お体に気を付けてお過ごしくださいの例文まとめ!ビジネスメールで失礼なく結ぶ書き方

メールの最後に「お体に気を付けてお過ごしください」と入れようとして、手が止まることがあります。取引先に送って失礼ではないのか、目上の人にはもっと丁寧にしたほうがいいのか、「お身体」と書くべきなのか。たった一文なのに、送信前に迷うんですよね。

結論から言うと、「お体に気を付けてお過ごしください」はビジネスメールでも使えます。ただし、相手との関係やメールの内容によっては、少しだけ表現を整えたほうが印象がよくなります。特に目上の人や取引先には、「どうぞお体に気を付けてお過ごしください」「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」のように、前後の言葉で丁寧さを足すと自然です。

ロロメディア編集部でも、年末の挨拶メールや、夏の猛暑時期の連絡、体調不良明けの相手への返信で、この結び表現を何度も使ってきました。便利な一方で、使い方を間違えると「定型文っぽい」「少し距離感が合っていない」「体調が悪い人に言うにはズレている」と見えることがあります。

メールの結びは、本文の最後に残る余韻です。用件だけを伝えて終わるより、相手の体調や忙しさに一言触れるだけで、文章全体がやわらかくなります。ここから、ビジネスでそのまま使える例文と、失礼なく自然に結ぶための書き方を具体的に整理します。

目次

「お体に気を付けてお過ごしください」はビジネスで使える表現

「お体に気を付けてお過ごしください」はビジネスで使える表現

月末の請求書送付メールや、商談後のお礼メールを書いていると、最後が「よろしくお願いいたします」だけで少し味気なく感じることがあります。そこで「お体に気を付けてお過ごしください」を添えると、相手への気遣いが自然に伝わります。

この表現は、相手の健康を気遣う丁寧な言い方です。「お体」は相手の体を丁寧に言う表現で、「お過ごしください」は相手の過ごし方に対して敬意を込めた言い方になります。敬語は、単に言葉を飾るものではなく、相手や場面に合わせて配慮を表すものだと文化庁の「敬語の指針」でも整理されています。

ただし、どのメールにも機械的に入れればよいわけではありません。たとえば、緊急の確認依頼や短いやり取りのチャットに毎回入れると、少し重く感じられることがあります。ビジネスでは、相手への配慮と文章の軽さのバランスが大事です。

そのまま使ってよい場面

「お体に気を付けてお過ごしください」は、季節の変わり目、年末年始、夏の猛暑、寒さが厳しい時期、相手が多忙そうなときに使いやすい表現です。相手の体調を心配しすぎず、でも少し気遣いを添えたい場面に向いています。

たとえば、商談後に相手が「今月はかなり立て込んでいて」と話していた場合、メールの最後に「ご多忙の折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と入れると自然です。相手の状況を受けているので、ただの定型文ではなくなります。

使いやすい場面を整理すると、次のようになります。

場面使いやすい結び
季節の挨拶時節柄、どうぞお体に気を付けてお過ごしください
年末年始寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください
商談後ご多忙かと存じますが、お体に気を付けてお過ごしください
体調を気遣う連絡どうぞ無理なさらず、お体を大切になさってください
久しぶりの相手季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください

大切なのは、相手の状況に合う一文にすることです。季節感も相手の忙しさもないメールに突然入れると、少し取ってつけた印象になります。本文の流れに合わせて使うと、ぐっと自然になりますよ。

目上の人に使うときは一段丁寧にする

目上の人や取引先に送る場合、「お体に気を付けてお過ごしください」でも失礼ではありません。ただ、もう少し丁寧にしたいなら、「どうぞ」「くれぐれも」「ご自愛くださいませ」を加えると落ち着きます。

たとえば、役員や大切な取引先に送るなら、「どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいませ」よりも、「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」のほうがビジネス文として整って見えます。「ご自愛ください」は、自分の体を大切にしてくださいという意味の定番表現です。

ただし、「ご自愛くださいませ」はかなり丁寧です。日常的な社内メールに毎回使うと、少し大げさに見えるかもしれません。相手が社外か社内か、初回か継続取引か、メールの重さに合わせて選ぶのが現実的です。

