自宅やオフィスのWi-Fiが突然使えなくなると、仕事も打ち合わせもストップしてしまいますよね。特にTP-Linkのルーターで「インターネットに繋がらない」「オレンジのランプが点灯したまま」などの症状は、多くのユーザーが経験しています。この記事では、TP-Linkルーターが繋がらないときに確認すべきポイントや、ランプの色別トラブルサイン、そして確実に直すための手順をわかりやすく解説します。読後には、自力でネット接続を復旧できるようになりますよ。
TP-Linkルーターがネットに繋がらないときに最初に確認すること
Wi-Fiが繋がらないと焦ってしまいますが、原因は意外とシンプルなことが多いです。まずは落ち着いて、基本的な確認項目から順にチェックしていきましょう。
電源・ケーブル接続の確認は最初の一歩
「ネットが繋がらない」とき、最初に見るべきはルーター本体です。
特に、電源ケーブルやLANケーブルが緩んでいるだけで通信が止まることがあります。
- 電源ランプが点灯しているか:消えている場合は電源プラグを抜き差しして確認します。
- WAN(インターネット)ポートに正しくLANケーブルが挿さっているか:間違えてLANポートに挿すケースが非常に多いです。
- モデム(ONU)との接続が切れていないか:モデム側のランプもチェックします。
実際、私たちがサポートで対応したケースでも、「LANケーブルが中途半端に挿さっていた」だけで接続が復旧した例が多くあります。小さな接触不良が、大きな通信トラブルの原因になるのです。
TP-Linkルーターの再起動で改善することも多い
次に試したいのが「再起動」です。
TP-Linkルーターは長時間稼働すると内部でキャッシュが溜まり、通信が不安定になることがあります。
一度電源を切り、10秒ほど待ってから再度電源を入れましょう。
それだけで通信が復旧する場合も少なくありません。
さらに確実に行うなら、モデム側も同時に再起動します。
順番は以下の通りです。
- TP-Linkルーターの電源を切る
- モデム(ONU)の電源を切る
- 30秒ほど待ってからモデムの電源を入れる
- モデムのランプが安定したらルーターの電源を入れる
この手順を守ることで、IPアドレスの再取得がスムーズに行われ、通信が復旧しやすくなります。
「TP-Linkのルーターがネットに繋がらない時に試したい事を解説」といったトラブル記事でも、この方法は最初に紹介されています。
TP-Linkのランプがオレンジや赤の時はどんな意味?状態別サインを解説
TP-Linkルーターのランプは、通信状態を示す大切なサインです。
オレンジや赤に点灯している場合、それぞれ異なる原因が隠れています。
オレンジ点灯は「インターネット未接続」のサイン
「TP-Link 繋がらない オレンジ」や「TP-Link インターネット オレンジ」という検索が多いのは、この状態が非常に多いからです。
オレンジランプは「モデムとの接続があるが、インターネットに繋がっていない」状態を意味します。
主な原因は次の通りです。
- プロバイダとの認証が切れている(PPPoE設定が未入力・エラー)
- モデムが通信を認識していない
- LANケーブルの接続不良
- 回線業者側のメンテナンス中
この場合、まずはルーターの管理画面を開いて設定状況を確認しましょう。
「http://tplinkwifi.net」または「192.168.0.1」にアクセスし、「インターネット設定」メニューを確認します。
PPPoE接続を利用している場合は、プロバイダから提供された「ユーザー名」と「パスワード」が正しく入力されているかも重要です。
赤点滅は「通信障害」または「ハードウェアエラー」
「TP-Link 繋がらない 赤」という状態は、通信障害または内部エラーのサインです。
具体的には以下のようなケースが考えられます。
- ルーターがモデムを認識していない
- ファームウェアが古く、通信プロトコルに対応していない
- 落雷や停電で内部エラーが発生している
赤点灯の場合は再起動だけでなく、**初期化(リセット)**が有効なこともあります。
背面の「RESET」ボタンを10秒ほど押し続けると、初期設定に戻ります。
再設定は少し手間がかかりますが、根本的な通信不良を直せる可能性があります。
また、赤点滅が長時間続く場合はハードウェア故障の可能性もあるため、TP-Linkのサポート窓口に連絡するのが安全です。
「接続済み・インターネット接続なし」と表示されるときの対処法
スマートフォンやパソコンでは、「接続済み」と表示されているのにネットが使えない、という状況がよくあります。
