WindowsでUbuntuを使っていると、「いま入っているUbuntuって何のバージョンだっけ?」と急に確認したくなる場面があります。Dockerの設定、Node.jsやPythonの導入、社内手順書の確認、エラー調査の途中で、Ubuntu 20.04なのか22.04なのか24.04なのかが分からず、作業が止まることがありますよね。
特にWSLを使っている場合、ややこしいのは「Ubuntuのバージョン」と「WSLのバージョン」が別物だという点です。PowerShellで見えるWSL 1やWSL 2と、Ubuntu 22.04 LTSのようなOSバージョンは意味が違います。ここを混同すると、手順書どおりにコマンドを打っているのに動かない、パッケージが入らない、チーム内で環境差分が出る、という地味に痛いトラブルになります。
ロロメディア編集部でも、Windows環境で開発確認をするときは、最初にUbuntuのバージョン、WSLの種類、ディストリビューション名を必ず確認します。最初の30秒を惜しむと、あとで30分溶けるからです。この記事では、PowerShell、Windows Terminal、Ubuntuターミナル別に、実務で迷わない確認方法をまとめます。
Ubuntuのバージョン確認で最初に見るべきコマンド

Ubuntuのバージョンを確認したいなら、まずUbuntu側のターミナルで次のコマンドを実行してください。
lsb_release -a
このコマンドで、Ubuntuのバージョン番号、コードネーム、ディストリビューション情報を確認できます。Ubuntuの公式ドキュメントでも、OS情報の確認には lsb_release や /etc/os-release が使われる場面があり、実務でも最初に見る定番の確認方法です。
lsb_release -aで確認できる内容
作業手順書の途中で「Ubuntu 22.04以上が必要」と書かれていると、そこで一瞬止まりますよね。画面には黒いターミナルが開いているけれど、自分の環境が条件を満たしているのか分からない。この場面で一番早いのが lsb_release -a です。
実行すると、だいたい次のような情報が表示されます。
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 22.04.5 LTS
Release: 22.04
Codename: jammy
見るべき場所は Description と Release です。Description にはUbuntuの正式な表示名、Release にはバージョン番号が出ます。社内手順書に記録するなら、「Ubuntu 22.04.5 LTS」のように Description の内容をそのまま書くと伝わりやすいです。
Codename はコードネームです。Ubuntu 22.04ならjammy、24.04ならnobleのように表示されます。普段の業務では番号のほうが使いやすいですが、Linux系の記事やパッケージリポジトリではコードネームで説明されることもあります。
/etc/os-releaseは軽くて確実に見られる
lsb_release が入っていない環境や、最小構成のコンテナに近い環境では、次のコマンドを使います。
cat /etc/os-release
このファイルには、Ubuntuの名前やバージョン情報がテキストで入っています。コマンドというより、OS情報が書かれたファイルを読むイメージです。
表示例はこんな感じです。
PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.2 LTS"
NAME="Ubuntu"
VERSION_ID="24.04"
VERSION="24.04.2 LTS (Noble Numbat)"
VERSION_CODENAME=noble
ID=ubuntu
実務で見るなら、PRETTY_NAME と VERSION_ID だけで十分です。PRETTY_NAME は人が読むための表示名、VERSION_ID はバージョン番号になります。エラー調査の共有では、この2つを貼れば相手が状況を把握しやすくなります。
PowerShellでWSL上のUbuntuを確認する方法

