リファラURLとは?使い方と確認方法から設定方法を解説

リファラURLとは、ユーザーが今のページに来る直前に見ていたページのURLのことです。たとえば、Aサイトの記事に貼られたリンクをクリックして自社LPに来た場合、自社LP側から見ると「Aサイトの記事URL」がリファラURLになります。

Web広告やSEOを見ていると、GA4で流入元が referral になっている、アフィリエイトASPの管理画面でリファラが空欄になる、GTMで除外条件を作りたいのに URL が取れない。こういう場面、ありますよね。レポート提出前に数字が合わず、管理画面を何度も開き直して焦る原因になりがちです。

リファラURLは便利ですが、万能ではありません。ブラウザの仕様、サイト側のReferrer-Policy、HTTPSからHTTPへの遷移、アプリ内ブラウザ、広告クリック、プライバシー制限によって、取得できたりできなかったりします。ここを理解しないまま「リファラで全部判定しよう」とすると、計測漏れや誤除外が起きます。

この記事では、リファラURLの意味、GA4やGTMでの確認方法、広告・SEO・アフィリエイトでの使い方、取得できない原因、設定時の注意点まで、実務でそのまま使える形で解説します。

目次

リファラURLとは直前に見ていたページのURLを指す情報

リファラURLとは直前に見ていたページのURLを指す情報

リファラURLは、ユーザーがリンクをクリックしてページへ移動したときに、移動先のサイトへ渡される「どこから来たか」の情報です。英語では Referrer と呼ばれますが、HTTPヘッダー上では歴史的な綴りの都合で Referer と表記されます。

たとえば、ユーザーが「https://example.com/blog」から「https://your-site.jp/lp」に移動した場合、your-site.jp 側では example.com/blog がリファラURLとして取得される可能性があります。MDNでも、Refererヘッダーはリクエスト元のページを識別するために使われ、分析やログなどに利用できると説明されています。

ただし、リファラURLは必ず渡される情報ではありません。リンク元のサイトが制限していたり、ブラウザやアプリが情報を削っていたり、ユーザーが直接URLを入力した場合は取得できないことがあります。実務では「取れる前提」ではなく「取れたら判断材料になる情報」として扱うのが正解です。

リファラURLと流入元の違い

リファラURLと流入元は似ていますが、同じ意味ではありません。リファラURLは具体的なページURLで、流入元はそれを分析しやすいように分類した情報です。

GA4でいう source や medium は、リファラURL、UTMパラメータ、広告情報などをもとに分類されます。GoogleのAnalyticsヘルプでも、ユーザーは広告キャンペーン、検索エンジン、SNSなどさまざまなソースから訪問し、Analyticsはキャンペーンやトラフィックソース情報を処理してレポートすると説明されています。

実務で見ると、次のように分けるとわかりやすいです。

項目意味
リファラURL直前にいたページのURLhttps://media.example.com/article01
参照元 sourceどのサイト・媒体から来たかgoogle、x.com、example.com
メディア medium流入の種類organic、referral、cpc、email
キャンペーン campaign施策名summer_sale、line_push、affiliate_001
ランディングページ最初に着地したページ/lp/service/

リファラURLは「どのページから来たか」を見るときに便利です。一方で、広告やメルマガの施策別成果を見るなら、リファラURLだけでは足りないためUTMパラメータを併用します。

リファラURLが実務で使われる場面

リファラURLが実務で使われる場面

リファラURLは、アクセス解析だけでなく、広告運用、アフィリエイト管理、不正流入の調査、フォーム計測、除外設定などで使います。SEO担当者や広告担当者が見ている数字の裏側には、かなりの頻度でリファラの考え方が出てきます。

たとえば「問い合わせが増えたけど、どの記事から来ているのか知りたい」という場面。GA4の流入元だけを見ると referral としか出ないことがありますが、リファラURLを見れば、外部メディアのどの記事から来たかまで追える可能性があります。

SEOで被リンクや外部メディア流入を確認する

SEOでは、外部サイトからのリンク経由でどれくらい流入しているかを見るときにリファラURLが役立ちます。被リンクはSEO評価の話で語られがちですが、実際に送客しているリンクかどうかも重要です。

