PDFをWordに貼り付ける方法まとめ!表示されないときの対処法も解説

PDFの資料をWordに入れたいだけなのに、貼り付けたら真っ白になる。アイコンしか出ない。ページ全体を見せたいのに、なぜか1ページ目だけしか表示されない。提出前の報告書や社内資料を作っているときにこれが起きると、作業が一気に止まりますよね。

PDFをWordに貼り付ける方法は、目的によって変わります。見た目をそのまま載せたいなら画像化、PDFファイルを添付したいならオブジェクト挿入、文章を編集したいならWordでPDFを開いて変換するのが現実的です。

Microsoft公式でも、PDFをOfficeファイルに追加する方法として「挿入」から「オブジェクト」を選び、「ファイルから作成」でPDFを選ぶ手順が案内されています。また、WordにはPDFを開いて編集可能なWord文書へ変換する機能もあります。
つまり、「貼り付け」と言っても、見せる、添付する、編集するの3パターンを分けて考える必要があります。

ロロメディア編集部でも、クライアント提出用のWord資料にPDF見積書を入れようとして、アイコンだけ表示されて焦ったことがあります。原因は、WordにPDFの中身を直接貼ろうとしていたことでした。目的に合う方法を選べば、無理に何度も貼り直す必要はありません。

目次

PDFをWordに貼り付ける方法は目的別に選ぶ

PDFをWordに貼り付ける方法は目的別に選ぶ

PDFをWordに入れるとき、最初に決めるべきなのは「PDFをどう見せたいか」です。
ここを決めないまま操作すると、表示されない、編集できない、印刷で崩れるというトラブルが起きやすくなります。

PDFの見た目をそのまま載せたいなら画像として貼り付ける

報告書の中にPDFの一部を見せたいとき、いちばん安定するのはPDFを画像として貼り付ける方法です。
たとえば、PDFの表紙、請求書の一部、図表、契約書の該当ページをWord内で見える状態にしたいなら、この方法が向いています。

実務レベルでは、PDFを画像化して貼ると、相手の環境に左右されにくくなります。PDFビューアーが入っていないPCでも表示されやすく、印刷時にも比較的崩れにくいです。

原因として、WordにPDFをオブジェクトとして入れる方法では、環境によってはアイコン表示になったり、開けなかったりすることがあります。提出用や印刷用なら、見た目を固定できる画像貼り付けが安全です。

具体的には、PDFを開き、貼りたい部分をスクリーンショットで撮ります。その画像をWordに貼り付け、サイズを調整します。画質を落としたくない場合は、PDFをPNGやJPEGに変換してから挿入するときれいに仕上がります。

PDFファイル自体を添付したいならオブジェクトとして挿入する

Word内にPDFを「ファイルとして入れたい」場合は、オブジェクト挿入を使います。
これは、PDFの中身を文章として貼るというより、Word文書の中にPDFファイルを埋め込む方法です。

Microsoft公式では、Wordで「挿入」から「オブジェクト」を選び、「ファイルから作成」でPDFを選んで追加する方法が案内されています。さらに「アイコンで表示」を選ぶと、PDFをアイコンとして文書内に埋め込めます。

この方法が向いているのは、Word本文では概要だけを書き、詳細資料としてPDFを添付したい場面です。たとえば、議事録に参考PDFを付ける、申請書に補足資料を入れる、社内共有用のWordにPDF原本を同梱するようなケースですね。

ただし、提出先がWord文書だけを印刷する場合、PDFの中身までは印刷されません。アイコンとして入れる方法は「開いて確認してもらう」用途であり、「紙面上に表示する」用途ではないと考えてください。

WordにPDFを画像として貼り付ける方法

WordにPDFを画像として貼り付ける方法

PDFの見た目をWord上に表示したいなら、画像化が最も分かりやすいです。
相手に開いてもらう必要がなく、Word文書を見た瞬間に内容が分かります。

スクリーンショットでPDFの一部を貼り付ける方法

提出前の資料で「このPDFの表だけ入れたい」という場面、かなりありますよね。
ページ全体はいらないけれど、図表や金額欄だけ見せたいときは、スクリーンショットが早いです。

まずPDFを開き、Wordに入れたい箇所を画面に表示します。Windowsなら「Windowsキー+Shift+S」を押すと、範囲を選んでスクリーンショットを撮れます。Macなら「Command+Shift+4」で範囲指定できます。