Windowsユーザーが混乱しやすいのは、PowerShellでUbuntuの中身まで確認できるのか、という点です。結論から言うと、PowerShellではWSLに入っているLinuxディストリビューション一覧やWSL 1/2の確認ができます。
ただし、PowerShellだけでUbuntuの細かいOSバージョンまで常に見えるわけではありません。Ubuntuの22.04や24.04を確認したい場合は、PowerShellからUbuntuのコマンドを呼び出すか、Ubuntuターミナルに入って確認します。
wsl -l -vでUbuntuの名前とWSLバージョンを見る
Windows側でまず確認するなら、PowerShellを開いて次を実行します。
wsl -l -v
Microsoft公式のWSL基本コマンドでも、インストール済みディストリビューションやWSLバージョンを確認するコマンドとして案内されています。ここで見える VERSION は、Ubuntu 22.04のようなUbuntu自体のバージョンではなく、WSL 1かWSL 2かを示す数字です。
表示例は次のようになります。
NAME STATE VERSION
* Ubuntu-22.04 Running 2
Ubuntu-24.04 Stopped 2
この画面では、Ubuntu-22.04 や Ubuntu-24.04 という名前から、どのUbuntuを入れているか推測できます。ただし、名前はMicrosoft Store上のディストリビューション名であり、実際の中身のアップグレード状況とはズレる場合があります。
たとえば、Ubuntu-20.04 という名前のまま、中でリリースアップグレードしているケースもありえます。だから、最終確認はUbuntuの中で lsb_release -a を実行するのが安全です。
PowerShellからUbuntuのバージョン確認コマンドを直接実行する
Ubuntuターミナルを開くのが面倒なときは、PowerShellから次のように実行できます。
wsl lsb_release -a
これで、既定のWSLディストリビューション内で lsb_release -a が実行されます。既定とは、wsl とだけ打ったときに起動するLinux環境のことです。
複数のUbuntuを入れている場合は、対象を指定します。
wsl -d Ubuntu-22.04 lsb_release -a
-d はディストリビューションを指定するオプションです。Ubuntu-22.04 の部分は、先ほどの wsl -l -v で表示された名前に合わせます。社内で複数環境を使い分けている人は、この指定を入れないと別のUbuntuを見てしまうことがあります。
Windows TerminalでUbuntuのバージョンを確認する方法

Windows Terminalを使っている人は、PowerShell、コマンドプロンプト、Ubuntuをタブで切り替えて使っていることが多いはずです。ここで大事なのは、「今どのタブにいるか」を最初に確認することです。
ターミナル画面が似ているため、PowerShellにいるつもりでLinuxコマンドを打ったり、UbuntuにいるつもりでWindowsコマンドを打ったりします。作業中にエラーが出て焦る原因は、コマンドそのものではなく、開いている環境違いだったりします。
Ubuntuタブを開いて確認する手順
Windows TerminalでUbuntuタブを開いたら、次のコマンドを実行します。
lsb_release -a
または、次のコマンドでも確認できます。
cat /etc/os-release
この方法が一番シンプルです。PowerShellからWSLを呼び出すよりも、Ubuntuの中に入っている状態なので、Linuxコマンドの結果をそのまま確認できます。
画面のプロンプトに $ が表示されていたり、ユーザー名のあとにUbuntu環境のホスト名が出ていたりすれば、Ubuntu側にいる可能性が高いです。一方、PS C:\Users\...> と表示されているならPowerShellです。ここを見れば、いま何を操作しているか判断しやすくなります。
複数Ubuntuを使っているならタブ名だけで判断しない
Windows Terminalでは、タブ名にUbuntuとだけ表示されることがあります。これが少し厄介です。Ubuntu 20.04、22.04、24.04を複数入れていると、タブ名だけでは中身が分かりません。
実務では、タブを開いた直後に次を打つ癖をつけると安全です。
cat /etc/os-release | grep PRETTY_NAME
表示が1行だけになるので、確認が早いです。
PRETTY_NAME="Ubuntu 24.04.2 LTS"
開発案件ごとに環境を分けている場合、バージョン違いは本当に事故になります。A案件ではUbuntu 22.04、B案件では24.04を使っているのに、同じターミナル感覚でパッケージを入れる。あとで「自分の環境だけ動かない」となり、原因調査に時間を使うことになります。
UbuntuのバージョンとWSLのバージョンの違い

