Twitter(X)で画質が悪い原因と対処法!高画質で読み込む＆投稿するための最適サイズ

2025年5月12日

SNSでの情報発信が当たり前となった今、ビジネスでもTwitterの活用は欠かせません。しかし、せっかく作成した高品質な画像や動画が「なぜか投稿すると画質が悪くなる」と感じた経験はないでしょうか。特に資料画像やブランディング用のコンテンツを扱う際、画質の劣化は信頼性や見栄えに直結するため、軽視できないポイントです。本記事では、Twitterで画質が悪くなる原因を技術面・設定面から整理し、対処法と高画質維持のための投稿ルールを丁寧に解説します。

なぜTwitterは画質が悪くなるのか？その構造的な理由

Twitterでは、サーバー負荷軽減や読み込み速度の最適化を目的として、投稿された画像・動画を自動的に圧縮処理しています。これが、投稿時には問題なく見えていた画像が、アップ後に荒くなる原因です。

特にスマホで撮影・編集されたコンテンツは、Twitter上で再エンコード（変換処理）されやすく、画質劣化が顕著になります。高解像度のまま投稿することでファイルサイズが大きくなると、Twitterはそれを「軽量化」しようと自動で圧縮をかけるため、意図しない画質低下が発生するのです。

動画の画質が悪くなる理由と対策

動画投稿でよく見られるのが、「再生したら荒く見える」「画面がぼやけて読めない」というケース。これにはいくつかの原因があります。

まず、アップロード時の解像度やビットレートの最適化がされていないことが大きな要因です。また、Twitterでは動画を複数形式に再エンコードする仕様のため、元の動画がいかに高品質であっても、自動変換によって劣化が生じる場合があります。

そのため、動画投稿時は以下の点を意識すると劣化を抑えることが可能です。

解像度：1280×720（HD）または1920×1080（Full HD）
ファイル形式：MP4（H.264/AAC推奨）
フレームレート：30fps
ビットレート：5〜10Mbps程度に抑える

また、Wi-Fi接続時でも動画は初期状態で低画質で再生されることがあり、視聴者側が「高画質で読み込む設定」にしていないと、動画は荒く見えてしまいます。

設定で改善できることと限界

Twitterでは、一定の設定変更によって画像や動画のアップロード画質を改善することが可能です。ただし、根本的な圧縮処理自体を無効にすることはできません。

スマホ（iPhoneやAndroid）のTwitter公式アプリには以下のような設定があります。

プロフィールアイコンをタップ
「設定とサポート」＞「設定とプライバシー」＞「アクセシビリティ、表示、言語」＞「データ利用の設定」
「高画質画像のアップロード」および「高画質画像の読み込み」をWi-Fi時・モバイルデータ時ともに「常に高画質」に設定

この設定により、画像投稿・表示ともに高品質を維持できます。ただし、設定していない人が画像や動画を見る場合は、表示側の環境で自動的に低画質になることもあるため注意が必要です。

イラスト・写真など画像の画質を落とさない投稿方法

特にイラストやスクリーンショットなど、ディテールが重要な画像では「画質が落ちないように投稿したい」という声が多く聞かれます。

この場合、以下の対策が効果的です。

画像形式をPNGにする：JPEGより劣化が少なく、細部が潰れにくい
画像サイズを2048px以内に収める：Twitterの最大表示サイズに合わせることで、再圧縮を避ける
iPhoneで編集した場合は再保存してから投稿：アプリ内保存時に圧縮がかかるケースがあるため、投稿前に確認

ビジネス用の図表や提案書の画像をTwitterで投稿する場合は、あらかじめ最適化されたPNG形式にすることで、閲覧者にクリアな印象を与えることができます。

iPhoneで投稿した画像が荒くなる場合の対処法

「iPhoneで撮影した画像をTwitterに投稿したら、画質がひどく悪くなった」というケースもよく見られます。

これは、iPhoneのLive Photos機能や、画像編集アプリでの保存時に自動圧縮がかかっている可能性があります。また、Twitterアプリ自体の初期設定では、モバイル通信時は低画質アップロードになっているため、Wi-Fi環境で「高画質画像のアップロード」をONにすることが必須です。

さらに、LINEなどの他アプリから画像を経由してTwitterに投稿する場合にも、画質が落ちる原因になります。できるだけカメラロールから直接選択して投稿することが推奨されます。