撮影した画像は、そのままWordに貼り付けられます。貼り付けた後は、画像をクリックして四隅をドラッグし、サイズを調整してください。

作業の流れは次の通りです。

・PDFを開いて貼りたい部分を表示する
・スクリーンショットで必要な範囲だけ切り取る
・Wordに貼り付ける
・画像サイズと配置を調整する
・印刷プレビューで文字が読めるか確認する

スクリーンショットは手軽ですが、拡大しすぎると文字がぼやけます。小さな文字を含むPDFなら、PDF表示倍率を上げてから撮ると、貼り付け後も読みやすくなりますよ。

PDFの1ページ全体を画像として貼り付ける方法

PDFの1ページを丸ごとWordに入れたい場合は、ページ全体を画像として保存してから貼るほうがきれいです。
スクリーンショットだと画面に収まりきらない部分が切れることがあります。

実務では、PDFを画像変換してからWordに挿入します。Adobe Acrobatやオンライン変換ツール、Windowsの印刷機能、Macのプレビューアプリなどを使って、PDFページをPNGまたはJPEGに変換します。

Word側では「挿入」から「画像」を選び、保存した画像を挿入します。ページ全体を見せたい場合は、余白に合わせてサイズを調整してください。

注意点は、A4のWord文書にA4のPDF画像を入れると、上下左右の余白の分だけ小さくなることです。文字が小さくなる場合は、Wordの余白を狭くするか、PDFの必要部分だけを切り出して貼ると見やすくなります。

WordにPDFをオブジェクトとして挿入する方法

WordにPDFをオブジェクトとして挿入する方法

PDFファイルそのものをWordに入れたい場合は、オブジェクト挿入を使います。
この方法は、資料をまとめて1つのWordファイルで渡したいときに便利です。

「挿入」からPDFをオブジェクトとして入れる手順

WordにPDFを入れようとしてドラッグしただけでは、うまく表示されないことがあります。
その場合は、Wordの正式な挿入機能を使ったほうが安定します。

Wordを開き、PDFを入れたい位置にカーソルを置きます。上部メニューの「挿入」をクリックし、「オブジェクト」を選びます。画面が開いたら「ファイルから作成」を選び、「参照」からPDFファイルを指定してください。

Microsoft公式でも、OfficeファイルにPDFを追加する手順として「挿入」「オブジェクト」「ファイルから作成」「参照」でPDFを選ぶ流れが案内されています。WordやOfficeのバージョンによって表示名は多少違いますが、基本の流れは同じです。

PDFを選んだら、「OK」を押します。Word文書内にPDFの先頭ページやアイコンが表示されます。環境によって表示のされ方が変わるため、提出前には別のPCでも開けるか確認したほうが安全です。

アイコン表示にするとWord文書が見やすくなる

PDFをオブジェクトとして挿入するとき、「アイコンで表示」を選べます。
これは、PDFの中身を大きく表示するのではなく、文書内にPDFファイルのアイコンを置く方法です。

実務では、本文の見た目を崩したくないときに便利です。たとえば、報告書の最後に参考資料PDFを添付したい場合、ページ内に大きくPDFが表示されるより、アイコンで置いたほうが読みやすくなります。

「挿入」「オブジェクト」「ファイルから作成」でPDFを選んだ後、「アイコンで表示」にチェックを入れます。必要ならアイコン名を「参考資料PDF」「見積書PDF」などに変更してください。

ただし、アイコン表示は印刷向きではありません。Wordを紙で提出する場合、相手はPDFの中身を見られないため、必要なページは画像として貼るか、PDFを別添にしたほうが親切です。

PDFの文字をWordに貼り付けて編集する方法

PDFの文字をWordに貼り付けて編集する方法

PDFの内容をWordで編集したい場合、画像貼り付けやオブジェクト挿入では不十分です。
文字を編集したいなら、PDFをWordで開いて変換する方法を使います。

WordでPDFを開いて編集可能な文書に変換する

PDFの文章をWordに貼り付けたいとき、コピーして貼るだけでは改行が崩れたり、表が壊れたりします。
特に契約書やマニュアルのような文書では、整えるだけで時間がかかりますよね。

Microsoftは、WordにPDF変換機能があり、PDFをWordで開くと編集可能なWord文書に変換できると案内しています。元のPDFは変更されず、Word側で変換されたコピーを編集する流れになります。