ここは必ず押さえてください。UbuntuのバージョンとWSLのバージョンは別物です。
Ubuntu 22.04や24.04は、LinuxディストリビューションとしてのUbuntuのリリース番号です。一方、WSL 1やWSL 2は、Windows上でLinuxを動かす仕組みの種類を表します。
比較表で見るUbuntuバージョンとWSLバージョンの違い
作業中にエラーが出たとき、「WSL2です」とだけ伝えても、相手はUbuntuのバージョンを判断できません。逆に「Ubuntu 22.04です」と言っても、WSL 1なのかWSL 2なのかは分かりません。
| 確認したいこと | 例 | 確認コマンド | 実務で使う場面 |
|---|---|---|---|
| Ubuntuのバージョン | Ubuntu 22.04.5 LTS | lsb_release -a | パッケージ導入、手順書確認 |
| OS情報ファイル | PRETTY_NAME Ubuntu 24.04.2 LTS | cat /etc/os-release | 軽量環境、エラー共有 |
| WSLの種類 | WSL 1 または WSL 2 | wsl -l -v | Docker、ネットワーク、ファイル速度確認 |
| WSL本体の状態 | WSLのバージョン情報 | wsl --version | WSL自体の更新確認 |
| 既定のUbuntu | wslで起動する環境 | wsl -l -v | 複数環境の切り分け |
この表を見れば、どのコマンドを打てばいいか迷いにくくなります。特にDocker Desktopや開発環境の相談では、UbuntuのバージョンとWSLの種類をセットで伝えると話が早いです。
WSL 2だからUbuntuが新しいとは限らない
「WSL 2を使っているから新しいUbuntuのはず」と考える人がいますが、これは違います。WSL 2は実行基盤の話で、Ubuntuのリリース番号とは別です。
たとえば、WSL 2上でUbuntu 20.04を使うこともできますし、WSL 2上でUbuntu 24.04を使うこともできます。反対に、古い環境ではWSL 1のままUbuntuを動かしている場合もあります。
MicrosoftのWSLは、Windows上でLinux環境を直接扱える仕組みです。公式ドキュメントでも、LinuxのコマンドラインツールやアプリケーションをWindows上で動かせるものとして説明されています。 だからこそ、Windows側のWSL確認とUbuntu側のOS確認を分けて考える必要があります。
バージョン確認コマンドが使えないときの対処法

Ubuntuで lsb_release -a を打ったのに、command not foundと出ることがあります。初めて見ると焦りますが、これは珍しいことではありません。最小構成の環境や、パッケージが入っていない環境では起きます。
この場合、すぐにインストールしようとする前に、まず /etc/os-release を見てください。多くのLinux環境では、このファイルでOS情報を確認できます。
lsb_releaseが使えないときはos-releaseを見る
作業中に lsb_release が使えないと、手順書どおりに進まず止まりますよね。急いでいると「壊れているのでは」と思いがちですが、まずは次を実行してください。
cat /etc/os-release
これでUbuntuのバージョン情報が表示されれば、確認としては十分です。社内チャットで共有するなら、PRETTY_NAME の行だけコピーすれば伝わります。
必要に応じて、次のように1行だけ抜き出せます。
grep PRETTY_NAME /etc/os-release
この方法は、手順書に入れておくと親切です。lsb_release -a だけ書いてある記事は多いですが、実務では使えない環境もあります。代替コマンドまで書いておくと、初心者が止まりません。
lsb-releaseをインストールする方法
どうしても lsb_release を使いたい場合は、パッケージを入れます。
sudo apt update
sudo apt install lsb-release
sudo は管理者権限で実行するためのコマンドです。パッケージを追加するときに使います。実行するとパスワードを求められることがありますが、入力しても画面には文字が表示されません。これは正常です。
ただし、バージョン確認だけが目的なら、無理に入れなくても大丈夫です。/etc/os-release で確認できれば、実務上は十分な場面が多いでしょう。社内PCでパッケージ追加に制限がある場合は、勝手に入れずに管理者へ確認してください。
UbuntuのLTSかどうかを確認する方法

Ubuntuのバージョン確認で、もう一つ大事なのがLTSかどうかです。LTSはLong Term Supportの略で、長期サポート版という意味になります。業務利用では、基本的にLTSを選ぶほうが安定しやすいです。
Ubuntu公式では、LTSは2年ごとにリリースされ、標準セキュリティメンテナンスが5年間提供されると説明されています。企業利用や長期プロジェクトでは、このサポート期間がかなり重要です。
DescriptionにLTSがあるかを見る
確認方法はシンプルです。
lsb_release -a
表示された Description にLTSが入っていれば、LTS版です。
Description: Ubuntu 24.04.2 LTS
この場合はUbuntu 24.04 LTSです。逆にLTSが付いていないリリースは、短期サポートの通常版である可能性があります。検証用途ならよいですが、長く使う開発環境や社内手順書の前提にするなら注意してください。
Ubuntu公式のリリース情報では、LTSとInterimの2種類があり、Interimリリースはメンテナンス期間が短いとされています。長く使う業務環境では、LTSかどうかを確認しておくと後で困りにくくなります。
業務環境ではLTSを前提に手順書を作る
社内でUbuntuの手順書を書くなら、対象バージョンを必ず明記してください。たとえば「Ubuntuで実行」ではなく、「Ubuntu 22.04 LTSで確認」と書く形です。
これを書かないと、読んだ人がUbuntu 20.04、22.04、24.04のどれで実行すればよいか分かりません。パッケージ名、標準のPythonバージョン、ライブラリの挙動が変わることもあるので、バージョン差分は軽く見ないほうがいいです。
ロロメディア編集部で技術系の確認手順を作るときも、最初に「検証環境」を書きます。OS、バージョン、WSL 1/2、Windowsの種類。この4つがあるだけで、再現性が一気に上がります。
Windows側からUbuntuの一覧と既定環境を確認する方法

