パソコンのカーソルが出ない?タッチパッドが動かない原因と対処法【Windows11/10】

ノートパソコンを開いた瞬間、いつもあるはずのカーソルが画面に出てこない。タッチパッドを何度なぞっても反応せず、提出前の資料を開けない、Zoomに入れない、メール返信が止まる。こういう場面、かなり焦りますよね。

パソコンのカーソルが出ない原因は、故障だけではありません。タッチパッドがオフになっている、外付けマウス設定が影響している、ドライバーが壊れている、Windows Update後に設定が変わった、画面外にカーソルが移動しているなど、実務では設定側の問題で直るケースが多いです。

まずは、外付けマウスをつなげる人はUSBマウスやBluetoothマウスで一時的に操作できる状態を作ってください。マウスがない場合でも、Windowsキー、Tabキー、矢印キー、Enterキーを使えば設定画面まで進めます。

Microsoft公式でも、Windows 11では「設定」から「Bluetoothとデバイス」へ進み「タッチパッド」を開く、Windows 10では「設定」から「デバイス」へ進み「タッチパッド」を開く流れが案内されています。また、タッチパッド不具合はドライバーの更新や再インストールで解決する場合があると説明されています。

目次

カーソルが出ないときは最初に再起動と外付けマウスで切り分ける

カーソルが出ないときは最初に再起動と外付けマウスで切り分ける

カーソルが消えたとき、いきなり難しい設定を触る必要はありません。最初にやるべきことは、パソコンが固まっているのか、タッチパッドだけが動いていないのかを分けることです。

ロロメディア編集部でも、入稿直前にノートPCのカーソルが消えて「故障したかも」と焦ったことがあります。ところが、USBマウスを挿したら普通に動き、原因はタッチパッドの無効化でした。最初に切り分ければ、修理に出す前に数分で戻せることがあります。

キーボードが反応するならWindows自体は生きている

カーソルが出ない状態でも、キーボードが反応するか確認してください。Windowsキーを押してスタートメニューが開くなら、パソコン全体が完全に固まっているわけではありません。

まず、Ctrl、Alt、Deleteを同時に押します。画面が切り替われば、Windowsは反応しています。その画面からTabキーや矢印キーで電源マークへ移動し、再起動を選べます。

操作前に、編集中の資料があると不安になりますよね。ただ、画面が反応しないまま何度もタッチパッドをこすっても状況は変わりません。キーボードで反応確認をして、再起動できるなら一度再起動するほうが早いです。

外付けマウスで動くならタッチパッド側の問題

USBマウスやBluetoothマウスが手元にあるなら、まず接続してください。外付けマウスでカーソルが動くなら、画面表示やWindows全体ではなく、タッチパッド設定やドライバー側の問題に絞れます。

この切り分けはかなり重要です。カーソルそのものが消えているのか、タッチパッドだけが入力できないのかで、見る場所が変わるからです。

外付けマウスが動く場合、次に確認するのはタッチパッド設定です。Windows 11なら「設定」から「Bluetoothとデバイス」「タッチパッド」へ進みます。Windows 10なら「設定」「デバイス」「タッチパッド」です。Microsoft公式でも、この場所からタッチパッド設定を変更できると案内されています。

タッチパッドがオフになっていないか確認する

タッチパッドがオフになっていないか確認する

カーソルが出ない、またはタッチパッドが反応しない原因で多いのが、タッチパッドのオフ設定です。自分で切った覚えがなくても、ショートカットキーや外付けマウス接続時の設定で無効になることがあります。

会議前にPCを開いて、タッチパッドが動かずに焦る。前日に外付けマウスを使っていた、またはキーボードの上を掃除したあとに起きたなら、このパターンを疑ってください。

Windows 11でタッチパッドをオンにする方法

カーソルが動かない状態だと、設定画面へ行くこと自体が大変です。外付けマウスがあるなら接続し、ない場合はキーボード操作で進めます。

Windows 11では、WindowsキーとIキーを同時に押して設定を開きます。Tabキーと矢印キーで「Bluetoothとデバイス」へ移動し、「タッチパッド」を開きます。そこでタッチパッドのスイッチがオフならオンにしてください。

マウス操作ができる場合は、スタートから設定を開き、「Bluetoothとデバイス」「タッチパッド」の順に進みます。Microsoft公式でも、Windows 11のタッチパッド設定はこの場所にあると案内されています。