「お体」と「お身体」はどちらを使うべきか

「お体」と「お身体」はどちらを使うべきか

メールを書いていて、「お体」と「お身体」のどちらが正しいのか迷うことがあります。変換候補にも両方出るので、なおさら判断しにくいですよね。

ビジネスメールでは、基本的に「お体」で問題ありません。「体」は一般的で読みやすく、公的な文書でも使いやすい表記です。一方、「身体」は心身を含むニュアンスで使われることがありますが、やや硬く見える場合があります。公用文では常用漢字を使う考え方があり、「身体」より「体」が選ばれやすいと説明されることもあります。

ロロメディア編集部では、通常のビジネスメールでは「お体」を使うことが多いです。相手の心身全体を気遣う文脈や、少し丁寧に見せたい挨拶状では「お身体」を使うこともありますが、迷ったら「お体」で十分です。

ビジネスメールでは「お体」が読みやすい

「お体」は、読み手が引っかからずに読める表記です。メールの結びは、相手に負担をかけず、さらっと気遣いを残す場所なので、読みやすさを優先したほうがいい場面が多いです。

たとえば、「時節柄、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と書けば、相手は自然に受け取れます。変に硬すぎず、くだけすぎてもいません。

一方で、「お身体にお気を付けてお過ごしください」と書くと、丁寧には見えますが、文面全体が少し重くなることがあります。挨拶状や手紙なら合いますが、日常的なメールでは「お体」のほうが使いやすいでしょう。

「お身体」を使うなら硬めの文面に合わせる

「お身体」を使うなら、文面全体も少しフォーマルに整えると自然です。たとえば、年末のご挨拶、退職する方へのメッセージ、長くお世話になった取引先への手紙などです。

例文にすると、「寒さ厳しき折、どうぞお身体を大切にお過ごしください」となります。この場合、「お身体」という表記が文面の雰囲気に合っています。

ただ、メール本文がかなりカジュアルなのに最後だけ「お身体」とすると、少しちぐはぐになります。表記の正しさより、文章全体の温度感をそろえることが大切です。

「お体にお気をつけてください」は避けたほうがよい理由

「お体にお気をつけてください」は避けたほうがよい理由

送信前に一番迷いやすいのが、「お体にお気をつけてください」という表現です。一見とても丁寧に見えますが、少し言い回しが不自然に感じられることがあります。

理由は、「気をつけてください」にさらに「お」を付けて「お気をつけてください」とすると、形としては丁寧でも、文章の流れが重なって見えるためです。ビジネス文では、「お体に気を付けてお過ごしください」または「お体にお気を付けください」のほうがすっきりします。

実際、言葉遣いの解説でも「お体にお気をつけてください」ではなく、「お体にお気をつけください」や「お体に気をつけてください」が自然だと説明されることがあります。

自然に直すなら「お体に気を付けてお過ごしください」

ビジネスメールの結びとして一番使いやすいのは、「お体に気を付けてお過ごしください」です。命令っぽさがなく、相手の日々を気遣う表現になるからです。

たとえば、「ご多忙の折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と書くと、相手の忙しさに配慮した自然な一文になります。メールの最後に入れても重くなりすぎません。

もう少し短くしたい場合は、「どうぞお体にお気を付けください」でも大丈夫です。ただし、結びとしては「お過ごしください」まで入れたほうがやわらかく、余韻が残ります。

体調が悪い人には「お大事になさってください」を使う

相手がすでに体調を崩している場合、「お体に気を付けてお過ごしください」は少しズレることがあります。これは、これから体調を崩さないように気をつけてください、という意味合いが強いからです。

相手が風邪や体調不良で休んでいるなら、「どうぞお大事になさってください」「一日も早いご回復をお祈り申し上げます」のほうが自然です。相手の状態に合う言葉を選ぶだけで、印象はかなり変わります。

たとえば、取引先から「体調不良のため返信が遅れました」と連絡が来た場合は、「ご連絡ありがとうございます。どうぞご無理なさらず、お大事になさってください」と返すのが自然です。ここで「お体に気を付けて」と返すと、少しだけ他人事に見えるかもしれません。

ビジネスメールの結びで使える基本例文

ビジネスメールの結びで使える基本例文

メールの最後を書いていると、本文はできているのに結びだけ決まらないことがあります。特に取引先への返信や、少し丁寧に終わりたいメールでは、最後の一文で印象が変わります。

