物流業の集客戦略とマーケ手法の成功事例と失敗事例を紹介

物流業の集客は、以前のように「紹介待ち」だけではかなり厳しくなっています。特に最近は、運送会社・倉庫業・3PL(物流業務をまとめて代行するサービス)・軽貨物など、どの分野でも競合が増えました。

その結果、「価格を下げないと案件が取れない」「問い合わせは来るのに利益が残らない」「営業を増やしても新規が続かない」という状態に入っている会社も少なくありません。

ロロメディア編集部でも物流関連の集客相談を受けることがありますが、実際に多いのは「広告を出したのに問い合わせゼロ」「ホームページを作ったのに誰も見ていない」というケースです。しかも、社内では「やっぱりWebは意味ないな」という空気になり、そこで施策が止まってしまう。

ただ、実際には逆です。

物流業こそ、Web集客とコンテンツ設計の差で案件獲得数が大きく変わります。特に今は、荷主企業側が「まず検索する」流れになっているため、検索結果に出てこない会社は比較対象にすら入っていません。

この記事では、物流業で成果が出た集客施策と、逆に失敗したパターンをかなり実務ベースで解説します。抽象論ではなく、「実際どう動けば案件につながるのか」がわかる内容まで落とし込みます。

目次

物流業の集客で成果が出ない原因と改善ポイント

物流業の集客で成果が出ない原因と改善ポイント

物流業の集客が伸びない会社には、かなり共通点があります。しかも、多くの場合「広告費不足」ではなく、集客導線の設計ミスです。

特に危険なのが、「会社案内ホームページ」を作って満足してしまうケース。これは本当に多い。

実際、荷主企業の担当者は、運送会社の沿革をじっくり読むことはほぼありません。それよりも、「この会社は何が得意か」「どのエリア対応か」「緊急対応できるか」「冷凍対応か」「倉庫連携あるか」を見ています。

ここがズレると、アクセスが来ても問い合わせになりません。

物流会社のホームページが問い合わせにつながらない原因

よくあるのが、トップページに「安全第一」「全国対応」「迅速配送」しか書いていないパターンです。

これ、業界内では普通に見えます。でも荷主側からすると、違いがわからないんですよ。

たとえば食品メーカーの担当者が「冷凍配送 埼玉」で探していたとします。そのときに、

・温度帯対応
・配送可能エリア
・最短対応時間
・冷凍車両台数
・誤配送対策
・過去の配送実績

ここまで具体的に書いてある会社は、かなり問い合わせ率が高いです。

逆に「高品質物流サービス」だけでは比較対象から外れます。

ロロメディア編集部でも実際に確認しましたが、物流系サイトは“専門性の見える化”でCV率(問い合わせ率)が大きく変わります。

「何を運べるか」より「誰の課題を解決できるか」が重要

物流業界は「運ぶ」ことがサービスですが、荷主が買っているのは実は“安心”です。

ここを理解していないと、集客がずっとズレます。

たとえば医療機器配送を探している企業は、「配送できますか?」ではなく、「精密機器の破損リスクを減らせるか」を見ています。

EC企業なら、「波動対応できますか?」を気にしています。波動とは繁忙期に出荷量が急増する状態です。

つまり、物流会社側は「サービス説明」ではなく、「課題解決説明」をしないといけません。

実際、問い合わせが増えた会社は、

「Amazonセール時の出荷波動対応」
「温度管理ミス防止」
「当日配送対応」
「夜間積込可能」

など、かなり具体的に書いています。

ここまで踏み込むと、荷主側は「この会社、話が通じそうだな」と感じます。

SEOを使った物流業の集客方法と実務レベルのやり方

SEOを使った物流業の集客方法と実務レベルのやり方

物流業のSEOは、実はかなりチャンスがあります。

理由はシンプルで、競合が弱いからです。

特に中小物流会社は、まだSEOに本格投資していないケースが多い。そのため、正しく記事設計すると問い合わせが取れます。

ただし、「物流とは」「運送業とは」みたいな記事を書いても意味がありません。

物流業で狙うべき検索キーワードの考え方

重要なのは、荷主が困って検索する言葉です。

たとえば、

検索キーワード検索ユーザーの状態
冷凍配送 東京すぐ依頼先を探している
EC物流 外注委託検討段階
当日配送 法人緊急案件の可能性
倉庫保管 小ロット比較検討している
医療機器 配送会社専門物流を探している

