預かり証のひな形とテンプレート集|Excel・PDFで使える無料フォーマットと書き方解説

「とりあえずメモで預かったことにしておこう」

そうやって対応したあと、あとから「返した・返してない」で話が止まった経験、ありませんか。

特に会社の備品、現金、鍵、パソコン、契約書類などは、口頭だけでやり取りすると一気に揉めやすくなります。提出期限ギリギリで確認が入り、担当者が焦って過去チャットを探し始める。実務ではかなり多い流れです。

だからこそ必要になるのが「預かり証」です。

ただ、検索するとテンプレートばかり並んでいて、「結局どう書けば実務で使えるのか」が分かりづらいんですよね。形式だけ整っていて、肝心のトラブル防止になっていないケースも少なくありません。

この記事では、実際の業務でそのまま使える預かり証の書き方を、用途別にかなり具体的に解説します。

Excelで管理しやすい形、PDFで印刷しやすい形、手書きでも失敗しにくい構成まで含めて、「このまま使えば大丈夫」というレベルまで落とし込みます。

目次

預かり証とは何か|実務で必要になる場面と役割

預かり証とは何か|実務で必要になる場面と役割

預かり証は、「誰が・何を・いつ預かったか」を記録するための書類です。

シンプルに見えますが、実務ではかなり重要です。なぜなら、物やお金の受け渡しは、時間が経つほど記憶が曖昧になるからです。

ロロメディア編集部でも、撮影機材を外部スタッフへ貸し出した際、「返却済みだと思っていた」「まだ預かっている認識だった」という認識ズレが発生したことがあります。Slackのやり取りは残っていたものの、正式な預かり記録がなく、確認にかなり時間を取られました。

このとき痛感したのは、「信頼関係があるから不要」ではなく、信頼関係がある相手ほど書面を残したほうがスムーズだということです。

預かり証が必要になる具体的なケース

実際によく使われるのは、次のような場面です。

預かるものよくあるシーン
現金経費精算前の一時預かり
オフィス・倉庫・社宅
パソコン修理・設定・貸与
契約書押印待ち・保管
身分証本人確認
商品修理・返品対応

特に危ないのが、「一時的だから大丈夫」と思っているケースです。

たとえば営業担当が契約書を持ち帰り、「あとで返却します」と口頭で預かったまま数週間経過する。こういう状況、現場では本当に起きます。

そのあと異動や退職が重なると、誰が持っているか分からなくなる。結果、確認作業だけで数時間飛びます。

預かり証は、そうした“後から困る問題”を先回りして防ぐための書類なんですよ。

預かり証に必ず記載すべき項目と書き方

預かり証に必ず記載すべき項目と書き方

テンプレートをダウンロードしても、「何を書けばいいのか」で止まる人はかなり多いです。

特に初めて作ると、「住所まで必要?」「印鑑いる?」「返却日って書くべき?」と迷いますよね。

結論からいうと、最低限必要なのは「特定できる情報」です。

預かり証に必要な基本項目

実務では、次の項目が入っていればまず問題ありません。

項目記載内容
作成日預かった日付
預かった物商品名・型番・数量など
預かり目的修理・確認・一時保管など
預かった相手氏名・会社名
預かった側氏名・会社名
返却予定日返却予定がある場合
署名・押印双方確認用

ここで重要なのは、「あとから見ても特定できるレベルで書く」ことです。

例えば「ノートPC一式」では曖昧です。実務では「MacBook Air 13インチ M2 シリアル番号◯◯」まで書いたほうが安全です。

実際、同じ機種を複数台運用している会社では、型番を書いていなかったせいで返却確認が止まったケースがあります。

現金を預かる場合は金額だけで終わらせない

現金預かりで特に危険なのが、「10万円預かりました」だけの記載です。

あとから「何の目的だったか」で揉めやすくなります。

たとえばイベント立替金なのか、保証金なのか、仮払いなのかで意味が変わるからです。

なので実務では、

「展示会出展費用として一時預かり」
「修理対応完了までの預り金」

のように、目的をセットで書いてください。

ここを書いておくだけで、後日の確認コストがかなり減ります。

Excelで使いやすい預かり証テンプレートの特徴

Excelで使いやすい預かり証テンプレートの特徴

実務で一番使いやすいのは、やはりExcel形式です。

理由は単純で、あとから編集しやすいからです。

PDFは印刷には便利ですが、「項目追加したい」「会社名だけ変えたい」となった瞬間に面倒になります。特に複数部署で使う場合、Excel管理のほうが圧倒的にラクです。

