SNS運用や広報を担当していると、「もう1つX（旧Twitter）アカウントを追加したい」「業務用と個人用を切り替えて使いたい」と思う場面がありますよね。ですが、いざ設定しようとすると「追加できない」「同じメールアドレスが使えない」「電話番号が求められる」など、思わぬ壁にぶつかる人も多いです。この記事では、スマホ・PCそれぞれでXアカウントを追加する方法と、運用ルール・トラブル対処法までをわかりやすく解説します。複数アカウントを使い分けたい企業担当者や個人事業主の方は、必見ですよ。
Xアカウントを追加する方法｜スマホ・PCでの操作手順と注意点
X（旧Twitter）では、1つのアプリやブラウザ上で複数のアカウントを管理することが可能です。ビジネス用、広報用、採用用など、目的ごとに分けて運用することで、投稿内容の整理やリスク管理がしやすくなります。まずは基本的な「アカウント追加の方法」をスマホとPCに分けて解説します。
スマホでXアカウントを追加する方法（iPhone・Android共通）
スマホでの追加は、X公式アプリを使えば簡単です。手順は以下の通りです。
- Xアプリを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- メニュー下部の「＋ アカウントを追加」を選択
- 「アカウントを作成」または「既存アカウントにログイン」を選択
- 新しいアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力して登録
アカウント追加後は、プロフィールアイコンをタップすることで複数アカウントをワンタップで切り替えられます。
特に業務中は誤投稿の防止が重要なので、アカウント名とアイコンをはっきり区別するのがおすすめです。
iPhoneで追加できないときの対処法
「Xアカウント追加 iPhone」で検索する人が多いのは、iOSの設定やアプリ不具合によるトラブルが原因です。
以下を確認してみましょう。
- アプリが最新バージョンか確認する（App Storeでアップデート）
- ネットワーク環境を切り替える（Wi-Fi⇔モバイル通信）
- キャッシュをクリアして再起動する
また、アカウント作成時に同じ電話番号やメールを使っている場合、追加できないケースもあります。その場合の解決策は次の章で紹介します。
同じメールアドレス・電話番号ではXアカウントを追加できない理由と回避法
Xアカウントを複数作成するときに多いのが、「同じメールアドレスでは追加できない」「電話番号が重複して登録される」といった問題です。
この制限は、スパム防止やセキュリティ強化のために設定されています。
同じメールアドレスで複数アカウントを作る方法
基本的に、1つのメールアドレスにつき1アカウントしか作成できません。
しかし、GmailやOutlookなどのメールサービスには、「エイリアス機能（別名アドレス）」を使うことで回避する方法があります。
たとえば、
あなたのメールが example@gmail.com の場合、
以下のように登録すれば別のアカウントとして認識されます。
example+biz@gmail.comexample+support@gmail.com
このように“+”以降を付け加えることで、同じ受信ボックスでメールを受け取りながら、別のアカウントを登録できます。業務用の複数運用にも便利です。
電話番号が重複して追加できない場合の対処法
「Xアカウント 追加 電話番号」で検索されるように、電話番号の制限もよくある悩みです。
1つの番号を複数アカウントで共有することは基本的にできません。
そのため、以下の方法を活用しましょう。
- 業務用アカウントはメールアドレス登録に切り替える
電話番号ではなくメール認証で作成すれば重複を避けられます。 - 法人用の共有番号を使う場合は注意
他の担当者が同じ番号で登録していると認証エラーが出ます。番号はアカウントごとに分けましょう。 - 電話番号を削除して別アカウントに再登録する方法もある
既存アカウントの設定から「電話番号を削除」し、新しいアカウントで登録すれば利用可能になります。
業務効率化のポイント：アカウント設計を最初に決める
複数アカウント運用では、初期設計を間違えると管理が煩雑になります。
チームで運用する場合は以下のルールを決めておくとスムーズです。
- 登録に使うメールの命名ルールを統一する（例：marketing@〜、support@〜）
- 電話番号登録は最小限にする