操作は、Wordを開いて「ファイル」「開く」からPDFを選びます。変換に関するメッセージが出たら「OK」を押してください。PDFの内容がWord文書として開かれます。

ただし、変換結果は完璧ではありません。複雑な表、段組み、画像が多いPDF、スキャンPDFでは、レイアウトが崩れることがあります。提出用に使うなら、必ず全ページを見直してください。

コピー貼り付けで文字だけ使う方法

PDFの一部の文章だけ使いたい場合は、PDFビューアーで文字を選択してコピーし、Wordに貼り付ける方法でも十分です。
引用文、説明文、短い注意書きなどを使うなら、この方法が早いでしょう。

ただし、PDFの作り方によっては文字選択できないことがあります。紙をスキャンしただけのPDFは、画像として保存されているため、文字としてコピーできません。

コピーできるPDFなら、必要な文章を選択して「Ctrl+C」でコピーし、Wordに「Ctrl+V」で貼り付けます。貼り付け後に書式が崩れる場合は、Wordの貼り付けオプションで「テキストのみ保持」を選ぶと整えやすくなります。

文章をそのまま使う場合は、著作権や社内ルールにも注意してください。社外資料や契約書の文言を別文書に転用するなら、引用範囲や利用目的を確認してから使いましょう。

PDFをWordに貼り付けても表示されない原因

PDFをWordに貼り付けても表示されない原因

PDFを挿入したのに真っ白、アイコンだけ、クリックしても開けない。
この場合、貼り付け方が間違っているというより、表示方法や環境が合っていない可能性があります。

オブジェクト表示が環境によってうまく出ない

WordにPDFをオブジェクトとして入れると、PC環境によって表示が変わることがあります。
自分のPCでは見えていたのに、相手のPCではアイコンだけ、または開けないということもあります。

原因は、PDFを表示・開くためのアプリやOffice側の処理に依存するからです。Microsoftのサポート情報でも、Officeで挿入したオブジェクトやファイルのアイコンが空白になる問題が取り上げられています。

実務では、相手に見せたいPDFページは画像として貼るのが安全です。オブジェクト挿入は、あくまで「ファイルを同梱する方法」と考えたほうがトラブルを避けられます。

表示されない場合は、まずWordを保存し直し、閉じて再度開きます。それでも表示されなければ、PDFを画像に変換して貼る方法に切り替えたほうが早いです。

Wordのフィールドコード表示が原因でアイコンが変に見える

PDFをアイコンとして挿入したのに、「{ EMBED Acrobat.Document }」のような文字列が表示されることがあります。
これはPDFが壊れたのではなく、Wordの表示設定が原因の可能性があります。

フィールドコードとは、Wordが文書内の特殊な情報を管理するためのコードです。普段はアイコンや値として表示されますが、設定によってコードそのものが見えることがあります。

対処するには、Wordの「ファイル」「オプション」「詳細設定」を開きます。表示関連の項目にある「値の代わりにフィールドコードを表示する」のチェックを外してください。

設定を変えたら、Word文書を閉じて再度開きます。アイコンやオブジェクト表示に戻れば、PDF自体ではなくWordの表示設定が原因だったと判断できます。

PDFがWordで開けない・貼れない時の対処法

PDFがWordで開けない・貼れない時の対処法

PDFを貼ろうとしてもエラーが出る、オブジェクト挿入できない、Wordが固まる。
この場合は、PDFファイル側、Word側、PC環境の順に確認します。

PDFファイル名と保存場所を変えてから再挿入する

提出直前にPDFを挿入しようとしてエラーが出ると、Wordの不具合だと思いがちです。
でも、原因がファイル名や保存場所にあることもあります。

たとえば、PDFファイル名に特殊記号が多い、パスが長すぎる、クラウド同期中、ネットワークドライブ上にあると、Wordがうまく読み込めない場合があります。パスとは、ファイルが保存されている場所を示す住所のようなものです。

まずPDFをデスクトップにコピーし、ファイル名を短くします。
例として「資料.pdf」「添付PDF.pdf」のように、英数字や日本語だけのシンプルな名前に変えてください。

そのうえで、Wordから再度「挿入」「オブジェクト」「ファイルから作成」でPDFを選びます。これで入るなら、元の保存場所やファイル名が原因だった可能性が高いです。

PDFビューアーやOfficeを更新する

PDFの挿入や表示は、WordだけでなくPDFを扱うアプリの影響を受けることがあります。
Adobe Acrobat ReaderやMicrosoft Edge、Officeの更新が古いと、うまく表示されないことがあります。