たとえば、自社サービスが比較記事で紹介されていたとします。Search Consoleでは被リンク元として見つかっても、実際に問い合わせにつながっているかは別問題です。GA4で referral 流入を見て、対象ドメインやランディングページを確認すると、SEOとCVのつながりが見えてきます。

現場では、「この紹介記事、検索順位は低いのにCVが出ている」ということがあります。そういう記事は、リライト依頼、掲載位置の改善、アフィリエイト条件の調整、広告出稿先候補として扱う価値があります。

広告やアフィリエイトの除外条件に使う

広告運用やアフィリエイトでは、特定のリファラURLやパラメータをもとに除外条件を作ることがあります。たとえば、自社スタッフの確認アクセス、ASP経由のテストクリック、特定媒体からの低品質流入を分けたいときです。

ただし、リファラURLだけで除外条件を作るのは危険です。リファラが空欄になることもありますし、アプリ内ブラウザやリダイレクトを挟むと期待したURLが入らない場合もあります。

実務では、リファラURL、UTMパラメータ、LPのURLパラメータ、GTMのイベント条件を組み合わせます。たとえば「utm_medium が afi かつ utm_campaign が対象ASP番号」のように、リファラより安定した情報を優先するほうが事故が少なくなります。

フォーム送信時に初回流入元を残す

BtoBサイトや美容クリニックのLPでは、問い合わせフォームに「どこから来たユーザーか」を一緒に送ることがあります。広告管理画面だけではなく、CRMやスプレッドシート上で流入元を見たいからです。

このとき、リファラURLをhidden項目に入れる設計が使われます。hidden項目とは、ユーザーには見えないけれどフォーム送信データには含まれる入力欄のことです。

ただし、フォーム送信時点のリファラだけを取ると、サイト内回遊後は直前ページが自社ページになってしまいます。初回の外部流入元を知りたいなら、最初のリファラURLをCookieやlocalStorageに保存し、フォーム送信時に送る設計が必要です。

リファラURLの確認方法

リファラURLの確認方法

リファラURLを確認する方法は複数あります。GA4で見る方法、GTMで変数として見る方法、ブラウザの開発者ツールで確認する方法、サーバーログで見る方法です。

レポート提出前に「このCVはどこから来たの?」と聞かれて焦ると、GA4だけを見て終わりがちです。でも、GTMやフォームデータに残していれば、もっと具体的に追える場合があります。

GA4で参照元とリファラに近い情報を確認する方法

GA4では、リファラURLそのものよりも source、medium、session source / medium、page referrer などの情報を確認します。通常のレポートでは「集客」からトラフィック獲得を見て、参照元やメディアを確認する流れになります。

操作としては、GA4を開き、「レポート」から「集客」、そして「トラフィック獲得」を確認します。ディメンションを「セッションの参照元 / メディア」にすると、どの媒体から来ているかが見やすくなります。

見たい内容GA4で見る場所の例
どの媒体から来たかトラフィック獲得
どのページに着地したかランディングページ
参照元サイト別の成果セッションの参照元 / メディア
特定CVの流入元探索レポート
ページ単位の前ページ情報page_referrer関連の探索

GA4は画面構成が変わることがありますが、考え方は同じです。まず source / medium で大枠を見て、必要に応じて探索レポートで page_referrer やランディングページを組み合わせます。

GTMでReferrer変数を確認する方法

GTMでは、Referrerという組み込み変数を使えます。Google Tag Managerのヘルプでは、HTTP Referrerはユーザーが訪問していた前のページURLを返す変数として説明されています。

確認するには、GTMの管理画面で「変数」を開き、組み込み変数の中から「Referrer」にチェックを入れます。その後、プレビューモードで対象ページを開くと、変数一覧で Referrer の値を確認できます。

実務では、GTMのReferrerをそのままGA4イベントのパラメータとして送ることがあります。たとえば form_submit イベントに referrer_url を付ければ、問い合わせ時の直前ページを後から確認しやすくなります。

ブラウザの開発者ツールで確認する方法

開発者ツールでもリファラを確認できます。Chromeなら対象ページで右クリックし、「検証」を開き、「Network」タブでリクエストを選ぶと、Request Headers の中に Referer が表示されることがあります。

