「インスタを頑張って投稿してるけど、日本のフォロワーしか増えない……」「海外向けに発信したいけど、設定方法がわからない」そんな悩みを抱えるクリエイターや企業向けに、この記事ではInstagramで海外の人に見てもらうための戦略を徹底解説します。
投稿設定から最適な時間帯、プロフィールの工夫、さらには海外向けの収益化やSIMの活用方法まで、初心者でもすぐに実践できるよう丁寧に解説していきます。
アカウント設定でインスタを海外最適化する方法
英語対応のユーザーネームとプロフィールを設定する
海外ユーザーに見てもらいたいなら、まずはアカウントの第一印象から。ユーザーネームは英語でも読める形にし、プロフィールも英語または多言語で表記しましょう。
インスタの表示言語を英語に変更
アプリの表示言語を英語にすることで、アルゴリズムが「英語圏ユーザー向けアカウント」と判断する可能性があります。細かい設定も海外最適化の一歩です。
コンテンツの投稿設定を「公開」にする
意外と見落とされがちなのが、「公開設定」。非公開アカウントでは当然ですが、海外ユーザーにリーチする可能性も大幅に下がります。
海外向けのSIMやVPNを活用する
SIMやVPNを切り替えて、投稿時のIPアドレスを海外のものにすることで、位置情報的に“海外発信”と認識されやすくなります。特に東南アジアや北米を狙う場合に有効です。
海外フォロワーを増やすための投稿戦略
インスタ海外版との違いは?
海外ユーザーのインスタ利用傾向は、日本と大きく異なります。ストーリーよりもリールや投稿が重視され、エンタメ性や即時性の高いコンテンツがバズりやすい傾向にあります。
言語に頼らない“視覚的コンテンツ”を意識する
言葉の壁を超えるには、視覚的インパクトが重要。写真や動画の構図・色彩・テンプレート選びまで意識するだけで、海外ユーザーの反応が変わってきます。
ハッシュタグはローカル×グローバルを組み合わせる
#travel #fashion #japanfood などのグローバルタグに加えて、#instaUSA #europephotography のような地域特化タグも活用しましょう。
海外向けの投稿時間を意識する
ターゲット地域のユーザーがアクティブになる時間帯を狙って投稿しましょう。北米なら日本時間の23時〜深夜2時、ヨーロッパなら夕方16時〜20時ごろが目安です。
プロフィールを海外向けに強化するコツ
簡潔な英語で“何者か”を伝える
自己紹介は「何を発信しているか」「誰向けか」が一目で伝わるよう、簡潔な英語で構成しましょう。例:”Sharing Japanese minimalism & lifestyle hacks.”
海外対応のリンクを設置する
Linktreeなどを使い、海外ユーザーが言語や決済手段の違いで困らないようにしましょう。
ハイライトで世界観を伝える
ハイライトは、旅行/メイク/料理などジャンル別に分けておくと、海外ユーザーにもわかりやすく親切です。
インスタグラマーとして海外で収益化するには?
海外向けインフルエンサー案件に応募
海外ブランドやグローバル企業とコラボするには、海外のインフルエンサープラットフォームに登録するのが早道です。例:AspireIQ、Heepsyなど。
アフィリエイトや自社ECと連携
Instagramで海外ユーザーを獲得したら、アフィリエイトや海外対応ECサイトと連携してマネタイズにつなげましょう。
YouTubeやTwitterとの連携も視野に
「Twitter 海外の人に見てもらうには」でも検索されるように、他のSNSとの連携も重要。特にX(旧Twitter)やYouTube Shortsと組み合わせると、グローバルでの認知拡大が期待できます。
訪日外国人をターゲットにする場合
近年、訪日外国人観光客の増加とともに、日本各地の観光地におけるインバウンド対策が一層重要になってきました。その中でも、SNS、とりわけInstagramは訪日外国人へのアプローチ手段として非常に有効なプラットフォームとして注目されています。
この記事では、インバウンド集客の観点からInstagramを活用するメリット、実際の運用ポイント、そして効果的な戦略について詳しく解説します。観光業や地域活性に関わるすべての方にとって役立つ情報をまとめました。
そもそも「インバウンド」とは?