まず、Wordを閉じてPCを再起動します。次に、Officeの更新、PDFビューアーの更新、Windows Updateを確認してください。

実務では、再起動だけで直ることもあります。WordやPDFビューアーが裏側で固まっている状態だと、何度挿入しても同じエラーが出るからです。

それでも直らない場合は、オブジェクト挿入にこだわらず、PDFを画像化して貼る方法に切り替えましょう。提出期限が近いときは、原因調査よりも仕上げを優先したほうがよい場面があります。

複数ページのPDFをWordに貼り付ける方法

複数ページのPDFをWordに貼り付ける方法

PDFが1ページだけなら簡単ですが、複数ページになると方法を選ぶ必要があります。
Wordに全部見える形で入れたいのか、PDFファイルとして添付したいのかで作業が変わります。

複数ページを見せたいならページごとに画像化する

WordにPDFの複数ページを見える形で入れたい場合は、各ページを画像として挿入します。
オブジェクト挿入では、環境によって1ページ目だけ表示されることがあるため、全ページを見せる用途には向きません。

実務では、PDFをページごとにPNGやJPEGへ変換し、Wordに順番に挿入します。ページ数が多い場合は、1ページずつスクショするより、PDF変換ツールでまとめて画像化したほうが早いです。

Wordに挿入した後は、各画像のサイズをそろえます。画像を選択し、レイアウトを「行内」にしておくと、文章の流れに沿って配置しやすくなります。

注意点は、画像を大量に入れるとWordファイルが重くなることです。メール添付するなら、最終的にPDF化して容量を確認すると安心です。

PDF全体を添付したいならアイコン表示にする

PDFが10ページ以上ある場合、すべてをWordに画像で貼ると文書が重くなり、見づらくなります。
相手にPDF全体を確認してもらいたいなら、アイコン表示で埋め込む方法が向いています。

Wordの「挿入」「オブジェクト」「ファイルから作成」からPDFを選び、「アイコンで表示」にチェックを入れます。文書内にはPDFアイコンが表示され、相手はクリックしてPDFを開けます。

ただし、この方法は相手がWordファイルをデータで開く前提です。紙で印刷して提出する場合や、PDF変換して提出する場合には向きません。

提出先が「Word形式で提出」と指定しているならアイコン添付でもよい場合があります。
一方、「印刷して確認される資料」なら、必要ページだけ画像として貼るほうが親切です。

PDFをWordに貼り付けた後に見やすく整える方法

PDFをWordに貼り付けた後に見やすく整える方法

PDFを貼れたとしても、サイズが合わない、文字が小さい、文章が回り込むなどで見づらくなることがあります。
貼り付け後の調整までやると、提出資料として使いやすくなります。

画像の文字が読めるサイズに調整する

PDFを画像として貼ったあと、ページに収めることだけを考えると文字が小さくなりがちです。
でも、読み手にとって重要なのは「ページ内に入っているか」ではなく「読めるか」です。

実務では、貼り付けた画像を印刷プレビューで確認します。画面上では読めても、紙にすると細かい文字がつぶれることがあります。

文字が小さい場合は、画像を大きくする、Wordの余白を狭くする、必要部分だけトリミングする、横向きページにするなどで対応します。
トリミングとは、画像の不要な余白を切り取ることです。

画像をクリックし、「図の形式」から「トリミング」を選びます。余白や不要なページ端を削ると、同じ紙面でも必要な情報を大きく見せられます。

文章とPDF画像がずれる時はレイアウトを行内にする

Wordに画像を貼ると、文章が回り込んだり、画像が勝手に移動したりすることがあります。
資料提出前に1枚画像を動かしただけで、後ろのページが崩れるとかなり面倒ですよね。