基本形としては、「時節柄」「ご多忙の折」「寒暖差の大きい時期ですので」など、状況を示す言葉を先に置くと自然です。そのあとに「どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と続けると、急に健康の話へ飛んだ印象が薄れます。

ここでは、まずそのまま使いやすい基本例文をまとめます。コピペして使う場合も、本文の内容に合わせて前半だけ少し変えると、定型文感が減ります。

取引先に送る基本例文

取引先に送る場合は、丁寧すぎて読みにくくならないようにします。結びは一文で十分です。

たとえば、次のように使えます。

本件につきまして、ご確認のほどよろしくお願いいたします。寒暖差の大きい日が続いておりますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

資料を添付いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。ご多忙の折とは存じますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

本日はお打ち合わせのお時間をいただき、誠にありがとうございました。時節柄、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

このくらいの温度感なら、取引先にも自然です。用件の後に気遣いを添えているので、メール全体がやわらかく終わります。

社内メールで使う基本例文

社内メールでは、社外向けほど硬くしすぎないほうが自然です。上司宛てなら丁寧に、同僚宛てなら少し短くして構いません。

たとえば、上司には「ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。寒暖差が大きい時期ですので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」と書けます。

同僚や他部署の人なら、「引き続きよろしくお願いいたします。忙しい時期かと思いますので、お体に気を付けてお過ごしください」くらいで十分です。社内では、あまりにも格式ばった表現にすると距離が出ることがあります。

季節別に使える「お体に気を付けてお過ごしください」の例文

季節別に使える「お体に気を付けてお過ごしください」の例文

季節の言葉を入れると、結びの挨拶は一気に自然になります。何の脈絡もなく健康を気遣うより、「暑さが続いておりますので」「寒さが厳しくなってまいりましたので」と添えたほうが、相手も受け取りやすいです。

ロロメディア編集部でも、季節の挨拶はメールの温度を整えるためによく使います。特に年末年始、梅雨、猛暑、寒暖差が大きい春秋は、相手の体調を気遣う一文が入りやすいです。

ただし、季節表現を入れすぎると手紙のように重くなります。ビジネスメールでは、短く、本文の邪魔をしないくらいがちょうどいいです。

春に使える例文

春は、年度末や新年度で相手が忙しい時期です。花粉症や寒暖差もあるため、体調を気遣う結びが自然に使えます。

使いやすい例文はこちらです。

新年度のお忙しい時期かと存じますが、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

寒暖差の大きい日が続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

年度末でご多忙の折とは存じますが、どうぞ無理なさらずお過ごしください。

春は「暖かくなってきましたね」だけだと少し雑に見えることがあります。相手の業務状況に合わせて、「年度末」「新年度」「寒暖差」を使うと自然です。忙しさと体調の両方に触れられるので、ビジネスメールに向いています。

夏に使える例文

夏は、猛暑や熱中症への気遣いがしやすい時期です。特に外回りや現場仕事がある相手には、体調への一言がかなり自然に入ります。

例文は次の通りです。

厳しい暑さが続いておりますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

猛暑の折、くれぐれもご自愛くださいませ。

暑さ厳しき時期ですので、どうぞ無理なさらずお過ごしください。

夏の表現では、「ご自愛ください」との相性がいいです。ただし、すでに体調不良の相手には「ご自愛ください」より「お大事になさってください」が合う場合もあります。相手の状態を見て使い分けましょう。

秋に使える例文

秋は、季節の変わり目を理由にすると自然です。朝晩の冷え込みや寒暖差に触れると、定型文っぽさが薄れます。

例文はこちらです。

朝晩は冷え込む日も増えてまいりましたので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛ください。

寒暖差の大きい時期ですので、どうぞ体調を崩されませんようお過ごしください。

秋の結びは、強く言いすぎないのがコツです。穏やかな季節感に合わせて、「どうぞ」「くれぐれも」を使うとやわらかくまとまります。

冬に使える例文

冬は、寒さや年末年始の忙しさに触れると自然です。取引先への年末メールでは、結びの一文があるだけで丁寧な印象になります。

使いやすい例文はこちらです。

寒さ厳しき折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

年末に向けてご多忙のことと存じますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

冷え込む日が続いておりますので、どうぞ暖かくしてお過ごしください。

冬のメールでは、「暖かくしてお過ごしください」も使えます。少し親しみやすい表現なので、継続取引先や関係性のある相手に向いています。初回の堅い相手には「ご自愛くださいませ」のほうが無難です。