このように、「困りごと検索」は問い合わせに直結します。

逆に、「物流業界とは」「運送の歴史」などはアクセスが増えても案件につながりません。

ここ、かなり重要です。

アクセス数だけ増えて、「全然問い合わせ来ないんだけど…」と止まる物流会社は本当に多い。

地域SEOが物流業で強い理由

物流業は地域性が強いため、地域SEOがかなり有効です。

たとえば、

「軽貨物 東京」
「倉庫保管 埼玉」
「チャーター便 千葉」

こういう検索は案件化しやすい。

実際に成果が出ている会社は、エリアページをかなり細かく作っています。

「埼玉対応」だけではなく、

「戸田市の冷凍配送」
「川口市のEC物流」
「草加市の当日配送」

など、細かく分けている。

ここで重要なのは、単なる量産ページにしないことです。

配送事例や対応実績を書きます。

「戸田市の食品メーカー様で、冷凍配送の誤配送率を改善」
みたいな具体例があると、検索エンジン評価も上がりやすい。

物流業で実際に成功した集客事例

物流業で実際に成功した集客事例

物流業の集客は、「派手な広告」より「信頼形成」が強いです。

特にBtoB(法人向け取引)は、問い合わせ前にかなり調べられています。

ブログ記事で月20件以上の問い合わせを獲得した事例

ある中堅物流会社では、以前はテレアポ中心でした。

ただ、営業担当が疲弊していました。電話しても「間に合ってます」で終わる。しかも新人が辞める。

そこで始めたのがSEO記事です。

ただし、記事内容をかなり現場寄りにしました。

たとえば、

「EC物流で誤出荷が増える原因」
「物流倉庫で在庫差異が起きる理由」
「冷凍配送で温度逸脱が発生するタイミング」

こういう記事です。

面白いのが、荷主側はかなり実務検索しています。

物流責任者は、「今困ってること」を検索するからです。

結果として、「この会社わかってるな」となり、問い合わせにつながった。

しかもSEO経由は、価格競争になりにくい。

なぜなら、“専門性”で選ばれているからです。

YouTube活用で採用と案件獲得を両立した事例

物流業界は人手不足が深刻です。

そのため、「案件を取っても人がいない」という問題が起きます。

ここで成果が出ていたのが、現場動画でした。

たとえば、

・倉庫作業風景
・積込オペレーション
・配送ルート管理
・安全対策
・ドライバー密着

こういう動画です。

最初は再生数が少なくても問題ありません。

むしろ、荷主企業は再生数より「現場感」を見ています。

ある会社では、「動画で現場の整理整頓を見て問い合わせした」というケースが実際にありました。

物流は“事故リスク”を嫌われる業界です。

だからこそ、「ちゃんとしてそう」が強い。

ここ、SNS時代でかなり重要になっています。

物流業のWeb広告で失敗しやすいポイント

物流業のWeb広告で失敗しやすいポイント

物流業界は、広告で失敗する会社がかなり多いです。

特に「とりあえずリスティング広告を出す」が危険。

リスティング広告とは、Google検索上部に出る広告です。

「物流会社」で広告を出して失敗する理由

たとえば「物流会社」というキーワード。

一見良さそうですが、実はかなり危険です。

理由は、検索意図が広すぎるから。

・就職活動
・業界研究
・競合調査
・営業リスト探し

など、案件につながらないアクセスも大量に混ざります。

結果、広告費だけ消えます。

実際にあったケースでは、月30万円使って問い合わせゼロでした。

しかも社内では、
「Web広告はダメ」
という結論になってしまった。

ただ、問題は広告ではなくキーワード設計です。

問い合わせにつながる広告設計のやり方

成果が出る会社は、「具体検索」を狙います。

たとえば、

「医療機器 配送会社」
「EC物流 外注」
「冷凍配送 緊急」

などです。

ここは案件温度が高い。

さらに重要なのがLP(ランディングページ)です。

広告をクリックした先で、

「対応エリア」
「対応温度帯」
「配送実績」
「対応時間」
「事故率」

がすぐ見える必要があります。

ここで会社概要だけ見せると、かなり離脱します。

物流業は「比較される前提」で設計しないと厳しいです。

物流業のSNS集客で成果が出る会社の特徴

物流業のSNS集客で成果が出る会社の特徴

物流業とSNSは相性悪そうに見えるかもしれません。

でも実際は逆です。

特に最近は、「会社の雰囲気」を見られています。

ドライバー不足時代はSNSが採用に直結する

物流業界では、採用コスト高騰がかなり問題になっています。

求人媒体に毎月数十万円かけても応募ゼロ、というケースも珍しくありません。

