Googleアナリティクスの使い方完全ガイド|初心者でもできる導入・設定・活用術

Googleアナリティクスを開いた瞬間、「数字は出ているのに、結局どこを見ればいいのかわからない」と止まってしまうことはありませんか。サイトを作ったあと、上司やクライアントから「アクセス状況どう?」と聞かれて、画面を開いたものの、ユーザー、セッション、イベント、キーイベント、エンゲージメント……と用語が並んで、そっと画面を閉じたくなる。あの感じ、かなり現場あるあるです。

ロロメディア編集部でも、メディア運営や広告LPの改善を見るとき、Googleアナリティクスは毎日のように使います。ただし、全部の画面を見ているわけではありません。実務で大事なのは、導入を正しく終わらせること、見る指標を絞ること、数字を見て次の改善行動までつなげることです。

初心者が最初にやるべきことは、GA4の全機能を覚えることではありません。まずは「サイトに正しく計測タグを入れる」「自分のアクセスを除外する」「問い合わせや購入など重要な行動をキーイベントにする」「流入元と成果ページを見る」この4つで十分です。ここまでできれば、Googleアナリティクスはただの数字表ではなく、売上や問い合わせを増やすための判断材料になります。

目次

Googleアナリティクスとは何ができるツールなのか

Googleアナリティクスとは何ができるツールなのか

Googleアナリティクスは、サイトに来た人の動きがわかる無料のアクセス解析ツールです。どこから来たのか、どのページを見たのか、問い合わせや購入につながったのかを確認できます。

サイト運営で一番怖いのは、「なんとなく良さそう」で判断してしまうことです。記事を30本書いた、広告を10万円使った、LPを作り直した。けれど、どれが成果につながっているのか見えていないと、次に何へ時間とお金を使うべきか判断できません。

Googleアナリティクスを使うと、感覚で見ていたサイト運営を数字で見られるようになります。たとえば「SEO記事から問い合わせが来ているのか」「広告LPでどこまで読まれているのか」「スマホだけ離脱が多いのか」など、改善すべき場所がかなり具体的になります。

見たいことGoogleアナリティクスで確認する場所実務での使い方
どこから人が来たか集客レポートSEO、広告、SNSの成果比較
どのページが読まれたかページとスクリーン記事やLPの改善判断
問い合わせがあったかイベント、キーイベントCV計測、広告改善
すぐ離脱していないかエンゲージメント読まれているページの確認
スマホで問題がないかデバイス別データ表示崩れ、CVR低下の発見

Googleアナリティクスは、単にアクセス数を見るためのツールではありません。むしろ実務では、「成果が出ているページ」と「修正すべきページ」を見つけるために使います。ここを間違えると、毎日アクセス数だけ見て、何も改善しない状態になってしまいます。

初心者が最初に覚えるべきGA4の基本用語

初心者が最初に覚えるべきGA4の基本用語

Googleアナリティクスを使い始めると、まず用語でつまずきます。打ち合わせ前にレポートを出そうとして「ユーザーとセッションって何が違うの?」と焦ると、数字の意味を読む前に手が止まってしまいますよね。

現在のGoogleアナリティクスはGA4と呼ばれる形式です。以前のユニバーサルアナリティクスとは考え方が少し変わり、ページ単位だけでなく、クリックやスクロールなどの行動を「イベント」として計測する設計になっています。

最初から専門用語を全部覚える必要はありません。初心者が最初に押さえるべきなのは、実務で頻繁に使う以下の言葉です。

用語かんたんな意味実務での見方
ユーザーサイトに来た人の数どれくらい人を集められたかを見る
セッション訪問回数同じ人が複数回訪れた動きも含める
表示回数ページが見られた回数読まれているページを探す
イベントユーザーの行動クリック、スクロール、問い合わせなどを見る
キーイベント重要な成果行動問い合わせ、購入、登録を成果として見る
エンゲージメント一定以上関心を持った訪問ただ開いただけではない訪問を判断する

特に大事なのは「キーイベント」です。Googleのヘルプでも、キーイベントはビジネス上重要なアクションを測定するイベントと説明されています。問い合わせ完了、購入完了、資料請求、予約完了など、自社にとって価値がある行動をキーイベントとして設定することで、成果が見えるようになります。

「アクセスは増えたけど売上につながっているかわからない」という状態は、キーイベントを設定していないことが原因になりやすいです。記事や広告の評価をするなら、アクセス数だけでは足りません。最後に問い合わせや購入につながったかまで見る必要があります。

Googleアナリティクスを導入する前に決めるべき計測設計

Googleアナリティクスを導入する前に決めるべき計測設計

Googleアナリティクスは、アカウントを作ってタグを貼れば一応データは取れます。でも、実務では「とりあえず入れたGA4」があとで一番困ります。

たとえば、問い合わせ完了ページがないサイトにタグだけ入れても、問い合わせ数は自動でわかりません。電話タップやLINEクリックを成果にしたい場合も、最初に何を計測するか決めておかないと、あとから「この広告、本当に効果あったの?」と判断できなくなります。

導入前に決めるべきことは、難しい分析設計ではありません。最低限、「何を成果とするか」「どの流入を比較するか」「誰がレポートを見るか」を決めるだけで、かなり運用しやすくなります。

計測目的はアクセス数ではなく事業成果から逆算する

初心者のうちは「アクセス数を見たい」と考えがちです。もちろんアクセス数も大事ですが、Web集客の現場ではアクセスよりも成果のほうが重要です。

美容クリニックなら予約、BtoBなら問い合わせ、ECなら購入、メディアなら広告収益やアフィリエイトクリックが成果になります。ロロメディア編集部でも、記事ごとのPVだけを見て判断することはありません。どの記事が問い合わせや収益導線に近いのかを見ます。

最初に決める項目はシンプルです。

・最終成果は何か
・成果の一歩手前の行動は何か
・どのページを改善対象にするか
・広告、SEO、SNSのどれを比較するか
・月次で誰に報告するか

この5つを決めてからGA4を入れると、見るべき画面がはっきりします。逆にここを決めずに導入すると、数字は取れているのに「で、何を直すの?」という状態になりやすいです。

Googleアナリティクスの導入方法

Googleアナリティクスの導入方法

Googleアナリティクスを導入するとき、多くの人が最初に迷うのは「GA4の画面で何を作ればいいのか」です。管理画面に入った瞬間、アカウント、プロパティ、データストリームという言葉が出てきて、設定前から少し疲れます。

ざっくり言うと、アカウントは会社や事業単位、プロパティはサイトやアプリ単位、データストリームは実際にデータを集める入口です。Google公式でも、サイトやアプリにAnalyticsを設定する流れとして、プロパティ作成、データストリーム追加、Googleタグ追加が案内されています。

初心者は、1つの会社で1つのアカウント、1つのサイトで1つのプロパティと考えれば大きく外しません。複数サイトを運営している場合は、あとから管理しやすいようにサイトごとにプロパティを分けるのが基本です。

GA4プロパティを作成する手順

最初の設定でつまずくのは、名称を適当に付けてしまい、あとでどのサイトのデータかわからなくなるケースです。複数のLPやメディアを運営している会社だと、これが本当に面倒になります。

まずGoogleアナリティクスにログインし、管理画面からアカウントを作成します。アカウント名は会社名や事業名にしておくと、後からチームで見たときに迷いません。

次にプロパティを作成します。プロパティ名は「ロロメディア」「美容クリニックLP」「採用サイト」など、サイト名で付けるのがおすすめです。タイムゾーンは日本向けサイトなら日本、通貨も日本円にしておきましょう。

Webデータストリームを作成する手順

プロパティを作ったら、Webデータストリームを作成します。ここにサイトURLとストリーム名を入れます。

サイトURLは、httpsありなし、wwwありなしを間違えないようにしてください。ここを雑に入れると、あとで「計測できているのにサイト名が違って気持ち悪い」という地味なストレスになります。

作成後に「測定ID」が表示されます。Gから始まるIDで、これをサイトに設置することでデータがGoogleアナリティクスに送られます。

Googleタグを設置する方法

Googleタグを設置する方法

Googleアナリティクスは、タグをサイトに入れないと計測できません。タグとは、サイト上でユーザーの行動を計測するための短いコードのことです。

ここでつまずく人が多いです。WordPressのテーマ編集画面を開いて、どこに貼ればいいかわからず、間違えてサイトが崩れそうで怖くなる。クライアントサイトや会社サイトだと、なおさら触るのに緊張しますよね。

設置方法は大きく3つあります。初心者ならプラグイン、複数タグを管理するならGoogleタグマネージャー、エンジニアがいるなら直接設置が現実的です。

設置方法向いている人メリット注意点
WordPressプラグイン初心者、個人サイトコードを触らず導入しやすいプラグインの設定ミスに注意
Googleタグマネージャー広告運用、LP改善をする人GA4以外のタグも管理しやすい最初だけ理解が必要
直接コード設置エンジニアがいるサイト余計なプラグイン不要テーマ編集ミスに注意

Googleタグマネージャーを使う場合、Google公式ヘルプでは、GA4用にGoogleタグを設定し、サイトからGoogleアナリティクスへデータを送る流れが案内されています。広告タグ、ヒートマップ、計測イベントなどを今後増やす可能性があるなら、最初からタグマネージャーで管理するのがおすすめです。

WordPressでGoogleアナリティクスを設定する方法

WordPressでGoogleアナリティクスを設定する方法

WordPressで設定するときに多いのが、「テーマに直接貼ったけど、テーマ更新で消えた」という失敗です。納品直前や月次レポート前にデータが抜けていると、かなり焦ります。

初心者の場合は、まず計測用プラグインを使うのが安全です。Site Kit by Googleのような公式系プラグインを使えば、Googleアナリティクスやサーチコンソールとの連携がしやすくなります。

ただし、広告運用や複数CV計測までやるなら、Googleタグマネージャーのほうが管理しやすいです。ロロメディア編集部でも、LPや複数タグを扱うサイトでは、基本的にタグマネージャーで管理することが多いです。

WordPressプラグインで導入する手順

プラグインで導入する場合は、WordPress管理画面からプラグインを追加します。Googleアカウントと連携し、対象のGA4プロパティを選べば、基本的な計測は始められます。

ここで注意したいのは、同じGA4タグを複数の方法で入れないことです。プラグインでも入れて、テーマにも貼って、タグマネージャーでも入れていると、ページビューが二重計測されることがあります。

設定後は、必ずリアルタイムレポートを見て、自分のアクセスが1回として反映されるか確認しましょう。数字がやけに多い場合は、タグが重複している可能性があります。

GoogleタグマネージャーでGA4を設定する方法

GoogleタグマネージャーでGA4を設定する方法

Googleタグマネージャーは、計測タグをまとめて管理するためのツールです。最初は少し難しく見えますが、広告運用やコンバージョン計測をするなら、覚える価値があります。

クライアントのLP改善で困るのは、タグを追加するたびにエンジニアへ依頼しなければならない状態です。電話タップを測りたい、LINEボタンを測りたい、フォーム送信を測りたい。そのたびにコード修正が必要だと、改善スピードが落ちます。

タグマネージャーを入れておけば、管理画面からタグやイベントを追加できます。もちろん初期設定は慎重に行う必要がありますが、一度整えると運用はかなり楽になります。

GA4タグをタグマネージャーで配信する流れ

最初にGoogleタグマネージャーでアカウントとコンテナを作成します。コンテナとは、1つのサイトに設置するタグ管理の箱のようなものです。

次に、タグマネージャーで新しいタグを作り、Googleタグを選びます。GA4の測定IDを入力し、トリガーは全ページで発火するように設定します。トリガーとは、タグを動かす条件のことです。

最後にプレビューで動作確認し、問題なければ公開します。ここで確認せずに公開すると、計測されていない、二重計測になっている、特定ページだけ抜けている、といった事故が起きやすくなります。

導入後に必ず確認する初期設定

導入後に必ず確認する初期設定

Googleアナリティクスは、タグを設置して終わりではありません。むしろ、ここからが大事です。

初期設定をしないまま運用すると、自分や社内メンバーのアクセスまで混ざったり、成果として見るべき行動が設定されていなかったりします。月末のレポート作成時に「この数字、本当にユーザーの数字なの?」と不安になると、分析どころではなくなりますよね。

導入後は、最低でもデータ保持、社内アクセス除外、キーイベント、Search Console連携を確認しましょう。ここまで整えるだけで、レポートの信頼性が上がります。

初期設定やる理由実務での影響
リアルタイム確認タグ設置ミスを防ぐ計測漏れを早期発見
内部アクセス除外社内アクセスを除く数字の水増し防止
キーイベント設定成果を見える化する広告やSEOの評価が可能
Search Console連携検索流入を深く見るSEO改善に使える
データ保持設定探索分析で過去比較する分析期間の制限を防ぐ

特に内部アクセス除外は、メディア運営で重要です。編集者や担当者が何度も記事を確認するサイトでは、社内アクセスだけで数字が膨らむことがあります。

キーイベントを設定して問い合わせや購入を計測する方法

キーイベントを設定して問い合わせや購入を計測する方法

Googleアナリティクスで最も重要なのがキーイベント設定です。以前の「コンバージョン」に近い考え方で、問い合わせ完了や購入完了など、事業上重要な行動を成果として扱います。

「アクセス数は増えているのに問い合わせが増えているかわからない」という相談は、Web運用の現場でかなり多いです。その原因の多くは、成果地点が設定されていないことにあります。PVだけ見ても、事業に効いているかは判断できません。

Google公式ヘルプでは、キーイベントはビジネスの成功に重要なアクションを測定するイベントと説明されています。つまり、ただのクリックやページ閲覧ではなく、「この行動が増えたら事業にプラス」と言えるものを設定するのが基本です。

問い合わせ完了ページをキーイベントにする方法

問い合わせ完了ページがある場合は、初心者でも比較的設定しやすいです。たとえば、フォーム送信後に「/thanks/」という完了ページへ遷移するなら、そのページ閲覧を成果として扱えます。

まずGA4で該当ページの閲覧イベントを確認します。そのうえで、条件に合うイベントを作成し、キーイベントとしてマークします。Googleのヘルプでも、イベントを作成または変更して、測定したい行動に合わせる方法が案内されています。

実務では、完了ページURLの設計がかなり大事です。フォーム送信後も同じURLのままだと、GA4だけでは成果判定が難しくなることがあります。サイト制作時点で、問い合わせ完了ページを分けておくと運用が楽になります。

電話タップやLINEクリックを計測する方法

店舗ビジネスや美容医療系のLPでは、フォーム送信だけでなく、電話タップやLINEクリックも重要な成果です。特にスマホユーザーが多いサイトでは、電話タップが実質的なコンバージョンになることもあります。

この場合は、Googleタグマネージャーでクリックイベントを設定します。電話番号リンク、LINEボタン、予約ボタンなどをクリックしたときにイベントを発火させ、そのイベントをGA4でキーイベントにします。

ここで大事なのは、クリックすべてを成果にしないことです。メニュークリックやページ内リンクまでキーイベントにすると、成果数が膨らみ、広告判断を誤ります。「売上や問い合わせに近い行動」だけをキーイベントにしましょう。

Googleアナリティクスで毎日見るべき画面

Googleアナリティクスで毎日見るべき画面

初心者は、Googleアナリティクスの全画面を見ようとしなくて大丈夫です。むしろ全部見ようとすると、何が重要かわからなくなります。

朝の業務開始時にGA4を開いて、画面を行ったり来たりして、結局アクセス数だけメモして終わる。これでは改善につながりません。見る場所を固定しておくと、作業がかなり楽になります。

実務で毎日見るなら、リアルタイム、集客、ページとスクリーン、キーイベントの4つで十分です。週次や月次では、探索レポートや経路分析まで見ればいいでしょう。

リアルタイムで計測できているか確認する

リアルタイムレポートは、今サイトにいるユーザーを確認する画面です。タグを設置した直後、イベント設定をした直後、広告を公開した直後に見ると便利です。

たとえば、LPの公開直後に広告配信を始めたのに、リアルタイムにアクセスが出ていない場合、広告URL、タグ設置、ページ公開状態のどこかに問題があるかもしれません。早く気づければ、広告費の無駄を止められます。

ただし、リアルタイムは日々の成果判断には向きません。あくまで「今、計測されているか」を確認する画面と考えてください。

集客レポートで流入元を見る

集客レポートでは、ユーザーがどこから来たかを確認できます。SEO、広告、SNS、直接流入など、集客チャネルごとの成果を見る画面です。

ロロメディア編集部でも、記事を公開したあとに見るのは単なるPVではありません。Organic Searchから来ているのか、SNSから一時的に来ているのか、広告流入が成果につながっているのかを見ます。

実務では、流入数とキーイベントをセットで見てください。アクセスが多くても成果が少ないチャネルは改善対象です。逆にアクセスは少なくても問い合わせ率が高いチャネルは、伸ばす価値があります。

ページとスクリーンで改善すべき記事やLPを見つける方法

ページとスクリーンで改善すべき記事やLPを見つける方法

ページとスクリーンは、どのページが見られているかを確認するレポートです。SEO記事、LP、サービスページの改善ではかなり使います。

記事をたくさん書いていると、「どの記事から直せばいいのか」がわからなくなります。公開本数が増えるほど、全記事を均等に改善するのは現実的ではありません。そこでGA4を使って、優先順位を決めます。

見るべきなのは、表示回数、平均エンゲージメント時間、キーイベントです。PVが多いのに成果が少ないページは導線改善、滞在が短いページは内容改善、成果が多いページは横展開の候補になります。

ページの状態読み取れること改善行動
PV多い・成果少ない集客できているが導線が弱いCTA、内部リンク、訴求改善
PV少ない・成果多い濃いユーザーが来ているSEO強化、関連記事追加
PV多い・滞在短い検索意図と内容がズレている冒頭、見出し、回答部分を修正
PV少ない・滞在長い内容は良いが流入が弱いタイトル、内部リンク、リライト
成果多い勝ちパターンがある類似記事やLPへ展開

この見方ができるようになると、GA4はかなり面白くなります。数字を見るだけではなく、「この記事は問い合わせに近い」「このLPは流入はあるけど逃している」と判断できるからです。

SEO改善でGoogleアナリティクスを使う方法

SEO改善でGoogleアナリティクスを使う方法

SEO改善では、Googleアナリティクス単体ではなく、Search Consoleと組み合わせて使います。Search Consoleは検索キーワードや表示回数を見るツールで、GA4はサイト内行動を見るツールです。

検索順位だけ見ていると、「上がった、下がった」で一喜一憂しがちです。でも実務では、検索から来たユーザーが記事を読んで、どのページへ進み、問い合わせや収益につながったかまで見る必要があります。

たとえば、検索流入が多い記事でも、すぐ離脱しているなら導入文や回答部分が弱い可能性があります。逆に検索流入は少なくても、問い合わせにつながる記事なら、関連キーワードを増やして強化する価値があります。

SEO記事のリライト優先順位を決める

記事リライトで一番やってはいけないのは、なんとなく古い記事から直すことです。時間をかけたのに成果に近づかないリライトになります。

GA4では、ページ別の表示回数、エンゲージメント、キーイベントを見ます。Search Consoleでは、検索クエリ、表示回数、クリック率、平均掲載順位を見ます。この2つを合わせると、直すべき記事が見えます。

優先順位は、次のように考えると実務で使いやすいです。

・表示回数が多いのにクリック率が低い記事
・流入はあるのに滞在が短い記事
・読まれているのに問い合わせ導線が弱い記事
・成果につながっているのに検索流入が少ない記事
・順位が11位から20位付近で止まっている記事

この中でも特に狙い目なのは、順位が11位から20位付近の記事です。検索結果の2ページ目あたりにいる記事は、タイトル、冒頭、見出し、内部リンクを改善することで伸びる余地があります。

広告運用でGoogleアナリティクスを使う方法

広告運用でGoogleアナリティクスを使う方法

広告運用でGA4を見るときは、クリック数ではなく、クリック後の行動を見ます。広告管理画面ではクリック単価やコンバージョン数を見られますが、サイト内で何が起きたかはGA4のほうが見やすい場面があります。

広告費を使っているのに問い合わせが少ないと、担当者はかなり焦ります。LPが悪いのか、広告文が悪いのか、ターゲットがズレているのか。ここを切り分けないと、ただ入札単価を上げ下げするだけになります。

GA4では、広告流入のエンゲージメント時間、ページ遷移、キーイベントを確認します。広告から来たユーザーがすぐ離脱しているなら、広告文とLPの訴求がズレている可能性があります。

広告LPで見るべき指標

広告LPでは、PVよりも「どれだけ成果に近い行動をしたか」が大事です。フォーム到達、電話タップ、LINEクリック、スクロール、滞在時間などを見ます。

たとえば、美容クリニックのLPで「無料カウンセリング予約」をゴールにしているのに、ユーザーが料金表だけ見て離脱している場合、料金の見せ方や不安解消コンテンツが足りないかもしれません。GA4の数字は、その仮説を立てる材料になります。

広告LPで見るべき項目は絞りましょう。全部見ると迷います。

・広告流入のユーザー数
・LPのエンゲージメント時間
・フォーム到達数
・電話タップ数
・LINEクリック数
・キーイベント率

ここで大事なのは、数字を見たあとに必ずLPを目視することです。GA4だけで答えを出すのではなく、「数字で異常を見つける」「実際のページで原因を探す」という順番にすると改善が速くなります。

探索レポートで詳しく分析する方法

探索レポートで詳しく分析する方法

探索レポートは、GA4の中でも自由度の高い分析画面です。初心者には少し難しく見えますが、慣れるとかなり便利です。

月次レポート前に「この問い合わせはどの記事経由なのか」「スマホだけ成果率が低いのか」「特定チャネルの動きだけ見たい」となったとき、標準レポートだけでは足りないことがあります。そこで探索を使います。

最初に使うなら、自由形式で十分です。行にページ、列にデバイス、値にユーザー数やキーイベントを入れるだけでも、改善のヒントが見えます。

初心者向けの探索レポート設定例

探索レポートで最初に作るなら、「ページ別の成果レポート」がおすすめです。記事やLPごとに、どのページが成果に近いか見られるため、リライトや広告改善に直結します。

設定する項目は、ページタイトル、セッション、エンゲージメント時間、キーイベントです。必要に応じて、デバイスや流入元を追加します。

このレポートを見ると、PVが多いだけの記事と、少ないPVでも問い合わせに近い記事が分かれます。メディア運営では、この差を見つけることが重要です。PVだけ追うと、収益につながらない記事ばかり増えることがあります。

Googleアナリティクスでよくある設定ミス

Googleアナリティクスでよくある設定ミス

GA4で成果が見えないとき、ツールが悪いのではなく設定ミスが原因のことがあります。特に初心者がやりがちなのは、タグの重複、キーイベント未設定、内部アクセス混入、URL設計ミスです。

月末にレポートを作る段階で「問い合わせ数が実数と合わない」と気づくと、かなり大変です。広告費の評価も、記事の評価も、全部やり直しになります。だから最初の確認が重要です。

ロロメディア編集部でも、他社サイトの分析を引き継ぐとき、まず見るのはレポート画面ではなく設定です。数字を見る前に、数字が信用できる状態かを確認します。

設定ミス起きる問題確認方法
タグ重複PVが実際より多くなるTag Assistantやリアルタイムで確認
キーイベント未設定成果が見えないイベント一覧を確認
完了ページなし問い合わせ計測が難しいフォーム送信後URLを確認
内部アクセス混入社内確認が数字に入るIP除外やテスト環境確認
UTM未設定広告やSNSの流入元が曖昧URLパラメータを確認

設定ミスは、早く見つければすぐ直せます。逆に数か月放置すると、過去データが使いづらくなります。導入直後と月初のタイミングで、必ず一度チェックしましょう。

Googleアナリティクスの数字を改善行動につなげる方法

Googleアナリティクスの数字を改善行動につなげる方法

Googleアナリティクスは、見るだけでは意味がありません。数字を見て、何を直すか決めて、実際に修正するところまでがセットです。

アクセス数が下がったとき、ただ「減りました」と報告して終わると、読み手は困ります。なぜ減ったのか、どの流入が落ちたのか、成果に影響があるのか、次に何をするのかまで出して初めて、実務で使える分析になります。

改善行動につなげるときは、数字を原因別に分けます。流入の問題なのか、ページ内容の問題なのか、導線の問題なのか。ここを分けるだけで、打ち手が具体的になります。

数字から改善仮説を作る

たとえば、SEO流入が増えているのに問い合わせが増えない場合、記事の導線が弱い可能性があります。CTAの位置、内部リンク、サービスページへの接続、読者の悩みと訴求のズレを確認します。

広告流入は多いのにすぐ離脱しているなら、広告文とLPの内容が合っていないかもしれません。「安い」と広告で言っているのに、LPでは高品質訴求ばかりしていると、ユーザーは違和感を持ちます。

改善仮説は、次の形で書くとチームに共有しやすくなります。

・どの数字に変化があったか
・どのページ、流入元で起きているか
・原因として何が考えられるか
・何を修正するか
・いつ再確認するか

この形にすると、GA4の数字がそのまま改善タスクになります。アクセス解析が苦手な人ほど、数字を見て感想を書くのではなく、タスクに変換する意識を持つと楽になります。

初心者向けの月次レポートの作り方

初心者向けの月次レポートの作り方

Googleアナリティクスを使うなら、月1回のレポート化がおすすめです。毎日細かく見ても、初心者のうちは変動に振り回されやすいからです。

月末や月初に「今月どうだった?」と聞かれて、慌ててGA4を開くと、必要な数字を探すだけで時間がかかります。事前に見る項目を決めておけば、レポート作成はかなり楽になります。

月次レポートでは、アクセス数、流入元、成果数、成果ページ、改善アクションの5つをまとめれば十分です。細かい指標を並べるより、「何が良くて、何を直すのか」が伝わるほうが価値があります。

月次レポートに入れる項目

月次レポートでは、まず全体の数字を見ます。ユーザー数、セッション数、キーイベント数、キーイベント率を確認します。

次に流入元別の数字を見ます。SEO、広告、SNS、直接流入のうち、どこが増えて、どこが成果につながったかを整理します。最後にページ別の成果を見て、改善対象を決めます。

レポートに入れる内容は、次のくらいで十分です。

・今月のユーザー数、セッション数
・流入元別の増減
・キーイベント数と前月比較
・成果につながったページ
・改善が必要なページ
・来月実施する施策

数字だけを貼るレポートは読まれません。ロロメディア編集部でも、レポートでは「数字の変化」と「次の行動」を必ずセットにします。見る人が判断できる資料にすることが、GA4活用の本質です。

Googleアナリティクスと一緒に使うべきツール

Googleアナリティクスと一緒に使うべきツール

GA4だけでも多くのことがわかりますが、実務では他のツールと組み合わせると精度が上がります。特にSearch Console、Googleタグマネージャー、Looker Studioは相性がいいです。

SEO記事を改善したいのにGA4だけを見ると、検索キーワードが十分に見えません。広告タグを管理したいのにGA4だけで完結しようとすると、クリック計測が面倒になります。レポートを毎月作るなら、Looker Studioで自動化したほうが楽です。

目的ごとに使い分けると、分析作業がかなりスムーズになります。

ツール役割GA4との組み合わせ方
Search Console検索キーワード、順位、クリック率を見るSEO改善に使う
Googleタグマネージャータグやイベントを管理するCV計測を柔軟にする
Looker Studioレポートを可視化する月次報告を自動化する
Google広告広告配信結果を見る広告流入の質を確認する
ヒートマップページ内の読まれ方を見るLP改善の原因確認に使う

GA4は「サイト内で何が起きたか」を見るツールです。Search Consoleは「検索結果で何が起きたか」、タグマネージャーは「何を計測するか」、Looker Studioは「どう見せるか」を担当します。この役割分担で考えると、ツールの使い分けに迷いにくくなります。

Googleアナリティクスを使うときの注意点

Googleアナリティクスを使うときの注意点

Googleアナリティクスを使うときは、数字を絶対視しすぎないことも大切です。計測ツールは便利ですが、設定や環境によって実数とズレることがあります。

たとえば、問い合わせフォームの管理画面では20件あるのに、GA4では18件しかキーイベントが出ていない。こういうことは実務でも起きます。ブラウザ設定、同意管理、タグ発火タイミング、完了ページの読み込みなど、さまざまな要因が絡むからです。

そのため、GA4の数字は「傾向を見るもの」として扱い、最終成果はCRMやフォーム管理画面の実数と照合するのがおすすめです。広告費や売上判断に使う場合は、GA4だけで完結させないほうが安全です。

個人情報をそのまま送信しない

GA4では、個人を直接特定できる情報を送らないように注意が必要です。メールアドレス、電話番号、氏名などをURLやイベント名に含めないようにしましょう。

フォーム送信後のURLにメールアドレスが入る設計になっていると、意図せず個人情報が計測データに送られる可能性があります。制作会社や開発担当に確認し、個人情報がURLパラメータに出ないようにしておくと安心です。

アクセス解析は便利ですが、ユーザーのプライバシーに配慮して運用する必要があります。ビジネスで使うなら、計測できるかだけでなく、計測してよい形になっているかも確認しましょう。

Googleアナリティクスの使い方まとめ

Googleアナリティクスの使い方まとめ

Googleアナリティクスは、サイトのアクセス数を見るだけのツールではありません。正しく設定すれば、どの流入が成果につながり、どのページを改善すべきかを判断できるようになります。

初心者が最初にやるべきことは、GA4の全機能を覚えることではなく、導入、タグ設置、初期設定、キーイベント設定、基本レポート確認の5つです。特にキーイベントを設定しないと、問い合わせや購入につながっているか判断できません。

実務では、毎日見る画面を絞りましょう。リアルタイムで計測確認、集客で流入元確認、ページとスクリーンで改善対象確認、キーイベントで成果確認。この流れだけでも、サイト運営の判断はかなり変わります。

Googleアナリティクスは、慣れるまで少し難しく見えます。でも、見るべき数字を決めて、改善行動までつなげれば、Web集客の強い味方になります。アクセス数を眺めるだけで終わらせず、「次にどのページを直すか」「どの流入を伸ばすか」まで決める。それが、初心者が最短でGA4を使いこなすコツですよ。

参考記事

・参考記事:Google アナリティクス公式|ウェブサイトまたはアプリにアナリティクスを設定する

・参考記事:Google アナリティクス公式|イベントについて

・参考記事:Google アナリティクス公式|キーイベントを作成、変更する

・参考記事:Google タグマネージャー公式|Google アナリティクスをタグマネージャーで設定する

・参考記事:Google Analytics Developers|Recommended events

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