相手別に使えるビジネスメール例文

相手別に使えるビジネスメール例文

同じ「お体に気を付けてお過ごしください」でも、相手によって適した温度感が変わります。社長宛てと同僚宛てで同じ文面にすると、どちらかに違和感が出ます。

ビジネスメールは、丁寧なら何でも正解ではありません。相手との距離、立場、連絡の目的に合わせて、少しずつ言葉を変える必要があります。

ここでは、相手別にそのまま使える結びを紹介します。メール本文の最後に差し込むだけでも使えます。

目上の人や役員に送る例文

目上の人には、丁寧さを少し強めにします。ただし、長すぎると読みにくいので、結びはすっきりまとめます。

例文はこちらです。

ご多忙の折とは存じますが、どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいませ。

時節柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

寒さ厳しき折、どうぞお体を大切にお過ごしください。

役員や重要な取引先には、「くださいませ」や「お願い申し上げます」を使うと丁寧です。ただし、普段からやり取りが多い相手には、少し硬すぎる場合もあります。関係性があるなら「どうぞご自愛ください」で十分です。

取引先や顧客に送る例文

取引先や顧客には、丁寧でありながら読みやすい文面が向いています。ビジネスの用件を終えたあとに、さりげなく一文添えるのが自然です。

例文はこちらです。

引き続き、何卒よろしくお願いいたします。季節の変わり目ですので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

ご確認のほど、よろしくお願いいたします。厳しい暑さが続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。ご多忙の折、どうぞお体を大切になさってください。

顧客向けでは、強く踏み込みすぎない表現が安心です。「無理しないでください」より、「どうぞお体を大切になさってください」のほうがビジネス向きです。距離感を保ちながら気遣いが伝わります。

同僚や部下に送る例文

同僚や部下には、硬すぎる表現よりも自然な言葉のほうが届きます。特に忙しい時期や体調を崩しやすい時期には、少し人間味のある結びが合います。

例文はこちらです。

今週もかなり立て込んでいると思いますので、お体に気を付けてお過ごしください。

確認ありがとうございます。寒暖差が大きいので、体調に気を付けてくださいね。

無理のない範囲で進めてください。忙しい時期なので、お体を大切にしてください。

社内では、「ご自愛くださいませ」だと硬くなりすぎることがあります。相手との距離に応じて、「体調に気を付けてくださいね」のように自然な表現を選ぶといいでしょう。

シーン別にそのまま使える結びの例文

シーン別にそのまま使える結びの例文

ビジネスメールでは、季節や相手だけでなく、メールの目的によっても結びを変える必要があります。お礼、依頼、返信、謝罪、案内では、同じ健康を気遣う一文でも見え方が変わります。

たとえば、謝罪メールの最後に明るい季節挨拶を入れると、軽く見えることがあります。反対に、お礼メールであまりにも硬い結びにすると、温かさが消えてしまうこともあるでしょう。

ここでは、実務で使う頻度が高いシーン別に例文を整理します。

お礼メールの結び例文

商談後や打ち合わせ後のお礼メールでは、相手が時間を取ってくれたことへの感謝を先に置きます。その後に体調を気遣う一文を入れると、自然な余韻になります。

例文はこちらです。

本日はお忙しい中、お時間をいただき誠にありがとうございました。季節の変わり目ですので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

本日のお打ち合わせでは、貴重なお話を伺うことができました。ご多忙の折とは存じますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

お礼メールでは、気遣いの言葉があると文章全体がやわらかくなります。ただし、次回の資料送付や確認事項がある場合は、健康への一文の前に次の行動を書いておくと、仕事の流れが見えやすくなります。

依頼メールの結び例文

依頼メールでは、相手に負担をかけるため、最後に気遣いを添えると印象がやわらぎます。ただし、「お体に気を付けて」と書く前に、依頼内容を明確にしておくことが大切です。

例文はこちらです。

お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。ご多忙の折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