原因は、画像の文字列の折り返し設定です。Wordでは画像を文章の一部として扱うか、自由配置の図として扱うかを選べます。

安定させたい場合は、画像をクリックし、レイアウトオプションで「行内」を選びます。行内にすると、画像が文字と同じ流れで配置されるため、勝手に飛びにくくなります。

自由に配置したい場合は「四角形」や「前面」も使えますが、提出用文書では崩れやすくなります。PDF画像を資料内に整然と並べたいなら、行内が安全です。

PDFをWordに貼り付ける時の方法別メリットと注意点

PDFをWordに貼り付ける時の方法別メリットと注意点

どの方法を選ぶべきか迷う場合は、目的から逆算すると決めやすくなります。
「見せたい」「添付したい」「編集したい」のどれなのかを先に決めましょう。

目的 おすすめ方法 メリット 注意点
PDFの見た目を表示したい 画像として貼り付け 印刷や共有で崩れにくい 文字編集はできない
PDFファイルを同梱したい オブジェクト挿入 Word内にPDFを入れられる 環境によって表示が変わる
PDFの文章を編集したい WordでPDFを開く 編集可能な文書にできる レイアウトが崩れることがある
一部だけ使いたい スクリーンショット 早くて簡単 画質に注意が必要
複数ページを見せたい ページごとに画像化 全ページを表示できる Wordファイルが重くなる

この表を見ても分かる通り、万能な方法はありません。
提出用なら画像、添付用ならオブジェクト、編集用なら変換。この3つを使い分けるだけで、ほとんどの場面は対応できます。

ロロメディア編集部では、クライアント提出資料には画像貼り付け、社内共有資料にはPDFアイコン添付、文章を再利用する場合はWord変換という形で使い分けています。
最初に目的を決めるだけで、やり直しがかなり減りますよ。

Wordに貼ったPDFを印刷・PDF化する時の注意点

Wordに貼ったPDFを印刷・PDF化する時の注意点

Word上ではきれいに見えても、印刷やPDF化で崩れることがあります。
提出前には、必ず最終形式で確認してください。

オブジェクト挿入したPDFはPDF化しても中身が見えないことがある

WordにPDFをアイコンとして入れた場合、Wordファイル上ではクリックして開けます。
しかし、そのWord文書をPDF化したとき、埋め込んだPDFファイルまで開けるとは限りません。

実務では、WordをPDF化して提出するなら、見せたいPDFページは画像として貼っておくべきです。アイコンだけ残っても、提出先が中身を確認できない可能性があります。

Microsoftコミュニティでも、Wordにオブジェクトとして挿入したものが、後からPDF変換した際に保持されない場合があるという指摘があります。環境や変換方法によって変わるため、過信しないほうが安全です。

提出前には、WordからPDFとして保存し、そのPDFを開いて確認します。必要なPDFページが見える状態になっているか、アイコンだけになっていないかを必ずチェックしてください。

印刷前に画像の解像度と余白を確認する

PDF画像をWordに貼った資料を印刷すると、文字がにじむ、端が切れる、余白が大きすぎることがあります。
これも提出直前に気づくと焦るポイントです。

原因は、画像の解像度やWordの余白設定です。解像度とは、画像の細かさのことです。低い解像度のスクリーンショットを大きく引き伸ばすと、文字がぼやけます。

印刷用なら、スクリーンショットよりPDFから高画質画像へ変換するほうが安定します。A4いっぱいに表示したい場合は、Wordのレイアウトから余白を狭くし、画像をページ幅に合わせます。

最後に印刷プレビューを開き、端が切れていないか、文字が読めるかを確認してください。可能なら1ページだけ試し印刷してから本番印刷すると安心です。

PDFをWordに貼り付ける時によくある失敗と直し方

PDFをWordに貼り付ける時によくある失敗と直し方

PDF貼り付けの失敗は、原因が分かればすぐ直せることが多いです。
ここでは、実務で起きやすいトラブルに絞って対処法を整理します。

PDFが1ページ目しか表示されない時の直し方

複数ページのPDFをWordに挿入したのに、1ページ目しか見えないことがあります。
これは不具合というより、オブジェクト挿入の表示仕様に近い現象です。

Word上で複数ページPDFをそのまま全ページ表示させるのは苦手です。
そのため、全ページを見せたいなら、PDFをページごとに画像化して挿入する必要があります。

具体的には、PDFを画像変換し、1ページ目、2ページ目、3ページ目という順番でWordに貼ります。ページ番号や見出しを付けると、読み手も確認しやすくなります。

「PDFファイル全体を添付できればよい」なら、アイコン表示で十分です。
「全ページを紙面上に見せたい」なら、画像化が正解です。

貼り付けたPDF画像がぼやける時の直し方

スクリーンショットで貼ったPDF画像がぼやける場合、撮影時の表示倍率が低い可能性があります。
小さく表示したPDFを切り取って、Word上で大きく伸ばすと文字が荒くなります。

