仕事の中でいただいたプレゼントや贈り物への「お礼メール」は、相手への感謝を伝えると同時に、自分の印象やビジネスマナーの信頼度を高める重要な要素です。さりげなく丁寧な一言が添えられているだけで、人間関係や社内外の空気感はぐっと良くなります。この記事では、贈り物をもらった際の状況別に、お礼メールやLINEメッセージの文例と気をつけたいマナーをまとめました。
目次
お礼メールを書くときの基本マナー
感謝の気持ち+一言で人柄が伝わる
- 「ありがとうございました」だけではなく、もらった物の内容やお気遣いに触れると好印象
- 長文すぎず、心遣いが伝わる文量が理想
タイミングはできるだけ早く
- 原則、もらったその日か翌営業日中に返信する
- 遅れた場合は「遅くなり申し訳ありません」など一言添える
社内向け|上司・同僚・社長別お礼メールの文例
上司からのプレゼントへのお礼メール
〇〇部長
お疲れ様です。
このたびは素敵なお品をいただき、誠にありがとうございました。
お心遣いがとても嬉しく、大切に使わせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
同僚からの気軽なプレゼントへの文例
〇〇さん
プレゼントありがとう!まさかのサプライズでびっくりしました。
とても嬉しかったです◎大切に使います。
今度お礼させてね!
社長からプレゼントをいただいたときの丁寧な文例
〇〇社長
このたびはご丁寧なお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
いただいた〇〇、大変ありがたく拝受いたしました。
今後ともより一層努力を重ねてまいりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。
社外向け|取引先や顧客から贈られたプレゼントのお礼メール
形式的でありつつ、心のこもった返信
〇〇株式会社 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
このたびはご丁寧なお品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
心のこもった贈り物に、心より感謝申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
荷物・品物が届いた際のお礼メール文例
〇〇様
お世話になっております。
先ほど、贈り物が無事届きました。
ご丁寧なお気遣いを賜り、誠にありがとうございます。
社員一同、大変喜んでおります。
餞別・送別品をいただいたときのお礼文例
異動や退職時の定型文
〇〇部の皆さまへ
このたびは温かいお言葉と、素敵なお餞別をありがとうございました。
皆さまの気持ちが詰まった贈り物に、胸がいっぱいになりました。
今後の新天地でも、このご縁を糧に頑張ってまいります。
個人間|友人・カジュアルな贈り物のお礼文例
プレゼント お礼メール(友人向け)
〇〇ちゃん
プレゼントありがとう〜!めちゃくちゃ嬉しかった♡
さすがセンスあるね!大切に使わせてもらいます◎
また会ったときにゆっくりお礼させてね!
LINEでのお礼(カジュアル)
- 「ありがとう!めっちゃうれしかった〜!」
- 「センス最高すぎて感動した!大事に使うね」
- 「〇〇さんらしいプレゼントだった!ありがとう!」
頂き物への一言フレーズ集
- 「お心遣いをいただき、誠にありがとうございました」
- 「大切に使わせていただきます」
- 「感謝の気持ちでいっぱいです」
- 「いただいた品に心が温まりました」
よくあるNG例と気をつけたい表現
NG表現
- 「こんなもの、いただいてすみません」→謙遜しすぎて逆に失礼
- 「好みじゃないけど…」→たとえ冗談でも避ける
メールの締め方にも注意
- 「取り急ぎお礼まで」は失礼に感じる人も
- 「末筆ながら」など、やや丁寧な表現を添えると無難
お礼メールを送るときのチェックポイント
- 相手との距離感に合わせた敬語レベルか?
- もらったものを具体的に記載したか?
- 感謝・感動・今後の意欲がセットになっているか?
まとめ
贈り物へのお礼メールは、“お返しの第一歩”であり、人間関係の潤滑油ともいえます。 ビジネスでもプライベートでも、「ちゃんとお礼ができる人」は信頼される存在です。
文例をベースに、相手やシーンに合わせて一言をアレンジするだけで、誠意ある印象がぐっと伝わるようになります。
丁寧なお礼が、次の良い関係づくりにつながります。