お手数をおかけいたしますが、今週金曜日までにご確認いただけますと幸いです。寒暖差の大きい時期ですので、くれぐれもご自愛ください。

依頼メールでは、気遣いの言葉で依頼内容をぼかさないようにしてください。期限や依頼内容を明確にしたうえで、最後に一文添えるのが正解です。

謝罪メールの結び例文

謝罪メールでは、健康を気遣う表現を入れるかどうか慎重に判断します。謝罪の重さがある場合、季節の挨拶を入れると軽く見えることがあります。

軽微なミスや返信遅れ程度なら、次のように使えます。

このたびはご確認にお手数をおかけし、申し訳ございませんでした。引き続き対応を進めてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。ご多忙の折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

一方で、重大なトラブルやクレーム対応では、体調を気遣う結びよりも、再発防止や対応方針で締めたほうがよい場合があります。謝罪メールでは、相手の感情を優先することが大切です。

年末年始の挨拶メールの結び例文

年末年始の挨拶では、「お体に気を付けてお過ごしください」がかなり使いやすいです。一年の感謝と、相手の健康を願う流れが自然につながります。

例文はこちらです。

本年も格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。寒さ厳しき折、どうぞお体に気を付けて、よいお年をお迎えください。

旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。厳しい寒さが続いておりますので、くれぐれもご自愛くださいませ。

年末年始は少し改まった表現でも違和感がありません。「よいお年をお迎えください」「本年もよろしくお願い申し上げます」と組み合わせると、自然な挨拶文になります。

「ご自愛ください」との違いと使い分け

「ご自愛ください」との違いと使い分け

「お体に気を付けてお過ごしください」と似た表現に「ご自愛ください」があります。どちらを使うべきか迷う人は多いです。

「ご自愛ください」は、相手に自分自身の体を大切にしてくださいと伝える表現です。ビジネスメールの結びでは定番で、目上の人にも使いやすい言葉です。「お体に気を付けてお過ごしください」より少し改まった印象になります。

ただし、「ご自愛ください」は便利なぶん、定型文っぽく見えることもあります。相手との距離が近い場合は、「どうぞお体に気を付けてお過ごしください」のほうが温かく感じられることもあります。

目上の人には「ご自愛ください」が使いやすい

目上の人や取引先には、「ご自愛ください」がかなり使いやすいです。短く、丁寧で、ビジネス文に馴染みます。

たとえば、「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」と書けば、十分丁寧です。少しやわらかくしたいなら、「季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください」とできます。

注意点として、「お体をご自愛ください」は避けましょう。「自愛」自体に自分の体を大切にする意味が含まれるため、「お体を」を付けると重複した印象になります。使うなら「ご自愛ください」だけで問題ありません。

親しみを出すなら「お体に気を付けてお過ごしください」

相手との関係が少し近い場合は、「お体に気を付けてお過ごしください」のほうが自然です。たとえば、何度もやり取りしている取引先、社内の上司、交流会で知り合った相手などです。

「ご自愛ください」はきれいですが、少し距離が出ることがあります。一方、「お体に気を付けてお過ごしください」は、言葉がやわらかく、会話に近い温度があります。

ただし、カジュアルに寄せすぎないように、「どうぞ」「くれぐれも」「時節柄」を添えるとビジネス向けになります。ほんの一語で印象はかなり変わりますよ。

体調不良の相手に送る場合の例文

体調不良の相手に送る場合の例文

相手がすでに体調を崩しているときは、「お体に気を付けてお過ごしください」よりも、「お大事になさってください」を使うほうが自然です。ここを間違えると、相手の状態をきちんと見ていない印象になることがあります。

たとえば、相手から「体調不良で本日の打ち合わせを延期させてください」と連絡が来たとします。その返信に「お体に気を付けてお過ごしください」と書くと、間違いではないものの、少し一般的すぎます。

この場合は、「どうぞご無理なさらず、お大事になさってください」が自然です。相手はすでに体調を崩しているので、予防ではなく回復を願う言葉を選びます。

打ち合わせ延期への返信例文

体調不良による延期連絡を受けたときは、まず相手の体調を優先する姿勢を示します。そのうえで、日程調整は急がせない書き方にします。

例文はこちらです。

ご連絡いただきありがとうございます。日程の件、承知いたしました。どうぞご無理なさらず、お大事になさってください。再調整につきましては、ご体調が落ち着かれましたら改めてご相談できればと存じます。