ここでオンにしてすぐカーソルが戻るなら、故障ではありません。何かの拍子に設定が切れていただけです。再発する場合は、後述する外付けマウス接続時の設定も確認してください。

Windows 10でタッチパッドをオンにする方法

Windows 10では、WindowsキーとIキーで設定を開きます。そこから「デバイス」「タッチパッド」へ進み、タッチパッドがオフになっていないか確認してください。

外付けマウスがない場合は、Tabキーで項目移動、矢印キーで選択、Enterキーで決定します。少し面倒ですが、カーソルがない状態でも操作できます。

Microsoft公式では、Windows 10のタッチパッド設定は「設定」「デバイス」「タッチパッド」から変更できると説明されています。 画面名を間違えて探すと時間がかかるので、Windows 11とは場所が違うと覚えておくと早いです。

Fnキーやメーカー独自キーでタッチパッドが無効になっている場合

Fnキーやメーカー独自キーでタッチパッドが無効になっている場合

ノートパソコンには、タッチパッドを一時的に無効化するショートカットキーが用意されていることがあります。これが原因だと、Windows設定ではなくキーボード操作だけで直る場合があります。

特に多いのが、Fnキーとファンクションキーの組み合わせです。資料作成中に音量や画面明るさを変えようとして、近くのキーを押してしまい、気づかないうちにタッチパッドを切っているケースがあります。

タッチパッドのアイコンが付いたキーを探す

キーボード上部のF1からF12あたりを見てください。四角いタッチパッドのようなアイコン、斜線が入ったアイコン、指で触るようなマークがある場合、それがタッチパッド切り替えキーです。

多くの機種では、Fnキーを押しながらそのキーを押すと、タッチパッドのオンとオフを切り替えられます。機種によってはFnを押さずに単独で切り替わることもあります。

操作する前に、今何を押したか覚えておいてください。何度も連打すると、オンにしたのかオフにしたのか分からなくなります。1回押して数秒待ち、カーソルが戻るか確認するほうが安全です。

メーカーによってキーが違うので決め打ちしない

タッチパッド切り替えキーは、メーカーによって異なります。F6、F7、F9あたりにあることもありますが、必ず同じではありません。

Lenovo、HP、Dell、富士通、NEC、ASUSなど、機種ごとに配置が違います。アイコンで判断するのが一番確実です。

会社PCであれば、同じ機種を使っている同僚にキー位置を聞くのも早いです。ロロメディア編集部でも、検証用ノートPCでカーソルが消えたとき、原因はFnキーの誤操作でした。修理やドライバー更新まで進む前に、まずキーボード上のタッチパッドアイコンを確認してください。

外付けマウス接続時にタッチパッドが無効になる設定を確認する

外付けマウス接続時にタッチパッドが無効になる設定を確認する

外付けマウスを使ったあとからタッチパッドが動かないなら、マウス接続時にタッチパッドを無効にする設定が影響している可能性があります。

これは便利な機能でもあります。文字入力中に手のひらがタッチパッドへ触れて誤操作するのを防げるからです。ただ、外付けマウスを外したあともタッチパッドが戻らないと、急に操作できなくなったように見えます。

設定画面でマウス接続時の動作を見る

外付けマウスをつないだ状態で設定を開けるなら、タッチパッド設定を確認してください。Windows 11では「Bluetoothとデバイス」「タッチパッド」、Windows 10では「デバイス」「タッチパッド」です。

「マウスの接続時にタッチパッドをオフにしない」といった趣旨の設定がある場合、オンにしておくと外付けマウスを使っていてもタッチパッドが使えます。表示名は機種やドライバーで少し変わることがあります。

ノートPCを持ち歩く人は、この設定を確認しておくと安心です。会社では外付けマウス、自宅や外出先ではタッチパッドという使い方をするなら、接続時の自動オフ設定が邪魔になることがあります。

Bluetoothマウスの接続が残っていないか確認する

外付けマウスを外したつもりでも、Bluetoothマウスの接続が残っていることがあります。カバンの中のマウスがオンのままになっていて、PC側はマウス接続中だと認識しているケースです。

この場合、タッチパッドが無効化されたままになることがあります。Bluetooth設定を開き、接続中のマウスがないか確認してください。

外出先でカーソルが出ずに焦るときほど、Bluetooth機器の存在を忘れます。まずマウス本体の電源を切り、PC側でも接続状態を確認してください。これだけで戻ることがあります。