その一方で、SNSから応募が来る会社があります。

違いは、“人”を見せているかです。

たとえば、

「ドライバーの1日」
「倉庫作業の流れ」
「新人研修」
「事故防止会議」

こういう投稿です。

現場感がある会社は、求職者に安心感を与えます。

逆に、
「アットホームです!」
だけだと信じてもらえません。

実際の空気感を出している会社は強い。

TikTokやInstagramが物流業で意外と強い理由

最近増えているのが、短尺動画です。

特に、

・フォークリフト作業
・大型車両
・倉庫自動化
・配送密着

などは再生されやすい。

しかも物流業は“映像映え”します。

荷主担当者も、意外とSNSを見ています。

実際、「Instagram見て問い合わせました」というケースは増えています。

ここで重要なのは、“広告感”を消すこと。

営業臭が強い投稿は伸びません。

現場をそのまま見せるほうが信頼されます。

物流業でやってはいけない集客施策

物流業でやってはいけない集客施策

物流業の集客で危険なのは、「他社の真似」です。

業界内で流行っている施策をそのまま入れると失敗します。

安さ訴求だけで集客すると利益が崩壊する

これはかなり多い失敗です。

「業界最安」
「格安配送」
「低価格物流」

これを前面に出すと、価格だけで比較されます。

結果として、

・値下げ要求
・利益圧迫
・ドライバー負担増
・品質低下

につながります。

しかも、一度安さで集客すると抜け出しにくい。

ロロメディア編集部でも、価格訴求だけで案件を増やした結果、現場崩壊したケースを見ています。

物流業は“継続取引”が利益です。

だからこそ、「安い」より「安心」を売ったほうが長く残ります。

更新されないホームページは逆効果になる

意外と多いのがこれです。

最終更新が3年前。

これ、荷主側から見るとかなり不安になります。

特に物流は、
「今ちゃんと動いてる会社か」
を見られる。

そのため、

・配送事例
・採用情報
・車両追加
・対応エリア拡大

などを更新していく必要があります。

難しく考えなくて大丈夫です。

月2本でも変わります。

動いている会社感が出るだけで信頼度が上がります。

物流業で今後伸びるマーケティング戦略

物流業で今後伸びるマーケティング戦略

物流業は、今後さらに「情報格差」が広がります。

つまり、発信している会社だけが選ばれる。

これはかなり加速しています。

専門特化型の物流会社が強くなる

今後は総合型より、専門型が強いです。

たとえば、

・医療物流
・EC物流
・冷凍冷蔵物流
・アパレル物流
・精密機器配送

などです。

理由は、検索されやすいから。

さらに専門特化すると、SEOでもSNSでも強い。

「なんでもできます」
より、
「医療機器配送専門」
のほうが記憶に残ります。

コンテンツ資産を持つ会社が問い合わせを独占する

物流業界では、まだコンテンツ競争が弱いです。

だから今やる価値があります。

特に、

「物流ノウハウ」
「事故防止」
「倉庫改善」
「配送品質向上」

などを発信している会社は、かなり差別化できます。

荷主担当者は、問い合わせ前に調べています。

そのときに、
「この会社、現場理解あるな」
と思われることが強い。

結局、物流業の集客は“信用の積み上げ”です。広告だけでは続きません。

まとめ

まとめ

物流業の集客は、「営業力」だけで決まる時代ではなくなっています。

特に今は、荷主企業側が検索し、比較し、SNSを見て判断しています。そのため、Web上で専門性と信頼感を伝えられる会社が強い。

逆に、

・会社案内だけのサイト
・更新停止したホームページ
・価格訴求だけの広告
・誰向けかわからない発信

こういった状態だと、問い合わせが増えません。

一方で成果が出ている会社は、

・困りごと検索を狙うSEO
・専門特化型コンテンツ
・現場感のあるSNS
・具体的な配送事例発信

を積み上げています。

物流業界は、まだマーケティング競争がそこまで激しくありません。

だからこそ、今の段階で正しく情報発信を始める会社はかなり有利です。

「うちは紹介だけだから」
と思っていた会社ほど、Web集客がハマるケースがあります。

実際、検索から問い合わせが入るようになると、営業の空気が変わります。案件の取り方が“追う営業”から“選ばれる営業”に変わるからです。

参考記事:
国土交通省 物流DX・物流標準化の推進について
船井総研ロジ 物流業界の営業戦略と新規開拓
ferret BtoBマーケティングの基本

今週のベストバイ

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