この文面なら、相手は安心できます。体調が悪いときに、すぐ候補日を求められると負担になりますよね。ビジネスでも、こういう小さな配慮が信頼につながります。

体調不良明けの相手への例文

相手が復帰した後は、「お大事に」だけだと少し過去の話に戻る感じがあります。この場合は、「ご無理なさらず」を入れると自然です。

例文はこちらです。

ご復帰のご連絡をいただき、ありがとうございます。まだご無理のない範囲でご対応いただければ幸いです。どうぞ引き続きお体を大切になさってください。

復帰直後の相手には、業務を急がせない言葉が大切です。特に取引先の場合、こちらが気を使っているつもりでも、依頼が強すぎると負担になります。相手の状態に合わせて、言葉の強さを調整しましょう。

使うと不自然になりやすいNG表現

使うと不自然になりやすいNG表現

気遣いの言葉は、丁寧にしようとするほど不自然になることがあります。特に「お」「ご」を重ねすぎたり、意味が重複したりすると、読みにくい文章になります。

送信前に違和感を覚えたら、一度シンプルに戻してください。ビジネスメールでは、難しい言葉より自然に読める言葉のほうが好印象です。

ここでは、避けたほうがよい表現と直し方を具体的に紹介します。

「お体をご自愛ください」は重複しやすい

「お体をご自愛ください」は、丁寧に見えますが避けたほうがよい表現です。「自愛」に自分の体を大切にする意味が含まれるため、「お体を」と重ねると意味が重複します。

自然に直すなら、「ご自愛ください」で十分です。もう少しやわらかくしたい場合は、「どうぞお体を大切になさってください」と書きます。

たとえば、「寒さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ」とすれば、すっきりした結びになります。ビジネスメールでは、短く整った表現のほうが読み手に負担をかけません。

「お体にお気をつけてお過ごしください」は少し重い

「お体にお気をつけてお過ごしください」は、意味は伝わりますが、少しだけ言葉が重なって見えます。自然にするなら、「お体に気を付けてお過ごしください」で十分です。

もっと丁寧にしたい場合は、「どうぞお体に気を付けてお過ごしくださいませ」とします。ただし、「くださいませ」は相手や場面によってやや硬く見えます。

迷ったときは、「時節柄、どうぞお体に気を付けてお過ごしください」を基本形にしてください。読みやすく、失礼になりにくく、幅広いビジネスメールで使えます。

返信メールで自然に使う書き方

返信メールで自然に使う書き方

相手からメールをもらったとき、返信の最後に「お体に気を付けてお過ごしください」と入れる場面もあります。特に相手が忙しそうだったり、季節の挨拶を添えてくれたりした場合は、こちらも自然に返せます。

ただし、返信メールでは相手の文章と温度感を合わせることが大事です。相手が簡潔なビジネス文なのに、こちらだけ長い季節挨拶を入れると少し浮きます。

相手が「寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください」と書いてくれたら、こちらも一言返すと丁寧です。気遣いを受けっぱなしにしないことで、やり取りがやわらかくなります。

相手の気遣いに返す例文

相手が体調を気遣う一文を添えてくれた場合は、まずお礼を返します。そのうえで、相手にも同じように配慮を返すと自然です。

例文はこちらです。

温かいお言葉をいただき、ありがとうございます。〇〇様もご多忙のことと存じますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

お気遣いいただきありがとうございます。寒い日が続いておりますので、〇〇様もくれぐれもご自愛くださいませ。

ここでのポイントは、相手の言葉を受けてから返すことです。いきなり「あなたも気を付けてください」と書くより、自然な流れになります。

短い返信で使う例文

短い返信では、結びの一文も短くします。メール全体が2〜3行なのに、最後だけ長い季節挨拶を入れるとバランスが崩れます。

たとえば、次のように使えます。

承知いたしました。ご確認いただきありがとうございます。寒暖差が大きい時期ですので、どうぞご自愛ください。

ご連絡ありがとうございます。日程の件、問題ございません。どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

短い返信でも、気遣いの一文があると少し温かくなります。社外の相手との関係づくりでは、こういう小さな積み重ねが効きます。

チャットやLINE WORKSで使う場合の書き方

チャットやLINE WORKSで使う場合の書き方

Slack、Teams、Chatwork、LINE WORKSなどでは、メールと同じ表現だと少し硬く見えることがあります。チャットはスピード感があるため、短く、相手との距離に合った言葉を選ぶのが自然です。