マウスポインターが非表示になっているだけのケース

マウスポインターが非表示になっているだけのケース

タッチパッドは動いているのに、カーソルだけが見えにくくなっているケースもあります。白い背景に白いポインターが重なっている、画面端や外部モニター側に移動している、文字入力中だけ非表示になる設定が影響している場合です。

見えていないだけなのに、壊れたと思って設定をいじりすぎると、かえって復旧が面倒になります。まずはカーソルがどこかに存在しているか確認しましょう。

Ctrlキーでポインター位置を表示する設定を使う

Windowsには、Ctrlキーを押したときにポインターの位置を表示する設定があります。カーソルを見失いやすい人には便利です。

設定から「マウス」関連の追加設定を開き、ポインターオプションで「Ctrlキーを押すとポインターの位置を表示する」にチェックを入れます。設定後は、Ctrlキーを押すとカーソル位置が波紋のように表示されます。

今すぐカーソルが見えない状態では設定に行くのが大変かもしれません。ただ、復旧後にこの設定を入れておくと、再発時にかなり助かります。特に外部モニターを使う人や、画面解像度が高いノートPCでは有効です。

外部モニターにカーソルが移動していないか確認する

デュアルモニター環境では、カーソルが別画面側にいるだけのことがあります。ノートPCを外部モニターにつないでいた人が、モニターを外したあとにカーソルを見失うケースです。

WindowsキーとPキーを押すと、表示モードを切り替えられます。画面複製やPC画面のみへ切り替えると、カーソルが戻ってくることがあります。

打ち合わせ前にプロジェクターへ接続したあと、カーソルが出なくなったように見えることがありますよね。これはタッチパッド故障ではなく、表示環境の問題かもしれません。外部モニターやプロジェクターを使った直後なら、表示モードを確認してください。

ドライバー不具合でタッチパッドが動かない場合

ドライバー不具合でタッチパッドが動かない場合

設定を見てもオンになっている、Fnキーでも直らない、再起動しても変わらない。この場合は、タッチパッドのドライバー不具合を疑います。

ドライバーとは、Windowsがタッチパッドなどの機器を正しく動かすための制御ソフトです。Microsoft公式でも、タッチパッドが動かない場合、ドライバーの不足や古さが原因になることがあり、Windows Updateやデバイスマネージャーで更新または再インストールできると案内されています。

Windows Updateでドライバーを更新する

まず試したいのはWindows Updateです。WindowsキーとIキーで設定を開き、Windows Updateから更新プログラムを確認します。

タッチパッド関連のドライバー更新が配信されている場合、ここで改善することがあります。更新後は再起動してください。再起動しないと反映されないことがあります。

業務中に更新をかけると再起動で時間を取られるので、急ぎの作業がある場合は外付けマウスで一時対応し、作業後に更新するのも現実的です。提出前に無理に大きな更新を始めると、別の意味で詰まります。

デバイスマネージャーでタッチパッドを確認する

Windows Updateで直らない場合は、デバイスマネージャーを確認します。デバイスマネージャーとは、PCに接続されている機器やドライバーの状態を見る画面です。

Windowsキーを押して「デバイスマネージャー」と入力し、Enterで開きます。外付けマウスが使えるなら、スタートボタンを右クリックして開いても構いません。

「マウスとそのほかのポインティングデバイス」や「ヒューマンインターフェイスデバイス」の中に、タッチパッド関連の項目があるか確認します。黄色い警告マークが出ている場合、ドライバー不具合の可能性があります。

項目を右クリックし、「ドライバーの更新」を試します。それでも直らない場合は、ドライバーのアンインストール後に再起動すると、Windowsが再認識することがあります。ただし、会社PCでは管理者権限が必要な場合があるので、無理に進めず管理者へ相談してください。

Windows Update後にカーソルやタッチパッドが消えた場合

Windows Update後にカーソルやタッチパッドが消えた場合

Windows Update後にタッチパッドが動かなくなることがあります。更新直後に起きたなら、設定変更やドライバー相性が原因かもしれません。

昨日まで普通に使えていたのに、朝PCを開いたらカーソルが出ない。しかも前夜に自動更新が入っていた。こういう場合は、故障より更新影響を疑うほうが自然です。

更新直後は再起動をもう一度試す

Windows Update後の不具合は、再起動をもう一度行うだけで直ることがあります。更新処理が途中で残っていたり、ドライバーの読み込みが不安定になっていたりするためです。