ただし、この方法は少し技術寄りです。広告担当者が毎回見るものではなく、「本当にリファラが送られているか」を検証するときに使います。

たとえば、リンク元サイトから自社LPに遷移したのにGA4で referral が出ない。そんなときに、ブラウザ上でRefererヘッダーが送られているか確認すると、GA4側の問題か、ブラウザ・サイト側の制限かを切り分けできます。

リファラURLが取得できない原因

リファラURLが取得できない原因

リファラURLは、必ず取得できるものではありません。ここを知らないと、計測設計でかなりハマります。

たとえば、広告LPのCVデータを見て「リファラが空欄だから直接流入ですね」と判断する。これ、危ないです。実際にはSNSアプリ、メルマガ、QRコード、リダイレクト、プライバシー制限などでリファラが消えているだけかもしれません。

直接入力やブックマークではリファラがない

ユーザーがURLを直接入力したり、ブックマークから訪問したりした場合、直前のWebページがありません。そのため、リファラURLは基本的に空になります。

同じように、QRコードからのアクセスもリファラが取れないことが多いです。チラシや店頭POPのQRコードから来た流入を測りたいなら、リファラではなくUTMパラメータ付きURLを使うべきです。

たとえば、QRコード用URLを「/lp/?utm_source=flyer&utm_medium=qr&utm_campaign=202606」としておけば、リファラがなくても施策を識別できます。

Referrer-Policyで情報が制限されている

リファラ情報は、Referrer-Policyという仕組みで制御できます。MDNでは、Referrer-PolicyヘッダーはRefererヘッダーで送られるリファラー情報をどれだけ含めるかを制御すると説明されています。

たとえば、リンク元サイトが no-referrer を指定していると、移動先にはリファラが渡されません。strict-origin-when-cross-origin のような設定では、別ドメインへ移動するとフルURLではなくドメイン部分だけが送られることがあります。

つまり、相手サイトの記事URLまで知りたいと思っても、相手サイトのポリシーによってはドメインまでしか取れないことがあります。これは自社側で無理に復元できるものではありません。

HTTPSからHTTPへの遷移ではリファラが渡らないことがある

現在のWebではHTTPSが標準ですが、古いサイトや一部のLPでHTTPのまま運用されているケースがあります。HTTPSページからHTTPページへ移動する場合、セキュリティ上の理由でリファラが送られないことがあります。

もし自社LPがHTTPのままなら、リファラ以前にSSL対応を優先してください。ユーザーの信頼、ブラウザ表示、広告審査、SEOの面でも不利になりやすいです。

「流入元が取れない」という相談の裏に、実はLPのHTTPS化漏れがあることもあります。計測を見る前に、サイトの基本設定を確認しましょう。

SNSアプリやアプリ内ブラウザでリファラが変わる

X、Instagram、LINE、TikTokなどのアプリ内ブラウザから遷移すると、リファラが期待通りに入らないことがあります。アプリ側の仕様やリダイレクトの影響で、元投稿のURLではなく、SNSドメインや空欄になる場合があるからです。

SNS施策の効果を見るなら、リファラURLに頼りすぎないほうが安全です。投稿ごとにUTM付きURLを使い、必要なら短縮URLやリンク管理ツールでクリックも補助的に見ます。

特にLINE配信やInstagramストーリーズからLPに送る場合、「リファラで判定できるはず」と考えるとズレます。最初からUTM設計をしておくほうが、後日の分析が楽になります。

リファラURLとUTMパラメータの違い

リファラURLとUTMパラメータの違い

リファラURLとUTMパラメータは、どちらも流入元を知るために使います。ただし、役割が違います。

リファラURLはブラウザやリンク元サイトが自動で渡す情報です。一方、UTMパラメータは運営者がURLに自分で付ける計測用の情報です。GA4ではUTMなどのキャンペーン情報がトラフィックソースの分類に使われます。

広告やSNSではUTMを優先する

広告、SNS、メルマガ、QRコード、アフィリエイトのように、自分でリンクURLを作れる施策ではUTMを付けるべきです。リファラは消える可能性がありますが、UTMはURLに明示的に付けるため、比較的安定して計測できます。

