営業訪問の後に送るお礼メールは、信頼関係を深め、契約確度を高める重要なビジネスアクションです。形式的に見えるかもしれませんが、文章の内容・タイミング・言葉遣いひとつで相手の印象は大きく変わります。この記事では、営業訪問後に送るお礼メールの基本マナーや文例をわかりやすく紹介します。シーン別に使えるテンプレートを用意しているので、実務にすぐ活かせます。
目次
営業訪問後にお礼メールを送る理由
なぜ必要なのか?
- 「礼儀」だけではなく、「継続的な関係構築」のきっかけになる
- 相手の記憶に残る → 次回提案や受注につながる
- 訪問時に伝えきれなかった情報補足にも使える
営業訪問後のお礼メールにおける基本マナー
タイミングは「即日」か「翌営業日」までに
- 遅れると誠意が伝わりにくくなる
件名は端的に内容を明示
- 「本日はありがとうございました」「ご訪問のお礼」などが望ましい
冒頭文例
本日はご多用のところ、お時間をいただき誠にありがとうございました。
改めてご訪問のお礼を申し上げます。
結びの一言
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
またご不明点等ございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
挨拶 訪問後 お礼メールの例文
件名:ご訪問のお礼(△△株式会社/営業担当 〇〇)
〇〇様
本日はご多忙の中、お時間をいただき誠にありがとうございました。
今後の貴社の展望についてお話を伺い、大変勉強になりました。
本日ご説明した内容についてご不明な点がございましたら、いつでもご連絡ください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
取引先 訪問 お礼メールの例文
件名:本日のご面談のお礼
〇〇株式会社
〇〇様
本日は貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。
今後の貴社とのお取り組みに向けて、より一層ご期待に応えられるよう努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
会社訪問 お礼 メール 例文(商談フォロー付き)
件名:ご商談のお礼と資料のご送付
〇〇様
本日はご訪問の機会をいただき、誠にありがとうございました。
お話しいただいた課題感をもとに、解決策を改めて資料にまとめております。
添付資料をご確認いただき、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
訪問のお礼のメールの例文は?(カジュアル寄り)
件名:本日はありがとうございました!
〇〇様
先ほどはお時間をいただき、ありがとうございました!
初めての訪問で緊張しましたが、丁寧にご対応いただき感謝しております。
また改めてご提案させていただければ幸いです。
会社訪問 お礼 メール 取引先向け(ビジネス感強め)
件名:訪問のお礼と次回ステップについて
〇〇株式会社
〇〇様
平素より大変お世話になっております。
本日はお忙しい中、弊社のご提案内容にお時間を割いていただきありがとうございました。
次回の打ち合わせに向けて、社内にて再度検討のうえご連絡差し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
アポなし訪問 お礼メール(失礼を補う内容)
件名:本日のご対応、誠にありがとうございました
〇〇様
突然の訪問にも関わらず、ご丁寧にご対応いただき誠にありがとうございました。
今後、改めてご連絡のうえ、正式にご提案させていただければと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
営業訪問後 お礼 手紙との違い
メールの利点
- スピード感がある
- 情報補足や資料添付が可能
手紙の利点
- 印象が強く残る(フォーマルな関係性や高額商談におすすめ)
両方使う場合の例
- まず当日中にお礼メール → 後日、手書きの礼状でフォロー
訪問後のお礼をさらに効果的にする一言
応用テクニック
- 相手が話した内容に軽く触れる:「〇〇の取り組み、非常に参考になりました」
- 次回の行動を添える:「次回はご提案資料をもとにお話しできれば幸いです」
- 担当者だけでなく社名も明記する:「〇〇株式会社 〇〇様」
まとめ
営業訪問後のお礼メールは、営業活動の中でも“成約を左右する大切な一手”です。 形式的な文面にとどまらず、相手の関心や課題に沿った文脈で伝えることで、関係はより強固になります。
本記事の文例をベースに、自社のトーンや顧客層に合わせて柔軟に活用してみてください。