WSLを長く使っていると、いつの間にかUbuntuが複数入っていることがあります。Microsoft StoreからUbuntuを入れたあと、Ubuntu 22.04も追加し、さらに検証用で24.04を入れる。気づくと、どれが普段使いか分からなくなります。
この状態で wsl とだけ打つと、既定のディストリビューションが起動します。つまり、自分が想定していたUbuntuとは別の環境を触っている可能性があるわけです。
インストール済みUbuntuを一覧表示する
PowerShellで次を実行します。
wsl -l -v
表示された一覧のうち、先頭に * が付いているものが既定のディストリビューションです。
NAME STATE VERSION
* Ubuntu Running 2
Ubuntu-22.04 Stopped 2
Ubuntu-24.04 Stopped 2
この例では、Ubuntu が既定です。Ubuntu-22.04 や Ubuntu-24.04 を使いたい場合、明示的に指定して起動する必要があります。
wsl -d Ubuntu-24.04
複数環境を持っている人は、この指定を覚えておくとかなり楽です。手順書の検証でも、「どのUbuntuで実行したか」を間違えにくくなります。
既定のUbuntuを変える方法
普段使うUbuntuを変更したい場合は、PowerShellで次を実行します。
wsl --set-default Ubuntu-24.04
Ubuntu-24.04 の部分は、wsl -l -v で表示された名前に置き換えてください。Microsoft公式でも、既定のLinuxディストリビューションを設定するコマンドとして wsl --set-default <Distribution Name> が案内されています。
設定後、次を実行して確認します。
wsl -l -v
* が目的のUbuntuに付いていればOKです。開発案件ごとにUbuntuを変えている場合は、既定を変える前にチームへ確認したほうが安全です。自分の作業効率だけで変えると、手順書やスクリプトの前提とズレることがあります。
Dockerや開発環境でバージョン確認が必要になる場面

Ubuntuのバージョン確認は、単なる情報確認ではありません。実務では、エラー原因の切り分けに直結します。
特にWSL上でDocker、Node.js、Python、Ruby、PHP、MySQLなどを使う場合、Ubuntuのバージョン差によって手順が変わることがあります。パッケージリポジトリの違い、依存ライブラリの違い、標準で入るツールの違いがあるからです。
エラー相談ではUbuntuとWSLの両方を書く
社内チャットで「apt installが失敗します」とだけ書いても、相手は原因を絞れません。Ubuntuのバージョン、WSLの種類、実行したコマンド、エラーメッセージが必要です。
相談するときは、次を貼ると話が早いです。
lsb_release -a
wsl -l -v
さらに、失敗したコマンドとエラー全文を貼ります。スクショだけだと検索しづらいので、できればテキストで共有してください。技術相談では、情報が少ないほど往復が増えます。
提出前の検証作業でエラーが出ると、焦って「とりあえず再インストールしよう」となりがちです。でも、バージョン確認を先にすれば、再インストールしなくても原因が見えることがあります。まず確認、次に切り分け。これが一番早いです。
手順書には確認コマンドを最初に置く
社内向けの開発手順書を作るなら、冒頭に確認コマンドを置いてください。読み手が最初に自分の環境を確認できるようにするためです。
たとえば、次のように書きます。
lsb_release -a
cat /etc/os-release
wsl -l -v
この3つを最初に実行してもらえば、Ubuntuのバージョン、OS情報、WSLの種類が分かります。手順どおりに進まなかった場合も、どこに差分があるか見つけやすいです。
手順書は、詳しすぎる説明より「最初に何を確認すればよいか」が大事です。読者が止まる場所を先回りして潰す。SEO記事でも業務マニュアルでも、ここは同じですね。
Ubuntuのバージョン確認でよくある勘違い