一度シャットダウンではなく「再起動」を選んでください。高速スタートアップの影響で、シャットダウンでは状態が完全にリセットされない場合があります。

再起動後にタッチパッドが戻ったなら、一時的な読み込み不具合の可能性が高いです。戻らない場合は、設定、Fnキー、ドライバーの順に確認します。

メーカー公式のドライバーを確認する

Windows Updateで汎用ドライバーが入った結果、メーカー独自のタッチパッド機能が不安定になることがあります。この場合、PCメーカー公式サイトのサポートページからドライバーを入れ直すことで改善する場合があります。

ただし、ドライバーを手動で入れる作業は少し慎重に行ってください。機種名、型番、Windowsのバージョンが合っていないと、別の不具合につながります。

会社PCなら、自分でメーカーサイトから入れる前に管理者へ相談するのが安全です。個人PCなら、本体裏面や設定画面で型番を確認し、メーカー公式のサポートページから入手してください。よく分からない配布サイトからドライバーを落とすのは避けましょう。

タッチパッドの表面や物理的な問題を確認する

タッチパッドの表面や物理的な問題を確認する

設定やドライバーだけでなく、物理的な原因もあります。タッチパッド表面の汚れ、水分、保護シート、手の乾燥、PC本体の膨らみなどです。

特にカフェや移動中に作業する人は、飲み物の水滴や手の油分でタッチパッドの反応が悪くなることがあります。故障に見えて、表面を拭いたら戻ることもあります。

タッチパッド表面を乾いた布で拭く

タッチパッドが反応しないときは、まず表面を確認してください。水分、油分、ほこりがあると、正しく指を認識できないことがあります。

柔らかい乾いた布で軽く拭きます。強くこすったり、アルコールを大量に使ったりする必要はありません。液体がすき間に入ると別の故障につながります。

手が濡れている、ハンドクリームを塗った直後、指先が極端に乾燥している場合も反応が悪くなることがあります。地味ですが、操作前に手とタッチパッドの状態を整えるだけで改善することがあります。

バッテリー膨張の可能性がある場合は使用をやめる

タッチパッド周辺が盛り上がっている、クリック感が変わった、パームレストが浮いている。この場合は、バッテリー膨張の可能性があります。

バッテリー膨張は危険です。無理に押し込んだり、分解したりせず、すぐ使用を中止してメーカーや修理窓口へ相談してください。

タッチパッドが動かないだけなら設定で直ることもありますが、本体が膨らんでいる場合は別問題です。発熱や破損につながる可能性があるため、業務中でも無理に使い続けないほうが安全です。

マウスカーソルだけが消えるアプリ別トラブル

マウスカーソルだけが消えるアプリ別トラブル

Windows全体ではカーソルが出るのに、特定のアプリ上だけ消えることがあります。ブラウザ、動画編集ソフト、リモートデスクトップ、ゲーム、仮想環境などで起きやすいです。

この場合、タッチパッドではなくアプリ側の表示や描画設定が原因かもしれません。PC全体の設定を大きく変える前に、どの画面で消えるのかを確認してください。

ブラウザ上だけ消えるならアプリ再起動を試す

ChromeやEdgeなどのブラウザ上だけカーソルが消える場合、まずブラウザを再起動してください。タブを閉じるだけでなく、ブラウザ全体を終了します。

それでも直らない場合は、拡張機能やハードウェアアクセラレーションが影響していることがあります。ハードウェアアクセラレーションとは、画面描画など一部の処理をGPUに任せる機能です。便利ですが、環境によって表示不具合を起こすことがあります。

業務中にブラウザだけでカーソルが消えると、メールや管理画面が触れずに焦ります。まず別ブラウザで同じページを開き、問題がアプリ側かPC全体か切り分けてください。

リモートデスクトップでは接続先と接続元を分けて見る

リモートデスクトップや仮想PCでカーソルが消える場合、手元のPCではなく接続先の設定が影響していることがあります。

たとえば、手元のノートPCではカーソルが見えているのに、リモート接続先の画面内だけ見えない。これはタッチパッド故障ではありません。

接続を切って再接続する、表示倍率を変える、フルスクリーンを解除する、接続先PCを再起動するなどを試してください。業務でリモート環境を使う人は、手元PCと接続先PCのどちらで問題が起きているのかを分けて考えることが大切です。