「インバウンド」とは、国外から自国へ訪れる旅行・観光を意味する言葉です。対義語の「アウトバウンド」は、自国から海外へ旅行することを指します。
観光業界では、訪日外国人による宿泊・飲食・ショッピングといった消費活動を「インバウンド消費」と呼び、日本にとって重要な経済活動のひとつとされています。
日本政府観光局(JNTO)のデータによると、2018年には年間3,000万人を超える外国人が日本を訪れており、京都・浅草・スカイツリーなどが人気スポットとなっています。
Instagramが訪日外国人集客に最適な理由
写真と動画による視覚的な訴求が可能
Instagramは視覚コンテンツに特化したSNSであり、画像や短尺動画を通じて観光地の魅力を直感的に伝えることができます。言葉の壁を越えて、世界中の人々に日本の美しさを伝えることができるのが最大の強みです。
ハッシュタグで国境を越えたリーチができる
#japan #tokyo #kyoto #sakura など、英語圏や他国ユーザーが使うハッシュタグを活用することで、投稿は瞬時に世界へ拡散されます。SNS上での旅行先の検索手段としてハッシュタグは非常に重要です。
旅行前のリサーチツールとして使われている
海外の旅行者は、旅先を決める段階でInstagramをリサーチに活用しています。実際に訪れた人の投稿やリアルな感想をチェックすることで、旅行先への期待感や安心感を得ているのです。
訪日外国人集客に効果的なInstagram運用の3つの戦略
1. 魅力的な写真と動画で心をつかむ
インスタ映えする構図、色合い、美しい景観を意識し、スマホでも撮影できる魅力的な写真を意識しましょう。ドローン映像やタイムラプスも効果的です。写真の質が集客の第一歩となります。
2. 世界に届くハッシュタグ戦略
地域の観光スポットには#tokyotravel #visitjapan #japantrip など、英語や多言語のタグを積極的に組み合わせましょう。国別にターゲットを絞る場合は、#koreatravel や #thailandtrip など地域特化型のハッシュタグも活用可能です。
3. 口コミ促進の仕掛けを用意する
訪れた外国人に「#yourspotname」などのハッシュタグ投稿を促すキャンペーンを展開すると、他の旅行者への波及効果が期待できます。SNS投稿で割引やプレゼントがもらえる仕組みも有効です。
成功事例:インスタでインバウンド効果を高めた観光地
- 京都・嵐山:#arashiyama で竹林の写真が世界中にシェアされ外国人観光客急増
- 福岡・太宰府天満宮:梅の花とともに伝統衣装を身にまとったインスタ写真が人気
- 長野・雪の回廊:ドローン映像と#snowwallがバズ化し、欧州からの旅行者が急増
このようにInstagramは観光地の認知向上だけでなく、来訪者数の向上にも直結しています。
今からできる!インバウンド対応型Instagram運用Tips
- 写真の説明文は英語で添える(翻訳ツールでもOK)
- プロフィール欄に英語・多言語で地域紹介を記載
- 定期的に英語のストーリーやリールをアップ
- 海外インフルエンサーとのコラボも検討
海外で活躍するインスタグラマー事例
日本発で海外人気を得たインフルエンサーたち
- @namiko_japan(ミニマリストライフ)
- @tokyofoodie(日本グルメ)
- @mikan_style(ジャパニーズファッション)
それぞれ海外向けのプロフィール、英語ハッシュタグ、視覚訴求の強い投稿が共通点です。
東南アジア・中東市場も狙い目
アメリカやヨーロッパだけでなく、SNS人口が急増している東南アジア、中東などもバズのチャンスが多い地域。英語や現地語のハッシュタグを工夫すればリーチ可能です。
まとめ:インスタで海外の人に見てもらうには“多角的な最適化”が鍵
インスタで海外の人にリーチするには、設定・プロフィール・投稿内容・タイミング・エンゲージメントのすべてが関わってきます。
完璧な方法はありませんが、1つずつ対策を重ねることで確実にフォロワーや反応が変わってきます。まずは自分のアカウントを客観的に見直し、小さな改善から始めてみてください。
あなたの投稿が世界の誰かに届く日も、きっとそう遠くありません。