Excelテンプレートが向いている業務

Excelが強いのは、繰り返し運用するケースです。

たとえば、

  • 修理受付
  • 備品貸出
  • 現金管理
  • 鍵管理

このあたりは毎回似た形式になります。

だからこそExcelでフォーマット化しておくと、入力だけで回せます。

ロロメディア編集部でも、撮影用マイクや照明機材の貸出管理はExcelベースで統一しています。以前はGoogleドキュメントを使っていましたが、記入位置がズレたり、印刷時に崩れたりして地味にストレスでした。

Excel化したことで、「誰でも同じ形で作れる」状態になったんですよね。

Excelで作るときに入れておくと便利な項目

実務では、基本項目に加えて次もあると便利です。

項目理由
管理番号検索しやすい
返却確認欄未返却防止
備考欄傷・状態記録
担当部署社内確認しやすい

特に「備考欄」は軽視されがちです。

ですが、ここに「画面右下に小傷あり」と書いてあるだけで、返却時トラブルをかなり防げます。

実際、修理受付では“預かった時点の状態”を書いていないせいで、「最初から壊れていた」「預けたあとに傷ついた」で揉めるケースがかなりあります。

PDFの預かり証テンプレートが向いているケース

PDFの預かり証テンプレートが向いているケース

一方で、PDF形式のほうが向いている場面もあります。

それは「改変されたくない書類」です。

特に金銭関係や正式書類は、Excelのままだと編集できてしまうので危険です。

PDFが適している具体的な場面

例えば次のケースです。

ケース理由
現金預かり改ざん防止
契約書預かり正式保管
修理受付控え印刷運用しやすい
顧客向け控えフォーマット崩れ防止

特に店舗運営ではPDF運用がかなり多いです。

というのも、受付時にそのまま印刷して渡せるからです。

「あとで送ります」だと、その場で確認できません。すると、お客様側も不安になります。

逆に、その場で紙を渡せるだけで安心感がかなり変わります。

PDF化するときに気をつけたいポイント

ここでよくある失敗があります。

それが「入力欄が小さすぎる問題」です。

実務では、思った以上に長い商品名や会社名が入ります。

例えば、

「Surface Laptop Studio 2 法人モデル」

みたいな名称ですね。

テンプレートを作るときは、実際の入力を想定して横幅を広めにしておくと運用が止まりません。

手書きで預かり証を書くときの失敗例

手書きで預かり証を書くときの失敗例

急ぎ対応で、紙に手書きする場面もあります。

特に小規模事業や現場対応では普通にありますよね。

ただ、このとき雑に書くと、あとからかなり危険です。

一番多いのは「内容が曖昧」なケース

例えば、

「PC預かりました」
「現金受領しました」

だけでは、実務では弱いです。

どのPCなのか分からないし、現金の用途も分かりません。

あとから確認が入ったとき、「誰が見ても同じ認識になる情報」が必要です。

手書き時は数字と日付を特に丁寧に書く

これは地味ですがかなり重要です。

実際、2026年「3/7」が「3/1」に見えて、返却期限認識がズレたケースがあります。

急いでいると雑に書きがちなんですよね。

でも、急いでいるときほど丁寧に書いたほうが、後工程がラクになります。

特に現金預かりは、

「¥100,000」

のようにカンマ付きで書いてください。

ゼロの見間違いを防げます。

預かり証テンプレートを無料で使うときの注意点

預かり証テンプレートを無料で使うときの注意点

無料テンプレートは便利です。

ただ、そのまま使うと危ないケースもあります。

一番多いのは「用途に合っていない」問題

例えば、物品預かり用テンプレートを現金管理に使うケースです。

すると、金額欄や用途欄が足りません。

逆に現金用テンプレートを備品管理に使うと、型番や状態記録欄が不足します。

つまり、テンプレートは“完成品”ではなく、“土台”なんです。

そこを勘違いすると、実務で破綻します。

