システムトラブルやハードウェア故障が起きたとき、頼りになるのが「保守サービス」です。中でも「オンサイト保守」と「センドバック保守」は、多くの企業が選択を迫られる2大サポート形態。本記事では、オンサイト保守の意味やセンドバック保守との違い、費用感、メーカー別の対応内容(Lenovo・DELL・BUFFALO)などを徹底解説。導入を検討している方や、保守契約で迷っている方に向けた実用ガイドです。
オンサイト保守とは?
「オンサイト保守」とは、トラブルが発生した際にメーカーや保守ベンダーの技術者が現地(オンサイト)に出向いて修理対応を行う保守サービスのことを指します。企業や官公庁、医療機関など、即時の対応が求められる現場でよく採用されています。
オンサイトの語源と意味
「オンサイト(on-site)」は「現場で」「その場所で」という意味。これに対して「オフサイト(off-site)」は、現地以外で行う作業や対応を指します。
センドバック保守との違いは?
センドバック保守とは?
「センドバック保守」は、故障した機器をユーザーがメーカーに送付し、修理された機器が返送される保守形態です。個人ユーザーやコスト重視の小規模事業者に向いています。
オンサイト保守とセンドバック保守の違いまとめ
比較項目 | オンサイト保守 | センドバック保守 |
---|---|---|
修理方法 | 技術者が現地訪問しその場で修理 | 故障機器を送付、後日修理品が返送される |
対応スピード | 最短当日対応(契約内容による) | 数日〜1週間かかることも |
ダウンタイム | 最小限に抑えられる | 長引きやすい |
費用 | 高め(訪問・人件費含む) | 比較的安価 |
向いているケース | 業務停止リスクの高い企業、病院、官公庁など | コスト重視、予備機があるケースなど |
オンサイト保守のメリットとデメリット
メリット
- 現地対応で即復旧が可能
- 専門技術者が対応する安心感
- 複雑な環境(ネットワーク接続、設置状況など)にも柔軟に対応
- ダウンタイムが短く、業務影響を最小限に抑えられる
デメリット
- 年間保守契約費が高め
- 地域や時間帯によっては即日対応できない場合も
- 契約範囲外の作業は別料金になることも
オンサイト保守の費用相場は?
一般的な費用感(法人向け)
サービス内容 | 費用目安 |
年間オンサイト保守契約(1台) | 2万円〜10万円前後 |
24時間365日対応 | 上記+30%〜50%程度の追加費用 |
パーツ代・出張費など含むか | メーカー・契約内容によって異なる |
保守のグレード(翌営業日対応、4時間対応など)や、地域、対応機種によっても価格は変動します。
オンサイト保守 英語ではどう言う?
海外ベンダーや外資系企業とやり取りする際、「オンサイト保守」は以下のように表現されます:
- On-site Support / Maintenance
- Field Service
- Onsite Technician Dispatch
マニュアルや契約書では “Next Business Day Onsite”(翌営業日対応)や “4HR Onsite”(4時間対応)といった表記が一般的です。
Lenovo・DELL・BUFFALOのオンサイト保守事例
オンサイト修理 Lenovo(レノボ)
- 保守契約内容により、翌営業日対応 or 4時間対応を選べる
- ThinkPadシリーズなど法人モデル向けに広く提供
- 訪問技術者がその場でパーツ交換・診断を実施
オンサイト保守 DELL(デル)
- プレミアムサポートやProSupportで対応
- 24時間365日体制のオプションも選択可能
- 保守対象機器はデスクトップ、ノート、サーバーなど幅広い
オンサイト保守 バッファロー
- 法人向けNASやネットワーク機器に対して提供
- 3年間の有償保守契約でオンサイト修理対応可能
- 営業日内での訪問対応、パーツ在庫も国内体制で充実
オンサイト保守とオフサイト保守の比較
「オフサイト保守」とは、現地ではなくメーカー工場やリモート環境で修理・サポートを行う形態のことです。
項目 | オンサイト保守 | オフサイト保守 |
担当者の動き | 現地に出向く | 施設・拠点内で作業 |
修理スピード | 早い(即日も可) | 遅め(移送含む) |
コスト | 高め | 安価 |
リスク軽減効果 | 高い | 予備機前提の場合に有効 |
業務への影響を最小限にしたい場合は、オンサイト保守が推奨されます。
オンサイト保守が向いている人・企業とは?
向いているケース
- PCやサーバーが止まると業務に支障が出る企業
- 医療機関、製造現場、金融機関など復旧が急務な現場
- 情シス部門のリソースが限られている企業
向いていないケース
- 複数の予備機があり、一時的な運用停止が許容される
- 自社に十分なITサポート体制がある
- 修理の頻度が極端に低く、保守コストがもったいない
まとめ:オンサイト保守は「スピードと安心」を買う選択肢
オンサイト保守は、コストこそかかるものの、トラブル時に技術者が駆けつけ、早期復旧を実現できるのが最大のメリットです。
センドバック保守やオフサイト保守と比較しながら、自社のIT環境や業務影響の度合いを見極めて、最適な保守体制を選ぶことが重要です。
メーカー別の対応内容や、英語での表現も理解しておくことで、外資系案件やグローバル保守契約にもスムーズに対応できます。
