Instagramでの投稿分析に欠かせない指標の一つが「インプレッション」です。「リーチとどう違うの?」「平均値はどれくらい?」「収益につながるの?」といった疑問を抱えている方も多いでしょう。この記事では、インプレッションの見方から、プロフィールや「その他」項目の意味、リーチとの違い、収益化との関係まで、運用初心者にもわかりやすく解説します。
インプレッションとは?リーチとの違いもわかりやすく解説
インプレッション数とは?
インプレッションとは、Instagram上であなたの投稿が「表示された回数」を表す指標です。表示された回数なので、同じユーザーが複数回見た場合もカウントされます。
インスタ リーチとは?
リーチは「投稿を見たユニークユーザー数(人数)」です。1人が10回見ても、リーチは「1」です。インプレッションは「10」になります。
インプレッションとリーチの違い
指標 | 定義 |
---|---|
インプレッション | 投稿が表示された“回数”(重複あり) |
リーチ | 投稿を見た“人数”(ユニークユーザー数) |
この違いを理解することで、投稿の「広がり」だけでなく「深さ(繰り返し見られているか)」も把握できます。
インスタ インプレッションの見方(スマホで簡単)
インプレッション数の確認方法(ビジネス・クリエイターアカウントのみ)
- Instagramアプリを開く
- 自分のプロフィール画面へ移動
- 確認したい投稿をタップ
- 「インサイトを見る」をタップ
- インプレッション数が表示される(リーチ、保存、フォローなども同時表示)
プロフィール全体のインプレッション数を見るには?
- プロフィール → 「プロフェッショナルダッシュボード」
- インサイト → 「アカウント到達数」
- 一定期間内にプロフィールが表示された回数(プロフィールインプレッション)を確認可能
インプレッションの内訳:「その他」って何?
インスタ インプレッション その他とは?
投稿インサイトでは、インプレッションの内訳が以下のように表示されます:
- ホーム(フィード)
- ハッシュタグ
- プロフィール
- その他
「その他」とは:
- ダイレクトメッセージ内のシェア経由
- 保存された投稿が再表示された場合
- ストーリーズ経由で再訪問
- 外部アプリなどからの流入
※詳細な内訳はInstagramからは開示されていませんが、「保存」や「DMシェア」の多い投稿ほど「その他」が伸びる傾向にあります。
インプレッションの平均はどれくらい?【ジャンル別に解説】
業種・フォロワー数別目安
フォロワー数 | 平均インプレッション率(投稿1件あたり) |
〜1,000人 | 10〜20% |
1,000〜5,000人 | 8〜15% |
5,000〜1万人 | 5〜10% |
1万人以上 | 3〜8% |
※インプレッション率 = インプレッション数 ÷ フォロワー数 × 100
業種によっても異なりますが、平均的な投稿インプレッション数はフォロワー数の10〜20%前後とされることが多いです。
インプレッション数は収益化につながる?
インプレッション = 見られている回数 → 収益チャンスの母数
インプレッションが多いほど、広告や商品が目に触れる機会が増えるため、直接的ではないにしろ「収益機会」を広げる要因にはなります。
ただし重要なのは「CV(行動)」
・インプレッションが多くても「リンククリック」「商品購入」「保存・フォロー」が少なければ収益には直結しません。 ・リーチ×エンゲージメント×導線設計の最適化が必要です。
インプレッション数を増やすための工夫
ハッシュタグの最適化
- 投稿ジャンルに合った関連性の高いタグを10〜20個使用
- 人気タグとニッチタグをミックスするのが効果的
投稿の保存・シェアされる内容を意識する
- チェックリスト、HOWTO、テンプレート系は保存されやすい
- ストーリー性・共感系はシェアされやすい
投稿時間を見直す
- フォロワーのアクティブ時間(午前7時・昼12時・夜21時など)を分析して投稿
ストーリーズやリールとの連動
- リールで拡散 → 投稿への流入 → プロフィールインプレッションに繋がる
- ストーリーズで投稿リンクを貼るのも有効
まとめ|インプレッションの見方と意味を理解すれば、運用改善が進む
インプレッションは「どれだけ見られたか」を数値化する重要な指標です。
- リーチとの違いを理解する
- 内訳(プロフィール・その他)も把握する
- 収益とのつながりは“導線”がカギ
数値に一喜一憂せず、「なぜこの投稿は見られたのか?」を分析することが、運用のPDCAを回す最大のヒントになります。
ロロント株式会社では、Instagram運用のKPI設計・投稿改善・収益導線設計までトータルで支援可能です。運用に悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。