キーボードだけで復旧するための操作方法

キーボードだけで復旧するための操作方法

カーソルがない状態で一番困るのは、設定画面まで行けないことです。ですが、Windowsはキーボードだけでもかなり操作できます。

急いでいるときほど、キーボード操作を知っているかどうかで復旧速度が変わります。マウスがない状態でも最低限の確認ができるようにしておきましょう。

よく使うキーボード操作を覚えておく

まず覚えたいのは、Windowsキー、Tabキー、矢印キー、Enterキー、Escキーです。これだけで多くの設定画面を移動できます。

WindowsキーとIキーで設定を開きます。Tabキーで項目を移動し、矢印キーで選択、Enterキーで決定します。戻りたいときはEscキーを使います。

カーソルが消えたときに使うキーは次の通りです。

・Windows + I:設定を開く
・Windows + X:管理メニューを開く
・Ctrl + Alt + Delete:ロック画面や再起動メニューを開く
・Alt + Tab:開いているアプリを切り替える
・Tab:画面内の項目を移動する
・Enter:選択した項目を決定する

この操作に慣れていると、外付けマウスがない外出先でも対応できます。特にノートPCだけで仕事をする人は、覚えておいて損はありません。

設定画面で迷ったら検索欄を使う

Windowsの設定画面は項目が多く、キーボードだけで探すと時間がかかります。そんなときは検索欄を使ってください。

Windowsキーを押して「タッチパッド」と入力すれば、タッチパッド設定に近い候補が出ます。「マウス」と入力すれば、マウス設定を開けます。

カーソルが出ない状態で設定階層をたどるのは大変です。検索欄から直接目的の設定へ行くほうが早いでしょう。急ぎの復旧では、きれいな手順より最短で該当画面へ行くことを優先してください。

メーカー別に確認したいポイント

メーカー別に確認したいポイント

タッチパッド不具合はWindows共通の問題もありますが、メーカーごとの独自機能が関係することもあります。特にノートPCでは、専用ユーティリティやBIOS設定でタッチパッドが制御されている場合があります。

BIOSとは、Windowsが起動する前にPC本体の基本設定を管理する仕組みです。ここでタッチパッドが無効になっていると、Windows設定だけでは直らないことがあります。

LenovoやThinkPadはトラックポイント設定も見る

ThinkPad系では、タッチパッドに加えてトラックポイントがあります。キーボード中央の赤いポインティングデバイスです。

このタイプでは、タッチパッドだけ無効、トラックポイントだけ有効、両方無効といった設定がある場合があります。Windows設定だけでなく、メーカー独自の設定アプリも確認してください。

「赤いポッチは動くのにタッチパッドだけ動かない」なら、タッチパッドのみ無効化されている可能性があります。逆に両方動かないなら、ドライバーや本体設定の問題を疑います。

HPやDellはサポートアプリで診断できる場合がある

HPやDellなどのメーカーPCには、診断用のサポートアプリが入っていることがあります。タッチパッドや入力デバイスの診断ができる場合もあります。

外付けマウスで操作できるなら、メーカーのサポートアプリを開き、ハードウェア診断を実行してください。ここでタッチパッドが認識されない場合、Windows設定ではなく本体側の問題かもしれません。

ただし、診断アプリの結果だけで分解や修理を判断しないほうが安全です。保証期間内ならメーカーサポートへ相談し、業務PCなら会社の管理者へ連絡しましょう。

修理や相談が必要なケース

修理や相談が必要なケース

ここまで試しても直らない場合、無理に設定をいじり続けるより、修理や専門相談へ進んだほうが早いことがあります。特に物理的な破損や水濡れ、バッテリー膨張が疑われる場合は、自己対応をやめてください。

仕事で使うPCなら、復旧作業に何時間もかけるより、外付けマウスで一時対応しながら修理手配を進めるほうが現実的です。

物理故障が疑われるサイン

タッチパッドがまったく認識されない、設定画面にタッチパッド項目が出ない、デバイスマネージャーにも表示されない。この場合、ドライバー以前にハードウェア認識の問題かもしれません。

また、落下後、水濡れ後、強い圧力をかけた後に発生したなら、物理故障の可能性が高くなります。タッチパッド周辺のクリック感が変わった場合も注意してください。

この状態で何度も再起動やドライバー削除を繰り返しても、改善しないことがあります。必要なデータをバックアップし、修理窓口へ相談してください。

業務PCは勝手にドライバー削除や初期化をしない

会社から支給されたPCでは、勝手にドライバー削除や初期化をしないでください。セキュリティソフト、管理ツール、社内設定が入っていることがあります。

まずは外付けマウスで最低限操作できる状態を作り、情報システム担当へ状況を伝えます。伝える内容は、発生日時、直前に行った操作、Windows Updateの有無、外付けマウスで動くかどうかです。