社名ロゴだけ変えて終わるのは危険

これもかなりあります。

無料テンプレートを拾ってきて、ロゴだけ変えて運用開始するパターンです。

でも、返却欄がなかったり、署名欄が不足していたりすると、あとで運用が回らなくなります。

実際に使う前に、一度「返却までの流れ」を想像してください。

そこまで考えると、必要項目が見えてきます。

実務で使える預かり証の例文テンプレート

実務で使える預かり証の例文テンプレート

ここでは、そのまま流用しやすい形を紹介します。

備品預かり証の例文

項目記入例
預かり日2026年5月20日
預かり物MacBook Pro 14インチ シリアル番号XXXX
預かり理由修理対応のため
返却予定日2026年5月27日
預かり者株式会社〇〇 山田太郎
受領者株式会社△△ 佐藤次郎

この形式だと、「誰が」「何を」「いつまで」が一目で分かります。

現場で重要なのは、見返した瞬間に理解できることなんですよ。

現金預かり証の例文

項目記入例
金額¥50,000
預かり目的イベント立替費用
預かり日2026年5月20日
返却予定精算完了後
預かり者株式会社〇〇
署名双方署名

特に現金は、用途を書いてください。

ここが抜けると、「何のお金だったか」で止まります。

預かり証を社内運用するときの管理方法

預かり証を社内運用するときの管理方法

預かり証は、作って終わりではありません。

管理方法まで決めないと、実務では崩れます。

ファイル名ルールを決めると探しやすい

地味ですが、かなり効きます。

例えば、

「20260520_機材貸出_山田」

みたいに統一するだけで検索性が変わります。

逆に、

「預かり証最新版」
「修正版2」

みたいな名前だと、後から誰も見つけられません。

実際、提出直前にファイルが見つからず、チャット履歴を1時間探したケースもあります。

クラウド保存しておくと事故が減る

紙だけ管理は危険です。

紛失します。

特に複数人運用では、Google DriveやDropboxなどで共有保管したほうが安全です。

「担当者しか場所を知らない」状態は、異動や退職で一気に崩れます。

だからこそ、“誰でも探せる”状態を作ることが重要です。

預かり証に印鑑は必要なのか

預かり証に印鑑は必要なのか

これはかなり検索されます。

結論からいうと、法律上必須ではありません。

ただ、実務では押印したほうがトラブル防止になります。

なぜ押印が残っているのか

理由は単純です。

「確認した証拠」として分かりやすいからです。

特に紙運用では、署名だけより押印があるほうが確認しやすいです。

ただ、最近は電子契約やクラウド管理も増えているので、署名だけで回している会社もあります。

実務で重要なのは「本人確認できるか」

つまり、

  • 署名
  • メール送信記録
  • 電子承認
  • チャット履歴

これらでも代替できます。

逆に、印鑑だけ押して内容確認していない状態のほうが危険です。

大事なのは、「双方が内容を認識している状態」です。

まとめ|預かり証は“あとから困らないため”に作る

まとめ|預かり証は“あとから困らないため”に作る

預かり証は、形式だけ整える書類ではありません。

本当に重要なのは、「返却時に揉めない」「あとから確認で止まらない」状態を作ることです。

実務では、忙しいタイミングほど口頭で済ませたくなります。

でも、提出期限前、返却確認時、担当変更時など、“あとから確認が必要になる瞬間”は必ず来ます。

だからこそ、

「誰が」
「何を」
「なぜ」
「いつまで」

を残しておくことが大事なんですよ。

特にExcelテンプレートは運用しやすく、PDFは正式管理に向いています。

まずは無料テンプレートを土台にしながら、自社業務に合わせて調整してみてください。そこまで作り込めると、預かり証は単なる紙ではなく、“業務を止めない仕組み”になります。

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