オープンソースゆえにライセンス費用が抑えられる
- セキュリティパッチも頻繁に更新され、長期的に信頼性が高い
実際の導入例
- Webサーバー(Apache/Nginx)
- メールサーバー(Postfix)
- データベースサーバー(MySQL/PostgreSQL)
まとめ|IAサーバは柔軟でコストパフォーマンスに優れた選択肢
IAサーバは、x86アーキテクチャをベースにした汎用性の高いサーバーで、WindowsやLinuxなど多様なOSに対応しながら、コストパフォーマンスと柔軟性を両立できる点が大きな魅力です。
UNIXサーバーとの違い、Windows環境での活用、さらには富士通のPRIMERGYやFTサーバとの比較を通じて、導入検討時に押さえておくべきポイントをお伝えしました。
オンプレ・クラウド問わず、ITインフラの中心を担うIAサーバは、今後も多くの企業にとって現実的かつ実用的な選択肢となるでしょう。
この記事は、WEBマーケティングとSEOを専門とする「ロロント株式会社」が執筆しました。