たとえば、X投稿からLPへ送るなら次のようなURLを作ります。

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このようにしておけば、リファラが x.com にならなくても、GA4上では x / social のように分類しやすくなります。

リファラURLは補助情報として使う

リファラURLは、外部サイトから自然にリンクされた場合や、想定外の流入を調べるときに便利です。自分でUTMを付けられない流入を見るときに役立ちます。

たとえば、どこかのブログで自社サービスが紹介されて急にアクセスが増えた場合、リファラURLを見ることで紹介元を見つけられることがあります。そこから掲載内容を確認し、CVにつながっているなら提携や記事改善の打診もできます。

つまり、自社でコントロールする施策はUTM、外部から自然に発生する流入はリファラ。この切り分けが実務では使いやすいです。

リファラURLをGTMで計測設定する方法

リファラURLをGTMで計測設定する方法

GTMを使えば、リファラURLをGA4イベントに渡したり、フォーム送信時に記録したりできます。ここから少し実務寄りになりますが、広告やSEOの分析精度を上げたいなら覚えておく価値があります。

レポート作成時に「このCV、どの記事経由?」と聞かれて、GA4の標準画面だけでは答えきれないことがあります。そんなとき、イベントパラメータにリファラを残しておくと強いです。

GA4イベントにReferrerを送る設定

まずGTMで組み込み変数の Referrer を有効にします。次に、GA4イベントタグのイベントパラメータに referrer_url のような名前で Referrer を入れます。

設定の流れは次の通りです。

  1. GTMで「変数」を開く
  2. 組み込み変数の「Referrer」を有効化する
  3. GA4イベントタグを開く
  4. イベントパラメータに referrer_url を追加する
  5. 値に Referrer 変数を設定する
  6. プレビューモードで値が入るか確認する
  7. GA4のDebugViewでイベントを確認する

この設定をすると、フォーム送信や電話タップなどのイベント発生時に、直前ページ情報を一緒に送れます。ただし、サイト内回遊後は自社ページがリファラになるため、初回外部流入元を見たい場合は別設計が必要です。

初回リファラを保存する場合の考え方

初回リファラを残したい場合は、ユーザーが最初にサイトへ来たときの document.referrer をCookieやlocalStorageに保存し、フォーム送信時にその値を送ります。document.referrerとは、ブラウザ上で前のページURLを取得するためのJavaScriptの情報です。

この設計を入れると、ユーザーがLPから記事、記事からフォームへ移動しても、最初の外部流入元を保持できます。BtoBやクリニック集客のように問い合わせの質を見たいサイトではかなり便利です。

ただし、Cookie同意管理やプライバシーポリシーとの整合も確認してください。個人を直接識別する情報でなくても、計測目的でデータを保存するなら、サイトの方針に合わせる必要があります。

リファラURLの設定方法とReferrer-Policyの考え方

リファラURLの設定方法とReferrer-Policyの考え方

リファラURLは、受け取るだけでなく、自社サイトから外部へリンクするときに「どこまで渡すか」を設定できます。これがReferrer-Policyです。

たとえば、自社の会員ページや問い合わせ完了ページから外部サイトへ移動したとき、URLに機密性の高いパラメータが含まれていると、それが外部に渡る可能性があります。こういうときに、Referrer-Policyで送信範囲を制御します。

Referrer-Policyで制御できる内容

Referrer-Policyでは、リファラをまったく送らない、同一オリジンだけ送る、ドメイン部分だけ送る、フルURLを送るなどを設定できます。MDNでは、HTTPヘッダーのほかHTMLでもポリシーを設定できると説明されています。

代表的な設定は次の通りです。

設定値意味実務での使いどころ
no-referrerリファラを送らない機密性が高いページ
originドメイン部分だけ送る外部に詳細URLを渡したくない場合
same-origin同一サイト内だけ送る外部には渡したくない場合
strict-origin-when-cross-origin同一サイト内は詳細、外部は原則ドメイン一般的に使いやすい
unsafe-url常にフルURLを送る基本的に慎重に扱う

