「自分でポスティングしたいけど、正しいやり方がわからない…」「業者に頼む予算はないけど、少しでも反響を取りたい」。そんな中小企業の経営者や個人事業主の方に向けて、本記事では“自分でポスティングする”ための実践的な方法を解説します。徒歩で効率よく配るコツ、地図を使ったルート設計、早く配る裏技、チラシの入れ方や便利グッズまで、現場で使えるリアルな知見をロロント株式会社が網羅します。
目次
自分でポスティングをやるメリットと前提知識
なぜ「業者に頼まず自分でやる」のがアリなのか?
- 費用を最小限に抑えられる(業者委託の1/5以下のコスト)
- 細かいエリア選定・内容変更が柔軟にできる
- 顧客に直接届ける「熱量」が伝わる
注意点
- 時間と体力はかかる(1時間で配れるのは平均100〜150枚)
- 事前に「禁止エリア」「集合住宅のルール」など法的・マナー面を確認すること
効率的に配るための事前準備
1. 配布エリアの地図を準備する
Googleマップのマイマップ機能や地図印刷サイトを使い、自分専用の配布マップを作成しましょう。
2. 建物の種類をあらかじめ調べる
- 戸建てが多いエリアか
- 集合住宅でも投函できるか
- 「チラシ投函禁止」のポストが多いか
3. 時間帯と曜日を決めておく
- 平日午前中:主婦・シニア層向け
- 夕方:ファミリー・会社員層
- 土日午前:住宅街におすすめ
ポスティングのやり方|徒歩で効率よく配る基本手順
1. 出発前にチラシを持ちやすく束にする
100枚ずつゴムでまとめておくと配りやすい。
2. 配る順にルート設計(地図の使い方のコツ)
- スマホでGoogleマップを使い「Z字」型に回る
- cul-de-sac(袋小路)や階段の多い場所を先に片付ける
- 道順に迷わないよう、目印になる建物を先にチェック
3. 投函の入れ方にもコツあり
- ポストの奥までしっかり押し込む(風で飛ばない)
- 顔写真や会社名が見える面を上に
- チラシの角は丸めるとスムーズに入る
徒歩ポスティングのコツと裏技
ポスティング コツ 徒歩
- 左手にチラシ、右手で投函のルーティンが効率的
- 軽装+リュックで両手を空ける
- 片手に持つ量は100〜150枚が限界
ポスティング コツ 地図
- 「マイマップ」や「Yahoo!地図」など複数地図アプリを使い分け
- エリア別に色分けすると未配布が一目でわかる
ポスティング 裏技(時短テク)
- 上り坂は最後に回す(体力温存)
- 集合住宅は“1フロアごとにまとめて”投函で時短
- 自転車と徒歩を組み合わせて移動区間を短縮
ポスティング便利グッズおすすめ
グッズ | 用途・特徴 |
---|---|
斜めがけショルダーバッグ | 両手が空き、出し入れしやすい |
指サック | 紙をスムーズに取る&滑り止め |
チラシ収納用ケース | 雨対策&持ち運びがラクになる |
モバイルバッテリー | Googleマップを長時間使う場合は必須 |
スマホホルダー | ルート確認中のスマホ操作が片手で可能 |
ポスティングバイトと比較したときの違い
項目 | 自分でやる場合 | ポスティングバイト |
コスト | チラシ代+自分の時間 | 1枚3〜8円程度で委託可能 |
エリアコントロール | 自由(細かく設定できる) | 指定された範囲のみ |
効果測定・改善 | 自由に実行可能 | データ収集・分析が難しいことも |
実施スピード | 慣れれば即実行可能 | 業者の日程次第で数日かかることも |
早く配るコツ|時短&反響アップのポイント
ポスティング 早く配るコツ
- 最初の50枚は“体を温める準備運動”感覚で慣れる
- 配布中はスマホを触らない(集中!)
- 軽量で滑らないシューズを履く
- スマートウォッチで歩数・時間を記録(モチベ管理)
ポスティング 早業に近づくための習慣
- 前日のルート下見
- 毎回終了後に改善メモ
- 「1枚1秒以内」の感覚を意識
チラシ配布時に注意すべきマナーと禁止行為
- 「チラシ投函お断り」表示のある家には絶対に入れない
- ゴミになるような内容(安っぽい広告、誇大表現)はNG
- 道路や敷地内に落とさない(近所迷惑)
- マンションの掲示板や郵便室に無許可で置かない
ポスティングって違反にならないの?
結論から言うと、ポスティング自体は法律で禁止されていません。しかし、配り方によっては違法行為やトラブルの原因になるリスクがあるため、注意が必要です。
法的に注意すべきポイント
- 「チラシ投函お断り」表示がある場合はNG:これは民法上「私有地への不法侵入・意思に反する行為」として扱われ、トラブルのもとになります。
- マンション管理規約・管理会社のルールを確認:共用部分(ポスト・掲示板など)への無断投函・設置は、管理規約違反となるケースがあります。
- 内容が虚偽・誇大広告に当たる場合は景品表示法・特定商取引法違反となることも:広告表現には十分に注意し、正確な情報発信を心がけましょう。
実際にトラブルになったケース例
- 投函禁止の集合住宅にチラシを配った結果、管理会社から抗議が来た
- 雨天でチラシが濡れてポスト内を汚し、住民とトラブルに
- 内容が過剰表現(例:完全無料・絶対儲かる)で行政指導を受けた
安全・安心なポスティングを行うために
- 必ず「投函禁止」の表示を確認して避ける
- エリア内での禁止物件や注意物件を事前にリストアップしておく
- 配布内容のチェックと、印刷前の第三者確認(ダブルチェック)
つまり、マナーとルールを守ればポスティングは合法かつ有効な手法です。
まとめ:自分でやるからこそ“効果が見える”ポスティングを
自分でポスティングをするのは手間も時間もかかりますが、エリアやターゲットに応じた“本当に刺さる”施策ができる点が大きなメリットです。
チラシのデザインや内容、配り方、道順、測定方法まで戦略的に組み立てれば、業者任せよりも高い反響が得られることも珍しくありません。
ロロント株式会社では、ポスティングの配布戦略設計からチラシ制作、配布後の効果測定まで一貫してサポートしています。
「まずは自分で始めてみたい」という方も、「最小限の費用で最大の反響を取りたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。