朝イチでメールを開いて、Slackを確認して、スプレッドシートを立ち上げて…。そのあとスクショを撮って共有して、決まったメッセージを送る。
この一連の流れ、毎日同じことを繰り返していませんか。
ロロメディア編集部でも、締切前になると「アプリを行ったり来たりして時間が消える」という状態が頻発していました。特に急いでいるときほど操作ミスで戻る羽目になり、作業が止まるんですよね。
そこで使い始めたのが「ショートカット」です。いわゆるマクロ機能で、複数の操作を1ボタンにまとめられます。
一度作れば、タップ1回で作業が終わる。この差は想像以上に大きいです。
ここからは、実務で使えるレベルまで落とし込んで解説していきます。
iPhoneショートカットでできることと仕事効率が上がる理由

まず押さえておくべき結論は、「アプリ操作の連続作業を1アクションにまとめられる」という点です。
単純な便利機能ではなく、作業フローそのものを圧縮できるツールと考えてください。
ショートカットが効くのは繰り返し作業がある人
例えばこんな場面、思い当たりませんか。
朝のルーティンで、メール・チャット・タスク管理ツールを順番に開いているとき、通知が来て別アプリに飛ばされて戻れなくなる。結果、確認漏れが発生する。
これは「操作が分散している」ことが原因です。
人間の集中力はアプリをまたぐたびに切れるので、単純な作業でもミスが起きます。
ショートカットを使うと、この問題をまとめて解消できます。
複数のアプリ起動や処理を一気に実行するので、操作の分断が起きません。
実務で効くショートカットの代表パターン
ロロメディア編集部で実際に使っているものを紹介します。
- 朝の業務開始セット(メール・Slack・Googleドキュメントを一括起動)
- スクショ→リサイズ→共有まで自動化
- 定型メッセージを即送信(営業・返信用)
- カレンダー確認→移動時間を計算→マップ起動
ここで重要なのは、「作業単体ではなく流れごと自動化する」という視点です。
単なる時短ではなく、思考の中断を防ぐのが最大の価値になります。
ショートカットの作り方を実務レベルで解説

「設定が難しそう」と感じて止まっている人、多いと思います。
実際、最初の1回は少し戸惑いますが、パターンを理解すればすぐ使えるようになります。
基本の作り方は3ステップだけ
ショートカットは以下の流れで作ります。
- アクション(動作)を選ぶ
- 実行順に並べる
- 名前をつけて保存する
これだけです。
ただし、ここでつまずくのは「どのアクションを選ぶか」です。
つまずく原因は「やりたい操作を分解できていない」
例えば「朝のルーティンを自動化したい」と考えたとき、
いきなり全部を作ろうとすると迷います。
正しいやり方は分解です。
- メールを開く
- Slackを開く
- Googleドキュメントを開く
このように1操作単位に分けると、ショートカットのアクションにそのまま当てはめられます。
実務では「やりたいことをそのまま書く」のではなく、「操作の順番に落とす」ことが重要です。
仕事で使えるショートカットの具体例

ここからは、実際にそのまま使えるレベルで紹介します。
設定画面を開いて迷う人向けに、かなり細かく書きます。
朝の業務スタートを1タップで完結させる方法
朝、出社してすぐに複数アプリを開くとき、順番にタップしていませんか。
焦っているときほどアプリを開き間違えて戻る、あの無駄な時間が発生します。
設定手順
ショートカットアプリを開き、「+」をタップします。
次に「アクションを追加」を選択し、「Appを開く」を追加してください。
ここでメールアプリを指定します。
同じ手順でSlack、Googleドキュメントも追加して並べます。
実務での使い方
ホーム画面にウィジェットとして配置すれば、タップ1回で全部起動します。
毎朝の作業導線が固定されるので、確認漏れがなくなります。
ここは実際に使ってみると違いが分かります。
「考えずに仕事に入れる状態」が作れるのがポイントです。
スクショから共有までを自動化する方法
記事作成や報告業務で、スクショを撮って送る作業ありますよね。
トリミングして、サイズ調整して、送信先を選んで…これが地味に時間を奪います。
設定手順
まず「スクリーンショットを取得」を追加します。
次に「画像をリサイズ」、そのあと「共有シートを表示」を追加します。
順番は必ず「取得→加工→共有」です。
ここを間違えると動きません。
実務での使い方
実際に使うと、スクショ→加工→送信が一瞬で終わります。
特に締切前に修正指示を出すとき、この差は大きいです。
「一回一回やると面倒な作業」をまとめると、ストレスが消えます。
定型メッセージ送信を自動化する方法
営業や返信対応で、同じ文章を何度も送っていませんか。
コピーして貼り付けていると、誤字や送り先ミスが起きます。
設定手順
「テキスト」を追加し、送信したい文章を入力します。
次に「メッセージを送信」または「メールを送信」を追加します。
送信先を固定するか、毎回選択するかは用途で決めてください。
実務での使い方
例えば「資料送付ありがとうございます」のような返信。
これをボタン1つで送れるだけで、対応速度が上がります。
特に複数案件を同時に回しているとき、入力ミスを防げるのが大きいです。
ショートカットを使いこなせない原因と改善方法

「作ってみたけど結局使わなくなった」という声、かなり多いです。
原因はシンプルで、実務に組み込めていないだけです。
使われなくなるのは「便利そう」で終わっているから
例えば、面白そうなショートカットを作って満足する。
でも日常業務には使わないので、存在を忘れます。
これは完全に設計ミスです。
ショートカットは「必ず毎日やる作業」に紐づけないと意味がありません。
実務で定着させるための考え方
改善するには、まず1つだけ決めます。
「毎日必ずやる作業」を1つ選び、それだけ自動化します。
- 朝のアプリ起動
- 日報送信
- タスク確認
このどれか1つでいいです。
複数やろうとすると挫折します。
1つ使いこなせるようになると、「これもできるのでは」と自然に広がります。
ここまで来ると、ショートカットが業務の一部になります。
ショートカットをさらに効率化する設定

ここからは一歩踏み込んだ内容です。
実務で差が出るポイントなので、時間があるときに試してみてください。
トリガー設定で完全自動化する
ショートカットは手動だけでなく、自動実行もできます。
これを「オートメーション」と呼びます。
例えば、出社時間に自動で業務アプリを開く。
特定の場所に到着したらSlackを起動する。
これを設定すると、「操作すら不要」になります。
よくある失敗と対処
最初に設定したとき、通知が出て止まることがあります。
これは「確認を求める設定」がオンになっているためです。
オートメーション設定で「実行前に尋ねる」をオフにしてください。
ここを見落とす人が多いです。
完全自動化までできると、作業開始のハードルが消えます。
結果として、行動のスピードが上がります。
まとめ:ショートカットは「作業を減らす」のではなく「迷いを消す」

ショートカットの本質は時短ではありません。
「操作を減らすことで判断を減らす」ことにあります。
毎回どのアプリを開くか考える。
どの順番で操作するか迷う。
この小さな判断が積み重なって、時間を奪っています。
ショートカットを使えば、その迷いを丸ごと削れます。
だから結果的に作業が速くなる。
まずは1つ、毎日やる作業を自動化してみてください。
そこで効果を実感できれば、他の業務にも応用できます。
「気づいたら作業が終わっている」状態。
ここまで持っていけると、仕事の進み方が変わりますよ。