「カーソルが出ません」だけだと、相手も切り分けに時間がかかります。「外付けマウスは動くが、内蔵タッチパッドだけ反応しない」と伝えると、対応がかなり早くなります。

パソコンのカーソルが出ないときの原因別チェック表

パソコンのカーソルが出ないときの原因別チェック表

急いでいる人は、原因別に確認すると早いです。上から順番に見れば、故障か設定ミスかをかなり絞れます。

症状可能性が高い原因最初にやること
カーソルが完全に見えないWindows一時不具合、表示問題Ctrl + Alt + Delete、再起動
外付けマウスは動くタッチパッド設定、ドライバータッチパッド設定を確認
Fnキー後に動かなくなったショートカットで無効化タッチパッドアイコンのキーを押す
更新後に動かないドライバー不具合Windows Update、再起動
画面端から戻らない外部モニター設定Windows + Pで表示切替
特定アプリだけ消えるアプリ表示不具合アプリ再起動、別ブラウザ確認
設定にタッチパッドがないドライバー未認識、物理故障デバイスマネージャー確認
本体が膨らんでいるバッテリー膨張使用をやめて修理相談

この表で「外付けマウスは動く」に当てはまるなら、まずタッチパッド設定とショートカットキーを見てください。いきなり修理へ出す前に、設定で戻る可能性があります。

カーソルが出ないトラブルを防ぐための予防策

カーソルが出ないトラブルを防ぐための予防策

一度カーソルが出ないトラブルを経験すると、次からかなり不安になります。特に出張先や商談前に起きると、PC作業そのものが止まります。

予防策は難しくありません。外付けマウスを持つ、ショートカットキーを知る、ドライバー更新を放置しない、タッチパッド設定を確認しておく。この程度でかなり安心できます。

小型の有線マウスを1つ持っておく

ノートPCユーザーなら、小型の有線マウスを1つ持っておくと安心です。Bluetoothマウスも便利ですが、接続トラブルが起きることがあります。有線なら挿すだけで使える可能性が高いです。

外出先でタッチパッドが動かないと、設定画面に行くことすら難しくなります。USB-CしかないPCなら、変換アダプターも一緒に持っておくとよいでしょう。

ロロメディア編集部でも、検証用バッグには小型マウスを入れています。軽い保険ですが、トラブル時の安心感がかなり違います。

更新前後に入力デバイスの動作を確認する

Windows Update後は、タッチパッドやキーボード、外付けマウスの動作を軽く確認してください。更新直後に気づけば、原因を追いやすいです。

特に大型更新のあとにタッチパッドが動かなくなった場合、更新との関係が分かります。数日経ってから気づくと、何が原因だったのか分かりにくくなります。

業務PCでは、重要な作業の直前に更新しないことも大切です。提出前、配信前、商談前に更新を始めると、カーソル以外のトラブルも起きる可能性があります。

パソコンのカーソルが出ないときは設定、キー、ドライバーの順に確認する

パソコンのカーソルが出ないときは設定、キー、ドライバーの順に確認する

パソコンのカーソルが出ない、タッチパッドが動かないときは、すぐ故障と決めつけなくて大丈夫です。多くの場合、タッチパッド設定、Fnキー、外付けマウス接続時の設定、ドライバー不具合のどこかに原因があります。

最短で復旧したいなら、次の順番で確認してください。

・Ctrl + Alt + DeleteでWindowsが反応するか見る
・外付けマウスを接続して操作できるか確認する
・再起動する
・タッチパッド設定がオンか確認する
・Fnキーとタッチパッド切り替えキーを試す
・外付けマウス接続時の無効化設定を見る
・Windows Updateとドライバー更新を確認する
・デバイスマネージャーで認識状況を見る
・物理破損やバッテリー膨張があれば修理へ進む

カーソルが出ないと、画面の前で何もできなくなったように感じます。でも、キーボード操作や外付けマウスを使えば、復旧の入口はあります。

焦って初期化したり、不要なソフトを大量に消したりする前に、まずはタッチパッドがオフになっていないか確認してください。資料提出前や会議直前のトラブルほど、基本の確認が一番効きます。

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