- 役割別・プロジェクト別にアカウントを分ける
このルール化によって、後から「誰がどのアカウントを使っているか」が明確になり、業務引き継ぎもスムーズになります。
PCでXアカウントを追加する方法と管理のコツ
PCからでも、複数アカウントの追加や切り替えが可能です。特に企業担当者や広報チームなど、複数人で運用する場合はPCの方が管理しやすいというメリットもあります。
PCでの追加手順
- ブラウザでX（https://x.com）を開く
- 左下のプロフィールアイコンをクリック
- 「＋ アカウントを追加」を選択
- 新しいアカウント情報を入力して作成、またはログイン
- 追加後は、アイコンをクリックしてアカウントを切り替える
ブラウザ上では、最大5つのアカウントを簡単に切り替えられます。業務で「企業公式」「採用専用」「サポート用」などを使い分ける場合に便利です。
PCで追加できないときの原因と解決策
- ブラウザキャッシュが残っている：履歴やクッキーを削除して再読み込みする。
- ログイン状態が維持されていない：すべてのアカウントでログアウトしてから再設定する。
- セキュリティ拡張機能の干渉：一時的にブラウザ拡張を無効化して試す。
業務用端末では、セキュリティ設定が厳しくCookieが制限される場合もあります。シークレットモード（プライベートブラウズ）で追加を試すのも効果的です。
Xアカウント追加時に「できない」ときのトラブル原因と対処法
複数アカウント追加の際、「Xアカウント追加 できない」という検索が非常に多く見られます。
ここでは、よくあるトラブルとその解決策をまとめます。
よくあるエラーと原因
- 「このメールアドレスは既に使用されています」→同じメールで登録済み
- 「電話番号を確認できません」→他のアカウントで使用中
- 「アカウントの作成制限がかかっています」→短期間で複数作成しすぎ
- 「追加ボタンが表示されない」→アプリのバージョンが古い
対処法
- メールアドレスを変更・エイリアスを利用
先述のGmailエイリアスが便利です。 - アプリやブラウザを最新版に更新
特にスマホではアップデートが原因で追加ボタンが出ないケースがあります。 - アカウント作成を1日おいて再試行
新規作成の制限が一時的にかかっている場合があります。
企業の運用担当者は、これらのトラブルが起きたときに慌てず、まず「使用中の情報の重複」と「端末側の設定」を確認することがポイントです。
複数Xアカウント運用のルールと業務効率化のポイント
複数アカウントを持つと、投稿ミスやパスワード管理の煩雑さなど、思わぬトラブルも増えます。
以下は、業務で安全かつ効率的に運用するためのルール設計の基本です。
業務用アカウント運用ルール
- 個人アカウントと業務アカウントを明確に分ける
投稿内容や口調を混在させない。 - アカウント情報（ID・登録メール）を社内共有管理シートで管理
Googleスプレッドシートなどで一元管理。 - 権限分散を避ける
複数担当者がログインできる場合でも、責任者を1人明確に決めておく。
効率的な運用ツールの活用
ビジネス用途では、公式アプリだけでなく、管理ツールの併用もおすすめです。
- TweetDeck（ツイートデッキ）：複数アカウント・予約投稿対応
- Hootsuite、Buffer：海外でも人気の運用ツール
- SlackやNotionと連携し、投稿前チェックを共有
これらを活用することで、誤投稿や確認漏れを防ぎながら、運用のスピードを上げられます。
まとめ｜Xアカウントの追加は「仕組み化」すれば業務が劇的に楽になる
Xアカウントの追加や運用ルールは、最初こそ複雑に感じますが、正しい設定と仕組み化を行えば驚くほど効率化できます。
特に企業のSNS担当者にとって、複数アカウントの管理は「リスク」と「チャンス」の両方を含みます。
この記事のポイントを整理すると以下の通りです。
- Xアカウントはスマホ・PCどちらからでも簡単に追加できる
- 同じメールアドレスでは登録できないが、Gmailエイリアスで対応可能
- 電話番号の重複登録はできないため、登録情報の整理が重要
- 追加できないときは、アプリ・ブラウザ・ネット環境の見直しで解決できる
- 複数アカウント運用ではルール設計とツール活用が不可欠
アカウントを増やすこと自体が目的ではなく、「情報発信を効率化し、信頼を高めること」が最終目標です。
ぜひこの記事を参考に、Xアカウントを安全に追加・運用し、業務の生産性を高めていきましょう。