たとえば、社内の同僚に「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」と送ると、少し改まりすぎです。逆に、取引先とのChatworkなら、ある程度丁寧にしたほうが安心です。

チャットでは、相手がスマホで読むことも多いです。長い結びより、一文で気持ちが伝わる表現が向いています。

社外チャットで使える例文

社外チャットでは、メールほど硬くしなくても構いません。ただし、ビジネス相手なので丁寧さは残します。

例文はこちらです。

ご確認ありがとうございます。暑い日が続いておりますので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

承知いたしました。ご多忙かと存じますので、どうぞご無理なさらずお過ごしください。

社外チャットでは、短い中にも相手への配慮があると印象がよくなります。特に継続的にやり取りする相手には、メールより少し柔らかいくらいがちょうどいいです。

社内チャットで使える例文

社内チャットでは、自然な言葉のほうが届きます。無理に敬語を重ねるより、相手を気遣う気持ちがまっすぐ伝わる表現を選びましょう。

例文はこちらです。

ありがとうございます。今週かなり忙しいと思うので、体調に気を付けてくださいね。

確認しました。寒暖差が大きいので、無理せず進めてください。

お疲れさまです。体調崩しやすい時期なので、お体に気を付けてください。

社内では、相手との関係によって語尾を調整します。上司には「どうぞお体に気を付けてお過ごしください」、同僚には「体調に気を付けてくださいね」くらいが自然です。

英語で「お体に気を付けてお過ごしください」を伝える表現

英語で「お体に気を付けてお過ごしください」を伝える表現

海外の取引先や英語メールでは、「お体に気を付けてお過ごしください」を直訳しようとすると不自然になることがあります。英語では、短く「Please take care」や「Please take care of yourself」が使われます。

ビジネスメールでは、「Please take care」だけだと少しカジュアルに見えることもあります。丁寧にするなら、「Please take care of yourself during this busy season.」のように状況を添えると自然です。

英語でも、日本語と同じで相手との距離感が大事です。親しい相手には短く、フォーマルな相手には感謝や季節の文脈を足します。

ビジネス英語で使える例文

英語メールで自然に使うなら、次のような表現が便利です。

Please take care of yourself during this busy season.

I hope you stay well during this cold weather.

Wishing you good health and continued success.

Please stay safe and take care.

「Wishing you good health and continued success.」は、少しフォーマルな結びです。年末年始や挨拶メールに向いています。一方、「Please take care.」は短く親しみやすい表現なので、継続的にやり取りしている相手に使いやすいでしょう。

体調不良の相手には別表現を使う

相手がすでに体調を崩している場合は、「Please take care」よりも「I hope you feel better soon.」や「Please get well soon.」が自然です。

ビジネスでは、次のように書けます。

I am sorry to hear that you are not feeling well. Please take your time and get well soon.

Thank you for letting me know. Please do not worry about the schedule, and I hope you recover soon.

体調不良の相手には、予定より回復を優先する言葉を入れると安心感があります。日本語でも英語でも、相手の状態に合う表現を選ぶことが大切です。

まとめ

まとめ

「お体に気を付けてお過ごしください」は、ビジネスメールでも使える自然な結び表現です。取引先、顧客、社内の上司、同僚まで幅広く使えますが、相手や場面に合わせて少し調整すると印象がよくなります。

目上の人には「時節柄、くれぐれもご自愛くださいませ」、取引先には「どうぞお体に気を付けてお過ごしください」、社内の近い相手には「体調に気を付けてくださいね」のように、距離感を合わせることが大切です。

また、「お体」と「お身体」で迷ったら、通常のビジネスメールでは「お体」で問題ありません。より改まった手紙や挨拶状では「お身体」を使っても自然ですが、文章全体の雰囲気に合わせましょう。

体調不良の相手には、「お体に気を付けて」より「お大事になさってください」が適しています。すでに体調を崩している人には、予防の言葉ではなく回復を願う言葉を選ぶ。ここを押さえるだけで、メールの印象はかなり変わります。

結びの一文は、メールの最後に残る小さな気遣いです。用件をきちんと伝えたうえで、相手の忙しさや季節に合う言葉を添える。たったそれだけで、事務的なメールが少し人間らしくなりますよ。

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