「サーバーってなんとなく聞いたことあるけど、結局何をしているの?」——そんな疑問を持つ方は少なくありません。実際、企業のITインフラにおいてサーバーは欠かせない存在であり、業務内容によってその役割や種類もさまざまです。本記事では、サーバーの役割や種類をわかりやすく一覧で紹介しながら、構築・管理の基本や選び方も業務別に解説します。初心者の方や、これから社内でサーバー導入を検討する方にも役立つ内容です。
目次
サーバーとは?簡単に図解でわかる基本概念
サーバーの意味と定義
サーバー(Server)とは、他のコンピューター(クライアント)からのリクエストに応じて、情報やサービスを提供するコンピューターのことです。つまり「リクエストに応じて応答する」役割を担います。
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サーバーの仕組み(図解イメージ)
[ユーザーのPC] → リクエスト → [サーバー] → 応答(データ、処理結果など)
例えば、Webサイトを開くとき、ブラウザがWebサーバーにリクエストを送り、サーバーがそのページを返すという仕組みです。
パソコンとの違い(サーバーの意味と位置付け)
- パソコン:個人利用・単体処理向け
- サーバー:複数ユーザーに対し、情報を一元的に提供・管理
サーバーの役割一覧|用途別に分類
サーバーの種類 | 主な役割・用途 |
---|---|
Webサーバー | Webページやアプリケーションを表示する |
メールサーバー | 電子メールの送受信・転送・保管 |
ファイルサーバー | 社内文書・データの共有・バックアップ |
データベースサーバー | 顧客・商品・売上などの情報をデータベース化して提供 |
DNSサーバー | ドメイン名(例:www.example.com)をIPに変換する |
アプリケーションサーバー | 業務アプリを実行し、Webなどと連携して提供 |
プリントサーバー | 複数のユーザーからの印刷指示を受け付けて出力管理 |
用途によって専用サーバーを構築するメリット
- 負荷分散(1台に多くの処理を集めない)
- セキュリティの確保(役割別でアクセス制限)
- トラブル切り分けがしやすくなる
サーバーはどこにある?オンプレミスとクラウドの違い
オンプレミスサーバー
- 自社内に物理的に設置(社内サーバールームなど)
- 高速な通信とカスタマイズ性に優れる
- 初期投資・保守運用の負担が大きい
クラウドサーバー
- AWSやAzure、Google Cloudなど外部サービス上に構築
- 拡張性・可用性に優れる
- 月額課金型でスモールスタート可能
サーバーの実態
「サーバーはどこにあるのか?」という疑問に対し、答えは「用途に応じて異なる」——物理的に見えるものもあれば、クラウド上で目に見えない形で稼働しているものもあります。
サーバー構築の基本ステップ
1. 要件定義
- どんな業務に使うのか(ファイル共有、Web公開、DB管理など)
- 同時アクセス数、保存容量、セキュリティ要件などを洗い出す
2. ハードウェア/ソフトウェア選定
- OS(Windows Server / Linux)
- CPU、メモリ、HDD/SSD構成
- 必要なアプリや中間ミドルウェア
3. ネットワーク設計
- IPアドレスの設定
- ファイアウォールやVPNの設計
- 外部公開の有無やSSL対応
4. 導入・初期設定
- サーバーOSのインストールと初期設定
- 各種サービス(Apache、Postfix、MySQLなど)の構築
5. 運用・保守
- 定期バックアップ
- ログ監視・死活監視
- セキュリティパッチの適用
初心者がつまずきやすいポイントと対策
よくある疑問:「サーバーって何?」「よくわからない」
- まずは1台の簡易ファイルサーバーを構築してみる
- NAS(家庭用サーバー)の利用からスタートも可
技術的な壁があると感じたら
- クラウドベースの「マネージドサーバー」から始める
- ベンダーやSIerに相談しながら構築する
設計前にやるべきこと
- 既存システムとの連携可否を確認
- ライセンスや保守契約を把握しておく
業務別のサーバー選びと構築アドバイス
小規模オフィス
- ファイルサーバー+プリントサーバーを1台にまとめる
- バックアップ用のNASを併用
ECサイト運営
- Web+DB+アプリケーションを分散構成
- クラウドサーバー(AWSなど)を採用しオートスケーリング
会員サービス/社内システム
- 高セキュリティのVPN設計
- AD(Active Directory)によるユーザー管理も重要
サーバー管理で重要な運用ポイント
セキュリティ
- OSやソフトのアップデートを怠らない
- 不正アクセスやスキャンに常時監視を
バックアップ
- データだけでなく構成情報も含めて定期バックアップ
- 世代管理(過去何日分保存するか)を明確に
障害対応・ログ管理
- ログの自動収集・通知設定(Syslog、Zabbixなど)
- トラブル時の初動マニュアルを用意
まとめ:用途を明確にして、最適なサーバー構成を
サーバーは業務に直結する重要なインフラですが、役割や種類は非常に多岐にわたります。まずは自社の業務内容や目的に合ったサーバーを理解し、無理のない構築・運用計画を立てることが重要です。
「わからない」と感じるのは自然なことですが、1つずつ構成と仕組みを学んでいけば、最適なサーバー運用が見えてきます。クラウドとオンプレミスを適切に使い分けながら、自社に最適なサーバー活用を目指してみてください。