特に「TP-Link 接続済み インターネット接続なし」と表示される場合は、ルーターまでは繋がっているけれど、その先(インターネット)にアクセスできていない状態です。
まずは端末側のネットワーク設定を確認する
この症状が出た場合、ルーターよりも先に端末側をチェックするのがおすすめです。
特に以下の点を確認してみてください。
- Wi-Fiを一度オフにして再接続する
- 端末の「IPアドレス」を自動取得に設定する(固定IPだと通信が合わない場合があります)
- DNS設定をリセットする
- 機内モードをオン・オフしてみる
iPhoneやAndroidでは、一時的にキャッシュが残っていることが原因で通信が止まることもあります。
ネットワーク設定をリセットすることで、再接続がスムーズに行えることが多いです。
ルーター側での確認項目
端末に問題がない場合は、TP-Linkルーター側を確認しましょう。
以下の3点を重点的にチェックします。
- WANポートのランプが点滅しているか
- PPPoE設定が有効か(プロバイダ情報が正しいか)
- ルーターが最新のファームウェアに更新されているか
ファームウェアはルーターの頭脳ともいえる部分で、古いままだと通信プロトコルに対応できないことがあります。
TP-Linkの公式サイトまたはアプリ「TP-Link Tether」から最新版をダウンロードして更新しましょう。
ドコモ光や他社回線でTP-Linkが繋がらない時の確認ポイント
光回線を使っているのにTP-Linkルーターが繋がらない場合、設定や接続の順番に原因があることが多いです。
特に「ドコモ光 TP-Link 繋がらない」という検索が多いのは、PPPoE設定が正しく行われていないケースが多いためです。
ドコモ光で繋がらない場合の典型的な原因
- プロバイダ情報(ID・パスワード)の入力ミス
- モデム(ONU)との接続ポートが間違っている
- IPv6接続に対応していないモードを選択している
- ドコモ光ルーターとの二重ルーター状態になっている
特に「二重ルーター(ルーターの中にルーターがある状態)」は、ネット接続を不安定にする大きな原因です。
この場合、どちらか一方をブリッジモード(中継モード)に切り替える必要があります。
PPPoE接続を再設定する方法
ドコモ光を含む多くの光回線では、PPPoEという接続方式を使っています。
以下の手順で再設定を行いましょう。
- TP-Linkルーターの管理画面を開く
- 「インターネット設定」→「PPPoE接続」を選択
- プロバイダから渡されたユーザー名とパスワードを入力
- 保存して再起動
設定が完了すると、オレンジ点灯だったインターネットランプが青または緑に変わり、接続が安定します。
これで「TP-Link インターネット 点灯 しない」状態も解消されるはずです。
iPhoneやスマホでTP-Linkが繋がらないときの対処法
スマートフォンで「Wi-Fiに繋がっているのにネットが使えない」という症状もよくあります。特にiPhoneで発生しやすく、「TP-Link 繋がらない iPhone」と検索する人も多いです。
iPhoneのWi-Fi設定をリセットする
まず、iPhone側で試せる最も効果的な方法が「ネットワーク設定のリセット」です。
- 設定アプリを開く
- 「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」→「リセット」
- 「ネットワーク設定をリセット」を選択
これでWi-Fiの情報やDNSキャッシュがリセットされ、ルーターとの再接続がスムーズになります。
再起動後にもう一度Wi-Fiに接続してみましょう。
スマホ側に残る古い接続情報を削除する
Wi-Fiのパスワードを変更した場合や、ルーターを買い替えた後に発生するのが「古い接続情報の残留」です。
一度「このネットワーク設定を削除」してから再接続することで、多くのケースは解消されます。
また、VPNアプリを使用していると通信がブロックされることもあるため、一時的にオフにしてみてください。
まとめ:TP-Linkが繋がらない時は慌てず、順に確認を
TP-Linkルーターがネットに繋がらないときは、焦らず基本を押さえて確認することが大切です。
オレンジや赤のランプは、それぞれ異なる原因を知らせてくれるサインです。
まずはケーブルや電源、モデムとの接続を見直し、再起動を試す。
それでも改善しない場合は、設定画面からPPPoE情報やファームウェアを確認してみましょう。
ビジネスでも在宅勤務でも、ネット接続が止まると生産性が大きく下がります。
この記事で紹介した手順を順に試していけば、ほとんどのトラブルは自力で解消できますよ。
安定したネット環境を取り戻して、ストレスのない仕事環境を整えていきましょう。