現在のWebでは、プライバシー保護の観点からフルURLを外部に渡しすぎない方向が一般的です。特にフォーム確認画面、会員ページ、決済ページ、広告パラメータ付きページでは注意してください。

WordPressで設定する場合の考え方

WordPressでReferrer-Policyを設定する場合、サーバー側のHTTPヘッダー、セキュリティ系プラグイン、テーマのhead内metaタグなどで設定できます。ただし、複数の場所でバラバラに設定すると、意図しない挙動になることがあります。

実務では、サーバー側またはセキュリティプラグインのどちらかに寄せるのが無難です。エンジニアがいるなら、HTTPレスポンスヘッダーで統一したほうが管理しやすいでしょう。

たとえば一般的なコーポレートサイトなら strict-origin-when-cross-origin が扱いやすいことが多いです。外部サイトへフルURLを渡しすぎず、同一サイト内では必要な情報を保持しやすいからです。

リファラURLを使った分析の実務例

リファラURLを使った分析の実務例

ここからは、実務でどう使うかを具体的に見ていきます。リファラURLは概念として理解するだけではもったいないです。流入改善、CV分析、不正除外、提携先評価に使えます。

ロロメディア編集部でも、SEO記事やLPの成果を見るとき、単に「自然検索が増えた」で終わらせません。どの記事から流入したか、どの外部サイトから問い合わせが来たか、どの参照元が質の悪いCVを生んでいるかまで見ます。

外部メディアからのCVを評価する

外部メディアに掲載されたとき、アクセス数だけを見ると判断を間違えます。月1000クリックあってもCVがゼロなら優先度は下がりますし、月30クリックでも高単価問い合わせが出るなら重要な導線です。

GA4で参照元ドメインを見て、CVイベントと組み合わせます。さらに可能であれば、フォーム送信データに初回リファラURLを残して、問い合わせ単位で紹介元を確認します。

このデータがあると、掲載先への追加出稿、記事修正依頼、アンカーテキスト変更、掲載位置改善の判断ができます。SEOと営業の間をつなぐデータになるわけです。

アフィリエイト流入の質を見極める

アフィリエイトでは、CV数だけでなく質を見る必要があります。無職、審査落ち、冷やかし、重複、低意欲などが増えると、表面上のCPAが良くても実利益は悪化します。

リファラURLやUTMを見れば、どの媒体・記事・ASP経由で質の低いCVが増えているかを切り分けられます。ただし、リファラだけでは空欄や欠損があるため、ASP番号、utm_campaign、LPパラメータと組み合わせて見ます。

実務では、媒体別に「CV数」「通電率」「来院率」「契約率」「審査落ち率」まで並べると、かなり判断しやすくなります。リファラURLは、その切り分けの入り口になります。

社内アクセスやテスト送信を除外する

フォームテストや社内確認アクセスがCVに混ざると、レポートが歪みます。特にLP公開直後は、制作会社、広告代理店、社内担当者が何度もフォームを触るため、実CVとテストCVが混ざりやすいです。

このとき、リファラURLやURLパラメータを使ってテスト送信を識別することがあります。たとえば、テスト時だけ「?test=1」を付けたURLから送信し、そのデータを除外する方法です。

ただし、リファラで社内アクセスを完全に除外するのは難しいです。IP除外、テスト用パラメータ、フォーム内hidden値、GTMイベント条件を組み合わせると精度が上がります。

リファラURLを見るときの注意点

リファラURLを見るときの注意点

リファラURLは便利ですが、過信すると失敗します。特に「リファラがない=直接流入」「リファラURLがこのサイト=そのサイトが必ず成果源」と決めつけるのは危険です。

ユーザーの行動は単純ではありません。SNSで見て、検索して、比較記事を読んで、最後にブックマークから来ることもあります。リファラは最後の一歩を示すことが多く、すべての接触を表すわけではありません。

ラストクリックだけで評価しない

リファラURLは、直前ページの情報です。つまり、ユーザーが最初にどこで知ったかまではわからないことがあります。

たとえば、ユーザーがX投稿でサービスを知り、後日Google検索で記事を読み、最後に比較サイトのリンクからLPに来て問い合わせた場合、リファラ上は比較サイトが強く見えるかもしれません。でも、最初の認知はXです。

