POSシステムのデメリット7選!導入に失敗しないための注意点から仕組みを解説

POSシステムのデメリット7選!導入に失敗しないための注意点から仕組みを解説

店舗の業務効率化に欠かせないツールとして普及が進む「POSシステム」。レジ業務の効率化や在庫管理の自動化など、多くのメリットがある一方で、導入時に見落としがちな“デメリット”も存在します。この記事では、POSシステムの仕組みや基本的な機能をわかりやすく解説しながら、導入時に注意すべきデメリットや過去のトラブル事例なども紹介。導入を検討中の事業者にとって役立つ情報を、ロロント株式会社が実務目線でお届けします。

目次

POSシステムとは?仕組みをわかりやすく解説

POSシステムの定義

POS(Point of Sale)システムとは、「商品が販売された瞬間の情報を記録・活用できる仕組み」です。商品名、単価、販売個数、時間帯、顧客情報などをリアルタイムで記録し、業務や売上分析に活かせます。

POSシステムの仕組み

  1. レジで商品スキャン → 販売情報がサーバーへ送信
  2. 売上データを自動記録・蓄積
  3. 分析・レポート出力(商品別・時間帯別・店舗別など)
  4. 在庫情報と連動 → 欠品予測・発注補助

コンビニや小売での活用例(POSシステム コンビニ)

  • コンビニでは数万点の商品を正確に管理し、無駄な在庫や売り逃しを防ぐために活用されています。
  • おにぎりや弁当など賞味期限の短い商品の回転を最適化する分析にもPOSは欠かせません。

POSシステムが重要な理由とは?

  1. 業務の効率化:レジ操作が簡素化され、人件費削減につながる
  2. 売上分析が可能:データに基づく販促や仕入れができる
  3. 在庫管理の最適化:リアルタイムで在庫数を把握できる
  4. 多店舗管理が容易:チェーン展開している企業では拠点ごとの比較・管理が一元化
  5. 顧客情報の活用:購買履歴に基づいたキャンペーンやクーポン配信も可能

POSシステムのメリット・デメリットを整理

メリット(店舗・消費者の双方)

  • 店舗側:業務効率化・誤差削減・売上アップ
  • 消費者側:待ち時間の短縮・会計ミス防止・ポイント管理

デメリット(後述の7つで詳しく解説)

  • 初期費用の高さ
  • ネットワーク依存リスク
  • 操作習得の手間
  • システムトラブル時の混乱
  • データ管理のセキュリティ対策
  • 機能過多による混乱
  • カスタマイズの難易度と費用負担

POSシステムのデメリット7選【導入前に知るべき注意点】

1. 初期費用・ランニングコストが高い

  • 専用ハード(タブレットやバーコードスキャナー等)や導入サポート費用がかかる
  • 月額利用料が継続的に発生(クラウド型POSなど)

2. インターネット接続に依存する

  • クラウド型POSはネット環境が必須
  • 通信障害・Wi-Fi不調がレジ業務全体に影響

3. 操作習得に時間がかかる

  • スタッフによってITリテラシーに差があり、全員が使いこなすまで教育が必要
  • 入替時の研修コストも考慮が必要

4. システムトラブル時の業務停止リスク

  • サーバーダウンや不具合で、販売業務が完全停止することも
  • 保守対応のスピード・サポート体制を事前に確認すべき

5. セキュリティ面の不安(POSシステム 事件)

  • 例:過去にPOSの情報を通じた不正アクセス事件が発生
  • クレジット情報や顧客データを扱う場合、セキュリティ対策が必須

6. 多機能すぎて使いにくいケースも

  • 機能が豊富すぎて“何ができるか分からない”という声も
  • シンプルで必要な機能に絞った設計が中小店舗には合う

7. カスタマイズや連携のハードル

  • 他の業務システムとの連携(在庫・予約・顧客管理など)が難しい場合も
  • カスタマイズには追加費用や専門知識が必要

過去に起きたPOSシステムの事件・トラブル事例

事例①:POSシステムがサイバー攻撃を受け、クレジット情報が流出

  • 大手チェーンで数千件規模の情報漏洩が発生。セキュリティの脆弱性を突かれた事例。

事例②:クラウドPOSの障害で全国のレジが一斉停止

  • サービス提供会社のサーバー障害により、店舗が臨時休業するケースも発生

対策

  • 二重バックアップ・オフライン対応の検討
  • ベンダーの信頼性・障害時対応体制のチェック

POSシステムを導入すべきか迷ったときの判断基準

向いている業種・店舗

  • 多品目・高回転商品を扱う業種(コンビニ・ドラッグストア・飲食)
  • 売上・在庫・顧客情報をリアルタイムで管理したい業態

導入前に考えるべきこと

  1. 自店の規模と業態に合っているか
  2. 操作性とサポート体制は十分か
  3. 初期投資と長期的な回収見込みのバランス

まとめ|POSシステムは“道具”として正しく選び、使いこなすことが重要

POSシステムは業務効率化・分析力強化に非常に有効ですが、導入にあたっては「費用・トラブル・教育・セキュリティ」などのリスクにも目を向ける必要があります。

ロロント株式会社では、小売・飲食・サービス業に特化したPOS導入・活用支援を提供しています。導入を迷っている方、また今のPOSに課題を感じている方は、お気軽にご相談ください。

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