対処法は、PDFを拡大表示してからスクリーンショットを撮ることです。たとえばPDFを150%や200%に拡大し、必要な範囲を切り取ると、貼り付け後も読みやすくなります。

ページ全体をきれいに見せたい場合は、スクリーンショットではなくPDFを画像に変換しましょう。PNG形式のほうが文字や線がくっきりしやすいです。

Wordに貼った後に画像をさらに拡大しすぎないことも大切です。必要部分だけ切り出して、適切なサイズで配置するほうがきれいに仕上がります。

PDFを貼るとWordファイルが重くなる時の直し方

PDF画像を何枚も貼ると、Wordファイルが急に重くなることがあります。
保存に時間がかかる、メールで送れない、開くのに時間がかかる場合は、画像容量が原因かもしれません。

Wordには画像を圧縮する機能があります。画像をクリックし、「図の形式」から「画像の圧縮」を選びます。印刷用なら高めの品質、メール用なら画面表示向けに調整します。

ただし、圧縮しすぎると文字が読みにくくなります。
圧縮後は、必ず拡大表示と印刷プレビューで確認してください。

ページ数が多いPDFをすべてWordに貼る必要がない場合は、必要ページだけ画像貼り付けし、全文PDFは別添にする方法もあります。読みやすさとファイル容量のバランスを取りましょう。

社外提出用のWord資料にPDFを入れる時の実務ポイント

社外提出用のWord資料にPDFを入れる時の実務ポイント

社外へ出すWord資料では、相手の環境で見えるかどうかが重要です。
自分のPCで開けるだけでは不十分です。

相手に見せたいページは画像として貼る

社外提出で一番避けたいのは、相手が開いたときにPDF部分が見えないことです。
特に見積書、証明書、図表、契約条件など、確認してほしい情報がPDF内にある場合は、画像として貼るほうが安全です。

オブジェクト挿入は便利ですが、相手のWordやPDFビューアー環境によって見え方が変わります。セキュリティ設定で埋め込みファイルが開けない会社もあります。

実務では、本文で説明する重要ページは画像で貼り、原本PDFは別添またはアイコン添付にします。こうすると、Word上でも内容が見え、必要ならPDF原本も確認できます。

提出前には、自分宛てにメール添付して開き直すとよいです。別端末で確認できれば、相手側でのトラブルも減らせます。

編集されたくない資料はWordではなくPDFで提出する

WordにPDFを貼った資料をそのまま送ると、相手が編集できる状態になります。
社外提出で内容を固定したい場合は、最終版をPDF化して送るほうが安全です。

ただし、Word内にPDFをオブジェクトとして埋め込んでいる場合、PDF化したときにその中身が維持されない可能性があります。だから、PDF化前に必要なページは画像として見える状態にしておく必要があります。

提出用の流れとしては、Wordで本文を作成し、必要なPDFページを画像として貼り、レイアウトを整え、最後にWord全体をPDFとして保存します。
その後、完成したPDFを開いて、貼り付けた部分が読めるか確認してください。

編集可能なWordを求められている場合以外は、最終版PDFで提出するほうがレイアウト崩れを防げます。

まとめ:PDFをWordに貼り付ける方法は「見せる・添付する・編集する」で選ぶ

まとめ:PDFをWordに貼り付ける方法は「見せる・添付する・編集する」で選ぶ

PDFをWordに貼り付ける方法は、目的によって正解が変わります。
PDFの見た目をそのまま見せたいなら、画像として貼り付ける方法が最も安定します。スクリーンショットや画像変換を使えば、Word上でも印刷時でも確認しやすくなります。

PDFファイルそのものをWordに入れたいなら、「挿入」「オブジェクト」「ファイルから作成」からPDFを選びます。アイコンで表示すれば、Word文書内に参考資料として同梱できます。ただし、印刷やPDF化では中身が見えないことがあるため、提出用途では注意が必要です。

PDFの文章を編集したいなら、WordでPDFを開いて変換します。文字中心のPDFなら便利ですが、表や画像が多いPDFではレイアウトが崩れることがあります。変換後は必ず全体を見直しましょう。

表示されない、真っ白になる、1ページ目しか出ない、アイコンが変に表示されるといったトラブルは、貼り付け方法を変えるだけで解決することが多いです。
提出用なら画像貼り付け、共有用ならオブジェクト挿入、編集用ならWord変換。この3つを使い分ければ、PDFとWordの作業で迷う時間をかなり減らせます。

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