成果分析では、リファラURLを見つつ、GA4の経路データ、広告接触、指名検索、CRM上の聞き取りも合わせたほうが正確です。リファラは重要ですが、全体像の一部として扱ってください。

個人情報が入ったURLを外部に渡さない

URLにメールアドレス、電話番号、会員ID、注文番号、セッションIDなどを入れていると、リファラとして外部サイトに渡るリスクがあります。これはかなり危ない設計です。

たとえば、問い合わせ完了ページのURLに「?email=xxx@example.com」のような情報が入っていて、そのページから外部リンクへ移動した場合、リファラで外部に渡る可能性があります。

こうした情報はURLに入れない、入れる場合は外部遷移前に削る、Referrer-Policyを設定する。マーケティング計測より先に、個人情報保護を優先してください。

リファラURLに関するよくある質問

リファラURLに関するよくある質問

リファラURLは必ず取得できますか?

必ず取得できるわけではありません。直接入力、ブックマーク、QRコード、アプリ内ブラウザ、Referrer-Policy、HTTPSからHTTPへの遷移、ブラウザ制限などで取得できないことがあります。

そのため、広告やSNSの施策計測ではリファラURLだけに頼らず、UTMパラメータを付けるのがおすすめです。

GA4でリファラURLはどこで見られますか?

大枠は「集客」から「トラフィック獲得」を開き、セッションの参照元 / メディアを確認します。より細かく見たい場合は、探索レポートで page_referrer やランディングページ、CVイベントを組み合わせます。

標準レポートだけで足りない場合は、GTMでReferrerをイベントパラメータとして送る設計も検討してください。

リファラURLと参照元は同じですか?

近いですが同じではありません。リファラURLは直前ページの具体的なURLで、参照元はGA4などで分類されたサイト名や媒体名です。

たとえば、リファラURLが https://example.com/article の場合、参照元は example.com と表示されることがあります。

リファラが空欄なら直接流入ですか?

直接流入の可能性はありますが、断定はできません。SNSアプリやメルマガ、QRコード、セキュリティ設定によってリファラが消えているだけの場合もあります。

重要な施策では、リファラが取れない前提でUTMを付けておくのが安全です。

WordPressでリファラURLを取得できますか?

取得できます。GTMでReferrer変数を使う、JavaScriptでdocument.referrerを取得する、フォームのhidden項目に入れる、サーバーログを見るなどの方法があります。

ただし、初回リファラを残したい場合は、最初の訪問時にCookieやlocalStorageへ保存する設計が必要です。フォーム送信時の直前リファラだけでは、自社内の前ページになってしまうことがあります。

まとめ

まとめ

リファラURLとは、ユーザーが今のページに来る直前に見ていたページのURLです。SEOでは外部サイトからの流入確認、広告では除外条件や媒体分析、アフィリエイトでは流入品質の切り分け、フォーム計測では問い合わせ元の把握に使えます。

ただし、リファラURLは万能ではありません。直接入力、ブックマーク、SNSアプリ、Referrer-Policy、HTTPSとHTTPの関係、ブラウザ制限によって取得できないことがあります。重要な施策では、リファラに頼りすぎずUTMパラメータを必ず併用してください。

実務で使うなら、GA4で参照元 / メディアを見る、GTMでReferrer変数を有効にする、CVイベントにreferrer_urlを送る、初回流入元を保存する。この順番で整えると、レポートや施策判断がかなり楽になります。

リファラURLは、ただの技術用語ではありません。どの導線が売上につながり、どの流入が質を下げているのかを見抜くための手がかりです。広告やSEOの改善に使うなら、「取れるときだけ見る情報」ではなく、「UTMやフォームデータと組み合わせて判断する情報」として扱ってください。

参考記事

MDN Web Docs「Referer ヘッダー」

MDN Web Docs「Referrer-Policy ヘッダー」

Google Tag Manager ヘルプ「ユーザー定義変数の種類」

Google Analytics ヘルプ「キャンペーンとトラフィック ソース」

web.dev「Referer and Referrer-Policy best practices」

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