SNSを業務で活用していると「いつ投稿されたか」「特定の日に何が話題だったか」を確認したい場面が増えます。X(旧Twitter)では“日付指定検索”ができるため、炎上調査、過去投稿のリサーチ、ログ確認などに非常に役立ちます。しかし使い方にクセがあり、「やり方が分からない」「検索しても出てこない」という声も少なくありません。本記事では、検索コマンドの基本から、コピペで使える具体例、自分や特定ユーザーの投稿を調べる方法まで、業務でも使える実用的な日付検索のテクニックを解説します。
Xで日付指定検索はできるのか?基本仕様を確認
X(旧Twitter)には専用の検索フォームがあるわけではありませんが、“検索コマンド”を入力すれば日付で絞り込むことが可能です。
基本構文:
キーワード since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
例:
生成AI since:2023-10-01 until:2023-10-31
→ 2023年10月1日〜31日の間に「生成AI」というワードを含む投稿が表示されます。
よく使う検索コマンド一覧(日付・ユーザー指定)
検索目的 | コマンド例 |
---|---|
特定のキーワードを日付で絞る | マーケティング since:2023-11-01 until:2023-11-15 |
特定ユーザーの投稿のみ表示 | from:ユーザー名 |
特定ユーザー+日付で絞る | from:example_user since:2023-01-01 until:2023-01-31 |
自分の投稿を日付で検索 | from:自分のID since:2023-08-01 until:2023-08-31 |
特定期間の投稿全体を見る | since:2022-05-01 until:2022-05-31 |
実例で解説|コピペで使える検索コマンドテンプレ
自分の投稿を日付指定で検索したい場合
from:your_username since:2023-04-01 until:2023-04-30
特定ユーザーがX上でいつ何を投稿したか調べたいとき
from:elonmusk since:2022-01-01 until:2022-01-15
キーワード付きの発信のみを調査する場合
生成AI from:OpenAI since:2023-06-01 until:2023-06-30
これらはそのままコピーしてブラウザの検索窓に貼ることで利用できます(X公式検索バーでも使用可能)。
Xで日付検索できないときの原因と対処法
検索できない原因と対策
- 日付の書式ミス:YYYY/MM/DDなどはNG(ハイフン区切りを使用)
- ユーザー名ミス:@や記号を入れない(正確なIDを入力)
- 検索対象に投稿が存在しない:その期間に投稿がなければ表示されない
- スマホアプリからの検索非対応:アプリ版では一部機能に制限あり、PCブラウザ推奨
対策として有効な手段
- Google検索に切り替えて絞る(例:「site:twitter.com 生成AI 2023年10月」)
- 高度な検索画面(https://twitter.com/search-advanced)を利用する
業務で役立つ活用例|SNS調査や過去ログ分析に
マーケティング/SNS運用での活用
- 過去キャンペーンの反応をチェック
- ハッシュタグの投稿推移を時系列で確認
- 顧客や競合の投稿分析
炎上・トラブル調査
- いつから話題になったかを時系列で把握
- 誰が初期に投稿したか、どの投稿が拡散の起点になったかを特定
業務記録・社内アカウント管理
- 自社アカウントの過去発信履歴を整理
- チーム間でのログ管理や定例報告の参考資料に
よくある疑問とその回答(Q&A)
Q. Xで日付検索するための専用機能はある?
A. 公式には“検索コマンド”入力方式が推奨されており、専用ボタンやUIは存在しません。
Q. 特定ユーザーのストーリー(ツイート)を日付で絞れる?
A. はい、from:ユーザー名+期間指定で抽出可能です。
Q. モバイルアプリで使える?
A. 一部の表示は可能ですが、検索条件が反映されにくいためPCブラウザを推奨します。
まとめ|Xの日付指定検索で業務効率を上げよう
Xの検索コマンドを使いこなせば、情報収集・投稿履歴管理・モニタリングなど、SNS活用の幅が一気に広がります。日付やユーザー名を正しく指定することで、不要なノイズを除きながら必要な情報だけを抽出できます。業務でSNSを使う人ほど、ぜひこの日付検索テクニックを活用し、効率的な運用・調査・分析に役立ててみてください。