Ubuntuの確認方法自体は簡単ですが、WSLとWindowsが絡むと勘違いが増えます。ここを整理しておくと、無駄な調査を減らせます。
実務で多いのは、PowerShellの表示をUbuntuのバージョンだと思う、WSL 2をUbuntu 2だと勘違いする、Microsoft Storeの名前だけで中身を判断する、というパターンです。
VERSION 2はUbuntu 2ではなくWSL 2
wsl -l -v の結果に出る VERSION 2 は、Ubuntuのバージョンではありません。WSL 2という意味です。
NAME STATE VERSION
Ubuntu-22.04 Running 2
この表示を見て、「Ubuntuのバージョンは2です」と共有してしまう人がいます。実務ではかなり混乱します。Ubuntuのバージョンは、Ubuntu側で lsb_release -a を実行して確認してください。
ここを間違えると、サポート担当やエンジニアとの会話が噛み合いません。相手が聞きたいのはUbuntu 20.04なのか22.04なのか24.04なのかであって、WSL 2かどうかは別の情報です。
uname -aだけではUbuntuのバージョン確認にならない
Linuxでよく使う uname -a も便利ですが、Ubuntuのリリース確認には向きません。
uname -a
このコマンドでは、主にカーネル情報が表示されます。WSLではMicrosoftが管理するカーネル情報が出ることもあり、Ubuntu 22.04なのか24.04なのかを確認する用途には不十分です。
もちろん、カーネル確認が必要な場面では有効です。Dockerや低レイヤーの不具合調査では見ることがあります。ただ、「Ubuntuのバージョンを知りたい」という検索意図なら、まず lsb_release -a か /etc/os-release を使ってください。
GUIでUbuntuのバージョンを確認する方法

WSLではターミナル中心で使う人が多いですが、通常のUbuntuデスクトップを使っている場合は、GUIからも確認できます。Windows上の仮想マシンや別PCにUbuntuを入れている人は、この方法のほうが早いかもしれません。
ただし、WSLユーザー向けの記事としては、基本はコマンド確認をおすすめします。手順を共有しやすく、スクショに頼らずテキストで残せるからです。
Ubuntuデスクトップでは設定画面から確認できる
Ubuntuデスクトップでは、設定アプリから「このシステムについて」のような画面を開くと、OS名やバージョンを確認できます。画面名はUbuntuのバージョンや日本語表示によって少し変わることがあります。
GUI確認は、社内の非エンジニア向けには分かりやすい方法です。たとえば、Linux端末に慣れていない人へ「設定画面のバージョンを教えてください」と依頼するほうが早い場面もあります。
ただ、開発チームで環境情報を共有するなら、コマンド結果のほうが正確です。テキストで貼れるため、検索や履歴確認もしやすくなります。実務では、GUIで見たあとに cat /etc/os-release の結果も残すと安心です。
まとめ

Ubuntuのバージョン確認で最初に使うべきコマンドは、Ubuntuターミナルで実行する lsb_release -a です。もし使えない場合は、cat /etc/os-release を実行してください。PRETTY_NAME や VERSION_ID を見れば、Ubuntu 22.04 LTSや24.04 LTSのような情報を確認できます。
WSL/Windowsユーザーは、PowerShellで wsl -l -v も確認しましょう。ただし、ここに出る VERSION 2 はUbuntuのバージョンではなく、WSL 2という意味です。UbuntuのOSバージョンと、WSL 1/2は別物として扱ってください。
複数のUbuntuを入れている場合は、wsl -d Ubuntu-24.04 lsb_release -a のように対象ディストリビューションを指定すると安全です。既定の環境を変えたいときは、wsl --set-default ディストリビューション名 を使います。
開発環境や社内手順書では、Ubuntuのバージョン、WSLの種類、実行したコマンド、エラー内容をセットで残すことが大事です。最初の確認を丁寧にするだけで、環境差分によるトラブルはかなり減らせます。
参考記事:















