美容室開業に用意しておきたい備品リスト一覧!絶対に用意しておきたいおすすめアイテム

美容室を開業するにあたって、技術や集客戦略だけでなく、実務面で欠かせないのが「備品の準備」です。特に1人美容室や自宅開業を考えている方は、限られた空間で機能的な設備を揃えることが成功のカギとなります。本記事では、美容室開業に必要な備品リストを「必須アイテム」と「あると便利なアイテム」に分類してご紹介。保健所対応や消毒設備のポイントまで丁寧に解説します。


目次

開業前に備品リストを整える理由とは?

美容室開業は、単なる開業届提出や内装工事だけで完了するものではありません。顧客満足度やリピート率にも直結するのが、施術環境の快適さ導線のスムーズさです。

備品不足が引き起こすリスク

  • オープン初日に物が揃わず業務ストップ
  • 保健所検査で設備不備による改善指導
  • お客様対応のクオリティが低下
  • 作業効率が悪く、回転率が下がる

こうした事態を避けるためにも、「最初に何をどこまで揃えるべきか」を明確にすることが、成功への第一歩です。


【カテゴリ別】美容室開業に必要な備品リスト

ここでは、美容室を開業するにあたり必要な備品を、用途別にリストアップしました。1人美容室や自宅サロンにも対応できるよう、コンパクトに導入できるアイテムも紹介します。


■ 施術エリアに必要な備品

シャンプー台

  • バックシャンプー/サイドシャンプーなど開業スタイルに応じて選定
  • 給排水設備が必要なので工事前に選定必須

セット面(ミラー付き)

  • 鏡は保健所要件にも関わるため、適切なサイズと数が必要
  • ミラーと収納棚が一体化した省スペース型もおすすめ

カットチェア

  • 昇降機能付き/背もたれ付き/回転式などから選定
  • 長時間でもお客様が疲れにくい素材・座り心地を重視

ワゴン・ツールカート

  • ドライヤーやバリカン、シザー類をスムーズに取り出せる設計が理想

■ 受付・待合スペースで必要な備品

レジ・POSシステム

  • 現金管理、キャッシュレス決済、売上分析まで可能な一体型が主流
  • 会計・顧客管理機能が一体となったPOS導入でリピート率UPを狙える

受付カウンター・椅子

  • 来店初印象を左右するため、サロンイメージに合ったデザインを選定

雑誌・タブレット

  • 待ち時間対策。電子書籍読み放題サービスの導入も検討可

■ 衛生管理のために必須の備品(保健所対応)

消毒設備

  • 消毒用エタノール/紫外線消毒器/消毒用容器が必須
  • 使用済みタオルや器具の消毒ルートも事前に確立

洗濯機・乾燥機

  • 自宅サロンでは家庭用でOKだが、業務用だと効率UP

手洗い場・ペーパータオル

  • 保健所検査でチェック対象になるため設置必須

■ 技術用ツール・消耗品

ドライヤー・アイロン類

  • 業務用の風量が強く軽量なモデルが現場向き
  • ヘアアイロンはストレート・カールの2種用意が無難

シザー・コーム・ブラシ類

  • カット用・セニング用など複数種のシザーを準備
  • コームやブラシも顧客ごとに消毒が必要

タオル・クロス類

  • 十分な枚数を常備。色は店舗コンセプトに合わせると統一感が出る

【あると便利】顧客満足度を上げる備品リスト

アロマディフューザー

  • 香りによる印象づけとリラックス効果

音楽再生機器

  • BGMは店舗のブランディングにも直結。プレイリストも用意しておく

フットレスト・クッション

  • 高齢者や長時間メニュー対応に便利。細かな気配りが差別化ポイントに

スマホ充電器/Wi-Fi完備

  • 顧客満足を上げる+Googleクチコミ対策として有効

【自宅・1人美容室向け】最小構成の備品セット例

「できるだけ初期費用を抑えて開業したい」という方に向けて、最低限必要な備品セットを以下にまとめました。

カテゴリ最低限必要な備品
施術スペースシャンプー台、セット面、カットチェア
衛生管理消毒器、タオル、手洗い場
技術ツールドライヤー、シザー、コーム、ワゴン
顧客対応エリア簡易受付、POSまたは手書き台帳、椅子

これに加え、広告物や集客ツール(Googleビジネス登録・LINE予約など)も早めに整えておくとスムーズです。


美容室開業時に保健所がチェックする設備と注意点

保健所対応でチェックされる主な項目

  • シャンプー台の給排水状況
  • 消毒設備の配置と運用ルール
  • 洗面台・鏡の数と位置
  • 清掃状況・換気環境

保健所チェック前に準備しておきたいこと

  • 開業予定図面の事前相談
  • 消毒手順書の掲示
  • 清掃道具やゴミ箱の分別ルール明示

地域ごとに若干異なるため、開業予定地の保健所に事前相談を行うのがベストです。


【スケジュール目安】開業までに備品を揃えるタイミング

時期やること
開業3か月前シャンプー台・内装レイアウト決定/見積取得
開業2か月前消耗品・タオル・小物類の購入スタート/保健所相談
開業1か月前POS・レジ設置/インテリア雑貨・BGM機器の導入
開業直前タオル・器具類の初期洗浄・配置チェック/検査リハーサル

まとめ|備品準備は「顧客体験の質」を左右する投資

美容室開業は、技術・立地・価格も重要ですが、それらを支えるのが「現場の道具・備品」です。お客様の過ごしやすさ・清潔さ・快適さを演出するアイテムは、リピートやクチコミにも直結します。

特に1人美容室や自宅サロンの開業では、ムダなく・かつ妥協しない備品選びが求められます。この記事を参考に、あなたの店舗に合ったアイテムを着実に整えていきましょう。

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